紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです! 作:ライドウ
side:ビビオン
それも、
さらに言えば、とある日をきっかけに
改良前まで、喋れなかった
……ですが、その
「……困りましたね。」
体内に存在する発声装置から、
とにかく、庭園迷宮第2階層”旧
メンテナンスはもうちょっと先だったのですが、この部屋は埃っぽいこともあり、体の隙間から体内に埃が入り、
……思えば、ヴワル魔法図書館もかつては埃っぽい所だったと、
そんな風に、
『……自動人形?あの子もまた、珍しい物を拾ったものね。』
(……なんとなく、黙っておきましょう。)
物珍しい物を見ているといったような声が、蓄音機の金属ホーンから聞こえてきます。
『結構手が加えらえてるみたいだけれど……どんなふうに動作するのか一度分解してみてみたいわね……。』
金属ホーンから聞こえてくる声は、レミリア・スカーレットお嬢様と似たような声であり、しかしレミリア・スカーレットお嬢様とフランドール・スカーレットお嬢様のお二方の母親と言う割には、蓄音機の金属ホーンから聞こえてくる声色に、心が入っているようには聞こえない。
……私は
しかし、
だからこそ―――そんな
(この吸血鬼は、心がない。)
言葉が―――ひどく冷たい物であることに気付いた。
生き物であるはずなのに、まるで発声器官を取り付けたばかりの頃の
……これはあくまで
『……まあ、いいわ。さっさと壊してしまいましょう。』
蓄音機の金属ホーンを通じて、パメラ・スカーレットの声が宣言する。
その途端、蓄音機の前の床が光りだし、魔術陣が起動する。魔術陣が、回転し、視界を光で追おうと、魔術陣の中心には、金属製のゴーレムが召喚されていた。
直後、蓄音機の魔力反応が無くなり、蓄音機からパメラ・スカーレットの声は聞こえなくなった。
「……相手を倒したことも確認せずに行くとは不用心ですね。」
持っていたトランクから、二本の大きめのトマホークを取り出す。
このトマホークは、近接武器が、右手の手刀しかない
トマホークを構えて、金属製のゴーレムを警戒していると……金属製のゴーレムは、腕を振り上げて、
けれど、大振りで見やすい攻撃だったので、ステップを踏んで回避する。ゆっくりと、右の拳を再び振り上げようとする金属製のゴーレムに、右手で持つトマホークをゴーレムの右腕の関節に向けて振り下ろすと、バターナイフでバターを裂くように、スパンと切り落とすことに成功する。
「なんだ……安いゴーレムでしたか。」
動きが随分と悪い。腕のいい人形魔術師が作ったゴーレムであればこうはならなかっただろう。腕の悪い人形魔術師から買い取ったか、それともパメラ・スカーレットが自分で作ったか……まあ、結局どちらでも構いません。
「魔術制御のゴーレムの動きは、飽きるほど見ていますから。」
そう言いながら
投擲したトマホークは、回転しながら素早く飛んで行き、金属製のゴーレムの頭を粉砕しました。そして、突き刺さったトマホークは、刻まれた魔術陣が起動し、金属製のゴーレムを巻き込む形で爆発し、金属製のゴーレムを木っ端みじんに爆砕しました。
「さしずめ、トマホーク〇ーメラン……でしょうか?」
スタッと着地し、残ったトマホークをトランクにしまい込みます。
……それにしても、この程度のゴーレムで
そんな事を考えつつ