1時間半ほど遅れてしまい申し訳ありませんでした!少し修正していたら遅れてしまいました…次回は間に合わせます。
では、どうぞ!
〜ルゼ視点〜
SAOにおける武器強化システムは単純な方だそうだ。強化パラメータは<
どれかのパラメータの強化に成功するたび、装備フィギュア上のアイテム名に数字が付与されていくが、その数字の≪内訳≫は武器をタップしてプロパティを開かないとわからない。プレーヤー間で武器を取引するときもいちいち「正確さが+3で鋭さが+4で…」などというのもまだるっこしいので、+3の内訳が正確さ1鋭さ3の場合は<1A3Q>と略すのが当たり前になっている。
ちなみにキリトの内訳は3S3D、俺の内訳は2S1A3Dとなっている。
キリト曰く鋭さや丈夫さは数値的スペックアップだが、速さや正確さはシステムアシストの強化で剣を振る感覚が変わってしまうという違いがあるらしい。俺は正確さに自信がないため1だけ振ることにしている。
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ーーしかしまぁ、キリトの剣を2万9800コル支払ってまで欲しいやつがいるとはな…ーー
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「ーー2万9800コルだと?ーー」
「ああ。この村に来てから3回、アルゴ経由で俺の剣を買い取らせて欲しいって打診された。俺は何コル積まれてもうんとは言わないけどな」
そう言いながらキリトは苦笑する。
「でも変じゃない?キリトに2万9800コル支払うより自分でその剣を強化した方が絶対安いのに…」
「あぁ、ヒイロのいう通りだ。なぜそこまでして俺の武器が欲しいのかわからない」
「ちなみにダ」
と、ここでずっと黙っていたアルゴが口を開く。
「今日その依頼人からメッセが来てナ。3万9800コルまで引き上げるそうダ」
「「「「3万9800コル????」」」」
「おいキリト。明らかに怪しいぞこれ」
「ああ。アルゴ、そいつが払った口止め料1000コルだったよな?」
俺の意図を汲み取ったらしくキリトはアルゴに尋ねる。
「そうダ。上積みする気になったカ?」
「1500コル出す」
「わかっタ。ちょっと待っててクレ」
そう言ってアルゴはメッセージを飛ばすためにキーボードを操作し始めた。
1分後戻ってきた返事を見て肩をすくめる。
「教えて構わないそーダ」
「ほんじゃ、これ」
キリトはアルゴに向かって6枚のコインをアルゴの前に置く。
「みんなはソイツをもう知ってるヨ。昨日の会議で大暴れしたやつダ」
「「「「キバオウ?」」」」
「そーダ」
「なんでキバオウがキリトの剣を欲しがってるの?」
「オレッチもわかんないヨ。そこまでハ」
「おいキリト、今の所ただ売ってくれっていう話だけだよな?それ以外で何もされてないよな?」
「ああ、今のところな」
「じゃあ、とりあえず様子見ってことでいいんじゃないか?」
「オレッチもルー坊に賛成だナ。まだ直接何もされてないんだったらこっちが下手に動く必要はないんじゃないカ?」
「そうだな。そうするよ」
「ねえ、そういえば、ルゼは元ベータテスターの死亡者数を知ってたけどあれはアルゴから聞いたの?」
ヒイロが俺に尋ねてきた。
「ああ。キバオウみたいなやつがもしかしたらいるかもと思ってな。本当にいて驚いたけど」
「ねえ、ルゼ君」
「どうした、アスナ?」
「ルゼ君の話だと元ベータテスターの約8割がその…亡くなっちゃったわけじゃない?本当にこのゲームってクリアできるの?」
「アスナ!そんなことー」
「はいはい、ヒイロは1回落ち着けー」
俺はヒイロを抑えながらアルゴに尋ねる。
「アルゴ、第一層のモンスターの変更、地形の変化は?」
「地形の変化は無しダ。モンスターの変更は3箇所ダナ。1箇所目は始まりの街付近の草原にいる<フレイジー・ボア>ダ。たまに体格が2倍の奴がポップするようになっタ。そいつは火を吹くらしいゾ。2箇所目は1層の真ん中あたりに湧く<スワンプコボルド・トラッパー>ダ。ベータの時はポップ率が低下する時間があったんだガ、今はその時間に弓を使ってくる<スワンプコボルド・アーチャー>が追加されてイル」
「ベータテスターで死亡率が増加した原因はそこだろうな…」
「ええ。武器を
キリトに続いてヒイロも言う。
「それで、3箇所目が迷宮区の<ルインコボルド・ナイト>ダナ」
「なるほどな。サンキューアルゴ」
俺は礼を言ってアスナの方を向く。
「アルゴが今言ってくれたようにベータテストからのモンスターの変更があったからベータテスターがたくさん死んだ。だけど変更を知らない新規プレイヤーの死亡者数は人数は多いが割合的には3割弱でベータテスターより少ないんだ。だから俺たちは今まで通り気を抜かず攻略していけばいつかは絶対クリアできると思うぞ」
「俺たちが諦めるまではアスナは諦めなくて大丈夫だ。まぁ俺らが諦めることはないと思うけどな」
俺に続けてキリトも言う。
「そう…そうだよね…私、頑張る!」
「その意気よ、アスナ!」
「そういやヨ、ルー坊、オレッチに何か聞きたかったんじゃないのカ?」
「そうだ!忘れてた!ナイスアルゴ!第一層で追加されてるクエストってあるか?」
「あるゾ。もう挑戦済みダ」
「本当か?それで、どんな内容だった?」
「その前に」
「わーったよ、ほれ」
俺はアルゴに1500コルを渡す。
「まいどアリー」
「それで?」
「まぁそうせかすなヨ。クエの場所はこのトールバーナーの町の奥の森の中だ」
「あの森はモンスターが迷宮区並みの強さだったよな?」
「ああ。キー坊の言う通り、モンスターは第一層にしては強かっタ。クエの報酬は…
ーーーーーー3時から1時間迷宮区のモンスターとの
「ルゼ!!」
「わーってるよ」
キリトの言葉に答えながら俺はアルゴに尋ねる。
「なぁアルゴ。お前攻略会議陰から見てたか?」
「あぁ」
「なら、その会議のリーダーがさっき言ったクエを受けてたとことか見てないか?」
「見たゾ。オレッチの前を歩いてそのままクエを受けにいったからナ」
「それ本当か?」
「オレッチが嘘をつくとでも思ったカ?」
「いや」
「なぁルゼ、てことは…」
「あぁ、そういうことだ」
「いやちょっと、2人だけで納得しないでよ!」
「そうだよー!私たちにもわかるように説明してよ!」
「オレッチにも教えてくれヨ!」
「わ、わかった!わかったからちょっと待て!えっとだな、まず2回あった攻略会議のどちらもディアベルが適当な理由をつけて終わらせたこと覚えてるよな?」
「ええ」
「俺とキリトはディアベルが何か隠してると思っていたんだがアルゴに聞いたクエによってそれがわかったんだよ」
「つまり、ディアベルさんはクエの報酬を利用するために会議を誘導していたってこと…?」
「そう言うことだ」
「じゃあディアベルはみんなのためにクエを最大限活用するいい人ってことね?」
「あぁ。俺たちの杞憂だったわけだ」
ーーけど…なんか引っかかるんだよなぁ…なんなんだろうか…ーー
「おいキー坊、そろそろボス戦じゃないカ?」
「おっ、そうだな、色々サンキューなアルゴ」
「いんヤ、…お前達、死ぬなヨ」
「あぁ」
「絶対生きて帰ってくるよ」
「大丈夫だから心配しないで」
「また色々教えてね、アルゴさん」
「うんじゃまぁ、ボス戦と行きますか!」
3時になった。集合の時間だ。
「おい、アンタら」
声が聞こえたので振り返るとキバオウが立っていた。
「なんだ」
「アンタらはワイらのサポート役なんやからしゃしゃりでるんとちゃうで!」
そう言うとキバオウは去っていった。
ーー全く、なんなんだあいつは…ん?ーー
「おい、キリト。あいつの剣変わってなくないか?」
俺が尋ねるとキリトも気づいたのか頷いてくる。
「あんな大金持っといて剣を交換しないのはおかしい」
「てことは…」
「あぁ。あいつも多分仲介役だ。本当の依頼人は他にいる…!」
ところ変わってここはボス部屋の前。ディアベルがクエを受けたおかげかモンスターとの遭遇率はほぼ0%に等しい。
「みんな、俺から言うことは1つだ」
部屋の前でディアベルは言う。
「勝とうぜ!」
「うおおおおおーー!!」
ドアを開けてプレイヤーたちは雄叫びを上げながら部屋に飛び込んでゆく。
と、部屋の奥から大きな影が現れ、プレイヤーたちの行く手を塞いだ。
「デケェな…」
背丈は2メートルを軽く超えるだろう。奴がこの部屋の主である、<イルファング・ザ・コボルドロード>。
「怖いのか?」
キリトが尋ねてくる。
「まさか。早くあいつと戦いたくてウズウズしてるさ。お前もそうだろ」
「バレたか」
「どんだけ一緒にいると思ってるんだ」
「まだ1ヶ月とかそこらじゃねぇか!」
「そうだった」
「まぁ、奴と戦いたいんだったら、さっさと俺たちの敵を倒すしかないな」
「キリト、ルゼ!来るよ!」
「2人とも、早く!」
アスナとヒイロの方を見ると<ルインコボルド・センチネル>が3体ポップしているのが見えた。
「うんじゃまぁ、行きますか。頼むぜ、相棒」
「…ふっ。こっちこそ。よろしくな、相棒」
キリトと手を打ち合わせて俺たちは自分の獲物に向かって行った。
いかがだったでしょうか?
個人的にアルゴのことは好きなんですが、キャラが濃すぎて描くのが難しいです…
次回は5/18:30投稿予定です!
行間を開けた方が見やすいですか?
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開けて欲しい
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別にこのままでいい