透き通る様な世界観にいる一般呪術師   作:半ライス大盛り

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 お気に入り、評価、感想、誤字報告、いつも感謝です!
 特に誤字報告にはとても助けられてます。ええ、ほんとありがとうございます。投稿する前に一度見直してるつもりなんですけど、自分が気づいてないだけで無茶苦茶誤字があるので驚きです。

 ブルアカも3周年ですね。
 おめでとうございます。とりあえずマコトは確保しました、ドレスアコも無料分で出てくれたらいいかな〜、って感じでガチャ回してます。とりあえず、ドレスヒナで石は全ブッパするかもですね。

 それとアビドス編も3章追加で過去おじも実装されそうで怖いっぴ。





汝右の頬を叩かれたら、うんたらかんたら

 

 

 b月v日

 

 

 ああ、なんて。

 なんて、新鮮なインスピレーション……っ。

 

 これが、「脳破壊」か……!

 いやもう、とりあえずクソゲーはもうこりごりでち……。

 

 何で主人公が買い物の途中で様々な理不尽な3択問題に挑戦するクイズゲームをやらされなきゃならんのじゃい。やり直し前提の理不尽選択肢のオンパレードで何度コントローラーをぶん投げてやろうと思ったことか。

 

 選択肢を間違える度に「うわー、もしかしてまた死んだの?」なんて隣でしてやったりと言わんばかりにニヤニヤと笑っているモモイに腹が立ちついアイアンクローを決めてしまった俺は悪くないはずだ。

 

 しばらくの間はゲーム機は触りたくないかもしれん。

 

 きっと、あれはまだ人類には早すぎたゲームだったんだろう。

 

 それはそうと、アリスちゃんが武器をゲットした。

 

 いままで武具にはあまり興味なかったが、彼女が手にした武器はそんな俺でも羨むくらいにすごいものだった。

 

 それがなんと、ミレニアムのエンジニア部が宇宙戦艦に搭載するべく、大気圏外での運用を前提として制作した実弾兵器。下半期の部活の予算を約70%とロマンをかけて作り上げた、人の身長ほどもある巨大なレールガンだ。

 

 その名も「光の剣:スーパーノヴァ」だ。

 

 いや頭おかしいって(褒め言葉)。

 

 俺も同じような感じでガンダムとかビームマグナムとか作って欲しかったが、予算の半分以上がこのレールガンで消し飛んでいるので無理だと言われてしまった。

 

 普通に羨ましい。

 俺も「光よ!」とか「撃てませぇん!」とか叫びながらズキュウウウン!って掠っただけでダメージを負わせるような、とんでもビームを撃ちたかった。こんどアリスちゃんに貸してもらってバナージごっこしよ。

 

 まぁ、ガンダムはユニコーンくらいしか知らんが。

 先輩の金ちゃんと一緒に「「ユニコォォォン!!」」ってパチの筐体の前で叫んだのも随分と懐かしい記憶な気がする。その日は大勝利だったので確か二人で焼肉食いに行ったっけな。

 

 しかし、エンジニア部の部長であるウタハちゃんもいい事言うね。なんでこんなもの作ったのさ、なんてモモイに言われてたが「愚問だね。ビーム砲はロマンだからだよ!」と答えていた彼女の言葉にとても感動してしまった。

 

 わかる。

 

 ビーム砲のロマンを理解しているエンジニア部のみんなと一緒に「イエーイ!」なんてやってたら「最悪だ!頭良いのにバカな集団の中に、ただのバカまで混ざっちゃった!!」とモモイが頭を抱えて叫んでいた。

 

 ビーム砲の良さがわからんとは、それでもゲーム開発部か。

 とりあえず、光の剣と聞いて目を輝かせていたアリスちゃんが可愛かったです。

 

 しかし、重量が140kgだか200kgだかあるとんでも兵器を軽々と持ち運んで運用できるアリスちゃんには驚きだ。聞けば、キヴォトスの生徒でもあの重さと出力を出す武器を持ち運ぶことは難しいらしい。

 

 あんな小さい身体でよくもあれだけのパワーが出せるもんだ。

 

 重量で言えばお相撲さんを持ち上げて振り回してるようなもんだろうし。まあ俺も呪力で強化してれば余裕だろうが、いや生身でもいけるか?

 

 

 で、ついでに俺の武器も見繕ってもらうことになったが、正直言ってそこまで武器を必要としてはいないから断ろうと思ったんだが、目を輝かせて武器を選ぼうとしてくれるアリスちゃんには勝てなかった……。

 

 しかし銃は無理だ。

 これでもかってくらいにセンスがない。「ドットを打つように綿密に…!」ってミドリちゃんや他の子達に教えられながら銃を握って撃ってみたが、全然的に弾が当たらないだもん。

 

 「目標をセンターに入れてスイッチ」なんて集中しながら色々な種類の銃を使ってみたが、エイムが悪すぎて狙ってる場所に全く当たらんのよ。

 

 なんならもう、拳銃本体を敵に向かって投げた方がいいくらいだ。

 

 イライラしすぎて的に向かって銃をぶん投げたらコトリちゃんが悲痛な叫び声をあげてた。いやマジでごめんね。

 

 銃は無理っすね。

 

 武器と言われても、今までステゴロで戦ってきたし。武器を使うとなっても、真希ちゃんの呪具を使わせてもらったりしたくらいだしな。まあ、壊して返した所為でもう貸してくれなくなったけど。

 

 けどあれだな、游雲は使いやすかったな。

 2〜3回触った程度だが、雑に使っても壊れる事はなかったし。高専に攻め込んできた夏油から奪って游雲でアイツをぶん殴ったのも懐かしいな。あとは最近だと森の妖精みたいな呪霊相手に使ったくらいか。

 

 まあ、銃は諦めて格闘戦で使える頑丈な武器を頼んだ結果、ゴツいアームギアなるものが出てきた。パッと見、機械仕掛けのガントレットみたいなやつだった。

 

 性能を聞いてみたら、「ミサイルが撃てます!」とかなんとか言ってたが、流石にミサイルを発射する機能はいらん。

 

 どうせならロケットパンチが出来るようにしてくれ、と頼んだら後日調整してロケットパンチの機能をつけてくれるらしいやったぜ。それから色々弄って遊んでたんだが、割と殺意高めな武器だったという事もわかった。

 

 ジェット噴射のブーストパンチが使えたり、それを利用したパイルバンカーみたいな機能があったりと、大丈夫? これ喰らった相手死んだりしない?

 

 けど、使った後の排熱機構みたいなのはカッコよかったです。

 

 後日俺専用に調整した物を受け取りに行くことになっている。

 真希ちゃんから呪具を借りた時みたいに、すぐ壊して怒られるなんてことはないように気を付けておこう。

 

 あ、それと俺がキヴォトスに来る前まで使っていた宿儺にぶっ壊されたスマホも修理してもらえることになった。高専のみんなと遊びに行った時の写真とか動画が入ってるから、修理してもらえるのはすごくありがたい。

 

 これもまた今度受け取りに行こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 b月&日

 

 

 ひとまず、アリスちゃんが学校に馴染めている様子やゲーム開発部の一通りのことを報告する為にも、ミレニアムの自治区を離れてシャーレに戻ってきた。

 

 どうせなら向こうでずっとゲームで遊びながらわちゃわちゃしていたいが、そうも行かないので仕方なくシャーレへと帰還して再び書類の山と向き合わなければならない。

 

 シャーレに戻ってみれば、寝ないで仕事をしていたのかシナシナになった先公がまるで救世主でも見つけたかのような表情で俺を見てきていた。とりあえず、差し入れのエナドリと小腹を満たす為のお菓子などを渡しておいた。これだけの仕事量じゃ糖分などのエネルギー補充は必要不可欠だろう。

 

 ま、今回は手伝う気はないが。

 俺だって今まで結構な量の書類を押し付けられたんだ、それくらい量の書類なら自分でどうにか片付けてくれ。俺は俺で、まだ余裕にある仕事を片付けておくので。

 

 先公は絶望した顔で「“そんな〜!”」なんて悲痛な叫び声をあげていたが、そんなことは知らんがな。今まで手をつけずにいた貴様が悪いだろうに、というかお前この前よくわからんプラモ片手にウキウキで職場で作ってたよな?

 

 サボるな。

 そんな事してる余裕があるならちゃんと仕事を片付けてからやりなさい阿呆めが。流石に好き勝手遊んでた所為で仕事がギリギリになってるやつのケツを拭いてやるほど俺は優しくない。

 

 わかったらキリキリ働くんだえ〜!(天竜人ボイス)

 悔しそうな顔で仕事をしている先公を見ながら飲む紅茶はうまいのぉ!

 

 グヌヌヌ、と表情を歪めながら嗜むティータイムはとても有意義な時間でございやした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 b月f日

 

 

 平和な1日でした。

 なんかモモイからもっかい“廃墟”に行くぞオラ!みたいなメッセージが飛んできてたが、とりあえず既読無視しておいた。多分だけど、またゲーム開発部の存続の危機的な感じのあれだろう。

 

 ユウカちゃんから一通り話は聞いていたので、ゲーム開発部が規定人数を満たしていても結果が出ていないから部活として活動できるのは今学期までとかなんとか、みたいな話は予め聞いていたのだ。

 

 厳しくしつつも、なんだかんだで凄く甘やかしてるユウカちゃんは優しいと思う。「ユウカちゃんは将来は良いお母さんになれるよ」なんて茶化したら顔を赤くして照れていた。

 

 可愛い。

 結婚しよう(唐突)

 

 けど照れ隠しで尻を蹴るのはやめてけろ。

 ユウカちゃんの太い脚(褒めてる)で蹴り上げられたら骨が折れるどころか口から内臓とか色々出てきちゃいそうになるって。いやマジで死ぬかと思った。

 

 今日は一日暇をしていたのでゲヘナの方へと遊びに行った。アビドスでの風紀委員とやりあってヒナちゃんと会った時に、今度遊びに行くよって言ってから随分経つがその有言実行と言うべきか、ゲヘナの方へアポなしで遊びに行く事にした。

 

 ゲヘナの方へは中々遊びに行く事も少ないので道に迷ってしまったが、元気いっぱいな金髪のちびっ子に助けてもらいなんとかなった。

 

 このちびっ子、名前はイブキちゃんというらしい。

 いやー、元気があって良いね。年齢相応とでもいうべきか、とても素直な感じでお喋りしててお兄さんはなんだか心が和んでしまったよ。最近ではモモイのようなクソガキタイプの歳下の子と一緒に居たからか、こういう純粋無垢なタイプはとても癒される。

 

 どうにも保護者?とは逸れたらしい。

 

 しかしゲヘナの生徒とは思えないほどにいい子だ。

 とりあえず、飴ちゃんをあげてイブキちゃんとの友好度を深めておいた。

 

 うん、可愛い。

 孫を可愛がる親戚のお爺さんにでもなった気分だ。

 

 キヴォトスは物騒だからね、もし変な奴に絡まれたらお兄さん言ってみなさない。そいつがイブキちゃんを怖がらせるような(ヤロー)ならぶっころゲフンゲフン……二度とキヴォトスを歩けないくらいにコテンパンにするからさ。

 

 イブキちゃんを肩車しながら、道案内をお願いしてゲヘナ学園へと向かった。身長差とかもあって、どうしても歩くスピードに差が出るので抱えて行く事になった。おんぶでもよかったのだが、肩車の方がイブキちゃんのテンションが高かったので肩車という形に収まった。

 

 そんなこんなでゲヘナ学園へと到着したのだが、俺と出会したアコちゃんの表情が凄かった。嫌な奴と会ってしまったみたいな凄い顔をしてたね。

 

 なんだこの横乳いきなり失礼な奴だな。

 その横乳引っ叩いて不義遊戯発動させてやろうか。

 

 それと驚いたのが、このイブキちゃんはなんでも尸魂界(ソウルソサエティ)だがなんとかサエティーなんだとか、このゲヘナ学園の生徒会の一員らしい。ちびっ子の癖にすごいんだな。

 

 褒めたら「えっへん!」と胸を張っていた。

 うん、可愛い。なのでもう一個飴ちゃんをあげたら嬉しそうに頬張っていた。隣でガミガミ小言をいう横乳ちゃんを無視しながら、ヒナちゃんを探して挨拶をしに行った。

 

 しかし、風紀委員会の仕事って相当大変なんだな。

 目の下にクマが出来ているヒナちゃんを見て少し心配になってしまった。本人はメイクか何かで上手く隠しているようだったが、俺に指摘された事に凄く驚いたような表情をしていた。

 

 周りの人間にも隠しているようだったので、流石に声を大きくしては言わなかった。任せてください、俺は気遣いの出来る男なので。

 

 どうにもゲヘナの治安維持など武力面での揉め事など、風紀委員会の仕事は腕の立つ彼女が半分以上になっているようで、その活動頻度などは尋常ではないらしい。

 

 明らかにオーバーワークだろう。

 部外者が首を突っ込むべきではないのかもしれないが、不憫というか流石に無茶をやり通している友人ましてや女の子の姿を見過ごせない。

 

 なので、ゆっくり休んでもらおうと思い明日は俺が一日ゲヘナ風紀委員会として活動する事にした。

 

 俺の提案に驚いたようなヒナちゃんやアコちゃんの顔は面白かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  


 

 

 

 

 「よっと……いちち、こりゃ随分と派手にやったな〜」

 

 

 凛太郎は砂埃を払いながら瓦礫の中から立ち上がる。

 周辺には()()で舞い上がった土煙が蔓延している所為でどうにも空気が悪く気分がいいとは言えないような状態となっている。

 

 とりあえず、これから一悶着あるであろう事を予期して制服とその下に着込んでいたパーカーを脱いで動き易い黒いタンクトップの肌着姿となる。

 

 せっかくアビドスのみんなに制服を修繕してもらったというのに、揉め事でまたボロボロにしては申し訳なさすぎる。脱いだ上着は腰に巻き付けて動きやすい格好となると、凛太郎は()()()が立つであろう土煙が烟る向こう側へと視線を向ける。

 

 一体全体、なぜいきなり襲撃を受けるハメになってしまったのか。凛太郎にはまったく覚えがないのだが、とりあえず喧嘩を売られてしまった以上は対処するしかない。

 

 

 「ふ〜、それで何が目的で襲ってきたのか。理由を聞いてもいいかな()()()()()()?」

 

 「?……あら、存外頑丈な羽虫ですのね」

 

 「そりゃもちろん。鍛えてますから」

 

 

 凛太郎が視線を向ける先に立つ女性。

 セーラー服に和服を合わせたような黒い制服。そして何よりも目を引くのは白い狐のお面だろう。制服から彼女がゲヘナの生徒ではないことを凛太郎は理解した。そして同時に、彼女が百鬼夜行の生徒であろう事もなんとなく理解した。

 

 しかし謎は深まるばかりだ。

 いきなり百鬼夜行の生徒に喧嘩を売られるようなことをした覚えは凛太郎には全くないのだ。

 

 

 (うーん。もしかして、夏油(あいつ)絡みとか……?)

 

 

 だが記憶を掘り返せば、百鬼夜行関連で問題事がなかった訳ではない。

 

 少し前に百鬼夜行で夏油と軽くやり合いその男が経営していた店を無茶苦茶にぶっ壊したのだ。もし眼前の彼女が夏油の知り合いだとすれば、めちゃくちゃに暴れた犯人の元へと仕返しに来たと考えれば自分が襲撃された事にも納得が行くと凛太郎は考えた。

 

 事情を知らない第三者からすれば自分が完全に悪者だろうからなと、凛太郎は内心で表情を引き攣らせてしまう。

 

 

 「───考え事とは、随分と余裕そうですね」

 

 「おっと、悪いね。魅力的な女性を前にして感慨に耽ちゃったよ」

 

 

 徐に向けられた銃口。

 躊躇なく放たれた弾丸を首を傾けて回避する。

 

 遠慮なくヘッドショットを狙ってきた事に驚きながら、続け様に放たれた弾丸と共に距離を詰めてきた狐面の少女の蹴りを背を逸らしながら受け流し、軽く足払いをして体勢を崩させようとするが。

 

 

 「ちょ、容赦ないね!?」

 

 「まるで獣のような反射神経ですこと……!」

 

 

 相手は体勢を崩しながらも、銃口の下に取り付けられていた銃剣を外して斬りかかってきた。完全に崩したあの体勢から軌道を変えて襲い掛かってきた器用な身のこなしに驚きながら、顔面に突きつけられた剣先を手首を掴む事で止める。

 

 凛太郎を振り払い攻撃を仕掛けてくる狐面の少女。

 凛太郎は攻撃を掻い潜りながら、もしかして自分ってトラブルを引き寄せ易い体質か何かなのではないか考えてしまう。

 

 何故にゲヘナ風紀委員会の委員長を少しでも楽をさせてやろうと思い体を張った結果、いきなり見ず知らずの女性に襲われるハメになってしまっているのか。女性との出会いを求めてはいるが、こういったやり取りでの出会いは求めていないのだ。

 

 なぜ自分が襲われているのかもわからないままだ。

 

 手っ取り早く無力化してしまうか。

 そう思い、呪力を練り上げて身体強化を施して向かってきた狐面の少女へと腕を伸ばすが。彼女は何かを感じ取ったのか、弾かれたように凛太郎から距離を取った。

 

 

 「……やはり、()()()ですね」

 

 「え、いきなり罵倒?」

 

 「……貴方は、自分のその力の“異質”さに気づいているのですか?」

 

 「………っ!」

 

 「貴方のような不穏因子を、あの()()の側に置いておくことなど……私は見過ごせませんッ!」

 

 「……ん? いやなんのこと?てかそれ誰ッ!?」

 

 「ましてやあのお方と一つ屋根の下だなんて、なんと羨まっ……いえ許せません!」

 

 「ちょっと待て! さては君、実は結構愉快なタイプだろ!? というか一つ屋根の下ってマジでなんの話だ!!?」

 

 「黙りなさい!」

 

 

 爆発するかのように少女の纏う雰囲気、“神秘”が急激に高まった事を凛太郎は肌で感じ取った。まるで呪力の“起こり”のように急激に高まる少女の“神秘”に凛太郎は警戒して身構える。

 

 そして舞い散る深紅の花弁と共に放たれた6連射。

 

 受け止めるのは不味い。

 “感覚的な理解”でそう判断した凛太郎は呪力の出力を瞬間的に爆発させ、拳を足元に叩きつける事によって地面を捲り上げ攻撃を防ぐ為の盾とすると同時に彼女の視界から身を隠す為の壁とした。

 

 容易く壁を貫通する高威力の一撃を身を屈めて回避、そして捲りあげた地面に拳を叩きつけて少女目掛けて発射させる。

 

 

 「───チッ!」

 

 

 避けられないと判断した狐面の少女は小さく舌打ちを溢しながら素早く弾丸をリロード。そこから吹き飛んで来た壁を連続で弾丸を浴びせて撃ち砕く事によって直撃を免れた。

 

 しかしそれは彼女にとって明確な隙となってしまった。

 打ち砕いた事によって飛散した瓦礫の影から凛太郎が身を小さく屈めながら飛び出してくる。丸腰の人間が武装した相手に飛び込んでくるなど、予想だにしていなかった彼女は一瞬反応が遅れる。

 

 

 「───ッ!!」

 

 

 すぐさま、銃口を向ける。

 しかし、次の瞬間には彼女の視界から凛太郎の姿が()()()

 

 それは「膝抜き」と呼ばれる古武術において予備動作を消す技術。凛太郎は自分の後輩と同じく、膝のみならず股関節肩と抜いていき、倒れるよりも滑らかに狐面の少女の足元へと移動。

 

 姿勢は低く。

 力の流れを殺さずに巡らせてゆき繰り出された「卍蹴り」が狐面の少女へと直撃、()()()()()()()彼女の眼前スレスレで意図的に蹴りを空振りさせる。

 

 回避は間に合わず直撃してしまうと脳裏に過り、少女が硬直した一瞬に畳み掛ける。

 

 初撃はフェイントだ。

 そして一撃目を放った勢いを利用したまま、繰り出した二撃目の蹴りで彼女が持つ武器を破壊する勢いで空中へと蹴り上げた。少女は衝撃と共に手から弾かれた愛銃を呆然と眺める。

 

 

 「さてと、ちょっとお話聞かせてもらってもいいかな狐のお嬢さん?」

 

 

 落下してきた彼女の銃をキャッチした凛太郎は銃口を彼女へと向けながら、してやったりと口元に笑みを浮かべて問いかけた。

 

 

 

 

 

 






 ウタハ
「……ビーム砲は、ロマンだからだよ!」
 
 凛太郎
「わかる」
 
 コトリ
「なんと! ここにもビーム砲の魅力がわかる理解者がいるとは!」
 
 ヒビキ
「……なかなか見る目があるね」
 
 凛太郎
「ロマン最高ー!」
 
「「「「イエーイ!!」」」」
 
 モモイ
「さ、最悪だ!頭良いのにバカな集団の中に、ただのバカまで混ざっちゃった!! どうしようミドリ!」
 
 ミドリ
「あ、アリスちゃん。こっちの武器なんかどう?」
 
 モモイ
「無視しないでよミドリィ!」


ぶっちゃけどの時間帯に更新されると読みやすい?

  • 07:00くらい
  • 19:00くらいやな
  • 21:00くらいやでー!!
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