紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです! 作:ライドウ
長らくお待たせいたしました!
今回はマグノリアハーゼ様ご応募のお話の一つとなります!
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side:マグノリア
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私、マグノリアにはこの
その人というのが、私の上司でもあるアンナ・ゲールマン……今では改名して十六夜アンナと名乗っている人で~す。
銀髪蒼眼、脚の長いモデル体型で、顔立ちはボーイッシュな可愛さを持ち、口調は「っす」口調でかなりフレンドリーな人で~す~け~ど、真面目な雰囲気になると敬語を使って冷たさすら感じるほどのクールビューティーな人なんで~す。好きな食べ物は、メイド長の焼いたクッキーで、最近はメイド長とお昼寝する事を楽しみにしていま~す。得意武器は双剣と、その自慢の足から蹴りだされる投げナイフで~、この
そして、悲惨な人生を取り返すようにして今を楽し気に生きるアンナさんは
正直にいいます!
私の性癖にぶっ刺さりなんです!!
……急に何を叫んだと思われますが、まずは私について語らせてくださ~い。
私は、妖精メイド……正確には竜妖精、清掃メイド長のブラウ様いわく竜の亡骸からごく稀に生まれる妖精であり、闇妖精と肩を並べるほど希少な存在らしいで~す。(そもそも竜が死ぬことが少ないからとか……?)話が少しそれましたが、私はその竜妖精になる前は人間でした~。
可愛いものが大好きで、女の子であれば年関係なく好きになる、そんな人でした~。人間だった時の目標は、「可愛いコスプレを着て写真に撮ってもらう」という者でしたが~……残念ながら、勤めていた会社はブラックで、可愛いとは無縁の生活になってしまったんで~す。
それでも、社畜だったころでも癒しはありました~。それが、子供の頃からハマっていたオタク趣味で~す。ちなみに、私が生きて居た時代は
だから、これまで3次元で好きになった人たちに告白してもあまりいい顔はされませんでしたし、仮に付き合えたとしても寝取られることが多かったんで~す。ともかく、人生に絶望しながらも可愛い女の子と付き合うこと、そして目標を達成しようと毎日を頑張っていたわけなのですが~……。残念ながら、人間だった私は道半ばで命を失うことになりました~。その原因は、通り魔のターゲットにされてしまったので~す。そうして、死にたくないなと考えていたら~……こうして竜妖精として庭園迷宮に転生して、ヘスティーナちゃんっていう唯一無二の相棒ができて、私のことを理解して甘やかしてくれる理想の上司であるアンナさんに出会ったというわけで~す。
長々と自分語りをしたところで、実のところ私の恋愛事情にすっごい不安要素があるんで~す。
「アンナ様アンナ様!こちらの資料は雑務メイド隊に届ければよろしいのでしょうか?」
「あー、その資料は統括メイド隊のオリビアちゃんに届けてほしいっす。」
「はい分かりました!」
「……むぅ~。」
アンナさんに対して、妙に馴れ馴れしい吸血鬼メイドがいるのである~。
「ふぅ……提出資料の整理の手伝いありがとうっす、キャロルちゃん!」
「はい、アンナ様!…………フッ」
「……む~っ!」
あの野郎、私に対して勝利の笑みを浮かべたな~!?
……あの野郎の名前はキャロル。あの大襲撃の際に捕まり……
レミリアお嬢様が吸血鬼にした人たちとは違い、性癖はそこまで終わってはいないのですが~……エリカさんのバンパイア化が上手いからなのか、同性愛に目覚めたみたいで~……キャロルは人間だったころ、憧れのアンナさんに出会い、そして一目惚れしたので狙っているようなんで~す。
もちろん、先に好きだった私に対してどっちがアンナさんの彼女になれるかの勝負をしているわけなのですが~……。
元シスターだけあって、私よりも規則正しく、そして仕事の要領がとてもいいので~す。
けれど勝っている部分もあります、それはスタイルの良さです~。特に胸に関しては私の方が二回りほど大きいんで~す。アンナさんが求めるわけないけれども、ぱふぱふに関しては私の方がおおきいんで~す!
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「というわけで、スタイルの良さ以外で勝てるように協力してほしいな~!」
「……神妙な顔して工房に来たと思ったらそう言うことかよ。」
場所は変わって
ちなみにヘスティーナちゃんの容姿は、茶髪一つ結びのイケメン女子で、瞳は右がヒスイ色?で左がルビー色、自然な黒褐色の私と同じお胸の大きさで、くびれはハッキリしていてアンナさんと負けず劣らずのスラッとした脚で、石っぽい見た目だけどキラキラした羽をもっています~。
「一応言っておくけれど、俺は前世含めて恋愛経験何てねぇし、女性同士の恋愛なんてさっぱりだぞ?」
「そこを何とか~。」
私が両手を合わせて懇願すると、ヘスティーナちゃんは「やれやれ」とこぼしながら両腕を胸の前で組んで考えてくれています~。
「そうだな、デートとか誘ってみるのはどうだ?」
「デートかぁ~……。」
「もしくはピクニックに誘うとか、一緒に昼寝するとかどうだ?」
ヘスティーナちゃんが一緒に考えてくれたおかげで、いろいろと試したいことができた。
「ありがとうヘスティーナちゃん!さすが、相棒だね~!」
「いや、まあ……マグがいいならいいんだが……。」
「私、さっそくいろいろ試してみる~!」
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ヘスティーナちゃんに色々と案を出してもらい、それを実行に移してみました~。
「アンナさん!よかったら、今度一緒にお出かけしませんか?」
「お出かけっすか?いいっすよ!」
デートに誘ったり~、
「アンナさん!今度はピクニックに行きません?」
「いいっすねー、じゃあ今度の休みに行こうっす!」
ピクニックに行ったり~、
「アンナ……さーん、一緒に~……お昼寝しましょう~。」
「そうっすね~……いい天気だし、中庭でお昼寝するっす。」
お昼寝もしてみました~。
でも結局、アンナさんは私に振り向いてくれませんでした~……。構ってはくれているけれども、それは部下として……そして妹分としての可愛がりだと思いますし~……。多分、そう言う目では見られてはいないと思うんで~す。
「……やっぱり、私って魅力がないのかなぁ~。」
「……誰かに言われたんっすか?」
「……あっ。」
アンナさんと二人っきりの時に、ふとそんな言葉がこぼれてしまった。こまったなぁ~、アンナさんに聞かせるつもりなんてなかったんですが~……。
「えーっと、その……最近、魅力的なメイドさんが増えてきたなぁ~って。」
「あー……まあ、そうっすね。たまに、アタシでも魅力的だなぁっていう子も増えてきたっすね。」
「それに、最近はキャロルさんがアンナさんの補佐をしてるみたいですし~……私の立場があんまりないなぁ~って……。」
「…………。」
「ぁっ……い、いまの無しでお願いしま~す」
ヤバい、つい本音が出てしまった。どうしよどうしよう……、また気味悪がられる。
嫌だなぁ……アンナさんだけには嫌われたくないなぁ……。
「……マグちゃん。」
「っ、は……はいっ、なんですか~?」
どうしよう、いやな風にドキドキする。次の言葉が怖い。聞きたくない。
「アタシの髪形、ちょーっと崩れちゃったんで直してもらってもいいっすか?」
「……へ?」
あはは、と苦笑いを浮かべるアンナさん……よく見ると確かにアンナさんの髪形が崩れて、折角のアンナさんの可愛さが台無しになってしまっています~。
私は、困惑しながらもアンナさんの近くに駆け寄り、アンナさんの髪を触ってセットをしなおし始める。
「……私、脚も自慢だけどね。髪も自慢なんだ。」
「……アンナさん?」
「続けて?……これでも結構髪には気を使ってる方でね?あまり、他の人には触らせたくないんだ。」
アンナさんから「っす」口調が抜けて、真面目な雰囲気が出ています~。
でも、アンナさんの表情はとっても優しいもので、そしてなにより私に安心しているようでした~。
「だから、私の髪はね。
「…………っ、それって~!」
「副メイド長の立場だから、声を大きくしては言えないけれどね。」
クスリとアンナさんの笑い声が聞こえてくる。いつの間にかアンナさんの髪を梳く手が止まっていて、目からポロポロと涙が出ていた。
私は、涙でぼやけてあまりよく見えなかったけれど……その日のアンナさんの髪形は、アンナさんの可愛さを引き立たせる渾身の物だったとおもいます~。
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後日~。
「アンナ様アンナ様!よ、よろしければお手を触れさせてもらってもよろしいですか!?」
「いいっすよ~。」
「アンナ様アンナ様!こ、今度はハグしてもらっても……?」
「いいっすよ~。」
「アンナ様アンナ様!髪形が崩れているので、私が直してもよろしいでしょうか……?」
「あ、ごめんっス。ちょっとお手洗いに行ってくるっす!すぐ戻るっすよ!!」
…………勝った~。(渾身の余裕の笑み)
と、言うわけでマグノリアハーゼ様リクエスト「マグノリアちゃんのアンナ攻略戦線!」でした!
キャラクターエミュレートがかなり甘いような気もしますが、自分にはこれが限界でした!申し訳ありません!!
次回は、同じくマグノリアハーゼ様リクエストの「マルガさんの菜園事情」をお送りしたいと思います!
次回もまたよろしくお願いいたします!!