紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです! 作:ライドウ
転生4日目(土曜日、日中:晴、夜中:晴・満月)
3日目が無事に終わり、4日目。
私は、昨日と同じく・・・お嬢様方にとっての朝食の下準備を行い、
さて、話を戻そう。
フランお嬢様は、その託す瞬間、つまり”パメラ・スカーレット”が息絶える瞬間をまだはっきりとしない赤ちゃんの意識でありながら、今でも鮮明に・・・記憶と心の奥底に焼き付いているのだ。それが、どうしてもフランお嬢様の眠りを妨げている。眠る時にまれに見る夢は、寝ているときに経験した出来事や行ったことを情報整理を行っている際に起きる生理的なものだ。専門家ではないため、前世のインターネットで調べただけだが、友人の悪夢を解消するために調べたことがここにきても活用された。ありがとう、前世の友人。(名前思い出せないけど!)
そんな状態、記憶と心に鮮明に焼き付いた出来事は、もちろん悪夢として夢の中で再び経験する。眠るたびに起きるのでは、どんな精神力を持つ超人でも耐えられるものではないだろう。何度も何度も、
もしかしたら原作である、
・・・たらればの話は、日記帳に書いたとしても、口で言ったとしても、二度と変えられないことで、今の私にできることは、彼女たちを守りながらお世話をし、そして自分を強くし、お二方を幸せにすることだ。
いくら、レミリアお嬢様の”お気に入り”とはいえ、4日しか関わりを持たない私にとって・・・まだ、足を踏み入れていい問題ではない。ただそれだけの話だ。
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転生5日目(日曜日、日中:曇り、夜中:晴・半月)
昨日も無事に、お嬢様を寝かしつけることに成功し、そしてまた昨日と同じく料理や掃除に洗濯、庭先の手入れを行い、空いた時間を使って私自身の鍛錬を怠らず。日記を書きながら、フランお嬢様の眠る様子を確認する。
今回はうなされてしまっていたので、一度起こし・・・落ち着いてから、もう一度眠らせた。二度目の悪夢は見なかったようで、静かな寝息だけが聞こえてきていた。
正直に言って、
・・・こうして書き起こして思ったのだが、
ここまで書き起こして、自分でも不思議に感じるのは、”なぜスカーレット卿は、仮にも自分の娘たちが暮らす
その疑問が、のどに刺さった魚の小骨のようにどうしても気になってしまう。
まさか、レミリアお嬢様とフランお嬢様の方が、愛人の子供・・・?
どうしよう、ほんの少しあっただけなのに、「あの当主ならやりそうだ。」と考えてしまう自分がいる。
と、ともかく、血が云々、性別が云々、妾の子が云々とかの問題は私にとっては関係ない。私は、意外と一途そうに見えて隠れて若い女性と不倫してそうなあの当主から、レミリアお嬢様とフランお嬢様のお世話を頼まれているのだ。
・・・仮に事実だったら、死ぬ覚悟で反逆してやろう。そうしよう。
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転生6日目(月曜日、日中:晴、夜中:晴・三日月)
レミリアお嬢様が手紙をしたためて、フクロウを呼んだと思ったら、手紙をバックに入れて、そのバックをフクロウに持たせて飛ばしていた。思わずポカーンとしていると、レミリアお嬢様から説明されてようやく、あのフクロウは手紙を届けるように訓練されたフクロウと言うことを知った。どこのハ〇ポタだよ!いや、まあ、分かるよ?吸血鬼とフクロウは夜行性だからフクロウに伝書鳩(?)させるのは、できるかなぁって考えてたら、まさか本当にできるなんて分かるか!
とりあえず、結論から言うと
今日も、完璧な家事をこなし、空いた時間で
そして、彼女たちの名前がないのも不便なので、赤髪赤目の妖精ちゃんには”ルージュ”の名前を、青髪青目の妖精ちゃんには”ブラウ”の名前を付けてあげた。私が名付けると、二人は鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をし、どこか嬉しそうに微笑んだ。私には理解できないが、多分だけれど私に似ている人は名付けをしない人だったのだろう。多分、その相手も妖精だろうけど。
ルージュとブラウに簡単な仕事をしてもらい、二人の家事能力を見せてもらったのだが・・・これがまた高かった。
ルージュは主に料理が得意で、私に作れないような料理を簡単に作り上げ、ブラウは清掃が早いようで私よりスピーディーに清掃を終わらせていた。うれしくなって思わず、二人の頭を撫でてしまい、二人を困惑させてしまったのは悪いと思っている。
けど、私は褒める時はしっかりと褒めて、叱る時はしっかりと叱るタイプなので、二人には作り置きをしておいたクッキーをごちそうしてみた。
ちなみにそのクッキーは大好評でいつの間にかレミリアお嬢様とフランお嬢様も食べるようになっていた。
簡潔なここまでの登場人物紹介
主人公
地味にハイスペック。
レミリア
7歳にして壮絶な人生を歩んでる。
フラン
産まれた瞬間に罪を背負う羽目になった。
パメラ
既に他界。悔いはないようだ。
ラウル
誓って不倫はやってません。
執事さん
ラウルの側仕え、主人公よりハイスペック。
ルージュ
料理が得意な、硬い剣を持つ妖精。
ブラウ
掃除が得意な、鎌を持った妖精。