紅魔館に住み込みで働くことになりました。そして咲夜さんの先輩メイドです!   作:ライドウ

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注意

応募されたキャラクターたちについてあれこれ書いているうちに3万文字を越えてしまいました!
非常に長くなっておりますので、応募された方は、自身が応募したキャラクターのみを、それ以外の方は、自身が気になっている応募キャラクターを探し出しご覧ください!

また、「それでもいいよ!」「俺は全員見てやるぜ!」「全部読んでこその読者よ!」という勇気ある方がいらっしゃるのであれば、どうぞごゆっくりお読みください!


それではどうぞ!!


☆ 490冊目 3ページ目

転生490年と6か月27日目(木曜日、日中:晴れ、夜中:晴れ・半月)

 

庭園迷宮の完全攻略への準備が進み、明後日にはついに攻略が開始されるらしい。

長年、紅魔館(こうまかん)の庭園に存在して利益をもたらすこともあれば、損害を引き起こすこともある両極端なダンジョンだが、しかし紅魔館(こうまかん)がここまで成長できたのもこのダンジョンのおかげと言っても過言ではないだろう。

レミリアお嬢様にお聞きしたのだけれど、今回の庭園迷宮の完全攻略にはただ安全を確保する以外の何かしらの理由が存在するらしい。

けれど、レミリアお嬢様は「まだ早いわ」とその理由をお教えしてくれませんでした。フランお嬢様もどうやら、レミリアお嬢様の理由を知らないらしく……。

それほど、私や身内であるフランお嬢様にすら伏せるほどの重大な何かが気になるものの、おそらく”運命を操る程度の能力”で見た未来が私たちに伝えてはいけないということを教えているのかもしれないと思い、私とフランお嬢様はその理由についてあまり聞いておかないことにした。

 

さて、昨日、一昨日と続けて今日も紅魔館(こうまかん)の住人たちについて書いていこう。今日は……、ライちゃんやマグちゃんと言った子たちだね。

 

まずはライちゃん……ライラックちゃんからだ。

この紅魔館(こうまかん)に毛玉メイド以外で初めて雇用された妖精メイドたちと一緒にやってきた妖精であり、なおかつ当時では間違いなく働きづめで休みの無かった私たちの救世主でもあった子だ。

なにせ、この子の能力は”休む程度の能力”で、よほど強い意志や精神を持っていたり、意識が戦意であふれている状態では効きにくいものの、それ以外の時では完璧な休息を促すことのできる能力だ。

しかし、この能力は自分にも作用してしまっており、ライラックちゃんはずっとソファーの住人のままだ。

その為、所属している調理メイド隊では半ばマスコットのような扱いを受けており、調理メイド隊では特にかわいがられているとか。

ちなみに、ライラックちゃんは紅魔館(こうまかん)アイドルの一人とされていて、ファンクラブも存在しているとか……ちなみに、アイドル枠の子たちの会員番号1番は全部私のモノだ。(`・ω・´)

そして、この子は私と同じ前世を持っている子……なのだが、紅魔館(こうまかん)に来る前に散歩中に頭を打ってしまったようで、前世の記憶はないみたい。けれど、前世の知識はある程度存在するみたい。

そんなライラックちゃんなのだが最近は能力の制御が少しだけできているのか、一人で出歩くことができるようになったみたい。けれど、結構フラフラと歩くし、何なら時々途中で力尽きて眠ってしまうのでルージュが「成長は嬉しいが目を離せない」と愚痴っていたことがある。

 

紅魔館(こうまかん)にやってきた最初の特別なメイドは後二人いる。

ライちゃんの次は、たぶんそのうち身内になるかもしれないマグちゃん……マグノリアちゃんについて書いていこうと思う。

マグちゃんはライちゃんと同じで、毛玉メイド以外で雇用された妖精メイドたちと一緒にやってきた妖精だ。当時は、マグちゃん自身、自己申告で「種族は妖精です!」と言っていたのだけれど、後々マグちゃんは「竜妖精」と呼ばれる珍しい種類の妖精ということが判明した。

最初は本当に普通の竜妖精だったのだけれど、400年近く生きて、なおかつその間美鈴(メイリン)と組手をしたり、パチュリーの所に行って魔法を教わったりとアンナの隣に並ぶための努力を、そしてメイドとしての能力も元から高かったもののそれに満足せずに常に磨きをかけて、『古代竜妖精(エンシェントドラゴンフェアリー)』になった努力を怠らない真面目な子だ。

そんなマグちゃんだが、本人はかわいいものに目がない性格であり、かわいいに命をかけているといってもいいほどにかわいいを追求することがある。もし、マグちゃんの前でかわいいを疎かにしてしまったのならば、レミリアお嬢様やフランお嬢様は……挙句にはブラウやルージュと言った面々までも問答無用でかわいく仕上げてしまうほどだ。

今はまだ、彼女が求めている”写真機”が無いから実現は不可能ではあるものの、その内手に入ると信じ、私とレミリアお嬢様とフランお嬢様をかわいくして写真に収めるという目標を持っているみたいだ。

そんな彼女も、前世の記憶を持つ妖精だ。しかし、彼女は”東方project”を知らずに生きてきた人間らしく、私がそう言うゲームがあるということを伝えると、前世のうちに知っておきたかった~!とめちゃくちゃ後悔をしていた……。

さて、そんな彼女の能力だけれどマグちゃんの能力は”ブレスを吐ける程度の能力”最初は一種類のブレスしか吐けなかったものの、段々と成長していき、今では3種類の属性を混ぜたブレスすら吐けるし、癒しのブレスに至っては欠損すら治すほどの効果になっている。

それに、彼女の格闘能力にも磨きがかかっており、この紅魔館(こうまかん)において一種の強さのボーダーラインになっている”大岩砕き”を成し遂げているほどだ。(彼女の場合、ブレスも含めて2回達成している。ブラウやルージュ?あの二人は()()()()()()がデフォルト攻撃だから……。)

ちなみに、昨日の日記にも書いた通りマグちゃんはアンナと交際をしている。正式に付き合いだしたのは確か、あの戦争の直後……あのクズ野郎をボコボコにして地下に閉じ込めた後、アンナAが(当時は判別方法はなかったモノのマグちゃんの持つアンナレーダーのおかげで分かったらしい。どういうレーダーなのだろう……。)戦いの後にマグちゃんを抱きしめて、アンナの方から告白したみたい。

その後、吸血鬼メイドのキャロルちゃんとどっちがどっちのアンナと付き合うかと決闘をして熱い殴り合いと首の締め合いをしたのち、マグちゃんはこれまで通りアンナA(前からいた方)とキャロルちゃんはアンナB(増えた方)と付き合うことになった。

彼女たちの交際について、私はとやかく言うつもりはない。言うつもりはないのだけれど……夜の痴情については、咲夜(さくや)が顔を真っ赤にしてニヤニヤしながら聞き耳を立ててるから気を付けてとしか……。

 

さて、お次はもちろんネペタちゃんだ。ネペタちゃんは、ライちゃんマグちゃんと同じく、毛玉メイド以外で雇用した妖精メイドたちと一緒にやってきたメイドだ。しかし残念ながら、ネペタちゃんはライちゃんマグちゃんとは違い転生者ではない。

ライちゃんや普通の妖精メイドたちと同じ純粋な妖精であり、最初に雇った妖精たちの中でもイタズラ好きな子だ。それこそ、清掃メイド隊のアイドルと一緒にイタズラ3バカ娘と呼ばれるぐらいにはイタズラ好きだ。

けれど、そんな子でも、当時は間違いなくライちゃんと同じく救世主であったことは間違いがない。何せ、ネペタちゃんの能力は”塵を集める程度の能力”で、砂や砂利、埃と言ったものを集める能力だ。ほんとうにただそれだけの能力だが、ネペタちゃんの真価は清掃メイド隊で発揮されたのだ。今でも、ネペタちゃんの能力は清掃メイド隊で存分に振るわれており、なおかつ本当に見えないところの埃も集めれるので紅魔館(こうまかん)ではハウスダストの問題をあまり聞いたことがない。それゆえにネペタちゃんはその働きを認められて清掃メイド隊の副メイド長を務めている。最初は書類作業はすぐに飽きてしまいブラウと遊びたがったり、メイド隊の会議などつまらなそうに参加しているのを見かけていたが……最近では、それも慣れたのであろう。ブラウの話では書類作業をそつなくこなすし、私が見た限りメイド隊の会議などでも真面目に聞いているし、重要なことをメモしたりする様子を見かけている。

ちなみにネペタちゃんは、パチュリーの魔法工房に行くことがあり、最近では効力の高い様々な粉末状の魔法薬を持ち歩いているようだ。

そんなネペタちゃんは自身の能力の範囲を広げようと努力したこともあり、元々は半径20mほどの範囲内でしか塵を集めることはできなかったのだけれど、今ではその4倍、半径80mほどの直径160mの範囲の塵を集める事ができるようになっているし、本人が争いを苦手としているためあまり使われないが、能力の応用として集めて圧縮した砂を、パチュリーから習った射出魔法を通じて高速で発射するという危険な技すら持ち合わせている。

あと最近は、ユグ君(食虫植物が食人植物になったペット)の花粉を集めて何かしようと企んでいるのを見かけたぐらいだ。

 

この三人が、最初の特別なメイドだ。

この子たちには私もいろいろと助けられているし、何なら今でも助けられている。間違いなく言えることは、この3人が居なければ過労死で死人が出ていてもおかしくはなかっただろう。

 

さて次は、第1次庭園迷宮攻略前後に雇用した子たちだ。

まず、最初はアストレアちゃん。人間と吸血鬼のハーフ……半吸血鬼(ダンピール)という種族の女の子だ。

この子との出会いは、レミリアお嬢様のご趣味であるお散歩時に発見し、レミリアお嬢様が気に入られたようでメイドとして雇うことにはなったものの……残念なことに、アストレアちゃんは家事が苦手な部類だったのだ。今でこそ、一般的な家事能力を身に着ける事には成功したものの、それでも家事は苦手そうだ。話を戻して……そんなアストレアちゃんは、本人の意志とレミリアお嬢様との相談の結果、メイドとしては雇うものの、所属自体は美鈴(メイリン)の警備隊になることになった。

アストレアちゃんの強みと言えば、間違いなく半吸血鬼(ダンピール)としての身体能力だろう。身体能力だけを見ればアストレアちゃんは間違いなく美鈴(メイリン)に並ぶほどである。しかし、その身体能力の良さが仇となっており、身体能力が高い故に不器用だった。武器を持つと、その武器を握りつぶしてしまうし、普通の生活でもよくコップを握りつぶしてしまっていた。しかし、今では美鈴(メイリン)に弟子入りし、その身体能力の制御も頑張ったことにより、使わないとはいえ武器やふとした時にコップを握りつぶすことはないし、だからと言って身体能力が落ちた訳でもない。

さて、そんなアストレアちゃんは、警備隊(けいびたい)の中でも第1部隊を率いており、紅魔館(こうまかん)本館と別館の警護を担当している。

管轄が違うため、あまり交流こそないもののよく狼女の子たちと話している姿を見かけることがある。相変わらず口数こそ少ないものの、少なくとも狼女の子たちとは仲がいいみたいだ。

 

次はメリーさん。神器を管理していた元セラフィムの堕天使であり、アストレアちゃんと同じくレミリアお嬢様のお散歩の時に発見しそのまま雇うことにしたメイドだ。彼女もまた、アストレアちゃんと同じく美鈴(メイリン)の警備隊に所属している。

彼女を発見したときは、レミリアお嬢様がメリーさんの黒い3対6枚の翼を見て目を輝かせていたことはよく覚えている。

そんなメリーさん、どうして堕天使になったのかというと……メリーさんが働いていた天界では、アンナが真っ青になるほどの365日休日休憩なしの職場環境であり、その職場環境に嫌気がさし管理していた二つの神器……当時はナニカワカラナカッタケレドモ、黒無地の魔導書(ベシュヴェールング)と、絶対に壊れない大剣の二つを紛失したらしい。それで責任を問われる形となり、堕天して当てもなくさまよっていたところをレミリアお嬢様に発見されたらしい。

そんなメリーさん、能力も堕天した時に変化したらしく……元の能力は”天罰を下す程度の能力”というとても強力な能力を持ち合わせていたのだけれど、堕天した影響で”ナイフを操る程度の能力”に変化していた。メリーさん曰く、「元の能力より使いやすいわ~」とのことで、あまり気にしていないよう。

この能力でメリーさんはナイフを自由自在に操ることが可能であり、何なら空中にナイフを浮かせることすらできる能力だ。その為、アンナはメリーさんに対してナイフ投げのライバルとして見ていて時々二人とも休みの時は、メリーさんとアンナでナイフ投げの勝負をしているのを見かけることがある。

ちなみに、このナイフ投げの勝負は最近参加者が増えて来たらしく、メリーさんも負けていられないと能力に磨きをかけているらしい。

さて、メリーさんは警備隊の中では第2部隊の隊長を努めており、主に庭園と農園の警備を担当している。やっぱり、管轄は違うからあまり交流こそないものの、たまに休憩中の妖精メイドたちと戯れているところを見かけることができる。

 

警備隊繋がりで、3人目はマキシーネさん。騒霊(ポルターガイスト)の女性であり、何かと独特な皮肉を混ぜた質問をする不思議が多い人だ。しかし、私を含めた多くのメイドたちにその意味は通じていないこともあり、無口な印象も多い人でもある。

マキシーネさんとは、アストレアちゃんとメリーさんとは違い、第1次庭園迷宮攻略の最中に出会い、本人たっての希望でそのまま雇ったという経歴だ。ゴーストのアイーダも居ることだし、メイド隊として雇おうか……とは思っていたのだけれど、残念なことにマキシーネさんは家事は苦手とのことで美鈴(メイリン)に丸投げして、美鈴(メイリン)が目を見開いて驚いたのをよく覚えている。

そんなマキシーネさんは、”波を与える程度の能力”という能力を持っている。本人が独特の言い回しや皮肉をできるだけ交えずに教えてくれたのだけれど……私の理解度が低いためうまく説明できないが、波というのは動きの流れのようなもので、要約すれば運動エネルギーを与えるようなもの……らしい。

この能力を利用し、本人曰く廃屋敷にあったので拾ったらしいリボルバーライフルを使い、ガンカタを行う戦闘方法だ。ちなみに、火薬が必要なのでは?と思ったのだが、”波を与える程度の能力”で飛ばしているため火薬は必要ないらしい。その為、マキシーネさんのメイド服のポケットには釘やちょうどいいサイズの石などが入っているのを見かける。

最後に、マキシーネさんは警備隊では第3部隊の隊長を努めており、主に正門や裏門、それに加えて迷いの森の警備なども当たっている。その為なのか、私がマキシーネさんと会うことはほとんどない。けれど、ときおりアイーダの様子を気にかけてくれているようなので、時々話すことにしている。

 

この3人が第1次庭園迷宮攻略戦の時に警備隊に所属することになったメイドたちだ。彼女たちとは、管轄が違うので、お仕事中何をしているのか私は知らない。けれど、美鈴(メイリン)がおやすみの時に彼女たちの自慢を聞くので、お仕事の方も優秀なのだろう。

 

警備隊の3人を書いたことだし、次は第1次庭園迷宮攻略戦の時に司書隊に配属されたメイドたちの事を書いてみようかな。

 

第1次庭園迷宮攻略戦の時に司書隊に所属することになったメイドは3人だ。

 

まずは、マルガハーリさん……愛称はマルガさんで、人間とオーガのハーフで新羅魔法や錬金術、使ってる様子はほとんど見ないけれど死霊術(ネクロマンサー)の三つの魔法・魔術を使う人だ。

もちろんハーフオーガということで、近接戦も強い……というわけではなく、魔法・魔術を極めるためにその力をほとんど使えないらしい。でも一応、近接戦はできるとか言っていた。近接戦の訓練に参加している姿は見ていないため、真偽のほどは不明だけれどね。

さて、そんなマルガさんとの出会いは、アストレアちゃんとメリーさんと同じ、第1次庭園迷宮攻略戦前のレミリアお嬢様の散歩中だ。

その時、何故迷いの森に居たのか……そして、なぜレミリアお嬢様とバッタリ会ったのかというと……まず、マルガさんが迷いの森にいたのは(多分当時書いたと思うけれど)魔力が満ち溢れている迷いの森で自身の魔法・魔術の研鑽を積むためでもあった。魔法・魔術の研鑽をしつつ、趣味の畑いじりをしていたものの、その日は偶然マルガさんも散歩の気分であり、迷いの森の中を歩いていたら偶然、レミリアお嬢様の散歩コースに当たり、そして偶然にも(多分レミリアお嬢様が能力で操りになられたのでしょうが……)タイミングが被り、レミリアお嬢様と私と出会い……そして勧誘。

あの時は、他のメイドも隠し翌日は攻略戦が待っていたため簡単にしか書いていなかったが、マルガさんが司書隊に所属することになったのは、マルガさんが紅魔館(こうまかん)でも魔法・魔術の研鑽をしたいといったからだ。

そうなれば、もちろんマルガさんの望みを叶えるのに最適な場所と言えば間違いなくヴワル魔法図書館だろう。けれど、残念なことに司書隊にマルガさんを所属させることは少しだけ難しかった。その理由が、レミリアお嬢様とパチュリーが交わした”約束”が原因だ。(まあ、レミリアお嬢様いわく、悪魔の血を引く者たちにとって約束は契約と変わりないらしいので、後々契約を放棄する必要があったのだけれど……。)

この”約束”により、レミリアお嬢様はヴワル魔法図書館に対して人を配置することはできないし、契約上はレミリアお嬢様の付き人である私でも、その効果は適応されることになっていた。

その為、私とレミリアお嬢様がやったことは……パチュリーにマルガさんともう一人のメイドを押し付けたのである。

押しつけの結果、無事にレミリアお嬢様とパチュリーが交わした約束はルールの穴をついた形で違反を検知せず、司書隊にはマルガさんともう一人が所属することになったというわけである。

さて、そんなマルガさんだけれど、パチュリーから聞いた話によれば所属してからというものガンガンバリバリ働いてくれているらしい。

マルガさんの主な仕事は、魔法工房の手伝いでパチュリーの趣味か息抜き(仕事)の手伝いをしてくれているらしい。もし、パチュリーの趣味か息抜き(仕事)の手伝いがない場合は、普通にヴワル魔法図書館の整理整頓をしているとか……?

ともかく、パチュリーいわく「いきなり押し付けられて驚いたけれど、助かっているわ」の言葉を貰っている通り、マルガさんの仕事ぶりは間違いなく優秀なのだろう。

あと、最近聞いた話で趣味である畑いじりがパチュリーが驚く成果をあげたとか……なんでも、庭園迷宮に自生していた原種マンドラゴラの効果の分散化を防ぐながらの栽培に成功したらしく、パチュリーが目をお金のマークにしながら喜んでいた……。

 

さて、マルガさんの次は同じく司書隊に所属しているメイド……そして、この紅魔館(こうまかん)に来た時と姿がガラッと変わったビビオンちゃんのことを書こうかな。

ビビオンちゃんは、第1次庭園迷宮攻略戦の時に、マキシーネさんともう一人のメイドと出会った廃屋敷の飼えりにいつの間にかついてきていた子だ。

陶器製の体の自動人形(オートマタ)で、極度の方向音痴の結果紅魔館(こうまかん)の庭園に、そして庭園迷宮に迷い込み、廃屋敷の帰り道だった私たちを見つけてそのまま同行しようとしたのが、ビビオンちゃんとの出会いで、そのあとにビビオンちゃんとの筆談を交えた話し合いして、その結果ビビオンちゃんはマルガさんと同じくパチュリーの司書隊に押し付けることにしたのである。

それからしばらく経ち、第2次紅魔館(こうまかん)戦争の際に、ビビオンちゃんは偶然にもヴワル魔法図書館の外に居て……他のメイドたちと共に侵入者を撃退したのだけれど、その時ビビオンちゃんは当時の自信の武器について思うところがあったらしく、ある時、私に相談を持ち掛けてきたのだ。

ビビオンちゃんは、イタリア辺りの人形魔術師が作り上げた、発声機能のついていない外装が陶器製の戦闘可能なハウスキーパー型人形であり……体の至るどころが武器の全身兵器と言わんばかりの存在だった。

もちろん、全身兵器な体は複雑で難解な技術で作り上げられておりそれが完成形であった。なにせ、あの色んな魔法や魔術に詳しいパチュリーでさえメンテナンスが精いっぱいだったぐらいだからね。

もちろん、そんな複雑な技術で作られ、フレームに武器が内蔵された構造は、ビビオンちゃんの動作に作用し、なおかつビビオンちゃんの動作耐久年数を短くし、さらには戦闘中に攻撃を受けた際、動作不良を起こし……最悪の場合、破損した部位の欠損というデメリットを内蔵していたわけである。

それを説明したとき、ビビオンちゃんはその性質上表情を変えることはなかったモノの、少しだけおびえていたことはよく覚えている。

さて、その時ビビオンちゃんに提案したプランは今でもよく覚えている。

体に内蔵された武装を取り外し、それぞれ独立した武装に作り直し……そしてビビオンちゃんに新しい手足を与えるプラン。耐久性を向上させる魔術を施すことで、ビビオンちゃんの姿はそのままに戦いやすくするプラン。あとは、ビビオンちゃんに新しい装甲や武装を着せるプランなんかもあったはずだ。

この3つのプランのうち、ビビオンちゃんは数日間思い悩み……結果、プラン1を選択した。そして、ビビオンちゃんはパチュリーの魔法工房で改修を受け始めてしばらく経ったとき……私があのクソ野郎に誘拐されたのかな?

そして、私が自分を取り戻し目を覚ました後では、ビビオンちゃんの改修は私を取り戻すための戦争中に終わっていたらしく、みんなから少し遅れて新しいビビオンちゃんと会うことになったのだ。

新しくなったビビオンちゃんは、相変わらず表情こそ変わらないものの、胴体の空いたスペースに発声機能を取り付けたらしく、かわいい声を出して私の回復を喜んでいた。私が眠っている間に、ビビオンちゃんも新しい身体には慣れたらしく、下手すると私より機敏に動けるようになっているかも……。

ちなみに体内に内蔵していた武装も、それぞれの手持ち武装として独立しビビオンちゃんはトランクにしまい込んで持ち歩いているみたい。

そう言えば、私が勧めた趣味である日記は細々と続けているみたい。いい事があったら、たまに書くといった具合で描いているらしく、私ほど日記帳を創り出すことはないみたい……。いや、まあ毎日書いている私もおかしいだろうけれど。

 

3人目は、クルムちゃんだ。

クルムちゃんは当時、生まれてからあまり時間のたっていない正真正銘の幼い妖精であり、すぐに泣いてしまう気弱で、すごい臆病で初対面ではすぐに逃げてしまうほどの子だった。

ライちゃんとは違い、前世こそ持たないもののそのかわり、この紅魔館(こうまかん)でも屈指の移動能力を持つ子だ。

クルムちゃんの能力は、”入れ替える程度の能力”。クルムちゃんがマークしたものの周囲、もしくはマークしたそのものと、クルムちゃんの周囲の物かクルムちゃん本人の位置を自由に入れ替える能力。制限こそ、いろいろあるもののこの紅魔館(こうまかん)では引っ張りだこ(主にフランお嬢様)の存在で、本来の所属である司書隊の仕事をあまりできていないようだった。というか、メイド休憩室に居てもほとんど会えないぐらい忙しいみたいだった。

そんなクルムちゃんとの出会いは、第1次庭園迷宮攻略戦後のレミリアお嬢様のお部屋でだ。

当時、庭園迷宮は第1層”庭園”しか存在しないと考えられており、第2層”廃屋敷”や第3層”湖畔”などと言った別階層があること自体、あの時が初めて発覚したことだった。

当時から庭園迷宮には、強力な魔物や魔獣が出現しやすく、それに伴う武器や防具の破損、ケガ人の報告などで、レミリアお嬢様が上手に休めておらず、フランお嬢様のご協力があり、半ば強制的に休ませることになったのだ。そこで白羽の矢が立ったのが、”休む程度の能力”をもつライちゃんであった。

そんなこんなで、ライちゃんの能力込みでレミリアお嬢様がようやくお休みを取り始めたのだけれど……タイミングが悪く、レミリアお嬢様が眠っているところにクルムちゃんが”入れ替える程度の能力”で出現、敵かと思ったレミリアお嬢様だったのだが、ライちゃんの説明により落ち着き、クルムちゃんの能力に目を付け話しかけようとしたものの……残念なことにその時のレミリアお嬢様の顔が怖く、クルムちゃんが大泣きしてしまい、レミリアお嬢様がショックを受けたのだった。

そして、気弱で臆病だったクルムちゃんだったのだけれど、長年この紅魔館(こうまかん)で暮らしてきた子もあり、そこまで気弱で臆病というわけではなくなった。確かに、まだ人と話すことは苦手だし、びっくりすることが起きると、泣き出しちゃうけれども今では立派なメイドの一人。

フランお嬢様のご指示をしっかりと聞くメイドになっており、クルムちゃんいわく私にすら伝えることのできないフランお嬢様の特別な命令をこなしているらしい。

それこそ、司書隊のお仕事をせずとも許されるぐらい重要な命令であり、パチュリーからの許可も出ているらしい……。

クルムちゃんに任せられたフランお嬢様からの特別な命令は気になるものの……気にしたところで、クルムちゃんは決して教えてくれないし、フランお嬢様はしらばっくれるし、パチュリーは言い方をかなり難しくしてはぐらかすので気にしないでおこう。

 

そんな感じで、第1次庭園迷宮攻略戦の時に雇った……というか、パチュリーに押し付けたメイドはこの3人だ。

この3人が居なくとも、パチュリーには小悪魔ちゃんが居るし、何とかはなったとは思うけれど……けれど、私はあの時パチュリーに押し付ける判断をしたことを間違いだとは思っていない。

なにせ、パチュリーも美鈴(メイリン)と一緒で休みの日になるとその3人の自慢話を楽しそうにしてくれるのだ。だからこそ、あの時の私とレミリアお嬢様の判断は間違いではないだろう。

 

さて、第1次庭園迷宮攻略戦の時に雇ったメイドも、残すはメイド隊の子たちだけとなった。

 

というわけで、第1次庭園迷宮攻略戦時に雇った人紹介する最初の一人はカートちゃんだ。

カートちゃんは、キャスパリーグという数百年前……アーサー王が生きて居た時代に居た厄災の獣の子孫ではあるものの、残念ながらキャスパリーグのような硬い体毛や獰猛な性格をしていない子だ。

黒髪(一部メッシュのような白髪)で紫目のアニメの中のヒロインのような容姿を持ち、猫耳と猫しっぽが特徴的な女の子。メイド隊の中でも、特に真面目な彼女だけれどふとした時に語尾が「にゃー」になったり、本人が気づいていないもののときおり猫のしぐさをしている時がある。それに、種族が種族故寒い所は苦手らしく冬になると厚着しないとお部屋から出てこないぐらいだ。

そして、カートちゃんは程度の能力こそ持っていないものの、自前の能力として猫に変身し、猫になったときは自分の姿を自由に変えられるみたい。実際見せてもらったのだけれど、紫目の黒猫でパチュリーが「魔女に黒猫は付き物よ」と言いながら、何度か誘拐しようとして、大きくなったカートちゃんに下敷きにされて「さいこうの……もふもふよ……。」と言って力尽きた姿を何度か見たことがある。

そんなカートちゃんとの出会いは、第1次庭園迷宮攻略戦の前日、マルガさんとメリーさん、アストレアちゃんと同じ日に、迷いの森で偶然バッタリと出会い、レミリアお嬢様が悪い笑顔を浮かべて好条件をぺらぺらと言ってカートちゃんを引き入れていたことが思い出深い。

ともかく、そんな感じでスカウトされたカートちゃんは、掃除や料理と言った家事は一通りでき、家事の中でも掃除が得意ということで、ブラウの清掃メイド隊に配属となったわけである。

ちなみに、なんでカートちゃんが迷いの森をふらついていたのかというと……その日、私たちと出会う9年前にカートちゃんを育てたお爺さんが寿命で亡くなり、供養してから知らない世界を見てみたいと思い、旅に出ていた最中だった。あと、カートちゃんが身に着けている銀のペンダントも、そのお爺さんからもらったものらしい。

そんなカートちゃんは、清掃メイド隊の中でも一部隊を任せられるほどに成長していて、相変わらず寒い時期になると厚着になってモコモコしているけれど、それでも真面目にお仕事を頑張ってくれている。

 

次は、ブライニィさん。

ブライニィさんは妖精で、おっとりとしたお姉さんというイメージがぴったりな人だ。もちろん、容姿に違わず、優しくて面倒見のいい性格で、ときどきオリビアちゃんの手伝いをしているみたい。

もちろん、そんなブライニィさんは妖精メイドの中でもお姉ちゃんの立ち位置に入るみたいで、たまにオリビアちゃんとお姉ちゃんの座を争っているのもよく見かける。

そんなブライニィさんは、”料理に愛情をこめる程度の能力”という能力を持っている。この能力は、文字通り料理に愛情を入れる能力であり、ブライニィさん曰く「あってもなくても構わない能力ですよ~」らしい。そもそもルージュの話では、能力を使わなくともブライニィさんの作る料理は愛情たっぷりであり、使っていても分からないとのことだ。

そういえば、ブライニィさんは、調理メイド隊では主にスープを担当しているみたいで、シチューからコンソメスープ、最近ではパチュリーが余らせたマンドラゴラを使ったスープを作っているみたい。でも、ブライニィさんの作るスープはどれも美味しいので問題はない。

ブライニィさんと言えば、妖精の中でも結構な武闘派でもあり戦闘訓練でも普通の妖精ではなかなかの強さを持つ人でもある。ただそのかわり、戦闘中は「あらあら~」と言いながら良い笑顔でハルバードを片手に振り回してくるので、戦闘訓練で当たった子は泣きながら戦うことになるらしい……。

ちなみに、私もブライニィさんと戦ったことがあるのだけれど、僅差で私がギリギリ勝てた。

 

3人目はテレスちゃん。

ブライニィさんと同じ妖精で、子供っぽい性格ながらも少しだけ天然で優しい感情表現豊かな子だ。思いついたことをすぐに行動に移す子でもあり、そのせいで時々失敗することもある。けれど、ちゃんと反省もするし、失敗を糧に成長もしてくれる伸びしろのある子でもあった。

彼女の教育をしたオリビアちゃんいわく、テレスちゃんは妖精の中でも頭がいい方らしく、他の妖精メイドと違って教えたことはすぐに覚えて、今では時間があればオリビアちゃんの手伝いをして妖精メイドに教える立場にもあるみたい。

そんなテレスちゃんの能力は”形を変える程度の能力”、簡単に言うと、無機物であれば形を自由自在に操れる能力だ。この能力のおかげで、最初は武器防具の再利用ができたのだけれど……テレスちゃんの負担が多い事、そしてテレスちゃんの能力では警備隊が武器と防具を壊す方が早いということもあり、テレスちゃんが雇われてから、かなりの間テレスちゃんに無理をさせてしまっていた。その事に関しては、私の不徳……そして、警備隊も重く受け止めていたことだ。けれど、ある日からようやくテレスちゃんの負担を大きく減らせたので、今ではテレスちゃんはルージュの調理メイド隊の仕事を頑張ってもらっている。

ルージュの話だと、お菓子作りに才能があるらしく……最近ではマカロンを作っていたとのこと。

そう言えば、近頃はちょっと忙しくて食べれてないや、また食べたいな……。

 

第1次庭園迷宮攻略戦時に雇ったメイドたちの最後を飾るのは、トレスちゃん。

宝箱妖精という珍しい妖精の子で唯一、第1次庭園迷宮攻略戦時にできたばかりのノワール隊に所属した特別なメイドでもある。物静かな性格で、じっとしているのが好きな子。けれど、猫のような性格でマイペースながらも、甘える時は静かに近づいて体をくっつけてくる子だ。

でも、仕事中はあまり見ないしメイドたちに聞いても、運搬メイドとして働いている姿は滅多に見かけないらしい。運搬メイド隊のメイドは、毎日のように見かけていると言っていたので、間違いなく運搬メイド隊として働いてはいるのだろう。

ともかく、そんなトレスちゃんの能力は”箱を操る程度の能力”。箱であれば、何でも自由に操れる能力であり、見た目そのままで収納量を増やしたり減らしたり、箱に入って自由に移動できるし、箱の中に何が入っているのか把握できる能力だ。

私の”空間を操る程度の能力”と似通った部分こそあれど、トレスちゃんの能力の方がシンプルで強力な能力だと、私は思っている。

そんなトレスちゃんとの出会いは、第1次庭園迷宮攻略戦時の第2層”廃屋敷”でレミリアお嬢様がいつもの悪癖を発動なされて、明らかに罠っぽい宝箱を開けたのが出会いだ。あの時は、ちょうどトレスちゃんが寝ていた宝箱をレミリアお嬢様が開けたらしく、あくびをしながら出て来たトレスちゃんがアワアワしていたのは今でも思い出せるぐらいにかわいい光景だった。

ちなみに、トレスちゃんは一応戦えるらしく、ときおり戦闘訓練にも参加している姿を見たことがある。トレスちゃん自身の戦闘力は、毛玉たちを指揮していないオリビアちゃんと同等で、自衛はできる程度だった。けれど、トレスちゃんが宝箱に籠ると、何と自衛ができる程度から一転……ルージュとブラウの攻撃を……岩を鏡面切りする攻撃を耐えることができるのだ。

 

第1次庭園迷宮攻略戦が終わり、しばらくしてから第2次紅魔館(こうまかん)戦争が勃発……、それから数多しばらく経った後に、私がパチュリーの魔法実験の余波をもろに食らい猫になる事件が起きて……その日の翌日、また新しく特別なメイドたちがやってきた。

 

最初の一人は、セキュアちゃん。

自由奔放でなんでも興味を抱く無邪気な子供のような子で、致命的な方向音痴を持ち合わせている妖精の子だ。所属は違うけれどビビオンちゃんと一緒に遭難しているのをたまに見かける。その為、最近ではノワールは目的地を必ず指すコンパスの魔道具を作り始めているらしいけれど、中々上手くいってないみたい。

けれど、セキュアちゃんに関してはそのコンパスは必要ないとも思う。何せ、セキュアちゃんの能力は”安全に案内する程度の能力”。

彼女が能力を発動すれば、危険な道だろうが戦場だろうが何事もなく安全に目的地までたどり着けるという案内に特化した能力で、セキュアちゃんはこの能力を多用して生活している。むしろ、多用させないと紅魔館(こうまかん)の中で遭難して最悪みつからない可能性がある……。

つい最近、紅魔館(こうまかん)の本館の中で群れから離れて遭難し、野生化して凶暴化していた毛玉が居たぐらいなのだ……。まあ、相手は毛玉だったため、大事件にもならなかったけれど。

ちなみに、セキュアちゃんの能力のデメリットとしてはセキュアちゃんの案内どおりに移動しないと、本当に襲われるはずだった不幸よりも、より大きな危険に襲われるということだ。

一度、レミリアお嬢様が平和な時にセキュアちゃんのデメリットを試したらしく、聖水に付け込まれたニンニク臭い銀製の十字架が足の甲を穿ったらしい。「確実に殺すという殺意が込められていた」とレミリアお嬢様が語っていたけれど、ギリギリで回避できて足の甲を穿たれたらしい。

そんなセキュアちゃんは、長い年月を紅魔館(こうまかん)で過ごしたこともありすっかり紅魔館(こうまかん)の内装は覚えたらしい。けれど、結局究極の方向音痴の為、時々紅魔館(こうまかん)本館の中で遭難していることがあるとのこと……彼女が所属しているメイド隊のリーダーであるノワールがどうやって迷わせないようにするか、毎日頭を悩ませているらしい。(でも、それが結構楽しいとか)

 

さて、次は、セキュアちゃんの保護者であるメディーさんについて書こう。

メディーさんは、前世はお医者さんだった妖精で、医療技術に関しては、私やブラウを越える技術を持ち合わせている。実際、私が分からない病気やケガを見抜いたり、ブラウと病気について話し合ったりしているのをよく見かけている。一人称は”俺”で、口もどちらかというと褒められたものではないけれど、それでもメディーさんはケガ人や病人の治療に力を入れてくれたり、時々まだ精神性が幼い妖精メイドたちの遊び相手にもなってくれている。それに、その口の悪さは一種のギャップになっていて実のところを言うとメイドたちの中でもそのギャップにやられた子は多くいる。

そんなメディーさん、元々はセキュアちゃんの迷子を捜しに来た人であったのだけれど、セキュアちゃんがメディーさんを誘ってくれていろいろな思考がありつつも紅魔館(こうまかん)の仲間になった人だ。

そして、その高い医療技術を買われて、庭園迷宮の調査や通常の警備業務でケガ人が多く出る警備隊に配属することになった。

そのおかげで、警備隊の人員の怪我の回復速度も大幅に上昇したし、警備隊を辞めるほどの大怪我を負ってしまった子の治療や、()()()()妊娠した吸血鬼メイドの出産にも立ち会ったりと、大忙しである。ちなみにメディーさんに別館地下の特別牢獄のことはとっくの昔にばらしてあるし、本人は嫌がっているが吸血鬼メイドがやり過ぎるので、無理を言って特別牢獄の内容物の状態もチェックしてもらっている。特別なメイドたちの中で、特別牢獄の存在を知っているのはメディーさんぐらいだろうか……?

そんなメディーさんなのだが、実のところを言うとこの紅魔館(こうまかん)の中で最も多く申請書を提出してくれている人でもある。

メディーさんが申請するのは、主に医務室と病室の設立、医療器具の生産に医薬品の材料の調達許可証、その他医療に関連する道具や人員の申請だ。そう言うところでも、医療優先な辺りメディーさんのやさしさが見えているわけである。

もちろん、私も所属上彼女の上司である美鈴(メイリン)も、メディーさんの申請は()()もあって優先的に解決したいとも思っている。実際、医務室と病室の設立はレミリアお嬢様の許可もあり、別館の東棟1階から3階を病院区画にしたし、医薬品の材料の調達も許可し、何なら自前で生産できるように警備隊の農園を担当している子たちに育ててもらっている……のだけれど、医療器具の生産と人員の増加は難航している。医療道具の生産と言えば、間違いなくメディーさんの同期の特別なメイドが作ることになるのだが……その人は、残念ながら警備隊の武器と防具の生産で手いっぱい。その人の過去の経験から、作れないことはないのだが、生産速度と修理速度が警備隊が武器や防具を壊す速度わずかに上回る程度であり、常に常に武器や防具を作り続けるし修理し続けないと、庭園迷宮の調査が滞る結果になる。さらに言えば、清掃メイド隊に配布する武器防具も生産する必要があったり、農具やその他金属製道具の制作も、現在その人のワンマン状態だ……。そろそろどうにかしないと、過労死しそうなぐらいなのである。その為、医療器具の生産は今の所メディーさんを説得し、待ってもらうことに。

人員の方は、彼女の所属は警備隊ということもあり……美鈴(メイリン)が管理できる人数が限られているため、これも現在綿密な話し合いの元協議がなされているが……雲行きは芳しくはない。そもそも、美鈴(メイリン)自体が(一応、最近は空いた時間に関連の書籍を読んでいるみたいだけれど)医療関連に疎いこともあり、メディーさんの頭を悩ませている。

さて、少し長くなったけれど、メディーさんについてはこの通りだろう。

 

次に書くのは、メディーさんの事情にも深く関連する人……この紅魔館(こうまかん)の道具事情をほぼ一手に引き受けてくれている鍛冶妖精のヘスティーナさんだ。

彼女もまた、前世を持つ妖精であり、前世も鍛冶を生業としていた人のようで、彼女の作る道具は人間の町で買ってきた道具よりも、より頑丈で使いやすいとメイドたちや警備隊の狼女たちに好評なのである。

実のところを言うと、ヘスティーナさんはマグちゃんの知り合いで、マグちゃんが紅魔館(こうまかん)に所属する前から、相棒として組んでいたことがあるらしい。マグちゃんの使っているブーツとグローブを作ったのも、ヘスティーナさんらしい。

ヘスティーナさんもまたメディーさんと同じ口の悪い人だけれどヘスティーナさんも容姿に関してイケメン女子ということは間違いないので、ヘスティーナさんもまたメディーさんと同じでカッコいい妖精メイドとして結構人気だったりする。

そんなヘスティーナさんの能力は”話せる、読める程度の能力”。そして鍛冶妖精としての能力の二つの力を持つ珍しい人だ。

まず、ヘスティーナさん自身が持つ能力”話せる、読める程度の能力”について書いていこうと思う。

この能力は簡単に言えば、本来喋ることのできない無機物と会話したり、たとえヘスティーナさんが知らない言語であろうとも会話が可能になる能力だ。ヘスティーナさん曰く、複雑な暗号も解読可能で、他の人が聞けばノイズで頭が痛くなるような存在とも会話ができるとか……?

ヘスティーナさんはこの能力を「戦闘に使えない能力」と入っているものの、ヘスティーナさんは戦闘が好きではなく気にしてはいないみたい。

さて、次はヘスティーナさんの種族柄の能力について書いていこう。

ヘスティーナさんの種族柄の能力は、様々だ。まずは、ヘスティーナさん専用の鍛冶空間を創り出せるということ。けれど、あくまで空間内に鍛冶空間を作り上げるだけなので、私の”空間を操る程度の能力”のように空間の大きさを操れたりするわけではないらしい。

次に、その鍛冶場空間を利用して、鉱石やインゴットを貯めこむことができるけれど、本人の意志的に絶対にやらないしそもそもやれないけれど、私のようにそれらを射出することはできないみたい。

種族柄の能力に関連して、もう一つ……実のところを言うとヘスティーナさんの羽は魔法鉱石のミスリルの羽を持っている。形状は、東方紅魔郷(原作)2面ボス、チルノとよく似たものだけれど、さっきの通り鉱石で出来ているし、そもそも結構重そうな見た目だ。この羽は、ヘスティーナさんが言うにヘスティーナさんが鍛冶で打てるこのとできる鉱石を表しているらしい。つまるところを言うと、ヘスティーナさんが打てるのは、ミスリルまでの鉱石までであり、庭園迷宮調査で発見され少量が確保された、魔法鉱石として希少な物質である”アダマンタイト”や、同じく魔法鉱石として最高級の硬度を持つ”オリハルコン”、そして

今の所パチュリーが調査中の謎の物質、”青白色の光沢のある硬い金属”は、融かして打つことは難しいらしい。

そんなヘスティーナさん、所属的には調理メイド隊であるものの……本来なら、紅魔館(こうまかん)の専属の鍛冶師として雇われている人で、趣味でワイルドな料理ができ、調理道具の整備や生産もしているからギリギリ調理メイド隊に所属している。

ちなみに、ヘスティーナさんもメディーさんも同じで申請書を多く出してくれている人だ。

その申請というのが、鍛冶場の人員増加申請と、農園とは違うところに炭焼き場を作りたいという申請の二つだ。前者は、私を含むメイド長やレミリアお嬢様も重く考えていることであり、このままではヘスティーナさんが過労で倒れてしまうのではないかという懸念が多く上がっている。

実際、ヘスティーナさんが雇われてからというものの人員は増やそうとしたことはある、けれど結局鍛冶が危険で、なおかつ根気のいる作業の為、飽きやすく子供っぽい子が多い妖精メイドたちではダメ。ならば真面目で仕事熱心な毛玉メイドを……と考えたものの、毛玉メイドたちは種族上熱を持ちやすく、熱がこもりやすい鍛冶場での作業中に熱中症になりやすいので余計にダメ。(実際、調理メイド隊の毛玉メイドたちは調理に関わらずお皿洗いや給仕専門である。)吸血鬼メイドたちは、と考えたものの……吸血鬼メイドたちをアンナの目の届かないところに送るとナニをしでかすか分からないので論外。狼女たちは、通常業務で忙しく……小悪魔ちゃんもとい、デフォルメ小悪魔ちゃんでは金槌を振るう力を持っていないという……。鍛冶という特性上、簡単に人員を送るわけにもいかないのだ。どこかに都合よく、鉱石や鍛冶に詳しくて熱にも強い仕事熱心な種族がいてくれればいいのだけれど……。

無い物ねだりはこのぐらいにして、次は炭焼き場について書いていこう。

ヘスティーナさんが言うに、「最高の鍛冶はまずは炭から選ぶ」らしい。低品質な炭では、火は中々起こせず、またすぐに火の勢いを弱めてしまうらしい。これに当てはまるのは、これまで人間の町で買い続けて来た炭の事を言っていた。ヘスティーナさん曰く、暖房に使うには申し分ないらしいけれど、鍛冶で使うには頼りないとのことだ。そんなヘスティーナさんが求めた炭というのが、簡単に火がつきよく燃えて、火の勢いを長く保たせる炭だ。幸いなことに、その炭の作り方はヘスティーナさんが詳しく知っており、さらにはその炭を作るための木も、現在調査中の階層である第6層にてよく出現するエントがヘスティーナさんが求めている木材ということが分かっている。この炭焼き場は、既にレミリアお嬢様からの認可もいただいており、狼女たちが作り上げてくれて、調査の最中に偶発的に遭遇し、討伐したエントを使って炭も作り始めている。管理も、警備隊の大怪我をして警備の仕事ができなくなった子たちがやってくれている。

けれどそれでも、警備隊が調査の最中に武器や防具を壊す速度が速く、ヘスティーナさんはその補充や修理に手を焼いている。(なんでも、第7層の扉を守る魔物に武器や防具を的確に壊されているらしい)

 

さて、今は解決できない問題はこれぐらいにしておこう……。

次に書く子はセリアちゃん。普通の妖精だけれど、褒めてくれる主を求めて旅をしていた変わった子。でも、この紅魔館(こうまかん)ではなくてならない存在になっている。

彼女の能力は、”好みの紅茶を生み出す程度の能力”。名前の通り、飲む相手が好む紅茶を手のひらから生みだす能力で、よほどのことがない限りは出された人はセリアちゃんの能力で生み出された紅茶を気に入るのである。

よほどの事というのも、レミリアお嬢様のように”私が淹れた紅茶が好き”という理由であり、セリアちゃんはそんな私を越えようと、頑張ってこの能力を成長させようとしているみたい。

また、セリアちゃんは自衛できる程度の戦闘能力も持っているが、セリアちゃんがやる気でもちゃんとした戦闘員(メイド、警備隊の狼女含む)が居るので、あまり無理はしないように言い聞かせている。

ちなみにセリアちゃんは、この紅魔館(こうまかん)に来る前は、様々なお屋敷に住まう貴族に雇われたことがあるらしい。けれど、セリアちゃんが使えることになる主は、そのほとんどがクソ主……紅魔館(こうまかん)に来る一つ前に仕えた主はレミリアお嬢様を花嫁にしようとしたあの吸血鬼らしい、まあセリアちゃんいわくそれを感じ取って1時間で姿を消したらしいけれど。

でも、そんなセリアちゃんが逃げないということは、セリアちゃんから見てレミリアお嬢様はいい主ということなのだろう。そう言う意味では、私も鼻が高いというものだ。

 

セリアちゃんの次は、ベンジャミンさん。

種族は、グレムリン……小悪魔ちゃんと同じ名前の種族だが、小悪魔ちゃんは”悪魔のグレムリン”、一方でベンジャミンさんは”妖精のグレムリン”なので、そこの所だけは間違えないように気を付けよう。

ベンジャミンさんは、この紅魔館(こうまかん)において唯一の技師として、雑用メイド隊に所属しており紅魔館(こうまかん)の経年劣化をチェックしたり、直してくれたり……あとは、メイドたちが使っている道具のメンテナンスもやってくれている人だ。本人の得意分野は「工学」と「魔術・魔法学」とのことだけれど、前者は雇われた時は時代的にまだだったし、「魔術・魔法学」についてもパチュリーとノワールという魔法・魔術の教授レベルが居たので影が薄かった……。

そんなベンジャミンさんは、”不具合を認識する程度の能力”という能力を持っており、なんでもありとあらゆる不具合部分を見てすぐにわかるということらしい。それも、この能力はベンジャミンさんの知識の有無にかかわらずに発動するらしい。

最近では、時代がベンジャミンさんに追いついたのかアンナが人間の町の外れに、蒸気機関の工場を作っているのを見たらしく。それを偶然聞いたベンジャミンさんがハイテンションになっていた。

ベンジャミンさんのあの様子だと、紅魔館(こうまかん)に近いうちに電気が通るかもしれないかも。そう言えば、ベンジャミンさんと初めて会ったとき、私を怖がっていた理由は結局今になっても教えてくれない。けれど、ベンジャミンさんも慣れたのだろう、特に怖がることはなくなった。

 

次に書く子は、ダーティちゃん。

前世は、忍者が好きな日本人女性だったらしくその影響で、今でも忍者が好き……というか、メイド忍者になっている。

ダーティちゃんは、どちらかというと緊張してしまい人と話すことが得意ではない子だ。けれど、慣れた相手との会話や好きなもの……それこそ忍者の話題になると、人が変わったかのように喋りだす面白い子でもある。

そんなダーティちゃんは”忍術を使う程度の能力”という能力を持っていて、本人が一番喜ぶ能力となっている。この能力は主に、マンガやアニメの忍者ものと言った派手な技を一通り使うことができ、なおかつ身体能力もそれらしいものになるというものだ。そのかわり、ダーティちゃんは魔力の代わりに神通力と呼ばれる力を持っていて、本人曰く神通力を使いすぎると頭痛が起きて最終的には気絶してしまうらしい。

さて、そんなダーティちゃんだが実は最近、レミリアお嬢様の下でレミリアお嬢様からの直接の命令を受けており、清掃メイド隊の業務をこなしながらレミリアお嬢様から任せられた秘密の命令をこなしているらしい。夜になると、紅魔館(こうまかん)内では姿が見えなくなることからおそらく外に出ているのだろうけれど、少し心配である。

ちなみにブラウいわく、ダーティちゃんは表情が硬い印象の子が多い清掃メイド隊の中でも特に表情が硬い方で時々隠れて他の表情の硬い毛玉メイドたちと一緒に表情の練習をしているとか。

 

次に書く子は、フォリアちゃん。

この紅魔館(こうまかん)に来る前に、壮絶な人生を送ってきた子だ。

フォリアちゃんの過去を語るにはまず彼女の能力、”答えを知る程度の能力”について書かないといけない。この能力は、どんな質問に対しても直接答えを知ることのできる能力で、たとえどんな内容であろうとも答えがある場合はその答えを知ることができる能力だ。けれど、答えのない質問だったり意味のない質問だった場合は鼻血が出たり、最悪気絶することもある。しかも使えば頭痛がして、使うためには自問自答という形でなければ効果はないとのこと。

フォリアちゃんは、この能力が原因で人間に捕獲されひどい扱いをされていた過去を持つ子だ。

今でこそ、アンナ隊の妖精メイドや毛玉メイドの仲間たちと楽しく笑いあい、与えたお仕事も頑張ってこなしてくれているが……ともかく、最初の頃はトラウマもありどこか馴染めていない様子だった。

そのトラウマというのも、フォリアちゃんを捕まえた人間は人外侮蔑の人間だったようで、フォリアちゃんの目つきは生まれつきだというのに、目が気に入らないと殴り、出した答えが気に入らないと鞭で打ち、最終的には自らのストレスを発散するためにフォリアちゃんを殴るという外道極まりない人間だった。そんな生活を10年続けていたフォリアちゃんには、ついに救世主が現れたのだ。

その救世主というのが、長い髪を持つ1体多数を楽に勝てる妖精とのことで、いつかその妖精のように強い妖精になるのがフォリアちゃんの夢らしい。

さて、フォリアちゃんの過去の話はこれぐらいにしといて、フォリアちゃんと出会ったときのことを書いていこうと思う。

フォリアちゃんとの出会いは、第3次妖精メイド雇用ピークの始まる前ぐらいに、シレッとアンナ隊の隊列に並んでいたのを私が一方的に気付いた時だ。あの時のフォリアちゃんは強い妖精に助けられた後、能力を使って楽しく生きるのはどうしたらいいかの答えに従い、紅魔館(こうまかん)に侵入し、メイドとして勝手に働きだしたらしい。他の妖精メイドや毛玉メイドたちは「新しく入った子なのかな?」とか「一緒に入った子なのかな?」と全く気にかけていなかったけれど、雇用時には必ず私と顔を合わせることがあるので、私が彼女を知らないということはそう言うことだったのである。

ともかく、その時点ではフォリアちゃんは侵入者……これまで通り、勝手にメイド隊に入っては破壊工作や暗殺をたくらんだりする不届きモノと同じだったのである。

けれど、私はその時……フォリアちゃんを「侵入者として扱ってはいけない」と直感が働き、彼女の行為や行動を見逃すことにしたのである。アイーダちゃんを監視につけたものの、そこまで警戒はしていなかった。

フォリアちゃんを見逃してから1週間たった日、私は彼女に直接話すことにしたのだけれど、私がフォリアちゃんに話しかけた途端、泣きながら逃げ出そうとしてしまった。あの時は、私が話しかけたということもあり、追い出されると勘違いして泣き出しながら懇願していたのだけれど、その時から既に紅魔館(こうまかん)のメイド隊に所属していることになっていたのだ。私がこっそり、所属していることにもしたしアンナにだけはフォリアちゃんの存在を伝えいたのである。

そんなこんなで、フォリアちゃんは無事にこの紅魔館(こうまかん)のメイドとして幸せを求めて生きることができるようになったのだ。

ちなみに、最近のフォリアちゃんはというと、トラウマも克服し、仲間やフォリアちゃんの保護者であるクエスさんと一緒に幸せな日々を送り、ときおり私にも甘えてくる咲夜(さくや)とは違ったかわいい子だ。

 

さて次は、フォリアちゃんの所にも書いたクエスさんについて書いていこうと思う。

クエスさんは前世は幼稚園の先生だった妖精の女性で、メイド隊のお母さん枠の一人でもある。実際、私よりもクエスさんの方がお母さんらしいのだけれど、毎年メイド隊の中でアンナが勝手に作っているランキングの投票では私の方がお母さんらしいみたい……。

そんなクエスさんの能力は”質問をする程度の能力”、クエスさんが質問をすると、質問された相手は半強制的にその質問の答えを回答させられることができる能力だ。しかし、この能力は今でもクエスさんの意志で制御できておらず、クエスさんがポツリとつぶやいた独り言でも能力が発動し、関係ないメイドが被害を受けて回答することがあるらしい。

さて、そんなクエスさんとの出会いはある日フォリアちゃんが強引に連れてきたことが始まりだ。

フォリアちゃんが紅魔館(こうまかん)を目指す理由を与えた人で、誰よりもフォリアちゃんのことを心配しているゆえの行動だった。それに、レミリアお嬢様に単身で訪問し、フォリアちゃんが紅魔館(こうまかん)に雇われるようにカリスマスイッチの入ったレミリアお嬢様の気迫に耐えつつ、交渉をしていたのである。

ちなみにクエスさんは、ブラウ隊に所属していているブラウ隊の中でも数の少ない表情の柔らかい人であり、時々どうやって表情をや若くするのかブラウも相談に行っているらしい。

 

次の子は、ベナミさんだ。

ベナミさんは、妖精の中でも戦闘……戦うことに特化した妖精の種族で、ベナミさんも小さい頃から戦いを中心に生活してきた人だ。基本的に無口で、一人称が俺のオレっ娘、口調は男っぽい口調で、無口な男装女子としてメイド隊で人気の人、だけど根っからの武器マニアであり、武器の話になると止まらなくなる子だ。

レミリアお嬢様とフランお嬢様に対して敬語は使うけれど、私やブラウと言ったメイド長クラスには基本はタメ口が多く(私を含め全員特に気にしていないけれども)、雇ったときもメイドというより、お抱えの傭兵のような感じでもある。終身契約だけどね。

そんなベナミさんの能力は、”等価交換する程度の能力”で、何かを代償にそれに見合った効果を得る能力だ。ベナミさん曰く、他人にも付与できるし、代償の支払いは物でも可能だけれど、前者は付与した人が代償を払い、後者はよほど価値があるもの……武器で言うのなら聖剣や魔剣クラスの代物でない限りは発動はできないみたい。

そんなベナミさんとの出会いは、私と美鈴(メイリン)が警備隊の増員について話し合っていた際、偶然その話を耳にしたアンナが昔小耳に聞いた話を私たちにしてくれて、その時偶然採用されるために来た妖精がそのベナミさんだったという出会いだ。

あの時、私、美鈴(メイリン)とアンナで面接したけれど……今でもあれは圧迫面接だったなぁと思う。相手がベナミさんじゃなかったら、間違いなく泣いているか恐怖で失神しているか、粗相をしているかのどれかだったと思う……。

それに、ベナミさんの容姿は妖精というよりも悪魔(デーモン)寄りの姿で、偶然通りかかった妖精に詳しいブラウが妖精認定していなかったら、今でも誤解していたと思う。

結局はベナミさんの過去と能力を聞いたうえで、雇ったわけだけれど。あの時に渡した宝剣は、使っているところを見たことはないが、今でもベナミさんが腰脇に刺して自慢するぐらいいい物だったらしく、その分ベナミさんがやる気に満ちているのであげてよかったと保管していた私も嬉しいぐらいだ。

さて、そんなベナミさんだが、あの戦争の後からフランお嬢様の剣術の指南役も任されている。元々、警備隊で雇われた時、部下を持たない遊撃枠としての採用だったこともあり、襲撃も少なくなっていた時期の為、言い方が悪くなるがベナミさんがあまり役に立っていない時期だった。いや、ベナミさんは警備隊の本業も副業も積極的に参加してくれて、本当に役に立っていなかったわけではないのだ。ベナミさんが動くほどの事態が起きなかっただけで……。

その時、ちょうどフランお嬢様がレーヴァテインを使いこなすために剣術の指南役をブラウとルージュに頼み込んでいた時期があった。けれど、ブラウもルージュも本人曰く「教えられるほどの綺麗な剣術じゃない」と言い張り、フランお嬢様を説得していたのは今でも覚えている。フランお嬢様はそれでもいいとは、仰っていたものの、ブラウとルージュはその言葉を聞いても折れず、話が平行線で中々困っていたところにアンナAが仲裁に入り、事の発端を聞いて「それならベナミさんに教えてもらうのはどうっすか」と鶴の一声が入り、ベナミさんがフランお嬢様の剣術指南役になったというわけである。

実際、フランお嬢様の剣術は見る見るうちに成長しているのでアンナAが鼻を高くしているわけである。

 

次に書く子は、メラルドちゃんだ。

メラルドちゃんは、前世は普通の女子中学生だった妖精だ。前世では、家族や友人に恵まれ順風満帆の学生生活を楽しんでいたのだが……不慮の事故にあってしまい、妖精のメラルドとして生まれ変わることになった。

ここで、一つ……私や記憶をなくしたとはいえライちゃんにマグちゃん、メディーさんやヘスティさん、ダーティちゃんにクエスさんと言った転生者たちは、前世で大人の時に何かしらの理由で死亡して今の姿になっている。私だけでなく、メラルドちゃん以外の転生者は前世の自分の死をある程度受け入れている。私は、もう記憶が薄いこともあるしライちゃんはそもそも記憶喪失、マグちゃんは前世より今が充実しているし、メディーさんもなんだかんだ言って今が一番楽しそう……、ヘスティさんやダーティちゃん、クエスさんだって前世の記憶を過去の物として生きている。

けれど、メラルドちゃんが死んでしまったのは中学生の時である。中学生の時と言えば、第2次成長期が来て精神も成長し始め、人によっては生理や反抗期も来る多感な時期である。そんな時期に死んだというのなら、なろう系の転生者主人公のように、自分の死を受け入れられるわけがないのだ。そんな事情もあり、メラルドちゃんの精神状態は非常に不安定だ。メラルドちゃんとして転生してかなりの時間がたった今でも、ふとした瞬間に前世の記憶を思い出したり、夢を見たりして前世の世界に帰りたい、人間に戻りたいと泣き出してしまうことがある。

それでも、メラルドちゃんにも少し整理がついているのだろう……年々、そう言ったことは少なくなってきているし、自分が妖精になったことを受け入れて少しづつ前に進もうと希望を見出している。

私や、他の転生者のみんなもそれを応援しているし、その相談に乗ることもできることは本人にきちんと伝えてある。

さて、少し熱くなっていろいろと書いてしまったが、メラルドちゃんのことについて詳しく書いていこう。

メラルドちゃんの能力は、”護る程度の能力”。本人の精神状態や体の状態により効力や効果、護れる範囲や発動可能時間が変化する能力で、その効果は、反射。精神に影響する魔法や術技、呪いを打ち消したり跳ね返すことができる……らしい。本人が言うに、そういう効果がないはずのあのクズ野郎の必殺技(笑)を跳ね返したので、本人もうまく理解していないみたいだ。レミリアお嬢様いわく、「あの時のメラルドちゃんはやる気に満ちていたから、ありとあらゆるものを跳ね返せたんじゃないかしら」ということらしい。

そんなメラルドちゃん、アンナ隊の中でも末っ子の扱いを受けており、同期のはずの妖精メイドからも甘やかされたりするらしい。特に、かわいいものに目がないマグちゃんによって特に可愛がられておりマグちゃんがメラルドちゃんにメイクやヘアケア、その他いろいろなことを教えているみたい。

 

さて、メラルドちゃんの次はウルティマちゃんだ。

ウルティマちゃんは、かなり珍しいとされる闇妖精の子で、時々ぶっ飛んだことを言う少し不思議な子だ。

闇妖精らしい黒い長髪に右が黒色で左が赤色の瞳を持つオッドアイを持つ子でかわいい子だ。

ウルティマちゃんとの出会いは、レミリアお嬢様が気まぐれに中庭に出た際に、ボーっと立っていたところを見つけ、私の元に連れて来たのが出会いである。

本人に聞いても、どうしてあの日あの時に、紅魔館(こうまかん)の中庭でボーっと立っていたのか分からないらしい。そういう時は、レミリアお嬢様が”運命を操る程度の能力”で運命を引き寄せたりが原因なのだが……そのレミリアお嬢様もそんな運命を引き寄せた覚えはないという。まあ、たぶん……レミリアお嬢様の()()なんだろうなぁ。

さて、そんなウルティマちゃんの能力は”対象を幻惑させる程度の能力”、ウルティマちゃんの左の眼と声が能力発動のキーであり、左目は見た相手の視界を混乱させることができ、声の方はウルティマちゃんの声を聞いた相手の聴覚を麻痺させることができるらしい。ちなみに、この二つの能力は対象が少ない方が強力な効果になる。そのため、大人数では効果が薄くなったり、聞かなかったりするらしい。さらに言えば、ウルティマちゃんの視界に入らない、耳を塞いでウルティマちゃんの声を聞かないようにするといった物理的な方法でもこの能力は封じられるらしい。

そんなウルティマちゃんの所属は警備隊……最初はメイド隊に入りたがっていたのだけれど、本人の家事能力は鍛えても平均的な家事能力にしかならないので、ウルティマちゃんを何とか説得し、警備隊に所属してもらうことになったのだ。警備隊内のポジションこそ警備隊のマスコット枠ではあるものの、実際警備隊の中では狼女たちより強いので、ただのマスコットではないようだ。

あと最近は、美鈴(メイリン)のように強くなりたいらしく、美鈴(メイリン)の娘になりたいと言っていたし、美鈴(メイリン)の事をママ―――ではなくパパと呼んでいたのを見かけた。美鈴(メイリン)は「なんでママじゃないんですかー!?」と涙を流していたわ……。仮に美鈴(メイリン)がパパなら、ママは誰なのだろうか……。

 

ウルティマちゃんの次はアビーちゃんだ。

アビーちゃんは、前世はサブカルチャーが好きな中学生で世渡り上手だったためクラスに馴染めていた。けれど、林間合宿中に土砂崩れに巻き込まれて死んでしまい、魔眼妖精という珍しい妖精になった子だ。

中学生という点ではメラルドちゃんと一緒であり、アビーちゃんもまた転生後につらい経験をしてしまった。

アビーちゃんの種族、魔眼妖精とは本来なら地獄に生きる妖精と同じ系統の種族あり、本来なら悪魔たちの住む世界、地獄とは違う魔界と呼ばれる世界でしか生きられない特殊な種族の妖精だ。しかし、アビーちゃんは生まれてすぐに何かしらの転移事故が起きたらしく、私たちの生きる現世に転移してしまい、そのまま暮らすことになった。現世で暮らすこと自体は、前世の知恵もあり何とか生きれたのだが……問題は容姿だった。

アビーちゃんの種族である魔眼妖精の姿は、正直に言えばひどく醜いものだ。手のひらや足の甲、みぞおち当たりに妖精が妖精たる羽にも大小さまざまな眼とその羽根の根元から多数の赤い触手が生えておりり、顔にも普通の眼に加え上下と額に眼が存在する、まさに異形の姿……。

今現在では、普通の妖精に擬態できるものの、現世に転移した直後には擬態能力を持ち合わせておらず……人間や人外はおろか、起源は同じのはずの妖精にまで悪魔として恐れられることになる。

元々、アビーちゃんは人付き合いが得意な方であったとしても、元々は暗い性格……その種族を問わぬ迫害により、人間不信に陥ってしまう。この人間不信は、紅魔館(こうまかん)で雇われても続いていたが、最近では咲夜(さくや)セラピーの効果があったからか、他の妖精メイドや毛玉メイドと話したり、擬態化を教えてくれた魔界出身のオリジナル小悪魔ちゃんとお茶会をしたりと今の生活を楽しんでくれている。

また、メラルドちゃんのように熱くなってしまったが……メラルドちゃんとアビーちゃんのような、精神がまだ幼い子に対して、私たち精神が大人である転生者組は彼女たちを守り、成長する姿を見守る義務があると、個人的に思う。

……こんな話は置いといて、アビーちゃんの能力について書いていこうと思う。

アビーちゃんの能力は”魔眼を操る程度の能力”、アビーちゃんの眼に様々な効果を付与することが可能であり、アビーちゃんが相手を見た瞬間に、目に付与した効果が影響を与えるという能力だ。また、この能力は、何と眼を切り離すことが可能であり……分離させた眼の視界を共有することが可能なのだ。

また、目に付与できる効果は、遠視、透視、魔力視に発火、氷結、感電や、看破、封印、妨害、そして石化、麻痺、猛毒に、暗闇、幻覚、衝撃の魔眼など効果はそれぞれあるものの、発動できる効果は一つの眼につきひとつのみ、その為あまり褒めるべきことではないが、眼がたくさんあるアビーちゃんによく合っている能力なのだ。ただ、この能力では本来の姿にある羽にある眼には主要な効果は作用せず、副次的な効果である分離させることしかできないらしい。

だが、この能力にも立派なデメリットは存在する。この能力のデメリットは、魔眼を使うたびにアビーちゃんの眼にかなりの負荷がかかり、一定以上の使用でその眼が破裂、そして失明するのである。

もちろん眼が破裂した時の痛みは尋常ではなく、また自分の眼が破裂するなんておぞましい事は精神自体はまだ子供であるアビーちゃんの精神が耐えられるはずはないのである。

一応、破裂した目は分離した眼を入れることで回復、能力の再使用が可能だが、その眼を馴染ませるのに10分かかる。それに、魔眼の種類によってはこの負担は増減し、直接体を蝕んだり、最悪アビーちゃんが気絶するなど強力な効果を持つ魔眼を使用した際の代償が大きいわけである。一応、レミリアお嬢様が非常時を除き、許可しない限り能力は使わないと悪魔の契約は結んでいるけれど、紅魔館(こうまかん)に住んでいる以上、その非常時はよく来るからなあぁ……紅魔館(こうまかん)戦争に、庭園迷宮からの襲撃、聖母(マリア)戦争云々に………・…。

考えるのはやめておこう……さて、そんなアビーちゃんの仕事ぶりは正直に言って普通だ。

家事能力は鍛えなくても高い方だったが、メイドとして働いているおかげでその家事能力が鍛えられ、今ではアンナ隊の中核メイドとしての地位も獲得している。

けれど、前述したとおり、アビーちゃんには対人恐怖症があるためアンナはアビーちゃんには部下を与えず、アビーちゃんには好きに働くように伝えているらしい。実際、アビーちゃんがそう言う問題を起こしたという報告はあまり聞いていない。

けれど、アビーちゃんの対人恐怖症は、咲夜(さくや)のナイフ投げの先生となると同時に咲夜(さくや)セラピーも受けさせているため、段々と改善している。

ここ最近では、さっき書いたように、アビーちゃんの方から妖精メイドや毛玉メイドたちと話すようになっているし、本来ならそれが彼女の元々の表情であろう柔らかく可愛らしい笑顔を浮かべることが多い。

ちなみに本来の姿も何度か見せることがあったが、それすら受け入れるのが我がメイド隊のメイドというものである。

 

さて、アビーちゃんの次はイミナちゃんの事を書こうと思う。

イミナちゃんは、猫妖精(ケットシー)の女の子で、少しひとを小ばかにするような口調がおおく、笑い方も「イヒヒヒヒ」と独特なもの、さらには本人がかなりのイタズラ好きであり、よくブラウに捕まってはお説教されている姿を見かける。けれど、イミナちゃんはブラウによく懐いているようで、メイド隊の中でも唯一ブラウの言うことは聞くし、ブラウにだけは軍隊方式の口調に変わっているのだ。

そんなイミナちゃんの能力は、”曖昧さを操る程度の能力”というもので、不思議な国のアリスに出てくるチェシャ猫のように存在や効果などを曖昧にするという能力だ。この能力を使って、自身の存在を曖昧にすれば誰にも干渉されなくなったり、境界を曖昧にすると曖昧にしたものがどちらも同じものになるというものだ。

しかし、これまで通りこの能力には相応なデメリットが存在する。そのデメリットというのが、曖昧にしたものの存在の定義が不安定になる事だ。例えば、自分の存在を曖昧にすると自分が誰だか分からなくなってしまったり、他者から自分の事を忘れられたりする可能性があるのだ。

後者の場合だと、長い間一緒にいた相手であればその影響を受けないものの、前者の場合は長時間使えば使うほど、その可能性が高まるのである。

またこの能力は、他者や物にも付与が可能であり、同じようなデメリットが適応されるため、イミナちゃんの能力はブラウの許可がない限り、自身の存在を曖昧にすることを禁止にされている。

そんなイミナちゃんだけれど、最近は厨房に忍び込んでつまみ食いをしまくったせいか、少しお腹が出てきているらしく、お仕事を真面目にしていることが多い。

あとこれは、私だから気付いたのだけれど、先ほど書いたダーティちゃんとイミナちゃんの苗字は偶然なのか、それとも関係があるのか、二人とも”グラス”という苗字である。

その辺はデリケートな問題なので、二人に気を使って聞いていないが……気になる事は気になる。

 

さて、最後はメアちゃん。

この子は、紅魔館(こうまかん)生まれ、紅魔館(こうまかん)育ちのパチュリーが育児をしている妖精の女の子で、最近ではパチュリーのお手伝いをよくしている、紅魔館(こうまかん)で最も幼い妖精だ。

最初の頃はパチュリーも育児の初心者ということもあり、お腹がすいたり粗相をするとすぐに泣きだしてしまうメアちゃんにアタフタしており、時に育児ノイローゼになりかけた事もあったのだけれど、それでもパチュリーは根気よくメアちゃんを育てた。

その結果、メアちゃんは元気に成長して……今ではヴワル魔法図書館を元気に遊び場にしていたり、蔵書されている本を読んだりしているみたい。

そして、パチュリーが魔女ということもあり、メアちゃんも魔法に興味を持ったのかときどきメアちゃんがパチュリーに特別に1対1で魔法を教えてもらっているのを見かけることもあった。

……パチュリーいわく、パチュリーの両親はパチュリーが生まれて間もなくからパチュリーの魔法・魔術に対する才能を見抜いていたようで……パチュリーが自立できるようになった年齢になった途端、姿を消したらしい。あの時の悲しみや、苦しみ……そしてそのあとの孤独感をメアちゃんには味わってほしくないと、メアちゃんにべったりな時期もあった。

ちなみにそんなメアちゃんにも能力が存在する。その能力というのが、”ありとあらゆるものを反転する程度の能力”……名前の通り、ありとあらゆるものを反転……たとえ、概念や現象、事象であろうと、効果が真逆になってしまう、フランお嬢様の”ありとあらゆるものを破壊する程度の能力”に匹敵する能力だ。

一度能力が発動した場合、反転したものは能力者であるメアちゃんが解除するか、能力が無効化されるか……もしくは、メアちゃんが気絶・死亡するまで決して解除されない能力で、デメリットも反転時の消費エネルギーが対象によって変わり、対象が強力であればあるほど、そのエネルギー消費量は、爆発的に増えるものだ。

もちろん、そんな能力を持っているとわかっている時、一番メアちゃんを恐れてしまったのはパチュリーだった。下手すれば、自分が自分でなくなってしまう能力、下手をすれば世界を壊すことだってできる能力……そんな能力を知ってしまったパチュリーは、恐れてしまったのである。

けれど、パチュリーは自分の過去を思い出し、決してメアちゃんを一人にしないという覚悟の元、ノワールと協力してメアちゃんの能力を制御……もしくは、封印する腕輪型の魔道具を作り出した。

その結果、メアちゃんの能力はしばらく封印され、メアちゃんがしっかりと判別できるようになった最近では、能力の制御に切り替わっており、パチュリーが付きっ切りでメアちゃんの能力の練習に付き合っているみたいだ。

……そう言えば、パチュリーは時々口癖のように「むきゅー……」と鳴き声を出すことがあるのだけれど、メアちゃんはそれを見て覚えたのかときどき「むきゅー……」と鳴くことがある。

本来なら咎めるべき癖なのだろうけれど、かわいいので何も言わないでおく。

 

こんな感じだろうか……

なんだか、書きたいことを書いていたらすごく長くなってしまったような気がする。

けれど、みんなの今をかけて私は満足だ。

 

さて、明日はついに庭園迷宮の完全攻略が開始される。

庭園迷宮の完全攻略がなされた時、どのような結果になるのか今は分からないけれども……。

きっと、悪いようにはならないはずだ。





最後まで読んでくださった読者に感謝します!
次回から、ついに庭園迷宮の完全攻略作戦が開始されます!

それに合わせて、庭園迷宮完全攻略作戦の第1話と同時に活動報告にて、
「第4次キャラクター応募」
「第2次こんなお話が見たい応募」
を開始します!

また、これまで応募してくださった皆様の中にこの設定を追加したい!この設定を修正したい!という方がいらっしゃいましたら
「登場済み応募キャラクター設定変更提出所」
をおつくりしますので、しばらくお待ちいただけると幸いです!!
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