「とにかく、大変なんですのねぇ」
「そーゆーこった。でも朗報がある。四天王を百人倒さなくても、裏・暗黒四天王を倒せばなんとかなるらしい」
「なにがどうなったらそうなる!」
「あ? なるんだからしかたねぇだろが。だが裏暗黒城を目指すには四つの鍵を集める必要があるみたいで一つは火山マグニ。一つは凍結王国コオルーン。一つは砂漠ジャリジャ。一つはシッチラ湿原にあるらしいわよ」
「そ、そこに行かなければなりませんの?」
マックイーンはへなへなと力を抜かして、へたり込んだ。
気が遠くなる大冒険になりそうだ。
メジロのウマ娘として、こんなことをしている場合じゃないのに。
「マックイーンさま。元気を出してくださいまし」
「ブライト……」
「メジロのウマ娘として、一緒にがんばりましょぉ。おーですわぁ」
「………」
マックイーンはふと、袖を捲って腕にあるポイントを見た。
減っている。原理はよくわからないが、これがゼロになると世界が終わるらしい。
おそらくは冥王が滅ぼすのだろうが、そうなると当然この村にいる人たちも終わりということだ。
マックイーンは周りを見た。おばばやムッキス、遠くのほうでは子供たちが心配そうにこちらを見ている。
「そうですわよね……ブライト、ありがとうございますわ」
「?」
「困っている人を見捨てるなど、メジロのウマ娘失格ですものね」
マックイーンは勢いよく立ち上がると、ビシっと空を指さした。
「救ってさしあげますわ! この世界ッッ!!」
「まあ! なんて頼もしいのでしょう! 最高にカッコいいですわマックイーンさまぁ」
「ブライト! 手を貸してくださいますか!」
「もちろんですわぁ。すべては栄光のメジロ家のため、ですものねぇ」
「ゴルシちゃんもいるぜぇ! ちょうど履歴書に世界救済経験ありって書きたかったんだ!」
『ゴルルルルルウゥシィイ!』
王城トレーナーもやる気のようだった。
一同の視線は犬塚に向けられる。
「……乗りかかった船だ。オレも知ってしまった人間を見捨てるのは、飯が不味くなりそうだからな」
一同は力強く頷いた。
翌日、旅の装備に身を包んだマックイーンがおばばに頭を下げていた。
「では行ってまいります!」
「頼んだぞ。希望のウマ娘よ!」
マックイーンは晴れやかな顔で振り返る。
誰も、いない。
「って! なんで私だけですの!?」
マックイーンは宿屋の扉を突き破る。
「すやぁ」
「ブライト! 起きなさい! 出発しますわよ!」
「マックイーンさまぁ。あと五分でいいんですのよぉ。五分で……むにゃむにゃ」
「んもーッ! 一緒に行くっていいましたわよね!」
マックイーンはため息をつく。
ふと、何気なく窓の外を見た。
遠くのほうにゴルシの頭部そっくりの建物がいつのまにか村に建設されている。
「でえぇえぇぇ!?」
宿屋を飛び出したマックイーンは全速力でそこを目指した。
やはり見間違いなどではなく、ゴルシの顔をした建物がある。口が扉になっており、額のほうには看板がかけられていた。
『ゴルシそば一徹』
扉を破ると、中ではゴルシと王城トレーナーが住民に焼きそばを振舞っていた。
「なんで永住しようとしてますの! 旅は!? 旅ッッ!!」
「おこんなよ! チェーン店なんだ! 旅でいろんなところに行くだろ? だったらいろんなところに建てて──」
「オーナーになろうとするな! 地方限定メニューを作ろうとするな!」
ゴルシを引っ張っていこうとしたが、王城トレーナーに止められる。
『あの、すみません。まだ料理が到着していない他のお客様もいますので……』
「普通に喋るな! 私が迷惑客みたいなノリを作るな!!」
しかしそう言われては邪魔をするわけにもいくまい。
やきそばを楽しみに待っている子供たちの笑顔が胸に刺さる。
「なんなんですの! そもそも犬塚さんもどこにいきましたのー!?」
マックイーンは空に向かって叫ぶが、応えてくれるものは誰もいなかった。
そもそも犬塚はきちんと起きて、集合して、マックイーンの後ろにいたのだ。
だが彼女がおばばと話している時のことだ。
ドンブラスターが目の前に現れたのは。
◆
「おい貴様! ウマ娘はやっているか!」
「ひぃぃ!」
北海道・苫小牧市。
騎士竜鬼の形をした強欲鬼は、道行く男性を捕まえて、質問を投げかけた。
「ウマ娘をプレイしているかと聞いているんだ!!」
「し、してない! してないです!」
「なんでしてないんだァアア!」
「ご、ごめんなさ──」
男性は光となって、鬼の口の中に吸収される。
彼だけじゃない。鬼はもう何人も喰っていた。
「なんで苫小牧の人間なのにウマ娘をしてない! 苫小牧を盛り上げようとしているタルマエに申し訳ないと思わないのかァ!!」
「うるせェ!!」
「ぐああああ!」
飛び込んできたイヌブラザーは鬼を蹴り飛ばして着地する。
「ハーッハハッハ!」「おにーん」「ここで一句! って、あれ?」「さむっ!」
その後ろに仲間たちが次々と転送されてきた。
「おい! どうなってる! アイツこの前倒しただろ!」
「本当だ! あ、でも、この前みたいに同じ形なだけじゃない?」
「いや、色も同じだ。どうやら欲深きタイプのようだな! 再びに鬼となったのだ!」
「こんな短時間でですか!?」
「なるほど。ということは相当、ためているものがあるようだな……」
「ンなもんどうでもいい! こっちは急いでんだ!!」
イヌブラザーは走りながらドンブラスターのギアをまわす。
一方の鬼もエネルギーをチャージしはじめた。
「アバターチェンジ!」『カクレンジャー!』『よッ! 忍者戦隊!』
鬼が叫び、拒絶の波動が放たれる。
しかしそれが届く前に、イヌブラザーは忍者の姿となって地面に飛び込んでいた。
すると体が地面に沈み、水のごとく移動を開始する。
波動は地中にまでは届いていないようで、あっという間に足元に迫った。
『ロボタロウ!』
地面を突き破って飛び出したイヌブラザーは強化形態に変身していた。
体を丸め、高速回転を行いながら飛び上がる。
それはまさに巨大な弾丸だ。命中した鬼は悲鳴をあげて空に打ち上げられた。
そこでイヌブラザーはムラサメの名を呼んだ。
飛来した刀の柄を口でキャッチすると、思い切り頭を横へと振るう。
「ぐぎゃああああああああああ!」
鬼の体に刻み付けられた紫色の斬撃。
鬼は悲鳴を上げながら爆散する。
「早く戻らねぇと!」
着地と同時にイヌブラザーが消える。
「急ぎすぎだ! 祭りを楽しめイヌブラザー!」
呆れたように叫び、ドンモモタロウが消える。
「ワンちゃん、おトイレ我慢してたんじゃない?」
オニシスターが消える。
「ま、私としては楽でいいが……」
サルブラザーが消える。
「転送ちょっと待って! ここ北海道なんですよね! みほちゃんにウニを買ってってあげた──」
キジブラザーが消えた。
◆
「我が名は聖天のクロエ!」
鎧に身を包み、黒い翼が生えた金髪の少女が槍を振るった。
「開闢のカイザー ひゃはははは!」
歪んだ笑みを浮かべた男が手を広げた。
「知将! 前島忠輝!」
眼鏡をクイッ!
「「「我ら裏暗黒四天王!!!」」」
「三人しかいませんわよ!」
「いやッ、それよりなんでもう目的地にいるんだ!」
「あッ、犬塚さん! どこに行ってましたの!」
「それはすまないが、冒険はどうした! どうなった!? なんかいろいろ集めないとダメだったんじゃなかったのか!」
犬塚がいるのはどう考えても暗黒城とやらのホール内である。
「王城トレーナーが三十秒で全部やってくれましたの」
「もうアイツ一人でいいだろ!」
「いや、そうもいかねぇ!」
会話に入ってきたゴルシが斜め上を指さす。
そこには吊るされた柿が見えた。
「どういうことだ?」
「トレーナーは、満月の夜に干し柿になっちまうんだ!」
「どういうことだ!?」
「とにかく平和のために頑張りましょう!」
ブライトが先陣を切った。
そしてゴルシたちも走り出していく。
睨んだのは玉座である。そこには、あの『アグニ』が座していた。
「ひゃはははは! させるかよォ!」
割り入るカイザー。二人は睨み合い、同時に構えをとった。
「アクター! オン!」
「アクター! オン!」
「ライトニングセット!」
「フラッシュアップセット!」
「「レディー……! ブレイク!!」」
「オレのターン! まずは船腹ボーイ!」
「アトモス!」
「いよ~!」
「いよ~!」
パンパンパパパン!
「ノーブレイク!」
「チェンジアップ! 一発目……! ゴー! 二発目! ダウン!」
「ヒヒヒヒ! ではレギンスフェイズ!」
「アクター!」
「ノーギルティ!」
「ぐッ! ノーギルティ!? やばいなコイツ! 翼、どうすればいい!?」
「知るか! そもそもなんだそれは! 何をやってるんだ!?」
「時間がない!」
マックイーンはハッとして自分の右腕を見た。
二の腕にはカウントダウンのように減っていく数字が見える。
「見よ」
アグニが指を鳴らすとホールの上、天井が開いた。
空にはシュークリーム星が輝いており、そこにあるモンブラン王国では第三宇宙協定会議が開かれている真っ最中だ。
「まもなくだ」
「させるかよ! トレーナー! 何やってんだ!」
「………」
「
光が、迸った。
俺は、ここにいる。
お前も、そこにいる。
だから、笑ってくれ。
「!」
柿が、割れた。
光の柱が天に昇っていく。
「シュワァア!」
王城トレーナーはそこにいた。
銀河レジスタンスと共に緑色のビーム光線が行きかう中を疾走している。
仲間が次々と捕らえられていく中で、パーフェクトマシーンが動き出す。
「未来計画を遂行します」
”天帝”は動き出していたのだ。
王城は拳を突き出した。パーフェクトマシーンとのクロスカウンターが決まる。
「まずい! 王国は既に衛星を完成させていたのか! 翼! 速くしねーとマジでヤベェぞ!」
「ひゃはははは! どうした! そんなもんかぁ? テメェの覚悟はッ!」
開闢のカイザーは手を緩めない。ゴルシの表情もさすがに険しくなってくる。
「くそコイツ……! 土下座にギロチンもたせてやがる……ッ!? 歪んでるぜ! ブライト! まだか!」
「ほわぁ、すみません。もう少しだけお待ちになってくださいなー……」
ブライトに期待したところだが、どうやら難しそうだ。
おやつを食べていいと言われたので『ちゅぶグミ』を選んだが、それは知将の策略であった。
口を動かしている間に、刻一刻とタイムリミットが近づいてくる。
「ここまで読んでいたのか! アグニ!」
「当然だ。見よ、ゴールドシップ!」
アグニは天を指す。空は青から赤にその色を変えていく。
「まもなくッ、世界は、滅亡する!」
「終わりじゃ!」
「まだだ! 諦めんなババア!」
占いおばばは諦めるが、ムッキスはまだ諦めていない。納豆を一万回混ぜ続けてる。
その時、奇跡が起こった。
芳醇な納豆菌に誘われて、龍王が目覚めたのである。
「おいしそうやん!」
納豆最高。
龍王の目から放たれたビームがアグニに直撃して、アグニは悲鳴をあげて消え去った。
「させるかぁああ!」
断末魔の中、覚醒が起きた。
アグニ・ドラゴン。どうやら彼もまた龍の血を継ぐものだったらしい。
消滅間際に放たれた咆哮によって、銀河の秩序が乱れた。
結果、巨大彗星『ロア』が、マックイーンたちのいる星に向かって飛来することとなった。
「なんだ……?」
犬塚翼は、困惑していた。
「いったい何がどうなってんだーッ!?」
それはマックイーンも同じである。
「意味が分かりませんわー!」
このカオスワールド。
しかし一つだけわかるとするなら、危険は危険ということだ。
どでかい隕石が降ってきているのである。
「アフターパーティ!」
「ぐああああ!」
ゴルシはカイザーを撃破。
「だめだぁああ! 食うのが遅すぎてイライラするぅううああああ!」
「ごめんなさいませー」
ブライトもまた知将を撃破し、マックイーンのもとへ駆けつける。
ちょうど王城トレーナーも地球から帰還して、ゴルシの隣に着地した。
『ゴルシィイイイイイイイイイ!』
王城トレーナーは雄たけびと共に目からビームを発射してロアを破壊しようとするが、やはり巨大すぎるために上手くはいかない。
「なんで目からビームが出るかはこの際もうツッコミませんわ! ゴールドシップさん! どうすればいいんですの!」
「わからねぇ! ぐッ! これで終わりなのかよ!!」
「やはり真の『姫』というのは遅れてやってくるものですわね!」
「ッ! その声は!」
「でええええええええええええええええい!」
一人のウマ娘が、跳んだ。
空高く飛び上がった彼女は拳を握りしめる。
そしてそれを突きあげ、振ってきた隕石に叩き込んだ。
「!?」
隕石が、割れた。
粉々になった破片は地球に衝突する前に燃え尽きて消滅する。
「でっけぇ石でしたわ。ですが、姫たるもの、あれぐらいはカチ割れなければ! ですわよね!」
流れ星が降り注ぐ中、マックイーンたちの前に着地したのは『カワカミプリンセス』であった。
「カワカミさん!」
「まあ、お嬢様部集合ですわねぇ」
「ごめんあそばせ! プリファイSPを見ていたら遅れちまいましたわ! ですが安心なさって! ピンチはパンチでねじ伏せる!」
『グオオオオオオオオオオオオオオ!』
「な、なんですの? 空に巨大な円盤が……!」
「あらあら、ピカピカしていて綺麗ですわねぇ」
「あれは大天帝ですわ! すべてを操り! 裏で糸を引いていた巨悪! ラスボスッッ!」
「なんなんですのそれは!?」
「まあ要するにアレをブチ壊せばいいんですわ! ゴールドシップさん!」
「おうよ! 受け取れカワカミ!」
ゴールドシップはちくわを投げた。
カワカミはそれを受け取り、穴を円盤に向ける。
「やべーですわ!」
「ど、どうしましたの!?」
「これ鍵がねぇとダメなんですわ!」
「か、鍵? なんのです?」
「ちくわのですわ!」
「ちくわの!?」
すると、どこからともなく鍵が飛んできて、カワカミはそれをキャッチする。
「これは……!」
「使ってください!」
「貴女は! レッドシャドー!」
「なに!?」
犬塚がそちらを見ると、ベネチアンマスクに赤いボディスーツといったコテコテの怪盗姿の女が見える。
「どういう風の吹き回しだ!」
「私は怪盗。盗む物さえ無くしてしまおうとする奴らの計画は、美しくないと思ったまでですわ」
「ったく! 素直じゃねぇやつ☆ いけ! カワカミ!」
「はい!」
カワカミはちくわに鍵を差し込むと、再び円盤に穴を向ける。
「さあブライトさん! マックイーンさん! お嬢様パワーをここに!」
「はいー」
「え? え? えッ!? えぇえ!?」
「手をかざすんですの! さあ!」
「は、はい!」
「ちくしょうですわ!!」
「今度はなんですの!」
「エネルギーが足りないんですの! どうすれば……!」
「おまかせあれ!」
レッドシャドーは飛び上がると、カワカミの隣に着地する。
「
そして彼女はマスクを外した。
「お嬢様、ですわ」
「お前は!」
犬塚は目を見開く。
レッドシャドーの正体は、伊集院瑞穂だったのだ!
「っしゃらおい! チャージ完了ですわ!」
「発射ですわぁ」
「撃ちますわ!」
「え? え!? なんですのこれ! どういうことなんですのー!」
「マックイーンさんも合わせて!」
「は、はい!」
「ですわキャノン! 発射!!」「「「「ですわ!!」」」」
ちくわの穴から魔法の強風が放たれ、巨大円盤を風圧で押していく。
そのまま円盤は宇宙の彼方まで飛んでいき、見えなくなったのだった。
(……なんかイメージと違う撃退法だったな)
犬塚は困惑していた。
とはいえ、どうやらこれで平和は戻ったらしい。
だが次の瞬間、数々の怒号が聞こえてきた。
ホールに飛び出してくる大量の異形たち。
絶影のパルム。神風のグリフォン。暗黒令嬢メラギラ。荘園のバフェ。殺戮のキルロード。エターナルスタート。イイワケー。シンジケート山田。バリアブルストーム。ハンバーグリンドバーグ。プログラムT。グッドモーニング。グッナイ。エフェクトボンバー。ゴッデンフレイム。バイボン。ピクチャーノー。ラストレムナンツ。イナヅ――
「なんだこいつら!」
「四天王だ!」
「めちゃくちゃいるぞ!」
「そういうもんなんだよ!」
「くそッ!」
敵意満々である。犬塚はやむを得ず、ドンブラスターに手を──
「!?」
ない。あるはずのところにドンブラスターがなかった。
これはまずい。そうしている間にも敵たちは犬塚たちめがけて走ってくる。
「どうすればいいんですのーッ!」
マックイーンが叫んだ時だった。ゴルシが前に出る。
「ゴルシッ、エネルギボォォォォッルゥ! ファイアッッ!」
黒いエネルギー弾を投げると、四天王たちはまとめてその中に吸い込まれていった。
「
そして炸裂。四天王たちは全員ふっとんで、キラリと星になった。
「……ふぅ、やったぜ!」
「最初からやれ!!」
「やだねぇ、このこは。いきなり必殺技ぶっぱなんざロマンがねぇーだろうが!」
とにかく今度こそ平和になるのだ。
これで平和になる。
平和に。平和に――……
・それで、いいのか? ゴルピッピポイントはゼロじゃないのに
「!」
犬塚は真っ暗な空間にいた。
「な、なんだ……? どこだ?」
あたりを見回すが、マックイーンたちの姿がない。
かわりに、王城トレーナーがポツンと立っていた。
『ゴルシ』
「!?」
王城トレーナーはサイレンサー付きのハンドガンを犬塚に向けた。
「貴様……! なんのつもりだ!」
『お前は関わりすぎた』
「ッ! 喋――ッ!」
王城トレーナーは引き金をひいた。
「ぐああああああ!」
『驚かないでください。ただの銃型のUSBです』
サイレンサーの部分が外れ、銃口部分に差込口がついている。
「ふざけんな! 紛らわしい!」
『私の顎にスロットがありますので、今、挿し込みますね。ただすみません。その前にちょっとのりたまをかけた白飯を頂いてもいいでしょうか?』
「やめろ! お前がいると散らかる! さっさと本題に入れ!」
『……わかりました。これをご覧ください』
王城の目から光が照射されて、闇に映像が映し出された。