バカとテストと気になるあの子   作:山田・F・田中

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バカテスを愛してやまないので、何となくで書き始めました。



プロローグ

明久「...ふぁ〜」

 

僕は上体を起こしつつ、まだ少し重い瞼を擦りながらのそのそと布団から出る。

時刻は6時30分。いつもより早く目が覚めてしまった。

 

明久(今日から新学期が始まるんだっけ...)

 

と、そんなことを考えると清々しいはずの朝も憂鬱に思えてしまう。

僕は学校は嫌いではない。むしろ好きと言っていい。

でも勉強は嫌いだ、嫌いなものでランキングを作るなら必ず上位に入るくらいには嫌いだ。

 

手早く朝食を済ませ、制服に身を包む。

そろそろ出ようかというところで、目覚ましが鳴る。

7時になったらしい。

僕の家から学校までは30分程で着く。まだ登校するには少し早い時間だ。

 

明久(散歩がてら少し遠回りして行こうかな)

 

いつもと違うルートで学校を目指す。

外に出ると穏やかな風が出迎えてくれる。

ほのかに香る春の匂いと鳥のさえずり。

天気も良く過ごしやすい気温。

 

明久(思わず外で寝ちゃいそうだよ...)

 

そんなことを思いながら少し歩くと、辺り一面に広がる桜の郡を見つけた。

まるでこれから起きることを祝福してくれているようだ。

何分ぐらい見蕩れていただろう。

周りには学校へ向かう生徒の姿が。

 

明久(僕もそろそろ学校へ向かわなきゃ)

 

少し歩いた後に校舎が姿を現す。

僕の通う学校、文月学園だ。

門の前に着くと、西村教諭、通称『鉄人』がそれぞれの生徒に封筒を渡していた。

 

明久「おはようございます。西村先生」

 

西村「おぉ、吉井か。...吉井!?」

 

西村教諭が僕を見て目を丸くする。

 

明久「そんなに驚いてどうしたんです?」

 

西村「遅刻常習犯のお前が普通に登校してきたんだ、驚きもするだろう」

 

酷い言われようだ。

僕だって3回に1回はギリギリ間に合うのに。

 

明久「それはそうと何を配ってるんですか?」

 

僕は西村教諭が持っていた封筒を指差しながら尋ねる。

 

西村「おぉ、そうだったな。ほら」

 

西村教諭が僕に封筒を差し出す。

なんの封筒だろうか。

開けようとするが、きつくノリ付けされたそれは簡単には開いてくれない。

僕が封筒と格闘していると、西村教諭が語り出した。

 

西村「吉井。俺はお前が1年の頃から見てきたが、もしかするとお前はバカなんじゃないかと思ってたんだ」

 

明久「そうなんですね、それは酷い勘違いですね」

 

西村「あぁ、申し訳ないと思ってるよ」

 

やっと開けれた封筒の中から1枚の紙が出てくる。

 

西村「お前は俺が思っていた以上だったらしい」

 

紙には誰が書いたか、筆でデカデカと、それでいて荒々しく『F』とだけ書かれていた。

 

西村「おめでとう吉井。今日からお前は紛れもないバカだ」




こんな感じで気ままに書いていきます。
誤字脱字はご指摘いただけると幸いです。
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