黒鉄の戦士がダンジョンに潜っても問題ないだろう?   作:ワニの騎士

17 / 21
兜:真鍮の兜
鎧:真鍮の鎧
手甲:真鍮の手甲
足甲:真鍮の足甲

右手武器:エストック
:

左手武器:パリングダガー
:暗月のタリスマン

指輪:暗月の司祭の指輪
: 暗月剣の誓約指輪

使用アイテム:エスト瓶
:
:

(主人公の装備や武器は毎パート変わったり変わらなかったりします。)



第17話:世界を渡った侵入者

太陽に照らされ黄金に輝いていたかつては栄華を極めた都、アノール・ロンド。しかし今では人々の活気はなく、そこにいたほとんどの神々がその地を去り、今では極小数の神しかいない。そしてアノール・ロンドに隠されている様な場所にある暗月の霊廟で、霧の前に跪き主神の言葉を待つ1人の女騎士がいた。

 

『よく来てくれた……我に仕える暗月の騎士よ』

 

「グウィンドリン様、お呼び頂きとても光栄です」

 

『頭を上げよ。今回お前を呼んだのはお前にある事を頼む為だ』

 

自分が仕える神から直々の頼みに女騎士は唾を飲む。

 

『灰の湖は知っているな?』

 

「はい。古竜の生き残りが鎮座している場所…この世界や別の世界の出入口である大樹が何本もそびえ立つ場所ですね」

 

『そうだ…今回お前には別の世界に行って、ある女神を殺す事を頼みたい』

 

「神を……殺す?なっ、なぜ別世界の神を殺さねばならぬのか理由をお聞きしても?」

 

『1人の神がこの世界に侵入したのだ。本来、己の世界から別世界に渡る為にはその世界の神に交信してあちら側に大樹に入るための出入口を作って貰わねばならない。だから大樹の事を知る神はとても少ないのだ』

 

「交信という事は…もしやその侵入した神が貴方に交信をしたのですか?」

 

『そうだ』

 

「一体何を話されたのですか?」

 

『……その神はこの世界を助けたいと、救いたいと言ってきた。しかしこの世を知らぬ余所の神を招く訳にはいかない。言わなくても我が騎士は分かるだろう』

 

女騎士は火防女であり、戦士でもある。彼女が守る篝火に近づく巡礼者と交流をし…時には敵対する事もしばしばあったが巡礼者からロードランの今の状態等の話を聞いていたので暗月の神が言う事は直ぐに理解出来た。この世のものは、他の世界では猛毒になり得る可能性が高い。もし誰かに何かを持ち出されて失敗をし被害が大きくなればこの世界の二の舞になってしまう。女騎士は改めて事の重大さを理解して主神から与えられた任務を必ず達成するために決意を固める。

 

『そういえば篝火になにか変化はなかったか?』

 

「変化……そういえば少し前、篝火の火が強くなり3時間程山吹色に燃えておりました」

 

『(もしかするとあちら側にいる火を司る神が無理やり道を作ったのかもしれないな)分かった。では今すぐに灰の湖に向かってくれ。着いたら私が浜辺に小船を置く』

 

「はい。直ちに湖に向かいます」

 

女騎士は立ち上がり霧から離れて行こうとすると神に呼び止められる。

 

『待て。ひとつ言い忘れていたが……もしかするとあいつがあちら側にいるかもしれぬ』

 

「あいつとは?」

 

『黒鉄といえば分かるだろう。あの時倒したかと思ったが………侵入してきた神と私があいつにトドメを刺すタイミングが重なりあいつのソウルが篝火に戻れずにあちら側に流れ着いた可能性がある。連れ戻せ』

 

「はいグウィンドリン様。あとお聞きしますが侵入をした神の名は分かりますか?」

 

『…名はフレイヤそれしか分からない』

 

女騎士が霊廟から離れた後、暗月の神はポツリとつぶやく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『彼女が元彼であるあいつを殺さずに連れ戻せるだろうか』




エルデンリングトロコン出来たから、久しぶりにダークソウルリマスターやろうかなぁ。

トーリンはどのファミリアに入るか?

  • ヘスティア・ファミリア
  • ヘファイストス・ファミリア
  • フレイヤ・ファミリア
  • デメテル・ファミリア
  • 無主属

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。