紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです! 作:ライドウ
転生93年と3か月10日目(日曜日、日中:大雨、夜中:晴・満月)
レミリアお嬢様の風邪が治り、レミリアお嬢様が
たまりにたまった
レミリアお嬢様が、当主としてのお仕事を終えるとすぐさま地下牢獄に向かい、フランお嬢様とお話を開始する。
大扉越しにしばらくお話あっていたのだけれど・・・段々と言葉に棘が出てきて、私が静止したときには遅く、ご姉妹ともに本物の『グングニル』と『レーヴァテイン』を持ち出して壮大なケンカを開始してしまった。
もちろん、そんなことをは想定もしていないために私は投擲された際のグングニルの衝撃をモロに喰らい左腕を骨折し・・・
メイド隊や警備隊がレミリアお嬢様方の喧嘩に割り込んで仲裁しようにも、レミリアお嬢様とフランお嬢様の本気も本気に誰も割り込むことはできずに・・・最終的にブラウとルージュ、ノワールが連携してレミリアお嬢様とフランお嬢様を無力化することでご姉妹同士のケンカは終わりを告げることになった。
結果的に言えば重傷者は左腕を骨折した私だけで、あとは首を吹っ飛ばされて一度死んだアンナや避難する際に転んで擦り傷を作ったり、飛んできた小さな瓦礫が頭に当たったメイドだ。
ちなみに、今回の件でフランお嬢様は立ち直り、レミリアお嬢様もすっきりとした表情をなさっていたのだけれど・・・それはそれとして、約束を破ったし私以外のメイドもケガさせたり
P.S. 私の左腕は3週間固定したら治るとのことだ。その間、メイド隊としての仕事は書類作業以外にしないよう、アンナに釘を刺されてしまった・・・。
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転生93年と3か月11日目(月曜日、日中:晴れ、夜中:晴れ・半月)
左腕が骨折してたまに痛みがひどい時があるもの、メイド隊としての仕事はアンナにこってりとくぎを刺されてしまっているため、アイーダちゃんが「書類作業以外させるわけにはいかない」と監視の目を強めている。
別に、そんなに見なくたって仕事はしないよ。ただお菓子を作ったり、他のメイドたちとお話ししたりするだけだから。えっ、お菓子を作るのもダメ?そんなー・・・。
ま、まあともかく私の腕が治るまではメイド長としての仕事は副メイド長のアンナが請け負ってくれているのだけれど・・・正直、これ以上アンナが仕事したらまた死神メイドを通して死後の世界から苦情が来そうだよね・・・。
ともかく、今日はやることである書類作業は終わった為、ヴワル魔法図書館に勤める司書隊の様子を見ることにした。
司書隊はパチュリーが率いていて、その役割はヴワル魔法図書館の管理・運営。数えきれないほどの蔵書を管理し、併設した魔法工房で
そして、このヴワル魔法図書館も昨日の騒動を受けて創設前と比べるとマシなのだけれど、結構ぐちゃぐちゃになっていた。
避難中に頭に小さな瓦礫が当たったパチュリーは頭に包帯を巻いたままベンチに座って安静にしており、マルガさんが陣頭指揮を執りその指揮に従って小悪魔ちゃんやデフォルメ小悪魔ちゃん、ビビオンちゃんにクルムちゃんがヴワル魔法図書館を整頓している。
パチュリーから許可を取り、マルガさんたち一人一人に話を聞いてみることにした。
マルガさんに話しを聞いてみると、私が(一応の)上司ということもあってか仕事口調のはっきりとした言葉で天職だと伝えられた。なんでも、マルガさんの程度の能力が”魔法を操り、物を作る程度の能力”で特にドルイドの魔法と錬金術が使えて、おまけで
次にビビオンちゃん。
庭園迷宮第2層の期間中に合流した
ちなみに、司書隊はややこしいけれど一応メイドの扱いだ。本当はパチュリーに全権預けたかったのだけれど、レミリアお嬢様がそうおっしゃったので従っている。ついでに言えば警備隊に居るアストレアちゃんたちも実のところメイド扱いということだ。
ともかく、ビビオンちゃんにちょっとだけ時間を作ってもらい話を聞いてみると、筆談で機械的な会話ながらも楽しく生活ができているみたいだ。
特にパチュリーがビビオンちゃんの為に『ベシュヴェールング』解読の片手間に
最後にクルムちゃん。
生まれたばかりの幼い妖精だけれど、最近ではライちゃんと一緒でなくても泣かなくなった成長が著しい子だ。人見知りはまだまだだけれど、小悪魔ちゃんとデフォルメ小悪魔ちゃんと頑張って会話の練習をしているみたいで、そう言った面でも少しづつ成長しているみたいだ。
クルムちゃんにもお話を聞いてみると、クルムちゃんもここの生活が気に入ってくれたみたいでお休みの日にはライちゃんや他の妖精メイドの子たちと一緒に遊んだり勉強したりと、充実した毎日を過ごしているみたい。それに、小悪魔ちゃんが教えてくれたのだけれどお仕事の日は頑張ってくれているみたいで、小悪魔ちゃんからちゃんと甘やかすように言われた。仕方ないので、小悪魔ちゃんに許可を取ってからクルムちゃんをめいっぱい甘やかすことにした。
頭を撫でたりクッキーを上げたりしていると、様子を見に来たアイーダちゃんにその様子を微笑ましく見守られてしまった。
・・・まあ、悪い気はしないけどね。
ともかく、私がヴワル魔法図書館の視察(という名の様子見)を終えるとちょうどヴワル魔法図書館の整頓が終わったらしく本の山は棚にきれいに並べられて、元の図書館の様子がはっきりとわかるようになった。
ちなみに、レミリアお嬢様とフランお嬢様は昨日の反省として今日は丸一日執務室にこもりっきりで反省文を書いていらっしゃいました。
書き終わった反省文は私に提出され私がしっかりと熟読した後、ご姉妹仲良くお昼寝してしまったので、ブランケットをかけてお腹を冷やさないようにしてあげた。100年たったとはいえまだまだお二方も子供ということを、私も思い出せたいい日だった。
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転生93年と3か月12日目(火曜日、日中:曇り、夜中:曇り・多分三日月)
今日は、少しだけ目覚めが悪かった。
はっきりとは覚えていないけれど、悪夢を見てうなされてしまっていたようで・・・パジャマが汗でぐっしょりとしていた。
様子を見に来たアイーダがその様子を見て、今日は休むように進言してくれて・・・騒ぎを聞きつけたアンナが、休むように言ってきた。二人の言葉を受け入れて、今日は丸一日休むことにした。
お昼頃になると、妖精メイド隊の子たち・・・オリビアちゃんを筆頭に、ライちゃんやマグちゃん、ネペタちゃん、ブライニイちゃんに、クルムちゃんやテレスちゃん、トレスちゃんや教育を終えたばかりの妖精メイドの子たちが私の所に遊びに来てくれた。左腕を骨折している私が休むと聞きつけて、心配になってみんなで来てくれたみたいだ。
みんな来てくれたはいいものの、私の部屋は難しい本やこれまでのメイド隊活動書が置いてあるだけのつまらない場所であまり歓迎はできなかったものの、来てくれたみんなはそんなことは知らないと言って、遊ぶわけではなく私の部屋の掃除や整頓、ついでに棚に置いてあったクッキーを
結果的に言えば、みんなやがて眠ってしまったので私のベットの上に一人一人寝かせて風邪をひかないようにブランケットをかけてあげた。
この子たち、妖精メイドの全員が私を慕ってくれているのが・・・なんとなくうれしくて、少しだけ悪夢を忘れられた。
けれど、その悪夢では・・・どうしても引っかかることがあったのだ。
その悪夢に出て来た、一人の人間の少女が・・・どうしても頭から離れないのだ。
自分でもなんで悪夢に出て来た一人の人間の少女が気になるのか、正直分からない。
けれど・・・けれども、その少女だけはどうしても、ただの悪夢に出て来た知らない少女と切り捨てることはできなかった。