紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです! 作:ライドウ
これは
ちょっとした息抜きにどうぞ(本編とはあまり関係のないお話です。)
読み飛ばしていただいてもかまいません。
初戦はオリビアちゃんです(難易度 easy?)
とても短いです。
今日は、レミリアお嬢様のお散歩の日。
メイド長も外出中の
そこで、私、アンナさん、ルージュさん、ブラウさん、オリビアさんと死神メイドさんが揃っていた。
本来なら私とオリビアさんだけの戦闘訓練のはずだったのだけれど、話を聞きつけたアンナさんがルージュさんとブラウさんにも話し、全員でやることになったのだ。
「いや~、楽しみっスね!」
「どこまで、やれるのかな?」
「あまり気張らなくていい、ゆっくり確実にやるんだ。」
「はい、ブラウ様!」
「あ、あはは・・・(最初はオリビアさんだし手加減しないとなぁ・・・)」
最初の相手は、オリビアさん。
彼女も、彼女の配下の毛玉たちもやる気満々でフンスと気合を入れている。
始まる前に、私がメイド長から教えてもらったオリビアさんのプロフィールを思い出す。
オリビアさんは、アンナさんのメイド隊の副メイド長で、役職持ちメイドの中では末妹。
元々はただの毛玉で、メイド長が見分けるために毛玉用メイドプリムを被せたら人型化した毛玉妖精という種族の子だ。
元が毛玉ということであまり強くはないけれど、彼女の真価は配下の毛玉たちに号令を下し動かせることだろう。
と、私がオリビアさんについてあれこれ思い出していると、オリビアさんの準備が整ったらしい。死神メイドが私に準備オーケーかのハンドサインを送ってくるので、大丈夫の意味を込めてサムズアップをする。
「そ、それでは!
私は号令と共に長拳の構えをするが、すぐさま構えを解いて回避に専念する。
なぜなら―――
「大毛玉は一斉砲撃! 毛玉は弾幕展開! とにかくばらまいて~!」
5匹の大毛玉によるレーザー攻撃と、毛玉たちによる激しい弾幕攻撃が飛んできたからだ。
私が立っていたところは地面が赤熱化するほどレーザーが殺到し、当たれば無事ではないことがよくわかる威力だ。
弾幕の方も行動阻害の毛玉たちと確実に狙いをつけて撃ってくる毛玉たちに別れており、とても避けづらい。
彼らも張り切っているらしく、いつもはどことなく抜けている顔が、多少勇ましい顔つきになっている。
それでも当たるわけにはいかないので、回避に専念し・・・体を前倒しにして被弾面積を抑えて弾幕の中に突っ込む。
「!!」(特別翻訳 弾幕の下だ!うてぇーっ!)
「!!」(特別翻訳 悲しいけどこれ、弾幕戦なのよね!)
「!!」(特別翻訳 やってやる、やってやるぞ!!)
「!!」(特別翻訳 ホー・・・ホー・・・)
「!!」(特別翻訳 何だいまの!?)
大毛玉たちは、私が弾幕の下を通っていることに気付き、まばらにレーザーを撃ってくるが・・・咄嗟に照準を変えたために見当違いの所に着弾する。
弾幕の方も一瞬だけ、オリビアさんに一直線に行けるスペースが出来上がり、私はそのスペースを駆け抜け軽めに正拳をお腹に当たらないように突き付けた。
だが、突き付けた相手はオリビアさんではなく―――
「www」(特別翻訳 やーい、だまされてやんの~www)
オリビアさんの形にまとまった毛玉たちだった。なんだか馬鹿にされた気がするが、あまり気にせずにあたりを見渡しオリビアさんを探す・・・が、その判断がいけなかったのだろう。口の部分にレーザーを溜めた5匹の大毛玉が大量の毛玉たちと共に私を取り囲んだ。
咄嗟にガードの構えを取るが、そんなことはお構いなしに毛玉たちは私にレーザーと弾幕を浴びせる・・・
そして―――
「特大毛玉、押しつぶしちゃって!!」
「!!」(特別翻訳 マカセロー!)
上空からオリビアさんと共に落ちてきたとても大きな毛玉に押しつぶされる。
=====
「やっ、やった・・・」
と、嬉しがるオリビアさんの背後に立ち、肩に手を置き振り返らせて、そのまま抱きしめる。
咄嗟に私に向けてレーザーや弾幕を放とうとした毛玉たちの動きが止まり、発射体勢で固まっている。
「むぐむぐっ・・・め、
「んー、押しつぶされる直前に脱出して、そのまま背後に立たせてもらいました。」
「むぅー!!」
オリビアさんは勝てたと思ったのだろうけれど、まだまだだった。
最後の抵抗でぽかぽかと弱い力で叩いてくるけれど、あまりいたくないので死神メイドの子に目配せで早く終わらせるように頼む。
「そこまで!しょ、勝者・・・
死神メイドの号令に毛玉たちはしょんぼりとした顔を浮かべて、オリビアさんも大人しくなる。
オリビアさんをお姫様抱っこで持ち上げ、特大毛玉から降りて優しくオリビアさんを降ろすと、オリビアさんは少し泣きそうになっていた。
「勝てたと、思ったのにぃ~・・・」
「オリビアちゃんはよくやったっス、でも
「頑張った、とてもよかったよ。」
「指揮は悪くない、あれほどの弾幕・・・見事だったぞ。」
「正直、あの身代わりを見た時焦っちゃいました。」
オリビアさんが泣きそうなのを見て全員で慰め始める。
オリビアさんはあまり戦闘向きではないということもあるのだろうけれど、やはりみんなの妹であるということには変わりがないらしくしばらく戦闘訓練は中止となり、オリビアさんを慰めていたのであった。
・・・さて、次の相手は
「さーて、いっちょこのアタシがオリビアちゃんの仇を取ってあげるっスよ~!」
「うぅ・・・頑張ってアンナ~。」
「アンナ、すぐにやられないでよ?」
「大口をたたくんだ。やってやれ。」
「あ、あはは・・・け、怪我はさせないようにしますね?」
「なぁんでアタシが弱いみたいに言ってるんっスか!?ちょっと傷つくっス!!」
ふざけてはいるが、間違いなく実力者であることに変わりはないアンナさんだ。
気を引き締めてやらないと、大変な気がする。
はい、というわけでオリビアちゃんの戦闘方法は毛玉たちを指揮した一斉砲撃です。
毛玉の数は、毛玉メイド44名、特大毛玉が2匹、大毛玉が10匹、通常毛玉が481匹で、それなりに数が多いです。(毛玉たちが役立つとは言っていない)
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