紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです! 作:ライドウ
転生93年と5か月25日目(金曜日、日中:晴れ、夜中・晴れ・三日月)
今日はレミリアお嬢様のお散歩の日だ。けれど、先週と違う点は今日は私だけがレミリアお嬢様のお散歩に同伴しているということだろう。
実のところを言うと、今日もフランお嬢様はユーリ君とロン君、巨大ハエトリグサのユグ君と、キメラ夫婦のエメナスとローウィルを連れてついて来ようとしていたのだけれど、レミリアお嬢様は今日は頑なに連れていくことを拒んだ。そのかわり、土曜日と日曜日は目いっぱいフランとペットたちを構うと約束していたので、まあ、姉妹仲は心配しなくていいだろう。
さて、そんなレミリアお嬢様と私のお散歩は……残念なことに最悪の物になっていた。
というのも、今日のお散歩は第三者の影響でイタズラされまくり、泥まみれ土まみれの状態になってしまった。「イタズラ大成功~」と言いながら出て来た猫耳と猫しっぽを生やした妖精、名前を”イミナ・グラス”さんというらしい。イミナさんがイタズラを仕掛けていたみたいで私もレミリアお嬢様も大変な目にあったみたいだ。
……まあ、イミナさんはぶちぎれたレミリアお嬢様にボッコボコにされた後『悪魔の契約』で
正直、あの時のブラウは笑顔でも目が笑っていなかったから本当にダメな奴だった。
その日のうちの
追記
あの後、イミナさんの様子を見にブラウの所に言ったのだけれど、ブラウが厳しくしたせいなのか、ブラウに対しては軍隊口調になってしまっていた。
そして、ブラウのことがよほどトラウマになってしまっているのか少しだけ目が死んでいるような気がしたのだけれど……ブラウが居なくなった途端に元の口調に戻った為、意外とイミナさんも強いなと感じた。
ちなみに、そのあとブラウの扱きに耐えたご褒美としてクッキーをあげてみたら、少しだけ距離が縮まったような気がした。
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転生93年と5か月26日目(土曜日、日中:晴れ、夜中:晴れ・新月)
今日も、
その妖精の名前は、”クエスさん”。この前雇ったフォリアちゃんが強引(?)に連れてきたようで少しだけ息が切れていた。
フォリアちゃんに話を聞いてみたところ、クエスさんはフォリアちゃんが
フォリアちゃんにはお仕事に戻ってもらい、私はクエスさんと個人的な話をすることにしたのである。
実のところ、私とクエスさんは何度か顔を合わせたことがある。それもレミリアお嬢様の前でだ。
直接話したわけではないけれど、レミリアお嬢様とお話し中の時にお茶菓子を持っていったのである。その時に居たのがこのクエスさんというわけだ。私が入室してお茶菓子を置いていった後も何時間か話していたみたいだけれど、内容は知らない。そのあとに、警備隊に向かい
ともかく、クエスさんと話してみて……そして分かったことがある。
まず、クエスさんは私やマグちゃんたちと同じ転生者ということだ。前世はとある保育園の先生であり、溺れている幼い子を助けて代わりに溺死してしまい、そして妖精に転生したとのことだ。
妖精に転生してからしばらくして、飼い主から逃げ出したフォリアちゃんに出会い、フォリアちゃんを保護……そして、フォリアちゃんに
そこまで聞いていると、なんだかフォリアちゃんに向けて重い愛を向けているようにも思えるけれど、様子を見るにそうというわけでもない、むしろどちらかと言えば母性を向けているような感じだ。
そして、クエスさんの能力についても話をした。
クエスさんの能力は、”質問をする程度の能力”。クエスさんが質問すれば、たとえそれがクエスさんの独り言であろうと、半強制的に回答をせざるを得ないようにする能力らしい。
試しに私に使ってもらったのだけれど、私が大切に思っているもの、今までで一番うれしかったことなど根掘り葉掘り聞かれてしまった。何というか、かなり恥ずかしかった。
ちなみにクエスさんは無事に雇用できたし、ブラウ隊に配属することになった。クエスさんの気質的にブラウ隊の教育係が適任かと思い、そう言った連絡もブラウにすることにしたのであった。