紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです! 作:ライドウ
今回はブラウさんの清掃メイド隊にフォーカスを当てます!
清掃メイド隊の主な役割は、
警備隊は基本的に、庭園や門など外に接している場所を警備している。端的に言えば人が少ないからこそ、そうなっている。逆に清掃メイド隊は、
だが、本当の業務はあくまで清掃だ。
「ブラウ様、本館客室棟1号室から699号室まで清掃終わりました。いつも通り、700号室からは簡易的にしか行っていません。」
「わかった。清掃メイド隊に連絡して、今日はお終い。」
「了解です。」
と、長く私のもとで働いてくれている毛玉メイドが足早に去ってゆくと、入れ替わりでネペタが私に飛びついてきた。
「ブラウさまー!今日も、ネペタは頑張ったのです!ご褒美を要求するのです!!」
「ああ、さっきの毛玉メイドから聞いている。よく頑張ったな。」
「えへへ~」
飛びついてきたネペタをしっかり受け止め、要望通りに頭を撫でたり抱っこをしたりとご褒美を与える。後でメイド長の焼いたクッキーも与えよう。
ちなみにだが、ネペタは我が清掃メイド隊においてアイドルの役割を果たしている。何分、清掃メイド隊に配属される毛玉メイドのほとんどは私の影響を受けたのか表情をあまり変えない毛玉メイドが多い・・・元々毛玉という種族が表情を変えない種族だったというのもあるのだろうが、ともかく・・・清掃メイド隊は愛想がほとんどない。私も清掃メイド隊の毛玉メイドも愛想をよくしようと努力はしているもののルージュとノワールから「人を殺せそうな笑顔」、「闘争を求める悪鬼顔」と一緒くたに言われてしまい・・・ちょっとショックを受けている。
だが、ネペタは違う。清掃メイド隊の中でも子供らしく表情をころころと変えている。それがまた、何とも可愛らしくて・・・彼女の前では自然に笑えているとメイド長から言われたこともある。
「んぅ~、ちょっと眠くなってきたのです。」
「・・・眠っても、大丈夫だ。もう今日の仕事はない。」
「でも・・・せっかく、ぶらうさまと・・・・・・」
・・・今日は頑張って働いていたということもあったのだろう。やがてネペタから可愛らしい寝息が聞こえてくる。彼女を起こさないように優しく、しかししっかりと支えて他の毛玉メイドに目配せをして仕事に向かわせる。
ネペタの仕事は終わっているから、後は毛玉メイドたちの仕事だ。彼女が頑張って集めた埃を毛玉メイドたちが回収する必要がある。足早に・・・だが静かに移動する毛玉メイドたちを見つつ、私はネペタの子守りに専念する。
「・・・ふふっ、かわいいな。」
眠るネペタの頭を撫でつつ、メイド休憩室へと足を運ぶ。毛玉メイドたちもそれを分かっているのか、目配せだけで私へのねぎらいの言葉を・・・いや、私も休めという強い意志の言葉を送られていた。
・・・そう言えば、最後に私が休んだのはもう1年も前か。私よりメイド長とアンナの方が休息が必要だとは思うが・・・まあ、これ以上休まずに働いて私のメイド隊の毛玉メイドに苦言を呈されるよりも、まだ視線で訴えられている今のうちに休んでおくのもいいか。
なんて考えていると、メイド休憩室にたどり着く。ネペタを静かにベットにおろし、私は近くの壁にもたれかかり目を閉じる。
それではあまり休めないと思われるだろうが、私はこのやり方が一番休める。正直に言えば、昔からの癖で直そうにも直せないのであきらめている。
まあ、ネペタが目を覚ますまで・・・こうして・・・・・・
=====
・・・・・・
「ブラウさまー、起きてください!ブラウさまー!!」
「・・・んぅ?」
目を開けると、ネペタの可愛らしいニコニコ笑顔がそこにある。
いつの間にか天井を見上げているし、ブランケットの柔らかな感触を腹部に感じる・・・。どうやら、本当に眠ってしまっていたようだ。
しかし、どうして私はベットで寝ていたのだろう。ネペタにそれほど力があるわけでもないし、あの時間帯ではほとんどだれもメイド休憩室には入らないはずなのだが・・・。
「これ!机の上に置いてあったのです!起きたらブラウ様に見せなさいってメイド長から!!」
「・・・メイド長から?」
ネペタから手紙を受け取り、封を切って中身を改める。内封していたポストカードには、「今日からしばらく3日ほど休日よ。これはメイド長命令だから絶対、いいわね?」と書かれていた。正直、私より休んでいないメイド長からの手紙にモヤッとはしたものの・・・最近イライラすることも多かったからか、休むという考えをすっかり忘れていたのかもしれない。
それに、近いうちに庭園迷宮の攻略だってあるのだ・・・多分メイド長は、そんなことは関係ないというだろうけれど、今のうちに休めってことだろう。
「・・・ネペタ、明日は森の外にお出かけに行こう。」
「えっ、いいんですか?!」
私の言葉にネペタが驚くが、すぐに嬉しそうに目を輝かせる。
庭園迷宮生まれのネペタは庭園迷宮と
それにネペタもしっかりと休日を作って休んでるとはいえ、たまには長く休みたいとも、迷いの森やその外を見てみたいとも言っていた。
「ああ、ルージュに頼んでランチをもって、な?」
「やっ・・・やったのです!約束ですよ?絶対ですからね!!」
嬉しそうに羽をパタパタさせながら、再び私に抱き着くネペタをしっかりと受け止めしばらくはお出かけの話をするのであった。
清掃メイド隊
清掃メイド長:ブラウ
ネペタ
毛玉メイド
訳ありクールな女性と子供らしい女の子の絡みで何が尊いって言うと、女の子の笑顔で女性が自然と笑えるようになるっていう部分が一番尊いの。
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