黒鉄の戦士がダンジョンに潜っても問題ないだろう?   作:ワニの騎士

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兜:黒鉄の兜
鎧:黒鉄の鎧
手甲:黒鉄の手甲
足甲:黒鉄の足甲

右手武器:黒竜の大剣
:グレートソード

左手武器:黒鉄の大盾
:ゴーの大弓

指輪:籠愛と加護の指輪
:ハベルの指輪

使用アイテム:エスト瓶
:竜頭石
:遠眼鏡

(主人公の装備や武器は毎パート変わったり変わらなかったりします。)


第2話:初戦を終えて新たな出会い

ザシュ……バキ…ザシュ

 

大広間の所々に灰の山が積もり、壁には倒されたデーモン達の血が飛び散っていた。

 

「ふぅ、コイツらデーモンとかの類いじゃないな」

 

彼の経験してきた戦いでは、本来デーモンや亡者は倒されると光の粒子となり消えるのだが今倒されたデーモンもどきは倒されると灰となり大きさが異なる宝石、爪や牙などを残した。

 

「コイツらを倒せば何か分かると思ったんだがなぁ。ソウルも人間性も落とさないし……まぁこの石は役に立ちそうだな」

 

彼は地面に落ちている宝石を回収しその場を後にした。

大広間から離れ道に沿って歩き見つけた階段を登ると森林が灰色に染まった大樹林に出た。まるで火山灰が森に覆いかぶさった様なその場所は初めて来る場所のはずなのに暖かみと懐かしさを感じた。だが彼はすぐに気づいた。ここは地上ではないと。彼は感じた、幻の様な何か役割を果たすための力が蠢いているのを。

 

「はぁ……ここが地上じゃないなら上に行くための階段がある筈だ」

 

こうも木々が生い茂っていると思う様に大剣を振り回せないので彼はグレートソードより少し短い黒竜の大剣を装備する。森の中を歩いて階段を探すが中々見つからない。そこで彼は丁度いい高さの丘を探し出して登り上から周りを見渡す事にした。辺り一面は灰色一色に染まっており、まるで森が病んでいるように感じた。そして彼は盾と剣をソウルにしまって座り込み、遠眼鏡でゆっくり森を観察をする事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

丘の上で座りながら寝てしまった彼の元に2人の人影が近付く。2人とも褐色の肌を持ち、露出の多い衣装を身に付けている。だがそれよりも目がいくとすれば、それは背中に背負っている武器だろう。2本の大剣の柄を繋いだような武器は普通の人には扱う事は出来ない。2人は座り込んで眠っている彼を見つけると歩く速度を遅くし忍び足で近付く。

 

「 ンゴォォ…ングゥ………」

 

全身黒の鎧をまといバケツのような兜を被っている人物に2人は話しかける。

 

「ねぇねぇ。もしも〜し」

 

「ティオナ?あまり近づかない方がいいんじゃ…」

 

「だけどいくらここが安全階層だからって1人で寝てるのはマヌケ過ぎない?それに私たちのお気に入りの場所を独占してるなんてずるいよ!」

 

「そんなこと言ったって…」

 

ティオナと呼ばれた少女は彼の前に立ち兜を掴む。

 

「こんなバケツ脱がしてやる〜!!」

 

彼女は兜を脱がそうとするがその瞬間、彼が目を覚ました。

彼女の腕を掴みもう1人の少女の方へ思い切り投げつける。

 

「なんだお前らぁ……人の睡眠を邪魔しやがって…」

 

彼は立ち上がり2人の少女に視線を向け、左手に大盾を右手にグレートソードをソウルから出して構えた。

 

「そこの貧乳、いい武器を持ってるじゃないか。俺に寄越せ」

 

 

 

 

 

そういえば自己紹介がまだでしたね。私はナレーターのアナスタシア、そして彼の名は【黒鉄の末裔:トーリン】、黒鉄のタルカスの最後の血筋。

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