今日は説明の話です。戦闘シーンは一切ありませんがご容赦を…
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では第2話、どうぞ!
〜ルゼ視点〜
「ログアウトボタンが…ない」
「ーーーーーーーーーーーーは?ーーーーーーーーーーーー」
俺は慌ててログアウトボタンを探す。
「ほんとだ…ない…」
「嘘だろ…」
キリトも横で呆然としている。
「クライン、GMコールは?」
「何回もしてるんだけどよ…返答がねぇんだよ」
おかしい…
「おかしすぎるぞ、これ」
「なんでなんだ?」
クラインが尋ねてきたのでキリトと俺が交互に答える。
「普通、こういうゲームの正式サービス開始日はバクがないか念入りにチェックされるんだ」
「それも世界初のVRMMOなら尚更な」
「なのにログアウト出来ないなんてバクが起きてるのはおかしいってわけだ」
「ほーん、て、じゃあ俺達めちゃくちゃやばい状況にあるじゃねぇか!」
「今更かよ…」
「運営は何がしたいんだ…?」
俺は1人呟く。
「ゴーン、ゴーン」
「なんだ…?」
俺は突然鳴り響いた鐘の音に驚いていると、知らない間にフィールドの草原から始まりの街の中央広場に転移していたことに気づく。
「強制転移だと…?」
キリトが呟く。辺りを見渡すと数多くのプレーヤーがこの場所に集まっていた。もしかすると今ログインしているプレーヤー全員がこの場所に集まってるんじゃないか…?
集まったプレーヤー達は何があったのか分からずぼーっとしていたが徐々に騒がしくなっていく。すると上空を<Warning ><System Announcement >という表示が埋め尽くし始めた。
ーあぁ、やっと説明が行われるのかー
俺はそう思い、ほっと安堵のため息を吐く。が
「は?」
突如上空に現れた黒ローブに言葉を失った。周りのプレーヤー達もあっけに取られてしまったのか、さっきまでの喧騒が嘘のように静まり返っている。
その時、黒ローブが言葉を発した。
「プレーヤー諸君、私の世界へようこそ」
「私の世界?どういうことだ…?」
ーこいつは何を言っているんだ…?ー
「私の名前は茅場晶彦。今やこの世界をコントロールできる唯一の人間だ」
「な……!」
ー茅場…晶彦…だと?このゲームの開発ディレクターである彼がなぜここに?ー
「プレーヤー諸君はすでにメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気づいていると思う。しかしゲームの不具合ではない。繰り返す。これは不具合ではなく<ソード・アート・オンライン>本来の仕様である」
ー仕様ってどう言うことだよ…ー
「諸君らは今後この城の頂を極めるまで、ゲームから自発的にログアウトすることができない。また、外部の人間の手による、ナーヴギアの停止あるいは解除もあり得ない。もしそれが試みられた場合ーー」
「ーーーナーヴギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが諸君の脳を破壊し、生命活動を停止させる」
ーこいつは何を言っているんだ?ー
「ちなみに現時点でプレーヤーの家族または友人が警告を無視してナーヴギアの強制除装を試みた例があり、その結果すでに213名のプレーヤーが、アインクラッド及び現実世界から永久退場している」
ー現実世界から永久退場?ー
「諸君らの身体は厳重な介護体制に置かれるため心配は要らない。安心してゲーム攻略に励んでほしい」
ーゲーム攻略だって?ー
「しかし十分に留意してもらいたい。諸君らにとって<ソード・アート・オンライン>はただのゲームではない。今後ゲームにおいてあらゆる蘇生手段は機能しない。ヒットポイントが0になった瞬間、諸君らのアバターは永久に消滅し、同時に
諸君らの脳は、ナーヴギアによって破壊される」
ーナーヴギアによって、破壊…ー
「諸君らがゲームから解放されるには、アインクラッド最上部、第100層までたどり着き、最終ボスを倒してゲームをクリアすれば良い」
ー100層?ー
「最後に諸君らにとってここが唯一の現実だという証拠を見せよう。アイテムストレージを確認してくれたまえ」
俺は言われた通り、アイテムストレージを開く。
「手鏡?」
オブジェクト化してもそこには俺の顔があるだけ。と、俺の体を白い光が包んだ。
「ん?」
しかし、そこには俺の顔があるだけだ。
「ルゼ!」
「どうしたキリ…ト…?」
キリトに呼ばれたと思ったらそこには知らない少年がいた。
「お前、誰?」
「え?」
キリトは慌てて手鏡を確認する。
「これ…現実世界の俺じゃん…」
「と言うことはキリトの横のむさ苦しい男は…」
「クラインだな」
「お前、キリト?」
クライインは呆気に取られている。
「茅場はなぜこんなことをしたんだ…?」
「それは、あいつが答えてくれるはずだ」
俺が呟くとキリトが答える。
「諸君らは何故、と思っているだろう。目的はなんなのか?と…
私の目的はこの状況を作り出すことだ。それ以上でもそれ以下でもない。そしてそれは今達成せしめられた。
ー以上で<ソード・アート・オンライン>のチュートリアルを終了する。諸君らの健闘を祈る」
そう言い残し茅場晶彦は姿を消した。
茅場が消えた後、俺は自問自答を繰り返していた。
ーー俺はどうしたらいい?ーーーなんでこんな事に?ーーヒットポイントが0になったら死ぬってーー嫌だ、死にたくないーー何でーーなんで俺がこんな目に…ーーいやだーいやだーイヤダー
「…ゼ、ルゼ!!聞いてるか?」
はっと俺は顔を上げる。目の前にはキリトとクラインが立っている。辺りを見渡すと、広場から少し離れた道の端にいることがわかった。どうやら俺が気づかないうちに広場から移動していたらしい。
「もう一度言うぞ。俺はすぐ次の村へ向かう。お前も一緒に来い」
ーこいつは何を言っているんだ?ーーここはデスゲームなんだーーなのに次の街へ行くなんてバカのやることだー
「行けねぇ」
「は?」
「だから行けねぇって言ってんだ!俺なんかな、こんな状況で次の村へ行ったら村へ着く前に死ぬわ!行けるわけねぇんだよ。こんなニュービーに!」
俺は自分の苛立ちをキリトにぶつけるように叫んだ。
「なあ、ルゼよぉ。オメェ、生きたくねぇのか?」
「っ!」
クラインが俺に問う。
ー生きたい、生きたいよー
「生きたいに決まってるだろ」
「ならよぉ、今することは現実逃避じゃねえだろ。生きるためにはゲームをクリアするしかないんだ」
「…」
はっとした。
ーそうだ、今やることは現実逃避じゃない。どうやったらこのゲームをクリアできるかだー
「オメェにはキリトもついてるんだからよ」
「あぁ、こんな序盤でを前を死なせたりしない」
クラインに続いてキリトも言う。
「クラインは…どうすんだ?」
「俺は…他のゲームでダチだった奴らと合流する。だからここでお別れだ。」
「そっか」
「大丈夫だ。キリトに教えてもらったテクでなんとかやってみせるさ。だから…オメェも頑張ってくれ」
「わかった…後…二人ともさっきは悪かった」
「なーに、気にすんな。この状況じゃああなるのが普通だ。多分」
「そうそう。だからもういいって」
「…ありがとう…」
俺たちは最後にフレンド登録をしてクラインと別れた。
「キリト!、ルゼ!」
クラインに呼ばれ、振り向く。
「キリト、オメェ案外可愛い顔してんな!ルゼのその鋭い目つきも嫌いじゃないぜ!」
俺はキリトと顔を合わせ笑うと同時に叫んだ。
「「お前もその面の方が10倍似合ってるよ!」」
そう言い俺たちはクラインに背を向けた。
「ルゼ、絶対還るぞ」
「あぁ、ぜってぇゲームをクリアしてやる!」
ー絶対に死なねぇぞ。生きてやる!ー
そう決意をし、俺たちは次の村へ向かったのだった。
どうでしたか?
3話は3/21くらいに投稿したいと思います。
次回もよろしくお願いします!
行間を開けた方が見やすいですか?
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開けて欲しい
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別にこのままでいい