編集版 転生特典はガチャ~最高で最強のチームを作る~   作:ドラゴンネスト

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十四話目

「さてと……次は」

 

その日、四季は詩乃から頼まれた夕飯の買い物のメモを開いてそれを確認していると視界の端に妙な物を捉えた。

 

「えー、迷える子羊にお恵みを~」

 

「どうか天に変わって哀れな私たちにお慈悲をぉぉ!」

 

何処かで見たことのある二人組が本当に哀れな姿で物乞いをしていた。ってか、どこからどう見ても先日のゼノヴィアとイリナである。

 

「……何やってんだ?」

 

間違い無く先日教会から派遣された聖剣使いの二人組だ。

任務の最中なのにこんな所で何かの修行なのだろうか?

それとも、協会は清貧を旨とし過ぎて最低限の活動資金、主に現地での宿代と食事代すらも渡さないのだろうかと疑問に思う。

 

「なんて事だ」

 

ゼノヴィアの心境を物語るような空の箱の中に虚しく落ち葉が落ちる。

 

「これが経済大国日本の現実か。これだから信仰の匂いもしない国は嫌なんだ」

 

「毒付かないで、ゼノヴィア。路銀の尽きた私達はこうして異教徒の慈悲なしでは食事もとれないのよ? ああ、パン1つ買えない私達!」

 

「ふん、元はと言えばお前が詐欺まがいの変な絵画を買うからだ」

 

そんな二人の様子を呆れた目で暫く観察していると、どうやら聖人(?)を描いた絵をイリナが路銀を全部使って買ってしまったらしい。

 

エクスカリバーを使って大道芸をして少しでも稼ごうとしていたが、切る物が無く唯一切り刻める絵を切り刻もうとしていた。

 

「おーい」

 

心境的にはこの場で見なかった事にして帰りたい所だが、変に追い詰められた二人が人の道を踏み外す決断をされても困るので、意を決して言葉をかけた。

 

「お前は、天地四季」

 

「何があったかは知らないけど、食事くらいはご馳走してやる」

 

四季のその言葉に二人からは心底感謝を込めて祈られた四季であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、

 

「その明らかな、偽物の邪魔な絵を切り刻むのは賛成だけど」

 

「ああ、この絵を切り刻むのは良いとして、何だ?」

 

「大道芸をするなら、擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)の擬態能力を使えば良いんじゃないのか?」

 

「え!? 一般人の前で聖剣の力を見せるのは……」

 

「いや、手の平サイズの小物に変化させて、手品みたいにハンカチや布で隠して変化させれば、普通の人は単なる凄い手品と考えるんじゃないのか?」

 

四季の言葉になるほどと言う顔を浮かべる二人。序でにエクスカリバー(仮)強奪犯に対する囮にもなる。と言うアドバイスも加える。

四季とゼノヴィア達の間でそんな会話が交わされたそうだ。

……木場の仲間の仇のエクスカリバー(贋)、大道芸の道具に使われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現状を詩乃に連絡して、帰りが遅れると言う旨を連絡するとイリナとゼノヴィアの二人を連れて近くのファミレスに入る。

 

「うまい! 日本の食事は美味いぞ!」

 

「うんうん! これよ! これが故郷の味なのよ!」

 

ファミレスの食事が故郷の味となるのかは分からないが、朝から何も食べていなかった様子で凄い勢いで食べている二人に内心呆れてしまう。

 

「それにしても……何でわざわざ任務の最中にそんな邪魔になる絵なんて買ったんだ?」

 

「それはイリナに聞いてくれ……」

 

四季の問いにうなだれながら答えるゼノヴィア。

内心で、イリナ曰く多分ペテロだのと言っているよく分からない絵を買ってしまった相棒に路銀を預けた自分の迂闊さを呪っている事だろう。

 

そんな二人の視線が、メニューを見て『デザートからが本番よ!』と言っているイリナへと向かう。

 

何気に旧校舎の修行場では何故か金銭もドロップする。元々の魔人学園の仕様と言って仕舞えばそれまでだが現金がドロップするのかは謎である。……砂金とかの形で入手させられてもそれはそれで困るが。

そんな訳で日々の修行の副産物でそれなりに金はあるのだ。

 

「ゼノヴィアだったか?」

 

「なんだ?」

 

「……少し寄付させてもらうから、今後の路銀はお前が管理した方がいい」

 

「言われるまでもない。神に誓って! もう二度とイリナには財布は渡さない」

 

「賢明な判断だ」

 

どう考えてもゼノヴィアに渡しておいた方が安心だろう。財布の中から取り出した金を10万ほどゼノヴィアへと渡すと、

 

「それともう一つ……そっちに用がありそうな、珍しい組み合わせの三人組が居るぞ」

 

食事を終えて落ち着いた様子で四季から寄付された路銀を仕舞っているゼノヴィアと、いつのまにか追加で頼んだデザートのパフェを食べて居るイリナに対して自分の後ろを指差しながら四季はそう告げる。

 

「気付いてたのかよ」

 

「気配には敏感なんでね」

 

先程から四季から一度も視線を向けられていなかったので気付かれていなかったと思っていたのだろう。

三人組のイッセーはそんな四季の言葉に驚いた様子だが、当の四季は何でもないと言うような態度でコーヒーに口を付ける。

 

「それにしても、同じ主人の眷属の塔城は兎も角、生徒会長の眷属の匙が一緒なのは本当に珍しいな」

 

先日のイッセーが女生徒を押し倒した一件もあって仲は良く無いであろう匙までいるのは確かに意外だった。

 

ファミレスに入る前から三人の気を感じたのでそちらへと注意を向けていたと言うのが真実だが、そんな事はイッセー達は知る由もないだろう。

 

「……仙術?  いえ、似てるけど違う?」

 

唯一子猫だけが気付かれている事に僅かに気付いていた事を除いて。

 

「で、この事は生徒会長には許可もらってるのか?」

 

「兵藤に無理矢理連れてこられたんだよ……」

 

「御愁傷様」

 

貰っていないのだろう、許可は。後のことを考えているのか表情に暗い物が指している匙に同情しつつ、イッセーへと視線を向け。

 

「それで何の用なんだ?」

 

「ああ、単刀直入に言うと……聖剣(エクスカリバー)の破壊に協力したい」

 

四季の問いにそう答えると、イッセーはイリナとゼノヴィアへと向き直り、そう告げる。

そう言われたイリナとゼノヴィアの二人も驚いた様子だ。

 

「天地、すまないが」

 

「分かった。代金は支払っておく」

 

「助かる」

 

ゼノヴィアの言葉の意図に気がつくと四季はイッセー達と入れ替わるように伝票を持って席を立つ。

 

イリナの真意は分からないが、ゼノヴィアはこのイッセーからの提案を受ける気なのだろう。だが、天界側の彼女達がイッセー達悪魔側と協力すると言うことはなるべく知られたくないのだろう。

 

先日の会合で立会人にもなった、第三者の立場の四季には、今回はいて欲しくないと判断したゼノヴィアの意図に気付いた四季も、彼女の意思を尊重して立ち去る事を選んだ訳だ。

 

「食事や路銀の礼はいつかするぞ、天地四季。それと、迷惑ついでにもう一つ頼みたいのだが……」

 

「ああ、こっちでもコカビエルの動きを掴んだら連絡しよう」

 

「重ね重ね済まない。何かあったらここに連絡をくれ」

 

そう言ってゼノヴィアから連絡先を書かれたメモを渡される。

 

(少し怪盗として探ってみるか)

 

今回の事件はレイナーレの時や、グレモリー家のお家騒動だったフェニックスの件とは違い放置しておいて失敗したら大量の被害者が出る。

何より、

 

(コカビエルとフリード、バルパーの三人だけって言う所も原作じゃ気になっていたけど……)

 

鏡の方に視線を向けるとベンタラにいるドラグブラッカーが頷いている。

 

(敵の隠れ家は分からないか)

 

幾らコカビエルが強いとは言っても好戦派の堕天使はそれなりに多くいる事だろう。少なくとも、コカビエル一人だけと言う事は考えられない。

 

(好意的に見れば自分が犠牲になって禍の団に行く好戦派の堕天使を押さえたとも考えられるな)

 

幾らコカビエルが戦争狂と言っても、そこまで愚かではないだろう。

普通に考えて実の妹である以上は直通の連絡方法の一つもあるだろうし、サーゼクスとセラフォルーは揃って有名なシスコンなのだ。周りが止めても直に出てくるだろう。(相手が相手なだけに、下手な戦力では犠牲が出ると言う理由付けも出来る。サーゼクスかセラフォルーが出るのが考えてみれば最適解の一つとも言える)

 

そう考えると他の好戦派を抑えるために最小限の戦力で今回の事件を起こしたと考えても筋が通る。

 

先代の四大魔王と聖書の神が死んだ中で堕天使はほぼ無傷とは言え、悪魔側も先代以上の力を持つサーゼクス達の存在や、戦力的には天界側も他の天使は無傷で残っている。

ほぼ無傷の堕天使、次世代が育っていた悪魔、上を失ったとは言え十分な戦力のある天使。

ここから考えるに聖書勢力の戦力の内訳は精々拮抗状態といった所だろう。

 

(まあ、最終目標は推測できるし、まだ様子見をしておくか)

 

コカビエルのこの街での最終目標はリアスとソーナの命。

魔王の身内が堕天使の幹部に殺されたとなっては確実に悪魔側は戦争へ向けて止まらなくなる。

 

(内乱の続きがしたいなら好きにしてくれても良いけど、それに無関係な人間を巻き込むな)

 

阻止されること前提の計画であったとしても巻き込まれる側としてはそう思ってしまった。

 

***

 

飽く迄今回のコカビエルの事件における四季達の立ち位置は部外者だ。なので、イッセー達が聖剣(エクスカリバー)破壊団なんて言うのを結成した事も知らない。

 

いつもの様に友人二人と会話しているイッセーの姿からはどんな事が有ったのかは伺えなかった。

……が、壮絶な顔で号泣している坊主頭と殺意の篭った顔で凄んでいるメガネから大体想像できる。

 

「ねえ、天地クン、皆んなでボウリングとカラオケ行くんだけど、アンタも行かない」

 

「オレも?」

 

三人と話していた橙の髪を三つ編みにした眼鏡の少女『桐生藍華』がそう誘ってくる。

 

「ちょっと待てよ、なんでそいつまで誘うんだよ!」

 

「そうだ! 野郎は木場だけで十分だろう!」

 

「いや、待て! 天地がくると言う事は……一年の詩乃ちゃんと雫ちゃんも来るという事だぞ」

 

「はっ! そうか、あの二人のオプションと考えれば!」

 

「そうだ、アーシアちゃんと小猫ちゃんだけじゃなくて朝田詩乃ちゃんと北山雫ちゃんとも遊べるんだぞ!」

 

「うおおおおおぉぉぉぉ! そりゃ、テンション上がるぜ!」

 

絶叫して喜んでいる松田と元浜を呆れた視線で見ながら桐生の方に向き直る。

 

「まあ、あの三人が不安点だけど、二人も来るとは思う」

 

「それじゃあ、天地クンも来るのね?」

 

彼女からの誘いにオッケーの返事をする。一緒に遊びに行く相手がイッセー達三人、通称変態三人組なのが不安だが。それは諦めたほうがいいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の放課後、

 

「収穫は無しか」

 

四次元ポケット級の収納力を持つタクティカルベストのポケットに怪盗衣装を仕舞いながら四季はそう呟く。

 

「分かってたけど、手掛かりが全然見つからないと、ちょっと気が滅入るわね」

 

「うん」

 

先程までの怪盗衣装から私服に着替えてビルの屋上で四季達三人はそんな会話を交わしていた。

 

コカビエルの動きを掴もうと探し回っていたが、今のところ収穫はゼロ。流石は歴戦の堕天使と言った所か、ギリギリまで魔王の妹とは言え未熟な者に動きを掴まれるマネはしないだろう。

 

「そうなると、予定通り部下の暴走を期待した方が良さそうだな」

 

少なくとも既にフリードは既に勝手なのか、コカビエルの指示なのかは分からないが割と目立つように動いてくれているので待っていれば動きはつかめるだろう。

言い方は悪いが囮も動いてくれている。

 

「詩乃、兵藤達の様子はどうだ?」

 

「特に変わりはないみたい」

 

詩乃の視線の先に居るのは、囮こと神父の格好をしたイッセー達三人とシスターの格好をした小猫。

 

詩乃の力、桜井小蒔のそれは主に視力を中心に強化される。その為に彼女に兵藤達の三人の様子を確認してもらったのだが、まだ食い付いてはいないようだ。

 

「……少し休ませて貰って良い」

 

「ああ、無理はしない方がいい」

 

力の扱いについての訓練も兼ねて詩乃に監視して貰っていたが、元々彼女のいた世界に特殊な力は存在していない以上、流石に慣れない力の行使は必要以上に消耗が激しいのだろう。

そんな彼女を気遣うようにスポーツドリンクを渡す。

 

「ありがとう。でも、少しは慣れてきたわ」

 

渡されたスポーツドリンクに口をつけながら、四季の言葉にそう返す。そして、短時間の休憩の後再び視力を強化する。

 

「っ!? 四季、向こうに動きがあったわ!」

 

「分かった!」

 

再度イッセー達の監視を行った詩乃がそう叫ぶ。詩乃の言葉いた四季はワイヤーを巻き付けてビルから近くの家の屋根に降りる。

 

「先に行く! 二人は後から来てくれ!」

 

二人にそう言い残して身体能力を強化し、パルクールの要領で屋根から屋根へと飛び移りながらイッセー達の居る場所へと向かう四季。

 

そんな四季の姿を見送ると詩乃と雫の二人も顔を見合わせると頷きあってビルから降りて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日も収穫無しか……」

 

「神父のふりをしていればその内アイツと出会うと踏んでいたんだけどな……」

 

路地裏に一誠達三人のグレモリー眷属と匙の姿が在った。彼等の服装は駒王学園の制服では無く、男三人が神父の服で小猫だけがシスターの服。

 

イリナとゼノヴィアの二人と協力を取り付け、情報交換とエクスカリバーの破壊の許可をもらう事が出来た。

……正確には『出来るのなら破壊しても良い』と言う言葉だったが、一誠達にはそれで十分だった。

 

数日前、エクスカリバーの中の一振りを持ったフリードに木場が遭遇……その際にフリードが匙が変えられた怪物と似た、青い騎士のような怪物に姿を変えたと言う情報を伝えられたのだが、アナザーライダーのことを知らない教会組にとっては脅威と捉えていない様子だった。

フリードが教会関係者を襲撃して居ることから、ここ数日イッセー達はこうして神父のふりをしてフリードをおびき寄せようとしているのだが、未だに収穫は無かった。

 

「オレが変えられたって言う化け物の力に聖剣か……オレ達だけでホントに大丈夫か?」

 

アナザーリュウガに変えられていた時の記憶は無いのだろう匙が不安そうに呟く。

 

「ああ、対抗策に天地の奴からカードデッキを借りたかったんだけどな」

 

未だに四季から教えられたカードデッキのDNA認証のことは信じていない様子のイッセーが匙の言葉にそう返す。

だが、相手がアナザーリュウガでは無くアナザーブレイブなのでオニキスの力はあまり意味はないだろう。

 

「……裕斗先輩?」

 

彼等がそんな事を話しながら歩いたいると木場が足を止める。そんな木場の姿を怪訝に思ったのか小猫がそう声をかける。

 

「どうした、木場?」

 

「作戦は成功したようだね」

 

自分たちへと向けられている殺気の主に気が付きそちらへと視線を向ける。

 

「神父ご一行様、天国へご案内ってね! ……おや?」

 

「フリード!」

 

襲撃者の顔を見たイッセーがそう叫ぶ。レイナーレの一件でイッセー達との間に因縁が出来たはぐれエクソシストだ。

 

 

「おやおやおや? 誰かと思えば、イッセーくんかい? これまた珍妙な再会劇でござんすね!」

 

フリードと呼ばれた襲撃者の手にあるのは聖のオーラを纏った剣……恐らくはそれが盗まれたエクスカリバーの一振りだろう。

 

「どうだい? ドラゴンパゥワーはアレから増大してるのかい? そろそろ殺して良い?」

 

『狂喜』と呼べる笑みを浮かべながらフリードはエクスカリバーを持ってそう問いかける。

イッセーが己の神器(セイクリッド・ギア)赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を出現させたのを合図に、一同はフリードとの遭遇戦へと突入する。

 

「伸びろ、ラインよ!」

 

「うぜぇっす!」

 

匙が最初に腕に現れたカメレオンの様な神器からラインを伸ばすも、それはフリードに切り払われる。だが、ラインは切り裂かれる事なく足に巻きつく。

 

「そいつはちょっとやそっとじゃ斬れないぜ! やっちまえ、木場!」

 

「ありがたい!」

 

動きを封じた上で高速戦闘タイプの木場が仕掛ける。即席の連携としては良い物と言えるだろう。

 

「チッ! だが、俺様の持ってるエクスカリバーちゃんはそこらの安物の魔剣君では……相手になりはしませんぜ!」

 

そこは一応は七分の一になったエクスカリバー(疑)とは言え正規の聖剣と言ったところだろう。木場の魔剣を砕くどころか、切り結んだ瞬間、逆に切り裂いている。

 

「くっ!」

 

木場の魔剣ではフリードのエクスカリバー(?)には勝てない。そんな考えが木場の中に浮かぶ。

 

「木場! 譲渡するか!?」

 

「ハハハッ! 随分と聖剣を見る目が怖いねぇぃ! お友達でも殺されたのかぁい?」

 

そう言った後フリードは懐から時計のような物を取り出す。

 

「でもねぇ、俺様、もっと自由に殺し合う方が大好きなのよ!」

 

 

 

『ブレイブ……』

 

 

 

「だからさぁ、へーんしん、とう!」

 

アナザーライドウォッチをその身に取り込み、フリードはアナザーブレイブへとその姿を変える。

 

「な、何だよ、あの化け物は……? オレはあんなのに変えられてたのか!?」

 

匙は初めて直に見たアナザーライダーの姿に驚愕の声を上げる。

 

「おおぅ、俺様にこのスペシャルなパゥワァーをくれた人が言ってた実験体ってのはそっちの新顔の悪魔君でしたか? そんじゃ、第二ラウンドと……行きましょうかねぇ!」

 

「そんな姿に変わっても!」

 

「ハハハ! 随分と聖剣を見る目が怖いねぇ!」

 

木場が新たに作り出した魔剣を片手と一体化した盾によるシールドバッシュで砕く。

 

「死んじゃえよ!」

 

魔剣を砕くと同時に吹き飛ばした木場にトドメを刺そうとエクスカリバー(疑)による刺突で串刺しにしようとする。

 

 

 

「ハァァァァア!」

 

 

 

アナザーブレイブが木場にトドメを刺そうとした瞬間、アナザーブレイブの真横に有った鏡面から飛び出してきたドラグクローを装着したオニキスに殴り飛ばされる。

 

「ヒデブッ!」

 

「青い姿……騎士みたいな所から考えて、アナザーブレイブって所か」

 

四季の考えの正しさを証明するように殴り飛ばされ、先ほどまで背中に有るボロボロのマントの下に隠れて見えなかったアナザーブレイブの背中には『ブレイブ』と『2016』の文字があった。

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