やめろ!(アニメ的に)そんなことしちゃいけない!   作:儚無吹雪

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超お久しぶりです生きてます。
主人公がARC-V主人公に使うデッキであーでもないこーでもないと考え続けてたら、気づけば1ヶ月です。
2回連続で非デュエル回ですが次回いよいよVS主人公です、次回は早めに出ると思います。


アニメ第12話!因縁ヤクザムーブ買収工作編

「うちの生徒が襲撃に遭ったですって?」

 

 

 

ある日の授業終わりの午後、自分は社長に呼ばれ話をしていた。

 

 

 

「そうだ、昨日の夕刻市議会議員のご子息である沢渡シンゴが襲撃に遭った、報告から照らし合わせればおそらくエクシーズ次元の者だろう」

 

 

「犯人についての特定はできたんですか?」

 

 

「犯人についてだが、被害者から「遊勝塾の榊遊矢にやられた!」という証言があっただけではなくその場にいた遊勝塾生徒の柊柚子からも榊遊矢がいたという証言があったそうだ」

 

 

 

あーこれ茄子の襲撃イベントかぁ、よく見れば似てないけど暗がりだと分かりづらいからなぁ・・・

 

 

 

「・・・私は榊遊矢がやったとは思えません」

 

 

「ほぅ・・・それは何故だ?」

 

 

「報告書に書かれている彼のデッキが普段と余りに違いすぎる、彼はデッキを変えるタイプの決闘者ではない以上榊遊矢のそっくりさんだと私は思いますね」

 

 

 

遊戯王アニメではデッキタイプを別テーマに変える決闘者はとても珍しい、それこそこの遊戯王ARC-Vの主要キャラでは今話題に上がった沢渡シンゴくらいしかいないくらいだ。

 

 

 

「私と同じ考えのようだな・・・だがこの状況は使える、この事件を交渉材料にして遊勝塾を買収する」

 

 

「遊勝塾買収して旨味あるんですか?ペンデュラムカードのデータは私のカードを解析してるから問題ないはずですよね?」

 

 

「・・・そうだが気になることもあるのでな、手中に収めておきたい」

 

 

「(ズァーク関係かな?)なるほどわかりました」

 

 

「そこでだ、君にも私と一緒に遊勝塾の買収交渉に参加してもらう」

 

 

「交渉・・・?理事長に任せればいいような案件でなぜ・・・」

 

 

 

あの!その日私休日だったはずなんですけど!休日出勤ですか!?

 

 

 

「当日は塾生3人同士での団体戦になるだろう、そこで榊遊矢の実力を見ておきたい、それに試合が長引き延長戦になった場合私が出て実力を確かめる、まぁ出番があるかもわからないがな」

 

 

あるんだなぁこれが(一勝一敗一分)

 

 

 

「塾生同士の交流戦にプロが混ざるのはどうなんですかね・・・」

 

 

「・・・確かにそれもそうだな、ならお前が出ろ遊楽」

 

 

ファッ!?なんでや!

 

 

 

「新任の教員が交流戦に出るということなら、プロの私が出るよりは問題もないだろう?まさかとは思うが、文句を言っておきながら関わらずに見学できるとでも思ったのか?」

 

 

 

あっこれ目がマジや・・・逃げれないやつですね。

 

 

 

「・・・そんなこと微塵も思っていません喜んで受けさせてもらいます」

 

 

 

社長の命令に逆らえるわけないんだよなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして遊勝塾の買収交渉当日・・・

 

 

 

「まさか本当に引き分けになるとはな、つくづく奇妙な巡り合わせだ」

 

 

 

知ってた(絶望)

 

この状況で素良きゅんと顔合わせとか死ぬほど気まずいんですけど!こんなことならとっととうちの生徒を仕上げておくべきだった・・・

 

 

 

「これは決着をつけるための決闘、引き分けなどありませんわ!」

 

 

「さて、どうやら見てるだけでは終わらないらしい」

 

 

 

マジで行くことになるとは・・・

 

 

 

「延長戦です!お互い一勝あげた者同士の決闘、よろしいわね?」

 

 

「そんな・・・勝手に!」

 

 

「出番だ、行ってこい」

 

 

 

もうどうにでもな~れ☆

 

 

 

「待ってください」

 

 

 

ああ・・・見られてる、精神的にきつい

 

 

 

「決着は私がつけましょう」

 

 

「貴方は総合コースの・・・」

 

 

「(ッッッあいつは!)」

 

 

 

あっ素良くんと目が合った手振っとこ

 

 

 

「(だめだ・・・師匠、そいつと戦っちゃ・・・)」

 

 

 

「これが本当の決勝戦・・・必ず勝って父さんの塾を、決闘を守ってみせる!」

 

 

「ゆっ・・・遊矢」

 

 

「そうだ!遊矢兄ちゃんは絶対勝つ!」

 

「なんてったってこっちにはペンデュラム召喚があるんだ!」

 

「そうよ!ペンデュラムは負けない!」

 

「遊矢兄ちゃんは絶対負けない!遊勝塾は・・・」

 

 

「それはどうかしらねぇ?」

 

 

「っ!」

 

 

「あなたたちうちの新任教師がどれほど強いか・・・」

 

 

「もういいですか?ここから先は私と彼の決闘です」

 

 

「遊矢!笑顔を忘れないで!明るく楽しいエンタメデュエルの塾でしょ!」

 

 

 

あっ遊矢くんに笑顔が戻った

 

 

 

「ありがとう柚子、よーし見せてやる!最高の笑顔と最高の決闘を!」

 

 

 

その笑顔を今から引き攣った笑顔に変えると思うと心がちょっと痛むなぁ

 

 

 

「アクションフィールドはどうする?」

 

 

「どうでもいいのでそちらのご自由にどうぞ」

 

 

 

フィールドは・・・やっぱり【アスレチック・サーカス】か・・・

 

 

 

「遊矢がもっとも得意とするフィールド!塾長!男を・・・」

 

 

「関係ないよ・・・」

 

 

「「「えっ!?」」」

 

 

「あの人はマズイ・・・師匠でもどうしようもないよ・・・」

 

 

「どういうことなの素良?」

 

 

「あの決闘者・・・身なりは綺麗になってるけど前に塾長が話していた決闘で人を再起不能にする決闘者だ」

 

 

「えっ、なんでそんな危険人物がLDSにいるのよ!?」

 

 

「それは僕にもわからない、だけどそんなことより問題は・・・」

 

 

「【次元障壁】のカード・・・遊矢のペンデュラムモンスターを封じ込めるカード、あれはまずい!」

 

 

「(それにオベリスクフォース9人がかりでもどうしようもなく完封され何もできなかった決闘者、師匠どうか無事でいて・・・)

 

 

「遊矢ーーー!相手の決闘者!前塾長が話してたペンデュラムモンスターを封じるカードを使う決闘者よ!気をつけて!」

 

 

「なんだって!?」

 

 

 

えっなんで知ってんの

 

 

 

「・・・安心してください、命の危機があるわけでもないんです、年下相手にピンポイントメタを張って完封なんてそんな酷い真似はしませんよ」

 

 

「相手に有利なカードをわざわざ使わないなんて、なんのつもりか知らないけど期待に応えるのがエンターテイナー!みんなに最高の決闘を見せてやる!」

 

 

「改めて自己紹介を、社長の命令で君と決闘することになったLDS新任総合コース講師の遊楽遊代と申します、以後お見知りおきを」

 

 

「俺は遊勝塾所属榊遊矢!この決闘、父さんが残してくれた塾を守るため絶対に勝ってみせる!」

 

 

 

さて今回は命の危険がないデュエル、途中でマルコ先生への襲撃イベントが起こり決闘が中断されるとはいえ真面目なデッキを使わないのも舐めプと捉えられ社長に何されるかわからない、なら・・・

 

 

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが」

 

「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」

 

「見よ、これぞデュエルの最強進化形!」

 

 

「アクション・・・」

 

 

「「決闘!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと社長に休日出勤させられたストレスを遊矢くんで発散してもいいよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やつあたり
なつき度が低いほど威力が高くなる

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