ソードアート・オンライン〜青藍の双剣士〜   作:木漏日レン

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お久しぶりです。やっと時間通りに投稿できました…
第7話です。今回はルゼが攻略会議のおかしなところに気づきます。
ボス戦までは行けませんでした…すいません。来週には行くつもりなのでよろしくお願いします。ではどうぞ!


7:違和感

〜ルゼ視点〜

次の日、俺たちは会議の続きをするため噴水広場に向かっていた。

「そういや、なんで昨日の会議はあんな唐突に終わったんだ?」

俺はヒイロに尋ねる。

「呆れた。自分が発言した後のこと、何も聞いてなかったんじゃないの?」

「ぐっ…しょ、しょうがないだろ、キリトと話してたんだから」

「はぁ…まあいいわ。昨日仕切ってた彼ーディアベルさんね。彼が『今からパーティを組んでボスを攻略しに行っても、時間が時間だし、集中力も切れやすくなるから明日にしよう』って言ったのよ。」

「は?終わったの7時だったよな?それで昨日解散したのか?」

「ええ。でも本当はディアベルさん寝たかったんじゃないかしら。ルゼくんが話てた時ずっとあくびを噛み殺してたから」

「おいキリト、なんかおかしくないか?」

「あぁ。ボス攻略までは行かなくてもパーティくらいは組んでから解散でも良かったはずだ。それにあいつが眠いから解散するってのも引っかかる。攻略リーダーが個人的な理由で会議を終わらせるって変な話じゃないか」

「2人とも、考えすぎじゃない?」

「まぁ2人の言うことも1理あると思うけど…」

ヒイロとアスナは納得いってないみたいだ。

「まぁ、とりあえず会議に行こうぜ。話はそれからにしよう」

 

 

10時。攻略会議が始まる時間だ。

「みんな、集まってくれてありがとう!それじゃ昨日の会議の続きをしよう!まずはパーティを組んでくれ!」

ディアベルがそう言うとプレーヤーたちは自身の仲間とパーティを組み始める。

「なぁ、今ここにいる人数何人だ?」

「 46人だ」

「じゃあ、俺たちでパーティ組まないか?どうせ4人余るんだし」

「そうね、そうしましょうか」

俺たちがパーティを組み終わると周りのプレーヤーたちも組み終わったみたいだ。

「よーし、そろそろ組み終わったかな?じゃあ次にボスの情報についてなんだけど、さっき道具屋を見に行ったら例のガイドブックが置いてあったから1人1冊持っていってくれ」

俺は言われた通りガイドブックを1冊もらって席でパラパラ捲る。と、本の後ろにある<鼠マーク>の下に何か書かれているのを発見した。

『情報はベータテスター時のものです。変更されている可能性もありますのでご注意を』

「攻め込んだな…」

隣でキリトが呟く。無理もない。なぜならこの注意書きはアルゴが元ベータテスターであるということを示唆しているようなものだからだ。

「この本の情報によるとボスの名前は<イルファング・ザ・コボルドロード>。使う武器は骨斧(こつぷ)と革盾、ゲージが残り一本になったら曲刀にかわるらしい。取り巻きは<ルインコボルド・センチネル>。ボスのゲージ1個につき3体ポップして、合計で12体ポップする。金属鎧を着込んで斧槍を使ってくるらしい」

ディアベルの説明が続く。

「それでボスと取り巻きの担当を分けないといけないんだけど…キバオウさん、任せてもいいかな?」

「ん」

ーー嘘だろ…?あのキバオウが反論せずに頷いただと?ーー

俺が驚いているとディアベルがこっちにやってきた。

「君たちには取り巻きの取りこぼしが出ないようにキバオウさんたちのサポートをお願いしてもいいかな?」

「…わかった」

キリトが頷くとディアベルは頷いて中央に戻っていく。

「よーし、それじゃあとは各自でガイドブックを読んでおいてくれ。午後3時にここへ集合で!それじゃあ解散!」

 

 

 

 

「ねえ、キリト君、なんであの時頷いたの?あれじゃあ私たちボス戦に参加できないじゃない!」

「そうよキリト、どうしてくれるのよ!」

「2人の言う通りだぞキリト。俺もボス戦に参加したかったのに」

「しょ、しょうがないだろ。あの状況で嫌だなんて言えるわけないじゃないか!」

「意気地無しめ。4人いるんだからスイッチでpotローテだってできたでしょうに。キリトが頷く前に私が嫌だって言えばよかった」

「悪かったな意気地無しで」

「…ねえ、ヒイロ。スイッチでpotローテって何?」

「?アスナ、パーティ組むのってこれが初めて?」

「そうだけど…?」

「そういうことか…それじゃ、後でスイッチとpotローテの練習を兼ねてレベリングしない?4人で」

「別に良いが…ヒイロはなんでそれを知ってるんだ?俺もキリトに教えられるまで知らなかったんだが?」

「ああ、そっか。みんなには言ってなかったんだ。私、元ベータテスターなの。<スイ>っていう名前でプレイしてたのよ」

「スイ⁇あのどんな時でも冷静に状況を判断して正確な指示でプレーヤーのピンチを何度も救ったあのスイか?」

「そう見たいね…てかキリト、あんたどうしたの?」

「あ、悪い…ヒイロがあのスイだってわかってちょっと興奮してしまったんだ」

「そんなにすごかったのか、キリト?」

「すごいなんてもんじゃないぜ、あれは。ベータテストでは12層まで行けたんだけどスイがいなかったら多分8層くらいまでしか攻略できなかったと思うぞ。最後の方にはスイを崇拝する奴まで現れてたからな」

「そりゃすげーな…」

「ちょ、も、もういいから!ほら、ご飯食べてレベリングするんでしょ!さっさといくわよ!」

 

 

 

 

 

午後1時。レベリングを終えた後俺はキリトに尋ねた。

「なあキリト、やっぱりディアベル変じゃないか?」

「ああ、さっきの会議も終わったのは11時だ。飯食う時間を入れてもボス攻略の時間を1時にしてもよかったのにあいつはわざわざ3時からと言った。何かありそうだよな」

「そうかしら。武器のメンテとか色々あるから3時にしただけじゃないの?アスナはどう思う?」

「私はボス戦初めてだから、このぐらいのペースなのかなって…」

「とりあえず宿で話さないか?俺も話しておきたいこともあるし」

「わかった(わ)(よ)」

 

 

宿に向かうとそこには先客がいた。

「キー坊、遅いゾ。ルー坊、久しぶりだナ」

「すまん」

「アルゴ、久しぶりだな」

「話は中ででもいいカ?誰にも聞かれたくナイ」

「わかった」

キリトが頷き、俺たちは中に入る。

「多分2人はアルゴのこと知らないと思うから紹介するよ。<鼠のアルゴ>。あのガイドブックを書いている張本人だ。そしてこの2人が…」

「あぁ、紹介しなくていいゾ。こっちがソードスキルの速さが尋常じゃないアーちゃんで、そっちが状況判断が的確なヒーちゃんダロ?」

「何で私たちのことを知ってるんですか?アルゴさん」

アスナが尋ねる。

「あのキー坊とルー坊とつるんでる2人だからナー。興味本位で調べしまったんダヨ。悪かったナ」

「いえ、構わないわ。よろしくねアルゴ」

「よろしくお願いします、アルゴさん」

「あぁ、よろしく。アーちゃん、ヒーちゃん」

「それで、アルゴ。あの話どうなった?」

「おい、キリト。あの話ってなんだよ」

「そーよ、私たちにもわかるように話しなさいよね」

「アルゴ、話してもいいか?」

「キー坊がいいならオレッチは何も言わないゾ」

「わかった」

キリトは頷いてこう言った。

「俺の剣を2万9800コルで買い取りたいと言ってくるやつがいるんだ」

 




いかがだったでしょうか?
次回はもう少しこの話が続いた後、ボス戦までを第8話として投稿します。投稿時間は4/248:30からです。感想をくれた方ありがとうございます!評価などもお待ちしております。ではまた次回!

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