顔文字苦手な人は注意必要かも。
その生徒はホグワーツ史上最も優しく、勇敢で、狡猾で、知恵のある人物であった。
即ち、全ての寮に適性を持つというイレギュラーであり、更に驚くのが異例中の異例の五年生からの編入したということ。
そして、わずか三年間で数々の偉業を成し遂げた人物。
彼、または彼女の姿は誰にも捉えることはできず、かの闇の帝王たる『名前を呼んではいけないあの人』でさえ、今日までその居所を掴むのには至らなかったことは恐るべき事実。
そんな人物が今…偉大なるダンブルドアに足蹴にされていた。
「ちょっとちょっとアルバス〜!!な〜に?人の顔見るなり縛り上げるだなんて、まるでわたしが危険人物みたいな扱いじゃーないのさー!?賢者の石メンタルのわたしでも流石に心外なんですけど〜?」( ゚д゚)
「みたいじゃなくて危険人物そのものでしょうが、いい歳なんだから、いい加減儂の胃痛の種にならんで下され」( *`ω´)
彼、または彼女はコロコロと姿を変える。
ある時はアフリカ系の少年の姿、またある時はオリエンタルな美女、またまたある時はアーリア系の大男と気分によって変わるらしい。
ポリジュース薬でも使っているのかと問うても、当人曰く『企業秘密』とこと。
詳しく聞こうにもはぐらかされ続けるので、魔法界の上層部はわりとお手上げ状態。
実績もあり、様々なところに顔もきくので厄介なことこの上ない。
"インカーセラス"の呪文で床に転がされ、ぶーたれた様子の先輩に、アルバス・(中略)・ダンブルドアは厄介さと同時に懐かしさも覚えていた。
年齢はダンブルドアより六歳歳上で、学生の時分はそれこそ一年間しか共に学べなかったが、卒業後も今日のようにそこかしこに現れては構ってくるので、このやりとりはある意味慣れたものなのだろう。
「ところでアルバス〜、本題なんだけどさ〜…」
いつのまにか縄を解いて、ゴソゴソと魔法のカバンをまさぐる先輩。
「あった!!これこれ…あのさアルバス、これハグリッドに…」
取り出されたるは希少とまではいかないまでも、そこそこ強い(教師レベルなら簡単に制圧可くらい)魔法生物の卵が。
「ダメです」(^ω^#)
「まだ全部言ってないのに!?」∑(゚Д゚)
厄介ごとさんこんにちは。
お出口はあちらですとでも言いたげな表情のアルバス。
マジドンマイ。( ^▽^)σ
「なんだよ〜!!わたしだってホグワーツやら魔法界の治安維持に協力してるだろ〜!?ちょっとぐらいわがまま言っても…」
「あなたのわがままはちょっとじゃないでしょ!!」
年甲斐もなく大きな声を出すダンブルドア。
とは言え、この先輩の言っていることもあながち間違ってはいない。
先輩がホグワーツに来てからというもの、魔法生物を狩ろうと目論む密猟者や、生徒達にちょっかいをかけて来ようとする闇の魔法使いがグンと減ったのは純然たる事実。
よく巡回中の森番ハグリッドが先輩謹製と思しき噛み噛み白菜のトラップに捕まっている密猟者を何度発見したことか。
しかも腹が立つことに魔法生物の被害が何故かゼロなのだから注意もできない。
とは言え…それ以上にこの人物、フリーダムなのだ。
魔法省の警告などなんのその。
行きたい時に行きたいところに行く信条故に何度役人に怒られても反省しない。
なまじ強いから自衛も出来るし、なんならその辺の死食い人程度ならころっと返り討ちに出来る。
憤った役人に捕まったとしても、遅くとも次の週にはケロッとしてまた旅を続けるという自由人ぶりに、歴代魔法大臣はダンブルドアに頭を地面に擦り付けてまで居場所を聞き出そうとすると言う。
「まぁいいや!!それじゃあアルバス!!また面白いモノ見つけたら遊びにくるからね〜!!」(^ω^)ノシ
先輩は無邪気に言うとそのまま取り出した箒に跨り、窓から空の彼方へと消えて行ったのだった…。
「まったく…先輩には困ったもんじゃのぅ…」
久々に先輩の相手をして疲れたのか、ダンブルドアは校長室の椅子に腰掛ける。
フォークスが心配そうにこちらを見て来るが、大丈夫と伝えるように微笑みかける。
「ダンブルドア先生!!あの先輩が置き土産と称して必要の部屋に大量の白菜を!!」
「おのれランロク」
何もかも全部ランロクが悪いんだ(思考放棄)。
息抜きに書いてみました。
たぶん続かない。