黒鉄の戦士がダンジョンに潜っても問題ないだろう?   作:ワニの騎士

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兜:黒鉄の兜
鎧:黒鉄の鎧
手甲:黒鉄の手甲
足甲:黒鉄の足甲

右手武器:古竜の大剣
:神聖のグレートソード

左手武器:黒鉄の大盾
:ゴーの大弓

指輪:籠愛と加護の指輪
:霧の指輪

使用アイテム:エスト瓶
:竜頭石
:遠眼鏡

(主人公の装備や武器は毎パート変わったり変わらなかったりします。)
ハベルの指輪から霧の指輪に、グレートソードから神聖のグレートソードになりました。


第6話:過信は己を滅ぼす

トーリンが単眼の魔物から逃げてから数時間がたち、彼は壁、天井が白く、高く、通路や広間の規模も比べ物にならないほど広い空間にいた。この空間に出るまでの道中でスケルトンなどのモンスター達がいたのだが戦うのがめんどくさいので歩く途中で霧の指輪を着けていた。

 

【霧の指輪】

白猫アルヴィナが信頼する仲間に贈る不思議な指輪。

純白の濃い霧が、真珠のように見える。

装備者の存在感を薄れさせ敵に見つかりにくくする効果がある。

 

 

ついでにもし戦うことになった場合にはいつでも神聖のグレートソードをソウルから出せるようにしている。

 

(案外バレないもんだな)

 

モンスター達を避けて空間の奥に進んでいると円形の広い空間の観客席の様な場所に出た。真ん中には様々な種類のモンスターが殺しあっていて、次から次へとモンスター達がどこかから現れてはすぐに互いを攻撃しあっている。そんな中で彼の目を引く一体の山羊頭モンスターがいた。両手に大鉈を持ち暴れるその姿は城下不死街下層にいた山羊頭のデーモンを思い出させる。狭い空間で2匹の犬に邪魔されながら戦った事を彼は思い出し首を振って嫌な記憶を払い除けた。そろそろ移動しようと考えていると突然緑色の小鬼が飛んできてトーリンがいた観客席を破壊する。彼はすぐに小鬼が飛んできた方を見ると山羊頭が息を荒らげながらこちらを見上げていた。

 

「霧の指輪を信じすぎたな……よぅし、相手になってやる」

 

霧の指輪を外した彼は左腕に大盾を右手にグレートソードを構えて山羊頭を含めたモンスター達の戦場に飛び込んだ。

 

グレートソードを横に振りモンスター達を切り飛ばす。それと同時に山羊頭も他のモンスターを叩き切りながら払い除けながらトーリンに近づいて行く。

そして両者が5mぐらいまで近づくと互いに顔を見合わせた。

そして、山羊頭が先に動く。ジャンプしながら両手の大鉈を上に振りかぶりトーリンに飛びかかる。だが彼はそれを防ぎグレートソードで山羊頭の腹を突こうとするが山羊頭が2歩下がり腹に剣がかすり、薄い切り傷から血が垂れる。だが山羊頭の追撃は終わらない。大鉈を地面に刺しながら床ごとトーリンに向かってえぐる。瓦礫が飛び散って彼の大盾に当たり辺りに砂埃がまい、視界が遮られてしまう。

 

「くっ…一体どこにいっ カハッ!?」

 

いきなり後ろから衝撃が入り、壁に吹き飛ばされて埋もれる。

 

「痛っっった……」

 

埋もれた壁から出ようと腕を伸ばして出ようとするが目の前には2本の大鉈を横に振りかぶる山羊頭の姿があった。体を釘の様に壁に打ち付けられる。1回、2回、3回と。黒鉄の鎧は凹み骨はへし折れ血が口から吹き出る。

 

(……こんな痛みは、いつぶりだ?)

 

(悪い癖だ…また調子にのっちまった)

 

(これで死んだら亡者に…………)

 

(なりたくないなぁ……)

 

(そういえばアイツは太陽を見つけたんかね)

 

(あの子は今も廃教会で祈ってるのかな)

 

(たまねぎちゃんは今はどうしてるんだ?)

 

(……相棒は無事に火を継げたんだろうか)

 

(悔しいよなぁ、今まで死ぬ事を繰り返して強くなったってのにちょっとした過信で首を絞めるとは)

 

(タルカスじいちゃんに合わせる顔がねぇ)

 

そう考えていると手足が千切れた。

 

(もう体が持たねぇな)

 

(笑えるよな。こんなにやられてるのに考える暇があるなんて)

 

すると山羊頭の猛攻が止み、トーリンは潰れた兜の隙間から外を見る。山羊頭は確実に仕留める為に両腕に力を込めていた。

 

(…………マジでやばいな…何か一矢報いてぇ…あれ使うか)

 

いつの間にか彼のギリギリ体と繋がっている左手にある石が握られていた。その石には深い思入れがあり、そして彼が抱く夢のキッカケになった石。それを使おうとしたが左腕が千切れ落ちる。

 

(…クソッタレが)

 

そして山羊頭が両腕に溜めた力を大鉈に込めた一撃を彼に与えようとしたその時、鋭い光が山羊頭の頭を貫き、何かが山羊頭を蹴り、壁に弾き飛ばす。

 

「オラァ!!」

 

「ベート!あまり油断するな!」

 

「んな事分かってらァ」

 

(若い少年の声と、荒々しい青年の声か?……遂に幻聴が聴こえてきたか)

 

コツコツ……

 

「君がティオナを傷つけた男だね?一緒に来てもらうよ」

 

トーリンに近づいてきた金髪の少年が放った言葉には微かに怒り、そして哀れみが感じられた。だが彼はそんな事気にしない。

 

「ゴフッ…ハ…ハハハ…笑えるな……」

 

なぜ彼が笑ったのか自分でも分からないまま深い眠りに落ちた。

 

 

 

 

 

 




どんなに強くても気を抜けば相手が弱くてもこちらが有利でも死にます。それが周回プレイの恐ろしさです。ちなみに今、周回5回目なのですが敵が怖すぎてずっと毒矢でチクチクしてます。

後、トーリンの人物紹介はもう少しストーリーが進んでから出すつもりです。

ロキ・ファミリアがトーリンを完全に敵対するかしないか。

  • する
  • しない
  • 中立
  • いっその事ロキ・ファミリアに入れよう
  • そんなことより混沌の娘ちゃん可愛くない?
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