ソードアート・オンライン〜青藍の双剣士〜   作:木漏日レン

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こんにちは。
さぁ始まりました特別編!
今回の内容はタイトル通りです笑笑
今回は第三者視点のお話です!
ではどーぞ!


特別SS
ルゼ誕生日&1周年記念〜1年ありがとうございました〜


ある日の夕暮れ、今日も戦闘を終えて多くのプレイヤーが街へと戻ってきた。

「疲れた……」

その中に一際目立った青藍のコートを纏った少年がいた。彼の名前はルゼ。言わずと知れたトッププレイヤーの1人である。

時に、彼は先ほど「疲れた」と呟いていたが、

今日の戦闘はいつも以上に精神にくるものだったらしい。仮想世界では体力,なんてものは存在しないが神経はしっかりと疲弊するのだ。

「なんか、キリトからメッセきてるな……

『この後、すぐにここのレストランに来いいいな?すぐだぞ?』だと……?なんか大事な話でもあんのかね……」

そんなことを言いながらルゼはキリトと自分が泊まっているレストランへと向かう。

「おおい、キリト〜来たぞー!」

そう言いながら扉を開けるルゼ。するとー

 

〜遡ること1週間前〜

「ルゼの誕生日を祝いたいっ!」

ある昼下がり、レストランでヒイロが唐突に叫んだ。

「いきなりどうしたんだヒイロ……」

思わずキリトが引き気味に尋ねる。

「このゲームさぁ」

「うん」

「色々すごい癖に、お誕生日システムとかが無いじゃ無い?」

「確かに言われてみれば……あっても良いよな」

「だからね、私たちでルゼ君のお誕生日会みたいなのをしないかってヒイロと決めたんだけど、キリトくんどうかな?」

「いいんじゃないか?俺もちょっとやってみたくなったし」

「じゃ、決まりね!」

「でも、どこでやるの?」

「場所は俺の宿でいいだろ」

「でも料理とか、できる人いるの?いるならキリトの宿でいいけど、いないなら……」

「私のレストラン、貸しますよ」

「レイナ!久しぶり!」

「お久しぶりです。ヒイロさん、キリトさん、アスナさん」

「ここのレストラン、レイナがやってるのか」

「ええ、おかげさまでいい物件を見つけることができました。ありがとうございました」

 2ヶ月ほど前、街の案内板に張り紙がしてあるのをルゼが見つけて、そこでレイナと出会った。ルゼたちは彼女の要望に合った建物を探していくのだが……それはまたいつかどこかのお話で。

「それで……ここのレストラン、貸してくれるんだっけ?」

「はい、アスナさん。私もルゼさんにたくさんお世話になったので恩返しできればなぁと思っていたので」

「ありがとねレイナ」

「まぁ、あいつは『恩返しなんて、いらないよ〜』って言いそうだけどな」

「確かに〜」

「まあいいじゃないですか。私も誕生日、祝いたいんですよ」

「いいじゃんいいじゃん!場所はここで決まりでしょ?料理は……」

「私が作りますよ。皆さんは食材を取ってきて欲しいのですが……」

「任せろ!なんでも取ってくるぜ!」

キリトは自信満々に答える。

「ありがとうございます。では皆さんにお願いしますね」

「おう、任せろ!」

「そういえばキリトくん、ルゼくんがいつも何時頃に戦闘を終えて帰ってくるかわかるの?」

アスナがキリトに尋ねる。

「ああ、あいつはいつも5時ぐらいに圏内に戻ってくるよ」

「じゃあそのぐらいに呼び出せばいいわね!」

「いや、駄目だ」

「なんでよ?」

「あいつはそこから圏内をぶらぶらして帰ってくるのは大体7時だ」

「どんだけぶらぶらしてるのよ….」

「はは……」

ヒイロは呆れながら呟く。アスナも隣で引き攣った笑みを浮かべる。

「『絶対真っ直ぐここに来い』って言わないと駄目だってことだよね?」

「そういうこった。まぁ多分それを言ったら大丈夫だろ」

「ルゼの呼び出しはキリト、よろしくね」

「了解」

「ヒイロ、私たちは何時に集まればいいかな?」

3時ぐらいでいいんじゃない?」

ヒイロはレイナの方を見ると彼女は軽く頷く。

「ええ。料理の用意はしておきますので。それくらいに来ていただければ」

「よーし!当日が楽しみになってきちゃったな〜!」

「そうだね。ルゼくん喜んでくれたらいいな」

「あいつのことだからすげー喜ぶだろ」

「そうだといいですね」

こうしてルゼへのサプライズは着々と進んでいった。

 

〜誕生日当日〜

「なんか、キリトからメッセきてるな……

『この後、絶対まっすぐ帰ってこい。いいな?絶対だぞ?』だと……?なんか大事な話でもあんのかね……」

そんなことを言いながらルゼはキリトと自分が泊まっている宿へと向かう。

「ただいま〜、ってなんで電気も何もついてないんだ?」

そう言いながらライトをつけるルゼ。するとー

 

パン!パン!

 

「うわっ!な、なんだ?」

「「「「ルゼ、お誕生日、おめでとう!」」」」

「え?あー、そっか今日か」

「なんで忘れてんのよ」ペシ

「俺もわからんわ。なんか忘れてたんだよ」

「まぁまぁヒイロ。落ち着けって」

「ねぇ、早く食べよーよ。私お腹すいた〜」

アスナがみんなを急かす。

「アスナそんなキャラだったっけ?」

ルゼが少し引きながら尋ねると

「あー!ルゼくんそんなこと女の子に言っちゃいけないんだよ?」

頬を膨らませアスナが抗議する。

「ごめんって。ちょっと驚いただけだ」

「アスナはお腹すいたらいつもこんな感じよ」ボソッ

「この料理全部レイナが作ったのか?」

ルゼが尋ねるとレイナは頷いた。

「すげーな!どれもめちゃくちゃ美味しそうだ!」

「あ、ありがとうございます!ルゼさんにいっぱい食べてほしくて頑張りました!材料は皆さんが取ってきてくれたんですよ?」

「そうなのか?本当にありがとな!」

ルゼの言葉を聞き、みんなは満面の笑みを浮かべた。

「まだ喜ぶのは早いわよ!それじゃキリト、乾杯の音頭、よろしく!」

「はいはい……それじゃ、ルゼの誕生日を祝って、乾杯!」

「「「「乾杯!」」」」

 

「美味しかった〜」

「すごいね、本当に!」

「どれも絶品だったもんな〜」

「な!改めてありがとなレイナ。どれもめちゃくちゃ美味しかった!」

「ありがとうございます。口にあってよかったです!」

と、そこでヒイロが立ち上がる。

「ではでは〜、プレゼントタイム〜!!」

「え?」

「ここにいる4人がルゼに似合うようなものや渡したいものを持ってきてくれました〜」

「まず私ですね」

1人目はレイナ。

彼女はルゼにーを差し出した。それも大量の

「ルゼさんが料理を始めたときいたので。私のレシピ、差し上げます」

 

「え、ええー!!」

 

これにはみんな驚いた。ルゼも目を丸くしている。

「いいのか?これもらっても?」

「ええ。もう私にはいらないので。それからー」

そう言いながらルゼに近づくレイナ。彼女はボソッと呟いた。

「あなたがこれをいつかいらなくなった時に、信頼できる人に渡してください」

「え……」

「では改めてお誕生日おめでとう御座います」

「あ、ありがとう……」

そう言い残してレイナは自分の席に戻った。

「ねぇレイナ。ルゼと何を話してたの?」

ヒイロが戻ってきたレイナに尋ねる。

「あぁ、『料理、喜んでくれてよかったです!』って言っただけですよ?」

レイナは笑顔でこう答えた。

「怪しい…まぁいいか。じゃあ次は私たちから」

そう言って立ち上がったのはヒイロとアスナ。

「私たちからは、これね」

「お誕生日おめでとう、ルゼくん!」

「おう、ありがと!中身は……グローブ?」

グローブの名前は<フィングローブ>となっていた。

「ええ。レアなグローブがドロップしたから。

最初はすごいボロボロだったんだけど、『レア』って書いてあったから、アスナと一緒に直したんだ」

「そーなの!そしたらこんなにすごいグローブになっちゃって。でも私たちよりルゼくんの方が似合うからあげる!」

「いいのか?ありがとな!」

「いつも助けてもらってるしね」

「いつものお礼も兼ねて……こちらこそいつもありがとう!」

「それはお互い様だろ〜が」

そう言ってルゼはにっこり笑った。

「最後は俺か」

そう言ってキリトはゆっくりルゼの方へ向かった。

「キリトは何をくれるんだ?」

「驚くなよ……これだ!」

そう言ってキリトが取り出したのは……

「「「ダガー?」」」

「って、それ俺が欲しかったやつ!」

キリトがくれたダガーは、2週間ほど前、ルゼが新聞でたまたま見つけた高難度ダンジョンの報酬のダガーだった。

「お前、物欲しそうにしてたのに『忙しくて行けなそうだな……』って言ってただろ?だから取ってきたんだ」

「お前、サイコーかよ!めちゃくちゃ嬉しいよ!」

「喜んでくれてよかったよ。ちなみに剣の名前は<ルーシー・ライン>だ」

「そうなのか。大事に使わせてもらうよ。サンキューな」

「それはこっちのセリフだぜ?いつも助けてもらってサンキューな」

そう言いながら、キリトは席に戻った。

「ねぇ、ルゼ?どうだった?この誕生日パーティー」

「本当に言葉にできないぐらい最高だった」

「喜んでくれてよかった!」

「私はいつもルゼくんにお世話になってるから、嬉しそうな顔が見れてよかったよ〜」

「俺も、すごく楽しかったぜ!」

「私はこの前ルゼさんにお世話になったので、恩返しできてよかったです」

「みんな本当にありがとう!一生の思い出になるよ」

にっこりと笑うルゼにみんなも笑顔になっていく。

「あ、そうだ!写真撮らない?記録結晶持ってきたんだ〜」

「お、いいね〜!とろとろ!」

「じゃあルゼ真ん中な」

「あいよ。隣にキリト、お前来いよ」

「おう」

「じゃあ私は逆の隣もらいますね」

「あ、レイナずるい〜」

「早い者勝ちですよ」

「まぁまぁ。じゃあ取るよ〜ハイチーズ!」

こうして、ルゼの誕生日パーティは無事大成功をおさめたのだった。

 




〜読者の皆様へ〜
こんにちは!木漏日レンです!
いつも本作を楽しみにしてくださってありがとうございます!
正直、1話目を投稿した時は
「まぁ、趣味でやってるし、全然見てくれなくてもいいか〜」
とか思ってました笑笑
なんで、こんなたくさんの人に読んでいただいてとても嬉しく思っています!
本当にありがとうございます!
来年度は、高3になるため、投稿頻度がガクンと下がると思われます。
ですが、大学に合格したら、投稿頻度は過去1あげようと思ってます!
なんで、気長に待っていただければと……
あ、流石に月夜の黒猫編は完結させます汗
まぁ、そんな感じだと思ってもらえれば……

また、青メッシュ様、コラボありがとうございました!上手くテン達を描けたかどうかはわかりませんが、
書いててとても楽しかったです!

来年もこういうコラボが誰かとできれば良いなぁ

本当に1年ありがとうございました!2年目もどうかよろしくお願いします!

UA 5,634
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2024年3月21日

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