英国魔法界に於いて、最も安全な場所とされるホグワーツ。
城内にはさまざまな仕掛けがあり、ゴースト達や意志を持つ絵画など、創設者達の仕掛けた罠、そして数多いる魔法族から選び抜かれた教師陣が無知なる侵入者を容赦なく締め出す。
更に城内への姿くらましや姿現しは極一部(というか、ダンブルドアの知る限り約一名)の例外を除き、まず不可能という徹底ぶりである。
そこには非公式扱いではあるが、十や百では足りないほどにその校長室に侵入を成功させた猛者がいるとか。
「見て見てアルバス〜♪」(^ω^)
「まったく…今日は何の用ですかな?先輩」
まぁ、例に漏れずダンブルドア校長の先輩のことなのだが。
「いやぁ〜、ついこないだ融資して貰うために久しぶりにグリンゴッツ行ったら、なんか剣もらったんだ〜♪」( ^ω^ )//シャキーン!!
「そ…そうですか。良かったですなぁ」(;´д`)
カッコいいでしょ〜?と、変なポーズを決めたり袈裟斬りにするかの如く素振りをする様は、正しく天衣無縫の体現であり、嗚呼…またなんかやらかしたんだろうなぁこの人…と、もはや笑うしか出来ないダンブルドア。
生徒たちに悪影響な魔法族No. 1、百年連続一位(アルバス・ダンブルドア調べ)を樹立した人物なだけあって、なかなかに破天荒なことをしてくれる。
その尻拭いが最低限で済むレベルにまで計算されているのが余計に腹立たしい。
「いやぁ〜、ちょっと昔の件もあって、なかなかあそこ行かなかったんだけど、こんな良いもの貰えるんならもっと早く行けばよかった〜♪」
ルンルン気分でそんなことを宣う先輩に、ダンブルドアは小鬼達に思わず同情してしまう。
「……ちなみに、何をどうしたらそんなことに?」( ゚д゚)
「うん?いや、なんか通された部屋で待ってたら立派な格好した小鬼が出てきて、ご先祖がとんだご無礼を…って言って有無を言わさずにコレをくれたんだけど〜…なんのことかなぁ?」(΄◉◞౪◟◉`)
おのれランロク…あいつ子孫がいたのか。
よく生き延びた…ではなく。
分かってるのか分かっていないのか、ムカつく顔をしつつ、未だに剣を構えてニヤニヤする先輩に、年甲斐もなく思わず拳を叩き込みそうになるアルバス後輩。
しかし、自身は魔法族であるし、そんなことで先輩は絶対に反省はしない(というかもうほぼほぼ諦めている…)と思い、何とか耐える。
「まぁ、お金の件はもう解決したし、いいんだけどさぁ〜」(^ω^)
「………それで、わざわざ自慢のためだけにここに来たと?」
「うん!!」( ^∀^)
うんじゃないが。
「まったくもう…要件がないのならマクゴナガル先生を呼びますよ?」( *`ω´)
こちとら教育者として真面目に働いていると言うのに全く…。
だがまぁ、たま〜に、この先輩のフリーダムっぷりが羨ましくならないでも無い。
そう思いつつも、嘆息をこぼすいつものダンブルドアなのだった。
どうしてダンブルドアは苦労人が似合うんだろう?(純粋な瞳)