猪狩守に憧れた男がライジングキャノン習得を目指すダイヤのA   作:ブラックマッハ

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最高のピッチングは、投手と捕手の一体となって作りあげる作品に憧れて

「どう、栄純 君、守君、これが我が校が誇るグラウンド設備よ!」

 

 凄い環境だ。こんな所で野球が出来るなんて最高じゃないか?気持ち良いホームラン打てそうだしな。

 

「あっちには雨天練習場もあるし・・・ウチの部員の半数は寮で生活しているわ!」

 

 寮の生活か?寂しいな一人になるのは、永純も来てくれたりしないかな。

 

 そろそろライジングキャノンを投げれるようになりたいな。嫌なるんだ。

 

 それにしても広い、広いよ。どんだけ野球の敷地があるんだよ。

 

「凄えよ、こんな場所で野球がしてえよな、永純」

 

「べ、別にときめいてなんかねーぞ!ちょっと驚いただけだ!」

 

 俺はぼっとしながら周りを見ていた。いたのだが、誰かと勝負してぇと思ってしまう。

 

「どーせ選手だって、上手い奴ばっか集めてんだろ?だったら強くて当たり前じゃねーか・・・」

 

「成程じゃあ怖いんじゃないか?ここに入ったらベンチになってしまうのが」

 

 俺は煽った。すると永純の顔色が変わって真剣な目で見るようになった。

 

 まるでマウンドに上がったかのようにしっかり見えてしまう。

 

「コラァ、川上ぃ!何じゃその腑抜けた球は!」

 

「もっと活きた球投げんかい!」

 

 そう太ったオッサンの声が聞こえてきた。

 

「栄純君、守君、彼のバッティングは見ておいた方が良いわ。」

 

「彼は東清国ですよね」

 

「そうよ、勉強してきたようね」

 

 あの後雑誌でしっかり確認しておいて良かった。

 

 東清国が仲間を信頼していない姿を栄純が彼に噛みつき、俺は隣で大爆笑していた。

 

「覚悟や向上心が立派なのかもしれないが、力がある何言っても許されるのかよ。練習に付き合った仲間をバカにして。挙げ句の果てには、田舎に帰れだって。例え世間が認めても、俺は絶対認めねぇ」

 

「「たった一人じゃ野球は、出来ないんだから」」

 

 俺は声を揃えて言った。東清国は、栄純に腹で体当たりした後に俺も体当たりされた。

 

 2対1の睨み合いが始まった。それを副部長さんに止められた。その代わりに1打席勝負する事になった。永純がマウンドに行き、俺も守備に入る様になった。今回は左手のグローブしか持っていないが守備は俺しかいないからファーストを選んだ。

 

 表情が固く感じる第一球目は栄純が打たれる事に気づいた様だ。だから地面に叩きつける投げ方で、一先ずボールだ。

 

 打たれていなくて良かったな。

 

 その後タイムでキャッチャーの御幸一也がフレンドリーぽく楽しんでいる。

 

「最高のピッチングは、投手と捕手の一体となって作りあげる作品だろう」

 

 今の俺は、最高のピッチングは、投げれない。ど真ん中で投げるのが限界なんだから羨ましいな。本当によ。

 

そして第二球目永純の固さは取れて投げた球はど真ん中でストライクだった。

 

「ナイスボール、ワンストライク、いいぞこのまま三振にしようぜ」

 

 そう俺が言って少しでもいいから落ち着かせる。

 

「分かっているよ。」

 

そして3球目はキャッチャーの場所を確認して俺は、走った。ライトのファールの方向に急いだが、飛距離が凄くて取りにいけなかった。

 

その後いろんな所に走るがほとんどファールでアウトにできなかった。悔しい。

 

 最後に投げた球は、バットよりも速くて当てれなかった。そのボールはストライクだった。

 

 俺が守備に着く理由がなくてつまらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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