ポケットモンスター 〜レジェンドウォー〜   作:初任者

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●第三話「新たな物語(ゲームレジェンドウォー)」

第三話「新たな物語(ゲームレジェンドウォー)」

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ポケットモンスター

       レジェンドウォー 

     〜傭兵達の讃美歌編〜

 

○ゲームを最初から始めますか?

     YES ← or NO

   ○本当に?ゲームを始めますか?

     YES ← or NO

○…それで、ご武運を

 

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戦火が各地で燃えている。国と国がぶつかり合い、多くの命が失われていく。そして、長き戦乱は貧困を生む。

 

…貴方もそんな戦乱の被害者の1人である。

 

 

*********

*********

●ジェンバシティ●

●傭兵ギルド前●

 

 

「ここから、俺達の傭兵生活が始まるんだな」

 

 

貴方の幼なじみである【ジョルジュ】が、傭兵ギルドの入り口に期待の眼差しを向けている。

 

 

「…いつまで気落ちしてるんだ。仕方ないだろ?村には俺たちを養う余裕はなかったんだから」

 

 

貴方の村は難民の集まってできた集落であり、村だけで子供達を養う余裕はなかった。何とか働ける年齢である10歳になった貴方達は、なけなしの旅立ち資金を与えられ、このジェンバシティに働きに来ていた。つまるところ上京のようなものである。

 

 

「さあ、行くぞ」

 

 

2人はギルドに入る。しかし、現実は厳しいものであった。

 

 

「何?ポケモンも持ってない?傭兵団にも所属してない?なら登録はできないな」

「はぁ⁉︎何でだよ⁉︎」

 

 

受付の男が呆れた表情で理由を説明する。

 

 

「個人で傭兵になるんなら、最低限ポケモンの1匹は使役してないと話にならねぇ。せめて傭兵ギルドに所属してればもう少し話が違うが…それもねぇんだろ?なら、傭兵ギルドに登録できねぇな」

「く…うぐ」

 

 

ジョルジュは悔しそうに呻くが、状況は変わらない。どうするかと貴方が頭を悩ませていると…。

 

 

「…ん?どうかしたんですか?」

「ああ、<大物喰らい>か。もう少し待っててくれ。もう終わる」

 

 

現れたのは武装した青年であった。貴方達よりは年上に見えるが、それにしても若い。武装してなければ傭兵に見えない若さである。

 

 

「あんた、傭兵なのか?」

「そうだぞ。6ツ星傭兵の<大物喰らい>だ。数ヶ月前にふらっと現れて、メキメキと頭角を現している実力者だ」

「え?この場合、私が答えるんじゃないですか?まあ、その評価は嬉しいですけど」

 

 

青年が困惑した様子で答える。

 

 

「これでもう少し戦場に出てくれれば、ランクももっと早く上がるというのに…実力がある分勿体無い」

「そう、その件で今日は来たんです」

「ん?まさか戦場に出るのか⁉︎あの<大物喰らい>が‼︎」

 

 

傭兵ギルドの中が騒めく。職員だけでなく、傭兵達もである。

 

 

「まあ、いつかは出るつもりですが…流石に1人では手が足りなくて…そこで提案なのですが、傭兵団を立ち上げようと思いまして。団員募集をしたいんです」

「成程、確かに1人ではできることも限られる。それに、6ツ星なら傭兵団の立ち上げも問題ない。だが、あんたほどの傭兵と肩を並べられる傭兵となると、ほぼどこかの傭兵団に」

「いえ、逆に何も癖が無い方がいいので、低ランクの傭兵とかがいいんですが」

「ふむ…」

 

 

受付の男が貴方達2人に視線を向ける。

 

 

「お前達、彼の傭兵団に入る気はないか?」

「「⁉︎」」

「…?彼らは?」

 

 

驚く貴方達に、青年は困惑の表情を浮かべる。

 

 

「ああ、実はこいつら傭兵になりに来たんだが、ポケモンも使役してないし、傭兵団にも所属してなかったから追い返すところだったんだ。あんたほどの傭兵の率いる傭兵団所属なら、傭兵登録も問題ない。どうだ?」

「成程、新人の方がこちらとしてもやりやすいです。どうだろう?俺の傭兵団の初期メンバーとして、入団してくれないか?」

 

 

青年が右手を差し出す。

 

 

「…俺は傭兵になりたい‼︎傭兵団に入れてくれ‼︎」

「よし…そちらの子は?」

 

 

青年が貴方に問う。傭兵になる気はあるか?と。

 

ーーー傭兵を目指しますか?

YES← or NO

 

 

「よろしい。2人とも歓迎する」

「んじゃ、登録作業をするか。少し時間がかかるがどうする?」

「そろそろ昼時だし、お小遣いを渡すから、どこかで食事をしてくるといい。食事を終えたら、城門の出入り口で待っててくれ」

 

 

貴方達は、それぞれお小遣いを5000円貰った。

 

 

「この街は海洋貿易のおかげで店は多いが、その分高い店も多い。入る店は気をつけてな」

 

 

青年がギルドの受付職員と話し合っている。

 

 

「よし‼︎行こうぜ‼︎」

 

 

貴方とジョルジュはギルドを後にし、食事へと出かけた。

 

 

*********

*********

◆1時間後◆

●都市から少し離れた草原●

 

 

「ーーーさて、改めて自己紹介といこうか?」

 

 

青年が2人の前で大きめの岩に腰掛ける。

 

 

「俺はカイト。新しく立ち上げた傭兵団の団長にして、<大物喰らい>なんて異名を持ってる6ツ星傭兵だ。お前達の直接的上司だな」

「はいはいはーい‼︎質問がありまーす‼︎」

「ん?何か疑問点でもあったか?」

 

 

ジョルジュの質問にカイト団長が答える姿勢を見せる。

 

 

「6ツ星傭兵って何ですか?」

「ああ、そうだな。傭兵になったばかりだから知らないか。傭兵はランク分けされてて、星の数が多いほど優秀で信用できる傭兵ってことなんだ。今の所の最高ランクは10だな」

「え?ってことは団長ってめっちゃすごい傭兵ってことっすか⁉︎」

「まあ、そうなるか」

「す、すげー‼︎」

 

 

ジョルジュがキラキラとした尊敬の視線を向ける。

 

 

「さて、君らも自己紹介を頼むとしようか」

「ジョルジュっす‼︎こいつとは幼なじみで、相棒で親友っす‼︎」

 

 

貴方もジョルジュに続いて名乗る。

 

 

「2人ともいい名前だな。たった3人の傭兵団だが、これからよろしく頼む」

 

 

3人で握手を交わす。

 

 

「でだ。早速で悪いが、君らには最初の試練がある。傭兵ランク試験だ」

「傭兵ランク試験…っすか?」

「簡単に言えば、傭兵の初期ランクを決める試験だ。実力を見せつけれれば、高いランクから始められる。それにギルド所属のための試験でもあるから、落ちたら傭兵にもなれないぞ」

「うへぇ⁉︎まじかよ⁉︎」

 

 

ジョルジュが慌てている。それもそのはずである。貴方達はポケモンを使役していない。とてもじゃないが、試験を受けられる状態ではなかった。

 

 

「試験日は1週間後。他にも傭兵団から新人が参加するそうだ。大手の【カザン傭兵団】や【ペルシェ騎兵傭兵団】とかも来るらしい」

「せ、せっかく傭兵団に入れたのに…マジかよ」

 

 

ジョルジュが肩を落とす。とても勝てそうな相手ではない。

 

 

「安心しろ。お前達は俺の部下であり、家族のようなもんだ。しっかりと育ててやる」

「だ、団長〜‼︎一生ついていくっす‼︎」

「だが、その前に約束して欲しいことがある。団の規則みたいなもんだ」

 

 

カイト団長が団のルールを告げる。

 

 

「1つ、仲間はどんなことがあっても裏切るな。2つ、命をかけて仲間を守れ。3つ、困ったら仲間を頼れ。これだけは絶対に守れよ」

「もちろん‼︎」

 

 

貴方もジョルジュと同じように頷く。

 

 

「よし、んじゃあ…」

 

 

カイト団長が背負ったバックからボールを取り出す。モンスターボールだ。貴方は村で見たことがあった。

 

 

「出番だ」

 

 

カイト団長が投げた3つのボールから現れたのは、3匹のポケモンであった。

 

 

「【ニャオハ】に【ホゲータ】に【クワッス】だ。この中から1匹選んでもらう。そのポケモンが今日からお前達の相棒だ」

「ぽ、ポケモン…」

 

 

ジョルジュが唾を飲み込む。

 

 

「…相棒、俺は少し考えたいから、先に選んでくれよ。俺はそのあと決めるからさ。勿論、お前がどのポケモンにしても文句は言わないさ」

 

 

貴方はジョルジュの言葉に頷いてから、相棒となるポケモンを選ぶ。貴方の選んだポケモンは…。

 

 

ーーー選ぶポケモンは。

ニャオハ← or ホゲータ or クワッス

 

 

「ニャオハでいいのか?変更はできないぞ?」

 

 

ーーーニャオハにしますか?

YES← or NO

 

 

「よし、今日からお前の相棒はニャオハだ」

 

 

貴方はカイト団長から、ニャオハのモンスターボールを受け取る。

 

 

「よしゃ‼︎俺はクワッスにします‼︎」

「何となくそんな気がしてた。ほれ、クワッスのボールだ」

「ありがとうございます‼︎」

 

 

ジョルジュがボールを受け取る。

 

 

「さて、ならホゲータは…」

「ーーーちょっと待ったぁああ‼︎」

「「「⁉︎」」」

 

 

突然の女の声に、貴方達は声のした方を見る。そこにいたのは軽装でありながらも武装した少女であった。年齢的に貴方達に近いであろう。

 

 

「君は?」

「カイト団長ですね?私の名前は【ユピテル】‼︎傭兵になりにきた新人です‼︎傭兵登録に行ったら、ギルドから傭兵団を紹介されてきました‼︎」

「ああ、まだ追加の募集をかけてたから、それでか…君も俺の傭兵団に加入してくれるのか?」

「はい‼︎是非お願いします‼︎」

 

 

どうやら貴方の同期が増えるようである。

 

 

「ポケモンは?」

「も、持ってません」

「よろしい。なら、君の相棒はこのホゲータだ」

「は、はい‼︎」

 

 

ユピテルが、カイト団長からホゲータのボールを渡す。

 

 

「それとこれは最初の支給だ。ユピテルの軍資金は、他の2人に渡したお小遣い分も上乗せして渡しておこう」

 

 

貴方達はモンスターボールを20個、【キズぐすり】5個、【げんきのかけら】3個、軍資金30000円を支給された。

 

 

「一先ずの宿泊費用とか諸々の軍資金だ。大切に使えよ」

「あのー、このモンスターボールは…?」

 

 

ユピテルが質問する。

 

 

「傭兵人生を1匹の相棒だけで切り抜ける気か?俺はお前達を一人前にするつもりだから、そんな底辺傭兵にする気はないぞ」

「つ、つまり、これはポケモンを捕まえる用の」

「そうだ。最低でも6匹は捕まえてもらうぞ」

「「「⁉︎」」」

 

 

貴方達は絶句する。この世界の正規兵であっても、6匹もポケモンを使役するなんて聞いたことがなかったからだ。

 

 

「…あ、そういえば、基本的にこの地方の奴らはどんなに多くても3.4匹くらいの手持ちだったっけな?まあいい」

「もしかして、カイト団長って…他の地方出身なんっすか?」

「ああ、違う地方の出身だな」

 

 

ごほんとカイト団長が咳き込む。

 

 

「しばらくは森の中で戦闘訓練を積んでもらう。試験日までにそこら辺の傭兵ぐらいならあしらえるレベルを目指してもらうつもりだ」

「え?森の中ですか?」

「ああ、戦闘経験を積んでもらう予定だ。あと気に入ったポケモンがいれば、渡したモンスターボールで捕まえてもいい」

 

 

だが…とカイト団長が呟く。

 

 

「その前に武装を整えるか。武器屋に寄る必要があるな」

 

 

大きめの岩からカイト団長が立ち上がる。

 

 

「今日はここで解散だ。宿泊には軍資金を使え。明日の朝にまた城門の出入り口で集合だ」

「「「はい‼︎」」」

 

 

貴方達はその場を立ち去る。

 

 

「まさかあいつ…いや、まさかな」

 

 

貴方達にカイト団長の呟きは聞こえなかった。

 

 

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○自動レポート中○

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