紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです!   作:ライドウ

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☆ 93冊目 1~4ページ

 

転生93年と3か月14日目(木曜日、日中:晴れ、夜中:晴れ・三日月)

 

今日から新しい日記帳だ。前々から用意していたけれど、やっとこっちの日記を使える日が来た。新しい日記に、今日の一日を書くのは、何度経験してもなぜかワクワクするというものだ。

さて、今日はというものの厳戒態勢が敷かれているからか、特段みんながピリピリしているということ以外特に書くことはない。だからと言って、新しい日記帳に一番最初にかくことがこんなに短くては意味がないので、とりあえずアンナと模擬戦したことを書こう。

 

今日は、私とアンナで模擬戦をしたのだけれど、結果を言えば僅差で私が負けてしまった。

惜しいところまではいったとは思うものの、私が左腕を骨折しているからアンナが手加減してくれたというのもあるだろう。もし万全だったのなら、アンナとの模擬戦は僅差にすらならないはずだ。

アンナとの模擬戦の後は、アンナとお風呂に入ることになったのだけれど・・・アンナがどこかよそよそしい態度だったので落ち着かせてから体を洗ってあげた。アンナは最初、「自分でできるっす!」とは言っていたけれど、途中から静かになって恥ずかしがりながらも私に隅々まで現れていた。(さすがにデリケートな部分は自分でやってもらったけれど。)

 

お風呂に入った後は、魔法図書館へと足へ運んだ。デフォルメ小悪魔ちゃんに呼ばれたのだけれど、行ってみると魔法薬を飲むことになった。

なんでもパチュリーとマルガさんの作った魔法薬で怪我が治るらしい、本来なら自然治癒で直した方がいいとのことだけれどレミリアお嬢様が作るように指示して出来たら私に飲ませるように指示していたらしい。

怪しみながら飲むことにしたのだけれど、魔法薬はとても苦くて途中で吐きそうになってしまった。けれど、何とか全部飲み干すと折れていた左腕がみるみると治っていきそのままギプス無しでも動かせるようになったので、二人にお礼を言いその後、魔法図書館を後にした。

 

左腕が無事に治ったことはレミリアお嬢様に報告したし、今まで苦労を掛けたみんなにもクッキーとかお菓子とかを作ってあげて労わった。

直ったばかりでそんなに動くなと、アンナとブラウとルージュとノワールに叱られてしまったけれど、心配してくれるのがうれしくてついへらへらとしてしまった。

 

=====

転生93年と3か月15日目(金曜日、日中:曇り、夜中:晴れ・半月)

 

今日はレミリアお嬢様のお散歩の日だ。以前より、ご自身の時間を確保できるようになったレミリアお嬢様なのだけれど、この時間だけは譲る気はないらしい。けれど、以前よりご自身の時間を確保できるようになったということもあり、月曜日にお散歩はしないようにするらしく金曜日にのみ、お散歩をするようだ。うれしいような・・・それはそれで、少し寂しいような。けれど、私はレミリアお嬢様の専属メイドだ。レミリアお嬢様の決定には従う。

ともかく、今日のお散歩では久しぶりに落とし物を拾うことになった。いつも通りに高そうなツボをお拾いになられたので私の能力で回収しておいた。

それにしても、レミリアお嬢様の悪癖はどういう原理で発生しているのだろう。ちょっと気になったのだけれど、私はそう言った知識に詳しくはないので何もわからなかった。それに、こんなことで頭を悩ませていると余計に大きな拾い物をする気がするので早急にやめておくことにした。

 

レミリアお嬢様のお散歩が終われば、今度はティータイムのお時間だ。

レミリアお嬢様とフランお嬢様はお気に入りの整備された庭園が一望できるバルコニーに移動し、少量の血を混ぜた紅茶と私の作るマカロンやカップケーキを召し上がりになる。これも、今まで日記に書くことでもないので書いていたなかったのだけれど、レミリアお嬢様がご自身の時間を確保できるようになってから行われることが多くなった。これのおかげで、基本的に警備任務だった吸血鬼メイド隊に奉仕作業が追加され彼女たちは両手を挙げて喜んでいた。

こうして、お茶会を開いている時にのフランお嬢様はとても楽しそうに笑顔を浮かべてレミリアお嬢様と歓談なさっている。私が覚えている限り原作シリーズ(東方project)では、お二方は姉妹ではあるもののどことなく遠く深い溝があるような姿が多かったはずだ。

だから、こうしてこのお二方が仲良く笑顔でティータイムを楽しんでいる様子を見て、私も自然と笑みがこぼれていた。それを、死神メイドに指摘され少しだけ恥ずかしかったのは内緒だ。

 

=====

転生93年と3か月16日目(土曜日、日中:晴れ、夜中:晴れ・満月)

 

今日は、メイド隊の仕事を早めに片付けて警備隊の様子を見ることにした。

普段警備隊は庭園の整備だったり畑の手入れだったりしながら、のんびりと紅魔館(こうまかん)の警備にあたっており、柔らかな雰囲気で少し危機感を覚えるほどだったのだけれど・・・厳戒態勢が敷かれてからというもの警備隊は常にキリっとしており、普段の柔らかい雰囲気はどこへやらという感じでもあった。特に一番変化があるのは美鈴(メイリン)だ。

警戒態勢や厳戒態勢の引いていない時の美鈴(メイリン)は、時々隠れてお昼寝をしてたり狼女や狼たちのブラッシングをしたり、畑を眺めてボーっとしたりと少しだけだらしないのだけれど・・・こういう時の美鈴(メイリン)は鋭い刃物のような雰囲気を纏いテキパキ指示を出している。もちろん、私や他の妖精メイドが話しかければいつものちょっとだらしない美鈴(メイリン)は帰ってくるのだけれど・・・そのオンとオフの切り替えの差が凄まじくブラウが少し引いていた。

 

さて、厳戒態勢でキリッとしており少しピリピリしている警備隊だけれど私が見ていた限りでは特段様子は変わっていない。

しいて言うなら、ツチノコのロンが少しだけぷっくりと太っているようだ。美鈴(メイリン)に伝えたところ気付いていなかったらしく、太った原因について調べることになった。

私と美鈴(メイリン)が警備隊のみんな一人一人に聞き込みを行ったところ、みんなが思い思いにロンにおやつをあげていたようでそれで太ってしまったようだ。それを聞いた美鈴は苦笑いを浮かべて、これからダイエットをすることを口にした。

ロンはショックを受けた表情?を浮かべて項垂れていたが、あのまま太っていたらどうなっていたのだろう・・・。

 

=====

転生93年と3か月17日目(日曜日、日中:晴れ、夜中:晴れ・半月)

 

今日は、特に何事もなく魔法図書館の様子見に―――

(書きかけのまま終わっている)



































「おい、バケモノ。そろそろだ、準備しろ。」
「・・・。」
「おい、聞いてんのか!?準備しろって言ってんだよ!!」
「ぇぅ・・・。」
「ちっ、こんなのが教会の秘蔵なのかよ。こんなガキ何の役に立つってんだ。まあいい―――

―――()()()()()()、精々役に立って死ね。」

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