透き通る様な世界観にいる一般呪術師   作:半ライス大盛り

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感想、評価、お気に入り、ここすき、いつもありがとうございます。

アニメ楽しみで毎週木曜日が生き甲斐とかしてる。
呪術アニメ、メカ丸の時とか蝗GUYの戦闘シーンでコミックにない描写が増えててびっくりする。いやおもろいわ。

限定ユウカや限定マリー、そして体操服ハルナ……欲しいけど石がない!
それとアンケートもありがとうございます! 自分が思ってた結果と逆になってびっくりですわ。エデン条約の方が多いと思ってたら、パヴァーヌの方が票が多くて驚き。

ストーリー実装順でいけばパヴァーヌが先だけど、ストーリーの時系列というか、話の繋がり的にエデン条約にしようと思ってましたが……むむむ、こりゃ悩むな。


次回はいきなり戦闘シーンから始まるかも。

では初投稿です。


あちらをご覧ください ワタシの実家です。

 

 

 a月p日

 

 天気は晴れ。

 窓から差し込む日差しがなんとも心地いい。外から聞こえる鳥のさえずりが

 

 ……いや、なんかキモいなこれ。

 才能あふれ出る知的な文書から始めようと思ったが、なんかキモいからやっぱやめよう。そもそも知的な文書とかさっぱりわからん。

 

 仕切り直し。

 とりあえず、ホシノちゃんの件はもう大丈夫だろう。俺の話も真剣に聞いてくれてたみたいだし、次の日には対策委員会のみんなとシャーレの先公にもしっかりと自分の口で説明していた。

 

 怪しい大人との取引。秘密裏に前からスカウトを受けていた事。退学を交換条件に借金の肩代わりしてくれるという話を受けようとしていた事や、みんなにアビドスを託してこっそり居なくなろうとしていた事など。

 

 ポツポツとゆっくり、腹の底から出た彼女の本音を語ってくれた。

 

 話を聞いた面々の反応も様々だった。

 今のいままでそんな話を聞いてこなかったから、すごく驚いていたし、そりゃもうすごかった(語彙力)。シロコちゃん、セリカちゃん、ノノミちゃん、アヤネちゃん、対策委員会のみんなはホシノちゃんに対してどうしてもっと頼ってくれないのか、なんでもかんでも抱え込まないでと全員で怒って、悲しんで途中からビービー泣いてた気がする。

 

 因みに俺とシャーレの先公はそれを後方腕組み彼氏面で眺めてた。衝突し仲が深まるのは良きことかな。

 

 後輩たちに囲まれ、もみくちゃにされるホシノちゃんから助けを求めるような視線を向けられたが、とりあえず笑顔で見捨てておいた。ハハ、しっかりと後輩ちゃんズからお灸を添えられるんだな。

 

 正座させられながら、まるで裏切られたとでも言いたげな顔でこっちを見るホシノちゃんを見下ろすのはちょっと楽しかった。

 

 まあ、ホシノちゃんが俺も秘密裏に動き回って、黒服の人物から接触されてるだの、コソコソ何かやってるだのと暴露してくれたお陰でターゲットがこっちに代わり俺も一緒に正座させられるハメになった。おのれ小鳥遊ホシノォ。

 

 それからなぜか、学校でお泊まり会をする事になった……は?

 

 目を離した隙にホシノちゃんがこっそりどこかに行ってしまうのではないかと、後輩たちから疑いを掛けられノノミちゃんの提案でお泊まり会が実行される事となったのだ。

 

 疑いを掛けられたホシノちゃんは思い当たる節があり過ぎて気まずそうに下手くそな口笛と共に視線を逸らしてたりした。こら目を逸らすんじゃありません。

 

 とりあえず夕飯はみんなで鍋パしました。

 こういうイベントの時はどうせなら奮発して外でバーベキューとかしたかったんだが、風が吹けば砂埃が飛んでくるようなアビドスで砂まみれになりながら肉を焼いてダメにするのは勿体無いので大人しく室内で食べることにした。

 

 毎度不思議に思うんだが、俺のいた世界やキヴォトスでも食文化があまり変わらないことに驚く。ジュースだったり料理だったりと、まあ生活しやすいからありがたいんだが。

 

 キヴォトスだけにしかない珍味とかあれば食ってみたい所存。そういうのに詳しい人たちっているんだろうか?

 

 鍋パは楽しかった。

 やっぱり大人数で食卓を囲むのはいいモノだ。高専は寮生活だったし、同級生や後輩たちとも、よく一緒に飯を食いに行ったりもしたもんだ。叶う事ならもう一度行きたい。

 

 因みにTo LOVEるな展開はなかった。残念です。

 

 みんなでパジャマパーティや枕投げなんかを期待していたがそんなモノはなかった。就寝時間になれば男女で別れて先公と別室で寝ることに……ちきしょう。

 

 しかも先公(あいつ)うるさかった。なにが楽しくて野郎と夜中に恋バナなんてせなアカンのじゃい!

 

 目を光らせながらルンルンで「実は男同士の夜通し語り(オール)って憧れてたんだよね!」じゃないわボケ。彼女いない歴年齢の恋愛事情を根掘り葉掘り聞き出そうとするんじゃない。

 

 おかげで全然寝れんかった……。

 まあそのあと校舎徘徊してる時にシロコちゃんと出会して二人でこっそりお話できたのでよしとするが!

 

 

 

 

 a月m日

 

 カイザー絶許。

 この世界は暴力でしか救われない(曇りなき眼)

 

 やはり暴力……!! 暴力は全てを解決する……!!

 

 今日はシャーレの先公とアビドスのみんなで、ゲヘナ風紀委員会とやりあった時に聞いたヒナちゃんの情報を確かめに行ってもらったのだが……俺は便利屋とのちょっとした別件で参加できなかった。

 

 いま思えば、一緒に行って暴れてくればよかった。後悔時既におすし。

 

 ヒナちゃんの情報によれば、アビドスの捨てられた砂漠でカイザーコーポレーションが何かを企ているという。

 

 こそこそとなにをやってるか知らないが、その情報の真偽を確かめる為に出向いてもらったのだ。そして最悪なことに、カイザーコーポレーションは本当に砂漠の辺境で悪巧みしてたみたいなのよね。

 

 現場に赴いたみんなから話を聞けば、そこには馬鹿でかい謎の施設が存在したらしい。ホシノちゃんの話によれば、こんなものは昔はなかったとのこと。

 

 しかもその施設、ただの謎の施設ではなく民間軍事会社の施設らしい。その名もカイザーPMC、わざわざデカいロゴでわかりやすく自己主張してくれてたと。

 

 またカイザー。どこに行ってもカイザー、カイザー、なんなんだこいつら……。

 

 アヤネちゃん曰く、「ヘルメット団のようなチンピラとはレベルが違います。本当に組織化されたプロの、文字通りの軍隊のようなものです」らしい。

 

 民間軍事会社とか詳しくないし、戦りあった事ないからプロの軍隊ってのがどれくらい凄いのかわからないが、流石に武力や戦力的には渋谷にいた宿儺や特級呪霊程じゃないでしょ。

 

 五条先生? あれはレベチ……殴られただけでマジで吐くレベル……というか吐いた。(無下限打撃経験済み)

 

 ……あれ? もしかして俺って感覚バグってる?

 

 ま、それは置いておいて。

 そのカイザーの施設で対策委員会とカイザーPMCで一悶着あったらしい。そしてこれまた最悪な事に、その場に居合わせたカイザーPMCの理事を名乗るものが遊戯感覚でカイザーローンに指示してアビドスの借金、その利子を9130万円などという馬鹿げた数字にまで跳ね上げさせやがったのだ。

 

 しかも面白みに欠けるなどほざき、9億円の借金に対する補償金として一週間以内にカイザーローンへ3億円を預託しろと。

 

 ……もうカイザー理事暗殺するか。というかカイザー系列の会社も全部物理的に潰すべきだな。今ならホシノちゃんたちに止められようと、この衝動のままヤりきれる自信がある。というか自信しかない。

 

 とりあえず今日はここまで、明日は作戦会議だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「───“カイザー”潰すゾ!」

 

 「あ、あの? リンタロウ? ちょっと落ち着いて……」

 

 「あぁ? んだよ、ノリ悪りぃな先公。てか落ち着いてるよ、超元気だよ。その上で言ってるんだよ俺は、もうカイザー潰そうぜ! 任せろって、組織の一つや二つ、潰すなんてわけねえよ! 寧ろお手のもんだよ!!」

 

 「はぁ……お願いシロコ」

 

 「ん、リンタロー落ち着いて……あと机の上に乗っちゃダメ」

 

 「はい。凛太郎落ち着きます……ごめんね大きい声出しちゃって」

 

 「うわ、切り替え早いなこいつ」

 

 「なんか言ったか先公」

 

 「なんも言ってないです」

 

 

 暴力最高ー! などと物騒な事を叫び始めていたおバカが一人

 なんとか落ち着きを取り戻した男子生徒の姿に呆れながらも安堵の息を吐く。

 

 このままでは本当にカイザーの元へと単騎で乗り込み、暴れ散らかさんばかりの勢いであった凛太郎の姿にシャーレの先生は早くも頭が痛くなりそうだった。

 

 どうにかしてこの暴馬の手綱を握らなければならないが、もはやそこら辺はシロコや他の女性陣たちに任せればいいか、と考えてすらいる。

 

 とりあえず、隣に座るシロコにデレデレと鼻の下を伸ばし始めたバカは無視して教室を見渡す。視線の先にはここアビドスの校舎では見慣れない生徒たちの姿があった。

 

 

 「えっと、作戦会議って事でいいんだよね先生」

 

 「ちょっと出鼻挫かれたけど、その通りだよ。便利屋のみんなも集まってくれてありがとうね」

 

 「気にしないで……私は個人的にリンに恩があるし、力になれるなら嬉しい」

 

 

 先生の視線の先にはアビドス対策委員会の面々だけではなく、この場に招かれた便利屋68の姿がある。

 

 なぜ彼女たちがこの場にいるのか?

 それは前日に便利屋68のメンバーと顔を合わせに行っていた凛太郎が、シロコたちからアビドス砂漠であった一通りの出来事を聞いた時に、何かと頭の回転が早いカヨコへと電話越しに相談したところ、彼女からの申し出で解決の糸口を探す為に協力してくれることとなったのだ。

 

 

 「あ、皆さん何か飲みますか?」

 

 「あーっ! 飲む飲む! けどムツキちゃんはジュースでお願いね眼鏡っ子ちゃん♪」

 

 「わ、私なんかがこの場に来てしまっても良かったんでしょうか?……なんの力にもなれない役立たずな私が……ふ、ふふふ、役立たずで場所を取るだけの私が……あ、このお煎餅おいしい」

 

 「きゅ、9億……しかも一週間以内に3億円!? くっ、これだけあればもっと立派な事務所も……ってそうじゃないわ! 」

 

 「ちょ、狭いってば! 大人しく座ってなさいよ!」

 

 「うへ〜、大人数だね。ここに人が多くいるのってなんだか変な感じかも」

 

 「うふふ、そうですね。あ、アヤネちゃん私もお手伝いしますよー☆」

 

 

 なんか増えてる。

 凛太郎としてはカヨコのみに声を掛けたつもりだったのだが、なぜかおまけと言わんばかりに便利屋68のメンバーが対策委員会本部に全員集合してしまった。まあ、全員可愛い子ばかりなので結果オーライだと思っている。

 

 

 「けど、よかったの? 協力してくれるのはありがたいけど、便利屋にはなんのメリットもないし。報酬だってないんだよ?」

 

 「……さっきも言った通り、リンには助けてもらった恩があるから。それに、社長たちも普段からご飯に連れてってもらったりしてるから、そういう意味では報酬はもうもらってるよ」

 

 「くふふっ……。そうそう! タロちゃんには美味しいもの食べさせてもらってるから。それにアルちゃんだって自分の会社の新人が力不足を嘆いているのを見て見ぬふりはできないもんね〜!」

 

 「……ふっ。そうよ、いくら見習いのバイトとはいえ便利屋68の名を背負っている以上はその看板に泥を塗るなんて真似は許さないわ!」

 

 「〜〜ッ。さ、流石です! アル様!!」

 

 「当然よ!……け、けど、金銭面的なトラブルはちょっと、寧ろ私が助けて欲しいというかコソッ

 

 「アル様?」

 

 「なんでもないわ! 大船に乗ったつもりでいることね!」

 

 

 アウトローを目指す者として部下の前でカッコ悪い姿は見せられない。一瞬、これってアウトローというよりただの人助けなんじゃと思いかけたが、深くは考えないようにした。

 

 心優しき便利屋68のメンバーたちに先生は思わず感動してしまう。それと同時に心配してしまう、どんなツテで凛太郎(あのバカ)と知り合ったのか。大丈夫? 優しさに漬け込まれてない?

 

 

 「おうコラ。なんだ人の顔見てその表情は」

 

 「……いや、もしかして人騙すのとかって得意?」

 

 「お前失礼な奴だなマジで。なにがどうなってそんな言葉が出てきた」

 

 「だってリンタロウだし」

 

 「お、喧嘩売ってんのかクソモヤシ」

 

 「ハハ、野生のゴリラに喧嘩を売るなんてそんな」

 

 「はは、殺す」

 

 「はい、そこ喧嘩しなーい」

 

 

 こいつマジで俺に遠慮なくなったな。

 凛太郎はシャーレの先生に向かって首を掻っ切るようなジェスチャーを送れば、それに対してシャーレの先生も笑顔で同じようなジェスチャーで返した。

 

 バチバチと視線をぶつける二人を見兼ねたホシノが間に割って入る事によってその場は治った。

 

 カイザーの前に先生(こいつ)をシメるべきかと凛太郎は本気で悩んだ。

 

 

 「よっしゃ、カイザー潰すゾ!」

 

 「……リン、多分それ言いたいだけだよね」

 

 「そうだよ!」

 

 

 因みにまだなんの解決策も出ていない。

 

 

 

 

 






「ったく。起きんのが遅えんだよ寝坊助め……いてて、あーしんど」
 
「せっ、せんぱっ……!」
 
「あー、なんだぁ……気にすんな。俺が勝手にやんちゃしただけ、だ……っ、お前が気にする必要はねえっての」
 
「……でも、でもッ!」
 
「女々しいやつだな。俺が気にすんなって言ってだよ……ぶ、ごふぉ!……っ」
 
「ッ!! 先輩っ!……きず、傷塞がなきゃ!」
 
「……ばーか。もう遅いっての、とっくにこちとら限界だよ……いいかよく聞けよ悠二」
 
「っ喋るなよ! 今から急いで治してもらえばっ」
 
「俺の事は、もういいから……黙って聞け」
 
「ッッ!! いいわけないだろうがッ!」
 
「いいんだよ、そういう“縛り”だ……あとでけえ声出すな頭に響く。とりあえず、俺の話をちゃんと聞け……喋れる、うちに話しておきた……ぐっ、はあ」
 
「ッッ……わかっ、た」
 
「ハハ、いいね。聞き分けのいい奴は、嫌いじゃない……なぁ悠二」
 
「……なに、先輩」
 
「嫌な事も、辛い事も、たくさん……あるかもしれない。神さまは意地悪だからな……けど、だからってめげるな。生きてりゃそのうち、全部笑い話にできる日が来るさ……人生、そう悪いこと、ばっかじゃない」
 
「………」
 
「だから、死ぬな」
 
「ッ!」
 
「宿儺の器がなんだってんだ……俺さ、割とお前の事気に入ってんだぜ後輩。そんなお前が、死んだら…おれは……かなしいよ」
 
「……先輩」
 
「あー、クソ。どうせ死ぬなら、男じゃなくて女の子に看取って貰いたかったね」
 
「……そんなこと、言うなよ」
 
「……ははは、んな顔すんな。ぐぅ、ほら、もう行けよ……お前にはまだやる事があんだろ……おれはここでリタイア、悪いな情けない……せんぱいで」
 
「……そんな事ないっ。最高の、先輩だ」
 
「そうか……そりゃ、よかった。おれはちょっと、寝る……あとは任せ……た」
 
「っ……まか、されたッ!」



今後の展開。※参考程度

  • 時計じかけの花のパヴァーヌ編
  • エデン条約編
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