「やぁアルバス!!」
最早数週間から数ヶ月置きにホグワーツの校長室までやって来るこの人物に、ダンブルドアは内心で何度目かもわからないため息をする。
「先輩?今度は何をしにきたんですか?」( *`ω´)
自身の不機嫌ぶりを隠すでも無く、彼、或いは彼女に応対するダンブルドア校長。
その塩対応に、彼の先輩は、アルバス後輩の不死鳥であるフォークスを撫でつつ、困り顔を浮かべる。
さりげに気持ちよさそうに頭を撫でられる相棒に、少しダンブルドア校長はムッとする。が、先輩をニヤニヤさせる訳にもいくまいと、表情をまたすぐに戻す。
「嫌だなぁ。まるでわたしが毎度毎度問題ばかり起こしてるみたいじゃーないかい?」(ㆀ˘・з・˘)
「わかってるじゃないですか。何なら憂いの篩もお貸ししましょうか?」( *`ω´)
情け容赦なくツッコミを入れるダンブルドア校長。
「実はね〜…いつものように禁じられた森を散歩してたら…」
先輩はいつもの如くマイペースにカバンやらローブのポケットをガサゴソとまさぐる。
中身が散らばるのもお構いなしである。
その様子を、アルバス後輩は訝しげに、そして呆れながら見守る。
文句を言ったら言ったで、また屁理屈をこね出すに違いないからだ。
と言うか、この様子ではまるで禁じられた森を散策するのが日課であるかのように聞こえる。
『禁じられた』とはなんだったのか。
「ジャ〜ン♪あのクソ蜘蛛の牙〜♪」( ̄∀ ̄)
カバンの中に入れてあった布袋から取り出されたそれに、流石のダンブルドアもギョッとする。
何せそれは人喰い蜘蛛として知られるアクロマンチュラの牙であったからだ。
「いやぁ〜、こないだ貰った剣の試し切りに密猟者でも探してたら見つけてさぁ〜…おっかしいよねぇ〜?アイツらわたしが在校生の頃、手当たり次第に掃除したはずなんだけど〜…生き残りがいたのかなぁ〜?」(´Д` )
何か知っていることがあれば包み隠さず話せ。
言外にそう言っているのがわかるし、心なしか怒っているようにも思える。
が、それも納得だ。
何せこの先輩。蜘蛛が大の苦手なのだ。
確かに、ここはアクロマンチュラにとっては楽園のような立地だろう。
…が、それは同時に生徒達の身の危険をも意味していた。
「分かりました。何者かが手引きしていないか儂が確かめておきましょう」(`_´)ゞ
「そっかぁ〜…それじゃあ頼んだよ〜?」(´∀`)
早速調査に乗り出すことを確約したダンブルドアを見て安心したのか、先輩はそのまま背を向け、姿くらましでいなくなる。
…が、どうにも様子がおかしい。
普段はこの後、百味ビーンズのハズレだけ集めた瓶を自慢したり、カエルチョコの内臓を再現したりなんだりで時間を潰したりするのだが…。
まるで何か不都合が露呈するのを避けているかのようだ。
流石に今回ばかりは遠慮したか?
いや、そんな配慮があの先輩にあるはずが…。
どうにも腑に落ちない先輩の反応に、後輩は自慢の頭脳を悩ませる。
不意に、先輩が立っていた場所の付近に、虫に齧られたと思しきいくつかの野菜が転がっており…。
「なるほど。そう言うことか…」(・Д・)
ダンブルドア校長は何やら得心したかのように言葉を漏らす。
それと同時に…あの人絶対自分のためがメインだな…。
そう確信したアルバス後輩なのだった。
ちなみに今回のデカグモちゃんは某半巨人さんとは無関係です。