西崎秀一。シュウという愛称。ギフテッドという願いを叶えるロストロギアから生まれたらしい。一般人として書き始めたけど一般人とは言えなくなってしまった。ごめんなさい。
オリ主と書いていますが、ぶっちゃけただの登場人物です。主人公はシュテるんだ文句あっか! ごめんなさい!
いつものごとく駄文で申し訳ありませんが、少しでもお楽しみいただければ幸いです。
「事件の記録はこれで全て、ですね」
シュテルたちが住まうマンションの一室。リビングでシュテルはひもで綴じられた資料をテーブルに置いた。その部屋にいるのは、シュテルの他に四人。シュテルと同じマテリアルであるディアーチェとレヴィ、紫天の盟主のユーリ。そして、最近家族として迎え入れられた隣人、西崎秀一だ。
現在、この五人は自分たちのオリジナルが経験した事件の資料を調べている。大した理由があるわけではなく、ただ、知っておきたいと思ったためだ。リンディに相談すると、快く資料を渡してくれた。
「ジュエルシードに闇の書……。魔法のない世界に、よくこれだけのロストロギアがあったものだよね」
シュテルの隣に座る少年がつぶやくと、それを聞いた四人が呆れたようなため息をついた。
「貴方がそれを言いますか、シュウ」
「うん。だめだよね」
シュウという愛称で呼ばれた少年が苦笑した。
シュウはギフテッドと呼ばれる願いを叶えるロストロギアによって生を受けた存在だ。今もシュウの中には、ギフテッドの力がしっかりと残っている。その力をコントロールする存在が眠りについているため、シュウはその力を一切使うことはできないが。
それにしても、とシュウは資料を眺めながら肩をすくめた。両手を挙げて、言う。
「事件の流れは分かるけど、やっぱり外向けの資料だね。なのはたちがどんなきっかけで、どんな思いを持って行動していたか全然分からない」
シュウの言葉に、その場にいる全員が頷いた。シュテルはテーブルに置かれた資料を纏めて封筒に入れる。ほぼ全てに目を通したので、明日にでも返しておくべきだろう。
「まあそれも仕方あるまい。記録として保存するなら、感情は邪魔でしかないからな」
長時間資料を睨み付けるように見ていたためか肩が凝ったのだろう、ディアーチェが肩を軽くほぐしながら言う。
「オリジナルたちに聞かないとね」
レヴィが欠伸をしつつ言うと、ユーリがだめです、と首を振った。
「資料を見る限り、あまり詮索していいことじゃないですよ。心の傷を抉ることになっちゃいます」
その言葉にシュウとシュテルが頷いた。自分たちも関係者であると言えるが、それは闇の書関連についてだ。ジュエルシードのことについては部外者といってもいい。そんな自分たちがおいそれと聞いていいことではないだろう。
「直接見ることができれば一番なのですが……」
シュテルの言葉に、シュウもそうだね、と頷いた。
「ふむ、意外と早く読み終えたな……。我は少し眠るが、貴様らはどうする?」
ディアーチェの言葉に四人がそれぞれ考え、そして、
「僕もちょっと休もうかな。目が疲れたし」
「同じくです。買い出しは後ほどにしましょう」
シュウとシュテルが揃って頷き、
「みんなでお昼寝だー!」
「毛布を持ってきますね!」
レヴィが嬉しそうに言って、ユーリが毛布を取りに行く。すぐにシュテルとディアーチェが手伝いに向かい、そんな光景を前にして、シュウは薄く微笑んだ。
今日も平和だ、と。
そして暗闇に漂うそれは、欠伸をしつつ言った。
「魔力はあるねえ……いってみよう……」
意識はないのだろう、目は閉じられたままだ。だが彼女がそうつぶやくと、暗闇が脈動を始める。そして。
ギフテッドが起動した。
プロローグなので短めです。無印編は毎日投稿、なのです。
自サイトのブログで無印完結直前まで書いているのは秘密なのです。
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ではでは。