紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです!   作:ライドウ

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☆ 93冊目 34~35ページ

転生93年と5か月27日目(日曜日、日中:晴れ、夜中:晴れ・三日月)

 

ここ最近、妖精の雇用が続いているわけだけれど今日も新しい人を雇用できた。

その妖精の名前は、メディーさん。妖精にも関わらずに、狼女たちと引けを取らない身体能力を持つ人で、私との個人的な話で転生者であるらしい。

前世では、医者として働いていたらしく相手がどんな立場の人間であろうと構わず助けていた医者の鏡と言える人だったみたいだ。

けれど、上司の恨みを買ったことがありそれが原因で転生することになり、転生して妖精になったとのこと。

 

妖精になった後は、前世と同じようにケガ人や病人を視て回り、医療や薬学を学びながら旅をしていて、その途中で知り合ったセキュアちゃんの家に居候していたそうだ。

しかし、この数日セキュアちゃんが帰ってこないことを心配してこの紅魔館(こうまかん)にたどり着き、偶然中庭の散歩をしていた私と出会ったとのことだ。

 

メディーさんをセキュアちゃんに合わせると、セキュアちゃんは喜んでいて、「一緒にやろう」とメディーさんを誘っていた。

メディーさんは最初、少しだけむっとしていたけれど、セキュアちゃんが諦めずに誘い続けていたことと、そのセキュアちゃんがこの紅魔館(こうまかん)でやっていけるかということを見るために紅魔館(こうまかん)で仕事をすることを決心したみたいだった。

 

ちなみにメディーさんの希望で、ケガ人が出やすい場所に配属することになり、美鈴(メイリン)の所の警備隊に配属させてもらった。

美鈴(メイリン)の所の警備隊は、庭園迷宮の調査や探索、紅魔館(こうまかん)の警備など荒事を担当することも多いから、ケガ人も少なからず出ている。

 

これで警備隊の人たちが少しでも傷跡が残らないようになってほしいと心の中で祈るのだった。

 

~~~~~

 

転生93年と5か月28日目(月曜日、日中:晴れ、夜中:晴れ・半月)

 

今日は少しだけ、大変な日だった。

朝の始業時間を開始したころは、特段変わりない普通の一日……ここ最近の雇用の波の終わりかなぁと考えていたのだけれど、残念なことに雇用ピークは過ぎていなかったみたい。

 

今日、この紅魔館(こうまかん)に一人の狼女に運ばれてやってきたのは一人のボロボロの妖精だった。

警備隊が発見したときには、ひどく疲れた様子で木にもたれて座り込んでおり、近づいても反応がなかったから保護したとのことだ。

とりあえず、その妖精を客室に連れて行き、休ませることにした。

 

それからしばらく経ち、ちょうどメイド隊がお昼休憩に入ったころ、その妖精が無事に目を覚ましたとの伝言が私に伝えられた。

その伝言を聞き、急いでその妖精が休んでいた客室に向かい……その妖精の話を聞くことにしたのだ。

 

その妖精の名前はメラルドちゃん。エメラルドから生まれた妖精であり、その羽根はエメラルドでできており、さらに言えば見る人が見れば間違いなく目を変えて捕まえようとする容姿だった。

そんなメラルドちゃんだが、何と転生者であることが分かった。前世はごく普通の女子高校生であり、家族や友達とも上手くいって順風満帆な学生生活を送っていたらしい。しかし、不幸なことに不慮の事故にあり転生……最初は、種族が変わったことに絶望してしまったとのこと。

けれど、いつまでも感傷には浸らないように各所をめぐって自分を鍛えるたびに出たそう……でも不幸なことに、その容姿や羽が原因で人間に襲われることになり、どうしたらいいのか分からず、逃げ込んだ迷いの森のあの場所で休んでいたら、いつの間にかこの部屋で寝ていた。とのことだ。

 

彼女が休んでいる間に紅魔館(こうまかん)の警備隊のある狼女が巡回警備をしていたら、あなたが休んでいているのを見つけて保護をしたと伝えると、途端に泣き出してしまい、私も混乱してしまった。

なんとか泣き止ませて、話を聞くと慰み者にしたり売り払うとか不穏な単語が飛び出た訳だが、うちは絶対にそんなことをしないと誠心誠意伝えた結果、何とか誤解は解けたようで泣き止ませることに成功した。

 

その後、行く当てもないそうなのでメラルドちゃんをメイドとして雇うことにして、家事や料理は一通りできるそうなので、アンナ(主力メイド)隊に任せることにした。

 

 

 

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