透き通る様な世界観にいる一般呪術師   作:半ライス大盛り

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お久しぶりです。

身内で色々あったり、ちょっと仕事場が変わりそれに伴い自分の生活環境も大きく変わって、体調崩したりで仕事とか色々めんどくさい状況が重なってエタってました。すいやせん。

ブルアカアニメも中々見る時間とれず、見れてないのでそのうち一気にしなきゃ…。

お気に入り、感想、評価いつもありがとうございます。
大変励みになっております。

執筆再開してカンを取り戻していきます。
今回、中々話が進まなかった。申し訳ない、次からその次でパヴァーヌ一章は終わりですかね。


それはそうと、水着アリウス来るんですよね?来てくれるんですよね? こちらは石の準備はできてますよ!





ええ歳こいて人の心を傷つけることを言うな

 

 

 

 (───うん。正直言って帰りたいっ)

 

 

 拳を構えながらも、凛太郎は心の中でつい本音を叫んでしまう。

 

 警戒する3人の生徒の前へとゲーム開発部の面々を守るように立つ凛太郎だったが、表情にこそ出さなかったものの内心ではげんなりとした表情を浮かべてこの場から逃げたしたいくらいだった。

 

 状況が状況とはいえ、女性を相手に拳を向けるなど凛太郎にとっては耐えがたい苦痛であると言ってもいい。ましてやその相手に見知った顔の人物が居るとなればやる気も上がらないというものだ。

 

 適当に時間を稼いでさっさと撤収しよう、なんて思いながら息を吐く。

 

 

 「あー、一応聞いておくけど見逃してくれたりはしない?」

 

 「残念ですが、それはできません。ここまでことを大きくしておいて……はい、そうですかと見逃してあげられるほどセミナーは優しくないです」

 

 「うーん、手厳しい」

 

 

 若干、据わった目つきでこちらを見てくるユウカの姿に苦笑する。

 

 彼女側の言い分も理解出来るし、どちらが悪役かと問われれば間違いなく自分達が悪役であろうことも承知している。ましてや気が強く、普段から非常に真面目な性格で校則に厳しく礼節を重んじている彼女ならこの提案を受け入れることはないだろうと予測はできていた。

 

 

 (でもそれはそれとして、そんなユウカちゃんも素敵だね!)

 

 

 なんて凛太郎は内心では後方腕組み彼氏ヅラでもするかのよう、ポーカーフェイスを気取り勇ましいユウカの姿に顔がニヤケそうになるのを必死に抑えていた。

 

 それからユウカの側に立つメイド服姿の彼女たちにも視線を向ければ、向こうも自らの愛銃を構えてやる気充分といった様子で交渉の余地がないことは明らかだ。

 

 ため息がでる。

 気乗りしないが、ゲーム開発部や彼女たちに協力した面々の為にもやるしかないかと凛太郎も拳を構える。

 

 

 「寧ろ、こちらからお聞きしますが貴方ひとりでこの状況を本気でどうにか出来ると……?」

 

 「そりゃね……まあ、準備運動くらいにはなるんじゃない?」

 

 「……っ」

 

 「おお〜! 言ってくれるね、それじゃあこっちも手加減なんてしないからね!」

 

 

 メイドの質問に軽い様子で言ってのける凛太郎に視線が鋭くなる。

 そんな彼女たちの変化を肌で感じ取りながらも、凛太郎は余裕のある表情を崩すことなく拳を構えて笑みを浮かべている。

 

 明らかにピリついた空気感が伝わって凛太郎の背後にいる先生やゲーム開発部も固唾を飲んでしまう。

 

 

 「さてと、もっかい言っておくが俺がやるのは時間稼ぎだ。あとはそっちでどうにかしろ」

 

 「“ありがとう。それと出来れば暴れすぎないでね、私もユウカからのお叱りは怖いし”」

 

 「それは同意……ま、善処はする。俺だって好きで女の子相手に戦うわけじゃねえっての」

 

 「ほ、本当に大丈夫なの……?」

 

 「人の心配してる場合か? ここを切り抜けなきゃ後で一番困るのはゲーム開発部だろ。わかったらいつでも動けるようにしておけ単細胞……いやクソチビ……あ、ミドリちゃんもここは俺にドーンと任せてよ」

 

 「単細胞!? あとクソチビって言った!?? ちょっと先生今の暴言聞いた!? 流石に聞き捨てならない!」

 

 「あ、あはは……ちょ、お姉ちゃん落ち着いて」

 

 「それとアリスちゃん、先公はこのパーティ内でクソ雑魚貧弱マスコットだ。変身ヒロインの隣にいる妖精くらいに戦闘力がない。だから勇者パワーで先公を守ってあげてくれ、いざとなったらマスコットは盾にしてもいい」

 

 「勇者パワー…っ…わかりました! 勇者パワーでアリスはマスコットの先生を守ります!」

 

 「“急に後ろから刺すじゃん。じ、事実だけどさ、というか盾にしないで”」

 

 「いいか先公。俺はアリスちゃんたちの為なら、例えお前がボコられようとも構わない」

 

 「“綺麗な目で恐ろしいこと言うね!”」

 

 

 あいつ口が悪いよ、なんて騒いでいるシャーレの先生とモモイを尻目に構えた拳を握り直す。

 

 握りしめた拳から感じる“重み”につい笑みが浮かぶ。それは何も心意気などと言った物ではなく、物理的に感じる重量だ。日頃から武器を持つことはなく無手での戦闘を好む凛太郎、その理由は様々だ。

 

 本人に武器を持つ心得などはなく、凛太郎の急激な呪力出力の上昇に並の武器は耐えきれず自壊し、単純に色々と面倒だからといった理由で武器や呪具を持つことはあまりない。

 

 今まで使った事のある武器で気に入ったものがあるといえば、使いやすく彼とも相性のいい特級呪具“游雲”くらいだろう。しかしあれは禪院家の保有する物である為、凛太郎個人の物として手元に置いておく事はできない。

 

 そういった理由で凛太郎は武器を持ってはいなかった。

 

 しかし、だからと言って“自分だけの武器”というものに憧れがないわけではない。そしていま凛太郎の手にあるものは、エンジニア部が凛太郎の為に開発した自分だけの武器なのだ。

 

 その事実に僅かな興奮を感じるくらいだ。

 

 

 (うん、悪くない)

 

 

 ───腕に装着されたゴツいフォルムのアームギア。

 全体的なカラーリングは黒を基調としつつ、銀色を差し色として無骨な雰囲気を醸し出している。ズッシリとした重みを感じるが、だからと言って邪魔になりそうな程重いという訳でもない。

 

 常人がこんな物で殴りつけられたらひとたまりもなさそうだが、頑丈なキヴォトスの生徒が相手となればどこまで通用するかも未知数ではある。上手く加減しつつ、その場の状況判断で行こうと決めて眼前に立つ生徒たちに目を向ける。

 

 しかし、こんな物を相手に向けて振りかざすのは少し不安を覚えるが……そこはキヴォトス人の頑丈さを信じるしかない。

 

 

 「さてと、それじゃそこ通してほしいんだけどイイかな?」

 

 「どうぞ通ってください……なんてありえると思いますか?」

 

 「優しいユウカちゃんならもしかして、なんて俺は期待しちゃうからね」

 

 「……ふふっ、なら期待を裏切ってしまって申し訳ないですがそれはできない相談ですね」

 

 

 やはり交戦は避けられないようだ。

 わかっていたことだと、凛太郎も腹を括り意識を切り替える。

 

 チラリ、と背後にいるシャーレの先生やゲーム開発部に目を向ければ視線に気がついた面々は小さく頷いて返す。

 

 準備万端、そんな様子に凛太郎も口元に笑みを浮かべながら徐に、このフロアの支柱の一本に腕を添えた。

 

 

 「………は?」

 

 

 それは誰かから漏れ出た声だった。

 

 ()()()()

 視線が一点に釘付けになった。

 

 そこには支柱を引きずり出すかのように一撃で粉砕した凛太郎の姿があった。この場にいた全員が口を大きく開いて驚愕し、似たような表情を浮かべている。それらを気にすることなく、凛太郎は巨大な支柱を抱えたまま全身に呪力を漲らせて身を捩る。

 

 ユウカたちはその()()()に、まさかと頬が引き攣りそうになった。

 

 

 「ほら、走れクソゲー開発部! こっちは仕事をきっちりこなすからよぉ!」

 

 「な、ななな……っ…あ、後でこの損害の賠償はキッチリ請求しますからねぇ!?」

 

 「そいつは勘弁、柱が一本消えたくらいでそんな怒んないでよユウカちゃん! 寧ろ見通しが良くなったんじゃない?」

 

 「そういう問題じゃありません! か、各自退避行動───!」

 

 

 まるで砲丸投げのように構え、自分の身長よりも大きな物体を投げ放つ。

 

 文字通り、自分たちの方へと吹き飛んできた巨大な支柱に動揺しながらもユウカたちは即座に反応。一斉にその場から散らばるようにして飛んできた支柱を回避する。

 

 飛んできた支柱は床や壁に激突し、瓦礫と砂煙を周辺に撒き散らす。相手の陣形が大きく崩れた瞬間、凛太郎の合図に呼応してゲーム開発部がこの場を離れる為に走り出す。

 

 

 「いまだ! 行くよみんな!!」

 

 「……っ、逃げられる!」

 

 「くぅ、そうはさせません……っ!」

 

 「悪いねメイドさん! こっから先は俺の相手をしてもらおうかなっ!」

 

 「っ……随分と足癖の悪い殿方ですね!」

 

 

 走り出したゲーム開発部を妨害せんと、即座に体勢を立て直したアカネが拳銃を構えて彼女たちの背後を銃口に捉えたが、横から割って入った凛太郎の蹴りがアカネの手元から拳銃を弾き飛ばす。

 

 武器を失い、凛太郎から離れようと判断したアカネの懐へと飛び込んで腕を伸ばす。まずは一人、相手を無力化せんと距離を詰めた凛太郎だが()()()()()()()()()()気配を察知して身を捻りすぐさま飛び退いた。

 

 

 「コールサインゼロワン、アスナ!いっくよー!」

 

 「……おおっ!?」

 

 「えええっ!嘘、 その体勢から避けられちゃうの!?」

 

 

 寸前まで気配を消して、足元へとスライディングのように滑り込んできたコールサインゼロワン。アスナが仕掛けてきた足払いを避けて僅かに後方に下がった凛太郎、アスナが構えたアサルトライフルから弾が飛んでくる前に再び飛び込んで彼女の武器を潰そうとするが。

 

 

 「アスナ先輩! 避けてください!」

 

 「え、わわわ!」

 

 「っ! なんて物騒なもの持ってるんだ!」

 

 

 何かを抜き取った乾いた金属音。

 凛太郎の視界に飛び込んでくる小さな物体。

 

 それが爆発物であることを瞬時に理解した凛太郎は練り上げた呪力で肉体を強化、更にここへ来るまでにエンジニア部による説明と解説で頭に叩き込んだアームギアの機能の一つを起動させて構える。

 

 それはこのアームギアに搭載されたガードスキル。

 ガシャン!と、アームギアの手の甲のパーツが開くと唸るようにギアが稼働し始めて青白い光を放ちながら瞬時に前方へとハニカムシールドが形成される。

 

 

 「うひょっ〜! かっくいい!!」

 

 

 爆発音に耳をやられそうになるが、まるでロボットアニメで使用されるような防御方法に凛太郎は目を輝かせながらも爆発を凌ぎ切る。しかし、これはそう何回も使えない。

 

 馬鹿な凛太郎には理屈はわからないがアームギア内部に仕込まれたバッテリーの電力を消費してシールドを形成している為、シールドを使用中は電力がゴリゴリと消費されていく。その上、バッテリーの容量もそこまで多くはない。

 

 爆発を凌ぎ切ったタイミングで気配を頼りに飛び出して攻撃に移る。

 

 しかし振り上げた拳が空を切る。

 そして反撃と言わんばかりに、アスナも距離距離を詰めて体術を繰り出して的確なタイミングで射撃を織り交ぜる。そして凛太郎が回避に徹しアスナの射線から外れた瞬間、ユウカやアカネからの援護射撃。

 

 

 (……()()()()?)

 

 

 放たれた弾丸を弾き、凛太郎は思考を加速させる。

 

 それは僅かに感じ取ることができた、小さな違和感。

 

 アスナやアカネ、メイド服に身を包んだ彼女たちへの身のこなし、そして凛太郎との接近戦への素早い対応速度、この距離で焦ることなく的確に戦闘のリズムを整えている。

 

 凛太郎の経験上、遠中距離の銃撃戦が主なキヴォトスで至近距離の格闘戦とは一部の例外を除いてキヴォトスの生徒たちは接近戦には不慣れなものだと思っていた。

 

 過去に戦った覚えのある相手では、アビドスいた不良生徒とカタカタヘルメット団やカイザーPMC、ゲヘナ風紀委員会のイオリ。キヴォトスの面々はそこまで接近戦は好んでいるようには思えなかった。

 

 

 「ほらほら! どんどんいくよ〜!」

 

 「っ、なるほどね」

 

 

 彼女のたちの動きを観察する。

 そしてそれは好んで距離を詰めて至近距離で銃を振り回すような戦い方ではなく、どちらかというと()()()()()()()()()()()()()()()ことに慣れていると言った方がいい動きだった。

 

 まるで()()()()()()()()をフォローするかのような立ち回り方が垣間見える。

 

 無意識のうちの接近戦は不得意であろうと思い込みは頭から消し去る、単純な押し付けは通用しないだろう。

 

 ───ならば先に再起不能にすべきは。

 

 

 「ユウカちゃん!!」

 

 「……っ!」

 

 

 凛太郎が眼前の2人から視線を外して視界の中心に捉えるのは少し離れた場所に入るユウカの姿。前衛をアスナやアカネに任せて、彼女は遮蔽物に身を隠しながら彼女たちの援護に回るような立ち回りを見せていた。

 

 それは凛太郎が知る限りお手本通りの、型に当てはめたような見慣れたキヴォトスの生徒の戦い方。その事からユウカが2人ほど至近距離での戦いに慣れていない事を推測した。

 

 まずは相手の数の有利を潰す為に、狩れる獲物から狩る。

 

 しかしそれはアスナやアカネも理解している事だろう、凛太郎が何をしようとしているのか瞬時に察知してそれを止めようと動き出そうとした。

 

 そう来るであろうことは凛太郎も予測できる、だからこそ強引な手段で彼女たちの意表を突くことにした。

 

 

 「俺たち結婚しよう!!」

 

 「……えっ」

 

 「………はい?」

 

 「───……ふぇ?

 

 

 時が止まったかのような静寂。

 たった一言で、彼女たちの脳内には無量空処並の情報量がぶち込まれたかのような一撃だった。凛太郎が大声で叫んだ一言によってアスナやアカネはポカンとした表情を浮かべて、思わず動きを止めてしまうくらいだ。

 

 ボンッ! と1人の少女の赤く染まる。

 

 

 「………〜〜〜っ!? け、けけけっこ!? き、きき、急に何を言ってるんですかあなたは!!?」

 

 「子供は3人だと理想的な家族像だと俺は思う!!」

 

 「子供ッ!? そ、そんなこと聞いてませんからぁっ!? いきなりなんですか! 私とあなたはそんな関係性じゃないでしょう、いったいなんでそんな話になって……!?」

 

 「そんな! 俺の全裸を、あんな所やこんな所を覗いておいて、アレをなかったことにするって言うのかユウカちゃんは!? マジマジと目に焼き付けてただろう、俺はもうお婿にいけない!」

 

 「ぜん……っ!? ち、ちがっ、アレは完全に事故であって覗いたわけでは!?……ちょ、そこの2人ともそんな目でこっちを見ないで!」

 

 

 もはや悪ノリ全開である。

 

 意表を突く手段としては効果的かもしれないが、その方法が乙女の純情を弄ぶというあまりにもカス過ぎる手段であった。凛太郎の発言を場をかき乱すため嘘っぱちだと一蹴できればよかったが、それが全て嘘だけではないので一蹴することもできない。

 

 顔を赤くしながらどうにか弁明しようとするユウカだが、弁明し切れず言い澱む彼女の姿になんとも言えない視線が突き刺さる。ユウカは慌てふためきながら説明しようとしているが。

 

 

 「───よし! んじゃ、まずは1人だ」

 

 「……えっ?」

 

 「あ」

 

 

 そんな時だった。

 

 パシュ! と空気が抜けたような音と共に凛太郎のアームギア、手首の外側にある発射口から拘束用のワイヤーが撃ち出される。胴体、足首と向けて続け様に発射され投げ縄の要領で相手に絡み付くと一瞬でユウカは身動きが取れなくなった。

 

 空になった拘束用ワイヤーのカートリッジをアームギアから排出して新たなカートリッジを装填する。

 

 

 「だめじゃないかユウカちゃん。戦闘中によそ見をするなんて」

 

 「……へ?」

 

  

 どこぞのサマーオイルを彷彿とさせる胡散臭い声音でにっこりと笑う凛太郎。

 

 拘束され唖然としてるユウカ、そしてマジかこいつと言わんばかりの視線を凛太郎に向けるアカネ。因みにアスナは凛太郎のアームギアのギミックに目を輝かせて話が頭から半分吹き飛んでいた。

 

 そしてようやく自分が揶揄われていただけという事をユウカは理解した。

 

 

 「な、なななな……!?」

 

 「おっと、どうかしたユウカちゃん?」

 

 「〜〜ッ、最っ低ッです! まさかそこまでします!?」

 

 「ふはははっ、 なんとでも言うがいい! 勝てばよかろうなのだァァァァッ!! あ、でもユウカちゃんとの結婚生活ってのも悪くないね」

 

 「そんなこと聞いてませんから!!」

 

 

 ふぎぎぎ、と怒り心頭な様子で拘束を破ろうとしているユウカだがキヴォトスの生徒でもそう簡単に壊せない。何せエンジニア部お手製の拘束用ワイヤーだ、その性能は言わずもがなだろう。

 

 体勢を崩して床に倒れたユウカを尻目に凛太郎はメイドたちを視界に捉える。もはや目的を忘れてどっちが悪役かわからない笑い方に頬が引き攣るのを感じる。

 

 

 「さてさて、残るはメイドさん2人だけだ! そこで待ってな、俺が勝ったらユウカちゃんにもメイド服を着てもらうからね!」

 

 「な、何かキャラ変わってません? というか着ない、着ませんから!」

 

 「お黙り、勝者の特権じゃ! 敗者が勝者に従うのは世の摂理! ユウカちゃんにはメイド服を着てもらう、もちろんロングスカートのな!」

 

 

 

 

 

 

 










 凛太郎(一年生)
「いまから一発芸をやります!」
 
 パンダ
「どうした急に教壇の前に立って」
 
 真希
「というか転校生が来るんだろ? 大人しく座っとけ馬鹿」
 
 狗巻
「しゃけ」
 
 凛太郎
「ノリ笑りぃなお前ら、それはそうとここに新品のトイレットペーパーとヘアワックスがあります」
 
 パンダ
「なんだその黒いトイレットペーパー、染めたのか?」
 
 凛太郎
「都会にはこういう黒いのもあるの! ったくこれだから田舎生まれは、因みに伊地知さんに買って来させた」
 
 真希
「田舎生まれはお前だろ……」
 
 パンダ
「というか補助監督をパシリに使うなよ」
 
 狗巻
「こんぶ……」
 
 凛太郎
「お黙り! そして髪をこうして、こいつを目元に装着、どうよ2Pカラーの五条先……大丈夫。僕、最強だから」
 
 真希
「くっだらね」
 
 パンダ
「ちょっとクオリティ高いの腹立つな」
 
 凛太郎
「大丈夫。僕、大丈夫だから!」
 
 パンダ
「ぷっ……自己暗示五条悟やめろって」
 
 狗巻
「しゃ、しゃけ…っ!」
 
 五条
「おっはー! これから転校生を紹介しや……何やっての凛太郎?」


ぶっちゃけどの時間帯に更新されると読みやすい?

  • 07:00くらい
  • 19:00くらいやな
  • 21:00くらいやでー!!
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