やめろ!(アニメ的に)そんなことしちゃいけない!   作:儚無吹雪

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いつも皆さん感想や誤字脱字報告、ありがとうございます!感想がたくさんで返信する暇がない時でもちゃんと読ませてもらってます!よければ評価つけてもらうと作者の原動力になります。


ということで後半です。


閉ザサレシ未来(後編)

「そんな……遊矢お兄ちゃんのドローカードが。」

 

「アクションマジックをあんな風に利用するの、シビれるくらいに恐ろしいぜ……」

 

「それだけじゃありません、遊矢兄さんは風属性以外の特殊召喚を封じられ伏せカードの《カバーカーニバル》も今は使えず、事実上残された手は使用してない初期手札の1枚のみ。」

 

 

「でも《大脱出》がもう一度使えるから、ドローロックが3回目の遊矢のターンで解除される。まだ決闘はわからないわ!」

 

 

「遊矢ァ!ここが正念場だ、男を見せろぉ!」

 

 

「遊矢!苦しい時こそ笑顔を忘れるな!熱血だぁ!」

 

 

「(流石にこの状況、オベリスクフォースのデュエルログを見た僕にはわかる、この盤面おそらく師匠に勝ち目は……師匠どうか気を強く持って)」

 

 

 

 

「エクシーズコースでも噂になっていたけど、あれが"あの"総合コースの新任講師、そして多数の成績上位者が理解を拒んだ《ふわんだりぃず》、なんてデッキなんだ・・・」

 

「アクションデュエルの利点を放棄し独自のスタイルで戦う異常性、噂通りね。」

 

「それだけじゃなく、アクションカードをデッキトップに仕込んで次のドローも飛ばすたぁえげつない真似しやがる・・・」

 

 

「これは・・・想定以上ですわね、あの榊遊矢がまるで相手になっていない。」

 

「予想できたことです、しかしここまで差を見せつける決闘をするとは・・・」

 

 

「(ここまで非情な決闘、普段の講義ではまだ大人しいはずだが、今日はどこか怒りのようなものを感じる、どういうことだ?)」

 

 

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「さて私はカードを1枚伏せてターンエンドです。その最後の手札の1枚が何か、楽しみにしてますよ。」

 

 

 

未来は塞いだ。残るは相手の手札1枚次第、相手は主人公だ絶対に気が抜けない。

 

 

 

「遊勝塾のみんなのためにも、この勝負負けられない!俺のターン、ドロー!」

 

 

 

さて問題はここからだ、どうくるか……

 

 

 

「レディースエーンドジェントルメーン! ここからは榊遊矢によるエンターテイメント、華麗なる逆転劇をお見せします!」

 

 

 

は?????逆転できんの!?手札1枚から!?詰め方間違えたか?一体どうやって……

 

 

 

「俺は手札から《EMソード・フィッシュ》を召喚する!」

 

 

「えっ?」

 

 

「《EMソード・フィッシュ》の効果発動!このカードが場に出た時、相手フィールド全てのモンスターの攻撃力を600ダウンする!」

 

 

 

「すごい!これで《烈風の結界像》の攻撃力は400になって……」

 

「攻撃力2500のオッドアイズで攻撃すればダメージは2100!そして……」

 

「オッドアイズの効果でダメージは2倍になるから……」

 

 

「「「遊矢兄ちゃんの勝ちだ!」」」

 

 

「遊矢……!」

 

「いけぇ!」

 

「頼むぞ遊矢!」

 

 

「(ダメだ、これで終わるわけがない、だって相手は……)」

 

 

「よしこのままバト……」

 

 

「その程度ですか・・・?」

 

 

「ッ!?」

 

 

「それでショーのタネも終わりなのですか?」

 

 

 

本当に焦った、負けるかと思った、自分の知らないカードが出てきて盤面が壊滅するかと思った、だが・・・

 

 

「肩透かしにも程がある、《EMソード・フィッシュ》の効果にチェーンして、罠カード《ふわんだりぃずと夢の町》の効果を発動します。」

 

 

「そのカードは、さっき手札に加えた……」

 

 

「効果で手札からふわんだりぃずモンスター1体を召喚する、こい!《ふわんだりぃず×いぐるん》」

 

 

「相手ターンにモンスターを召喚だって!?」

 

 

「召喚成功時いぐるんの効果、それに対して除外されている《ふわんだりぃず×ろびーな》の効果、ろびーなを手札に回収《烈風帝ライザー》をデッキから手札に、そして効果でろびーなを召喚、効果発動。」

 

 

「さっきと同じカード……まさか!?」

 

 

「デッキから《ふわんだりぃず×すとりー》を手札に、そしていぐるんとろびーなを生贄にアドバンス召喚、再び君臨せよ。」

 

 

 

《烈風帝ライザー》

攻2800

 

 

 

「俺のターンにモンスターをアドバンス召喚だって……そんな」

 

 

「召喚されたライザーの効果、いぐるんの効果、そして墓地の夢の街の効果を除外して発動、逆順処理でまずそちらのモンスター全てを裏側守備表示に変更し、いぐるんを回収、そしてライザーの効果でそちらの場の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》こちらの墓地の強欲で謙虚な壺をデッキトップにそして風属性モンスターを生贄にアドバンス召喚したため追加で自分の場のライザーを手札に戻します。」

 

 

夢の街から放たれる波動がソードフィッシュを眠らせオッドアイズがライザーによる暴風で吹き飛ばされる、そして全ての処理が終わった

 

 

 

「そんな、オッドアイズが……」

 

 

「ふわんだりぃずとは、『ふわふわ』『ワンダー』『ブリーズ』が語源のテーマ。通常召喚の頂点に立つ力、存分に味わい尽くしてもらいましょう」

 

 

 

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「いま……遊矢兄ちゃんのターンだよな???」

 

「それで合ってるはず……合ってるはずだけど」

 

「なんであんなに動けるんだ……」

 

 

「そんな……こんなことって」

 

「相手ターンにあそこまで動くとは……」

 

「それだけじゃない、この状況は・・・」

 

 

「師匠……どうしてこんなことに」

 

 

 

 

 

「相手ターンにあそこまでの展開、なんなんだあのテーマは一体!?」

 

「通常召喚しかしてないのにここまでの展開力、しかもあそこまで動いていて全く息切れもしていない、リソースが循環しているわ」

 

「全く息切れしない相手ターンでも好き放題動くテーマか、新設された総合コースの講義内容が魔境だと聞いてはいたが、ここまでえげつないものだと思わなかったぜ」

 

 

 

「まさか……ここまでとは」

 

「彼を敵に回さなくてよかった、他次元の手に渡れば間違いなく計画に致命的な支障が起きただろう」

 

「(このデュエルタクティクス、まるで相手の心を折りに行ってるようだ、榊遊矢の精神が崩壊したら計画に支障が出てしまうかもしれないな……)」

 

 

 

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「さて、まだあなたのターンですよ?まぁ何もできないとは思いますが。」

 

 

「俺は……何もせずにターンエンド。」

 

 

「そうですよね、私のターン、ドロー」

 

 

「フィールド魔法《ふわんだりぃずと謎の地図》の効果で手札の《ふわんだりぃず×すとりー》を見せてデッキから《ふわんだりぃず×とっかん》を除外、そしてすとりーを召喚、すとりーの効果とっかんの効果を発動し、除外されてる、とっかんの効果でとっかんを回収、すとりーの効果でえんぺんを除外してとっかんを召喚、とっかんの効果で除外されてるえんぺんを回収して、すとりー、とっかんを生贄に捧げアドバンス召喚、再び羽ばたけ!」

 

 

 

《ふわんだりぃず×えんぺん》

攻2700

 

 

「なんでそんなに動いてるのに全く勢いが止まらないんだ・・・」

 

 

「そういうものだからです、召喚成功時すとりーの効果で、すとりーを手札に戻しえんぺんの効果で《ふわんだりぃずと未知の風》を手札に、そのままバトルです」

 

 

「ッ!アクションマジック《大脱出》を発動!バトルフェイズを終了する!」

 

 

「問題ないです、さて遊矢くんループ証明をしましょうか。」

 

 

「る、ループ証明???」

 

 

「私の手札には知ってると思いますが《烈風帝ライザー》《ふわんだりぃず×すとりー》、除外されている《ふわんだりぃず×とっかん》があり、君の墓地には大脱出があります。そして私は通常召喚権を使わず、残しています。」

 

 

「つまり……」

 

 

 

 

「なんですって?」

 

 

「「ッ!?」」

 

 

「マルコ先生が!?」

 

「零児さん!」

 

 

 

時間調整ピッタリ。まぁこんなもんか。

 

 

 

「遊楽 緊急事態だ、決闘を中断しLDSに戻るぞ」

 

 

「了解しました、社長」

 

 

「な!ちょっ……ちょっと!」

 

 

「すみませんね遊矢くん緊急事態です、この続きはまた今度に」

 

 

「まっ待って……ループ証明ってなんのことなんだ?何を言おうとしてたんだ!」

 

 

「そうですね、まぁその答えは総合コースの講師らしく遊矢くんへの宿題とします、今度会った時までに考えてくださいね。」

 

 

「ッ!」

 

 

「それではまた」

 

 

 

 

 

 

そうして自分は遊勝塾を後にした。




その引く手には、未来も希望もない。
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