ソードアート・オンライン〜青藍の双剣士〜   作:木漏日レン

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こんにちは。
コラボも終わり本編です。
第18話です。
今回は予告通りルゼの過去の話となります。
彼にはどんな過去があったのでしょうか?
それでhー
ルゼ「ちょっと待ったぁー!」
ねえ、怖いから飛び込んで来ないで?怖いから
ルゼ「まぁまぁ。なんか聞いたんだけど、沖縄に修学旅行行ってたらしいじゃん?」
ギクッ
ルゼ「それで、友達に修学旅行中も書くって言ってたよね?ね?」
ギクギクッ
ルゼ「まあまあしっかり反省してもらって。待ってる人もいるはいるんだからね?」
スンマセン…
ルゼ「ではでは、どーぞ」




18:彼の過去、彼女の答え

〜ルゼ視点〜

 

「今日もお疲れ様!明日も頑張ろうな!じゃあ解散!」

ケイタの号令で今日は解散となった。

「なぁ、サチ、ちょっと良いか。2人きりで話したいことがある」

「良いけど……外でもできる話?」

「ああ」

「なら外に行きましょ」

「わかった」

と、サチとダッカーが移動するようだった。俺とキリトはアイコンタクトをとって2人から少し遅れながら着いていく。

「それで、話って何?」

「ああ、サチ、お前、まだ何かに怯えて過ごしてるだろ?」

「っ!……ねぇダッカー」

サチは図星だったのか一瞬表情を歪めたがすぐに冷静さを取り戻してダッカーに尋ねる。

「なんだ?」

「証拠は?」

「へ?」

ーなに間抜けな声出してんだよ……ー

「だから証拠はあるのかって聞いてるの。で、どうなの?」

「い、いや……」

「ないんでしょ、ならほっといてよ」

「でも……」

「仮にさ、私が何かに怯えて過ごしていたとして、ダッカーには関係ないじゃない」

「それは違うだろ!俺たちはパーティメンバーだし、それ以前に友達だ!友達のことを心配するのは当たり前だろ!」

「それが迷惑だって言ってんの!」

「っ……!サチ……!」

「もう私のことはほっといてよ……」

そう言ってサチはダッカーの前から走り去って行った。

それを見て俺はキリトに声をかける。

「キリト」

「ああ、そっちは任せる」

「おう、じゃあ後で」

そういうキリトの言葉に頷き俺はサチの後を追ってかけだした。

 

 

「ここか…」

サチの追跡を始めてから数分、俺は地下水路の端でうずくまっているのを見つけた。

「そこにいるの、誰」

と、サチの方から声をかけてきた。

ーーあれ〜?俺の隠蔽100%って表示されてるんですけど?何、第六感的なやつでバレたの?ーー

まあ、それは置いといて。

「俺だ」

サチの前に姿を現す。

「ルゼ……?なんでここに……ああ、そいうことか」

サチは困惑していたが、なんとなく事情を察したのか顔を顰める。

「なんで、みんなみんなほっといてって言ってるのにほっとかないかなぁ」

「ははっ、はははっ!へぇ〜」

俺はそんなサチの言葉に思わず笑ってしまった。

「何よ、何かおかしいわけ?」

「ああ、悪い悪い

    ーーーーーーーーーーお前、本心じゃないよなぁ?それーーーーーーーーーー」

「なっ!んでそうなるのよ」

ー驚いたのを誤魔化そうとしてるの見え見えだぞ……ー

「本当に迷惑ならそんな泣きそうな顔はしないだろ」

「っ!!!そんな顔してなっ」

「してるから言ってんだろ。どうせあれだろ、悩みはある、でも誰かに話したところで

解決するわけじゃないから話しても相手に迷惑がかかるだけ、とか思ってんだろ」

「……」

「ダッカーとかがそんなこと思ってると思うか?

お前のことを助けたいって思ってるからあんだけ心配してるんじゃないのかよ!」

「……さい……」

「なんつった?」

「うるさいうるさいうるさい!あんたに私の何がわかるっていうのさ!」

「うおっ!」

サチはいきなり大声を上げながら俺に飛びかかってきた。

そして俺の胸ぐらを掴み壁に押し当てる。

その顔はぐしゃぐしゃになっていた。

「どうせこんな話してもどうにもならない!なら自分で抱え込んでおいた方がマシでしょ!それともあんたには私の気持ちがわかるっていうの?」

「ああ……わかるよ。俺もサチと同じように悩んで、苦しんだ時があったから」

「……!うそ……」

「嘘じゃないし、辛いのはすごくわかるよ……だから……泣きたい時は泣いていいんだ。」

「……!」

それまで我慢してたら心が正常じゃなくなっちまう」

「うん……グスッ、ヒック、うわーーーーー!!!!」

俺の胸を掴んでいた手は滑り落ち、俺に寄りかかるようにしてサチは泣き叫んだ。俺はそんな彼女を優しく抱きしめた。

「ごめんね、ルゼ」

「いいんだ。落ち着いたか?

「うん……ねぇ、ルゼ。嫌だったらいいんだけど……ルゼの話、聞かせてくれない……?」

「まぁ、良いが。面白くもなんともないがそれでもいいんなら」

 

 

「俺には昔、1人の幼馴染がいたんだ。彼女はふーちゃんって言って、俺より3つ年上の女の子だった。

ふーちゃんはドジな俺とは正反対で運動神経抜群、すごく活発な子だった。

俺も外で遊ぶのは好きだったから家の近くにある公園で毎日のように遊んでいたんだ。

俺は楽しい毎日がいつまでも続く……そう思っていたんだ……

 

あんなことが起こるまでは……

その日は今にも雨が降りそうな薄暗い曇り空だった。

ただ、俺たちは雨は降っていなかったから母親に許可をもらっていつもの公園でサッカーをして遊んでいたんだ。

俺たちは休憩しよう、と公園の階段に腰掛けて話していた時にことは起こったんだ。

サッカーボールを

公園の出入り口付近に転がして置いてしまったのが運の尽き、風に吹かれてコロコロ転がっって公園から出ようとしていたんだ。

気づいたのは俺の方が早かった。俺はあわててダッシュしてボールを取りにいった。なんとかボールを取った、そこまでは良かったんだ」

「!まさか……!」

サチも次の展開が読めたのだろう。俺は大きく頷く。

「ああ、運の悪いことに大型トラックが俺に気づかずに猛スピードで突っ込んできたんだ。俺は『ここで死んじゃうんだろうな……』って思ったよ。

『ゆーくん!』

でも、後ろから彼女の声が聞こえて俺は突き飛ばされた。

俺は……助かってしまったんだ。

ふーちゃんの方を見ると、俺は声が出なかった。トラックと激突したせいで5メートルも吹っ飛ばされていて、血は大量に出ており、ところどころ骨も見えていた。ただ、当たりどころは良かったみたいで、即死だけは免れていた。息をするのは苦しそうだったが。

『ふーちゃん!』俺は慌てて駆け寄った。『今救急車を呼ぶから!だから、頑張って!』

『ゆーくん、もういいよ……』

『え……」

俺はその言葉に電話する手を止めてしまう。

『もう……いいんだ……

最後に……ゆーくんを……守れて……良かった……』

そう言って彼女は目を閉じた。

『ふーちゃん!ふーちゃ……」

騒ぎを聞きつけて誰かが救急車を呼んでくれたみたいだけど……間に合わなかった。

それきり彼女は目を覚まさなかったんだ」

「そんなことが……その、犯人は……?」

「まだ捕まってない」

「……!嘘……そんな……」

「俺はそいつに出会ったら絶対、罪を償わせる……絶対……絶対だ……」

「……ルゼ……?」

「ッハ!す、すまん!もう大丈夫だ」

「……それで……ルゼはどうやって立ち直ったの?」

「中学で出会った友達のおかげだな」

「友達?」

「ああ。そいつとは中1で出会ったんだが、ゴールデンウィークにそいつの家で遊んでいる時に唐突に言われたんだ。

『お前、何か昔に辛いことあっただろ?』

ってな」

俺は過去に思いを馳せるー

 

 最初、すごいびっくりしたんだ。まさか、それを見破られると思ってなかったからな。

『なんかあったなら、話せ。拒否権はない』

『なんでお前に……』

『お前が今にも消えそうな顔してるからだよ。俺はお前の友達だ。

友達が今にも死にそうな顔してたら助けたくなるのは当たり前だろ?』

『っ!……』

『それとも……友達だと思ってたのは俺だけか?』

『……そんなわけないだろ。……わかったよ』

俺はそいつにも同じ内容を話した。

『……』

『おい、なんか反応してくれよ』

俺はそいつの顔を覗き込んだ。

『……』

『なんで、お前が泣いてるんだよ……』

『だっでよ……ごんなことを8年以上も抱えでだんだろ?お前の気持ぢを思うどよ……』

正直、こんなに泣いてくれるとは思わなかった。

『お前はずごく頑張っだよ。づらがったよな。よく頑張ったよ』

『っ!!……』

ーーーーーー

「それからまぁ、男2人でギャンギャン泣いてな……俺はあいつに話して良かったと思ってる。こんなことがあったから俺は今ここにいるんだ。あいつに出会ってなかったら俺はどこかで壊れてたかもしれない。あいつには感謝しても足りないよ……」

「そうなんだ……」

サチは俺の話を聞いて数分間黙っていた。しかし、

「ねぇ、ルゼ」

「ん?」

「やっぱり、聞いて欲しい。βテスト最終日、私に何があったのか」

「ああ。聞くよ」

「ありがとう」

そうしてサチはポツポツと語り始めた。

 

ーサチ視点ー

 

ある学校の帰り道、ふと電車の動画広告が目についた。1人の剣士が仲間と街や、草原、迷宮区をかけていく動画だった。

「ソードアート・オンライン……」

それはゲームの広告だった。

私はその動画の剣士に釘付けになってしまった。モンスターをバッサバッサと倒していく凛々しい少年に。

ーあの剣士みたいになりたいー

私は家に帰るとすぐ、ソードアート・オンラインについて調べた。

「実装は……11月ね。ん……?夏休みにβテストがある?抽選で1000人?っ……応募しなきゃ!!」

その後私はなんと抽選に当たり、βテストをプレイできることになった。

 

それからβテストが始まり、私はそれなりにこのゲームを楽しめていた。しかし、あの剣士のようにうは戦えていなかった。

そして最終日、私は今日も迷宮区に潜っていた。一応モンスターは倒せたものの、何かしっくりこない。あの剣士のようにモンスターを倒せていないからだろうか……

「ねぇ、ちょっと」

その時誰かに声をかけられた。

はい、と言って振り返って驚いた。なんとそこには、あのスイさんが立っていたのだ。

「さっきのはオーバーキルじゃない?そこまでしなくてもひと突きくらいでモンスターは四散してたわよ」

「そ、そうですか……ありがとうございます」

「礼はいいわ。あなたが何か腑に落ちないって顔してたから言っただけだし」

ーか、かっこいい……雰囲気もあの剣士みたいだし……ー

「あの……私って剣士に向いてないんですかね……?」

「そうね……向いてないんじゃない?」

ーやっぱり……スイさんみたいな人じゃないとあの剣士みたいにはなれないんだ……ー

「わかりました……ありがとうございます……」

 

気がつけばお風呂に入っていた。ゲームからどうやって出たのかさえ覚えていない。

 

ールゼ視点ー

「それから2ヶ月間はこのことを忘れてたからダッカーに誘われて素直にこのゲームにまた戻ってきたの。でもデスゲームが宣言された瞬間、それを思い出してね……もう剣が持てなくなっちゃったの……これが私の記憶。ごめんね大したことなくて」

サチは自嘲気味に笑った。

「構わない。それに辛い記憶はひどくない方がいいだろ。そりゃ持ってないのが1番いいけど」

「そうだね」

「……」

「ルゼ?」

ー俺も喋りたいが、ここはあいつらに任せようー

「お前らも出て来ていいぞ」

「えっ!!」

手前の曲がり角から、キリトと、ダッカーが出てきた。

「すまんな、サチ。こんなことしちまって」

「いいけど、なんで……」

「1番お前のことを心配してたのはダッカーだ。だから影に隠れて1から聞いてもらってた」

「そゆことね……」

「なぁサチ」

「何ダッカー?」

「よく……頑張ったな」

「あ……」

「俺はサチの辛さを体感することはできないけど……ほんと、よく頑張ったと思うよ」

「うん……ありがと、ダッカー。でも……」

「うん?」

「いきなり抱き付かないで……かなり、恥ずかしい……//」

「あ、ご、ごめん//」

ーめちゃくちゃ見せつけてくんねぇー

「「2人ともニヤニヤするな(しないで)!」

「すまんすまん。ところでサチのβ時の名前って『コハク』だったりするか?」

キリトが謝りながら尋ねる。

「え?そうだけど……なんでわかったの?」

「戦ってる時にコハクの片鱗が見え隠れしてたから、かな。それと、さっきの話で確信したんだ」

「そ、そうなの……」

「ちなみにキリト、β時のサチってどんなもんだったんだ?」

「ちょ、ルゼ、そんなこと聞かなくていいっ!」

「凄かったの一言にすぎるな。多分、剣速は今の俺より速いよ」

「えっ」

「だってよ、サチ」

「だから、自分が剣士に向いていないとか思わない方がいいよ。そいつの言っていることは間違っている。俺が保証する」

「……ありがとね……キリト」

「それで、サチはどうしたい?」

最後に俺が尋ねる。

「どうしたいって?」

「キリトによれば、β時はあいつより強かったんだろ?だから、今のままでこの現実(ゲーム)をやっていくか、β時の時みたいに自分の理想を追えるように頑張りながらやっていくか、だな。

俺はどっちも楽しいと思うが……選ぶのはサチ自身だ」

「私は……」

サチは少し考えていたが、覚悟を決めた顔でこういった。

「私は、βの時みたいに頑張りたい。だって、私がこのゲームを始めた理由はあの剣士みたいになりたかったからだから」

「よし、なら、明日から特訓だな」

「教えるのはキリトだろ」

「おいおい、ルゼ、俺よりお前レベル高いだろ」

「俺はダッカーに教える必要があるからな。メインはお前だ」

「そういうことなら、任せなさい」

キリトは俺がサチに教えないことで不満がありそうだったが、ひとまず納得してもらえたようだ。

「それじゃ、そろそろ戻るか。ケイタ達も心配するだろうし」

そう言ってダッカーを先頭に宿へと戻っていった。

「ああ、そうだサチ、お前に向いてない、っていったプレイヤー誰かわかるか?」

「え?えっとね……多分、スイさん」

「「は?」」

「?ルゼ、知り合い?」

「いや、なんでもねぇ」

ーヒイロが?なんでそんなことを……本当に言ったのなら理由があるはずだ……ー

 

その後、宿に戻った俺はヒイロがなぜサチに向いていない、などと言ったのかキリトと話してみたが、

正しそうな理由が出て来ず、今度本人に聞くしかない、という結論に至った。

 

サチは次の日からの特訓でβ時の感覚を取り戻し、レベルはまだまだだが、速さではキリトと同等といったところまできた。

ダッカーも元々扱いはうまかったので俺の指導をすぐ飲み込み着々と強くなっていった。

ただ、俺はこのギルドに暗闇が立ち込めているのにまだこの時点では気づいていなかった……

 




はい、いかがだったでしょうか?お詫びも兼ねて今回は長めです。
ルゼ「いいんじゃない?」
ホッ
ルゼ「ちなみに次は?」
3/21に特別編をあげようかなと……
ルゼ明後日から2週間海外研修行くって聞いたんだけど大丈夫?」
ギクッが、頑張ります……
ルゼ「ふーん、ならいいけど」
でもね、ちょっと聞いてよ!
修学旅行帰ってきたらテスト2週間前で、テスト期間中に風邪引いたの!だからー
ルゼ「許して!なんて甘いわ!反省してるなら、ちゃんと21日に上げろ!」
ハイ…
ルゼ「ではでは、21日に会いましょう!」
あ、後、コメントとか評価とか……
ルゼ「1ヶ月放ってたやつにくれるわけがあるか!ではでは、またね!」

行間を開けた方が見やすいですか?

  • 開けて欲しい
  • 別にこのままでいい
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