実力見せる前には睡眠を   作:さかなヒロシ

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ご都合展開全開で行きます


カジノ(1回目)

神室から一方的に告げられた約束の時間まで結構あるので俺は人生発のカジノに行くことにした。勝てば天国負ければ地獄の大勝負、他では味わえないピリついた空気感を体感しにいざ突入!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、俺の勝ち。30万もらってくよ」

 

「誰だあいつ!さっきから勝ちまくってるぞ!」

 

最初にやっているのはルーレット。真嶋先生から受け取った450万が最初の手持ちである。一発大勝ちを狙うには心許ない金額だったのでダズンベットを二箇所に賭け続けている。一回目に賭けている金額は10万ポイントだが勝てる確率は三分の二で勝てば払い戻しは3倍の30万。1.5倍の利益になって戻ってくる。仮に負けたとしても次に倍額賭けて勝てばそれまでの負け分を取り返せる。これを永遠に繰り返していけば最終的にはプラスにしかならない。ただしこれの致命的な弱点は精神的にだるいということだろう。ずっと同じところに賭け続け、ワクワク感も何もない、果たしてこれはギャンブルと言えるのか?

 

「飽きた」

 

「にいちゃん、だったらあっちでポーカーでもやらないか?ルーレットよりスリリングな気分を味わえるぜ!」

 

「ポーカーか・・・・じゃあそうするか」

 

ルーレットに飽きた俺はおっちゃんの助言通りポーカーのブースまでやってきた。ちなみに今現在の所持ポイントは730万である。こんな方法で馬鹿みたいにポイントを貯められたら学校側もたまったもんじゃ無いだろう。しかし目標金額まではほど遠いな。今の家の相場ってどのくらいなんだろ。家具や警備システム、庭にもこだわったら予想できないな。有栖にも住んでもらいたいので全てにおいてバリアフリーにするとなると一から建てた方が安く済むのか?家だけじゃない、建てるには土地も買わなければならない。そうなると買った後のことも考えて1億5000万は用意しておきたい。やっぱ最後にルーレットで一点狙いをするべきだな。

 

「おっちゃん、ポーカーは何人まで参加するんだ?」

 

「さぁな。けど、ルーレットと違って駆け引きが重要だからな、おまえさんじゃ勝てねぇかもな」

 

「安心しろ、会場中から搾り取ってやる」

 

「大きく出たな、後悔しても知らないぞ」

 

「あんたこそ自分の心配してろ、どうせ次も俺が勝ち続ける」

 

宣言通り俺はポーカーでも勝ち続けた。と言っても当然手札が死んでる時は降りたがそれでも勝負すれば負けなしだった。俺は相手の思考が読めるわけでも透視能力があるわけでもない。ただ金の動きに敏感なだけだ。例えばチップ(ポイント)を出すときの賭け金や手の動き、表情、置かれた位置からある程度予測し自分の手札と相談し勝負するか選択する。やっていることは案外普通のことだ。

 

「何でそんなに強いんだよ!何かコツがあるのか!」

 

「普通のことをやってるだけだ。仮にあったとしても勝負する相手に手の内晒すバカがどこにいる」

 

「だよなぁ・・・・・」

 

「そろそろ夕飯の時間だから帰るわ。また今度な、おっちゃん」

 

「おう、次来たときは手加減しろよ!」

 

おっちゃんと別れた後、一回だけルーレットをやってカジノを出た。

 

「眩しっ!」

 

ドアから出たら西日が差し込んできた。まだ5月とはいえ日差しが強く感じるな。今回得たポイントと有栖の話について考えながら帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寮に帰り鍵を差し込んだところで違和感に気づいた。鍵が開いてる・・・・閉め忘れはないと確信してるため考えられる可能性は一つしかない。俺は意を決してドアを開けた。

 

「ただいま」

 

「お帰りなさい、ずいぶん遅かったですね。ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも、わ・た・し?」

 

「ご飯で」

 

「もう、つれないですね」

 

「それより聞きたいんだけどさ」

 

「何でしょうか」

 

「何で有栖以外の靴もあるのか説明してもらおうか」

 

「私が真澄さんをお招きました」

 

「おい、一応この部屋の主は俺だぞ。招くにしても連絡くらいしろや。っていうか何?有栖は神室がいるのにあんな三択聞いたの?」

 

「真澄さんには寝顔も見られてるので今更だと思いますよ」

 

「マジで?いつ?」

 

「入学して最初の授業の日の放課後ですね」

 

「ちょっと、いつまで喋ってんの」

 

奥から神室の声がしたので俺たちはリビングに行き夕食を食べた。今日は筑前煮があったので今回のことは不問にしておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでさっきまでどこに行ってたんですか?」

 

「カジノ」

 

「は?ギャンブルには手を出さないでと私言いましたよね?」

 

「そもそもカジノなんて入れないんじゃないの?」

 

「カジノに行く権利を買ったから問題ない。それに有栖は調子に乗らなければいいみたいなこと言ってたぞ」

 

「やはり禁止にするべきでしたかね・・・」

 

「結果はどうだったの?」

 

「大勝ちだ。ちなみに俺が本気でカジノで稼ごうと思ったら金は増えるしかないぞ。もちろんポーカーとかの手札運で一時的に減ることはあっても最終的には勝てるようにしてるし」

 

「気持ちわる」

 

「おい、今後ポイントが必要になっても貸してやんねーぞ」

 

「借りるつもりないし」

 

「そうならないようにしてくれ」

 

「咲耶くん、今いくらポイントを持ってるんですか?」

 

「2億3000万」

 

「・・・・すみません、もう一度お願いします」

 

「だから2億3000万だって」

 

「加減を知らないんですか!さっき調子に乗ってないみたいなこと言ってましたよね!」

 

「いや・・・・ね?最初はルーレットとポーカーで1250万くらい稼いだんだよ。それで今回は別に儲けるためってより遊び感覚だったから元手の450万を残して1250万全部を帰る直前にルーレットで最初は1点賭けのつもりだったんだけそ無謀だと思って2点賭けにしたら見事に当たってね。2点賭けの倍率は18倍だから2億2500万増えちゃった」

 

「このことを知ってるのは?」

 

「君らにしか話してないけどカジノ内で有名人になっちゃったから広まるのも時間の問題かな」

 

「私嫌ですよ、あなたの所持ポイントを知った人たちが擦り寄る光景を見るのは」

 

「坂柳でもそんなこと思うんだ」

 

「私を何だと思ってるんですか。真澄さん、今日は帰ってもいいですよ。本当はお二人の顔合わせをするつもりだったのですが咲耶くんとは話さないといけないことが増えましたので」

 

「気になるからもうちょっと残ってもいい?」

 

「ダメです。これは私と咲耶くん二人の問題なので」

 

有栖が怖いよぉ・・・・。

 

「有栖この話はこのへんで「何です?」・・何もありません。けどせめて別の日にしない?ほら、明日だったら金曜だしちゃんと話せるかなーって」

 

「・・・・わかりました」

 

「話せることは全部話す」

 

「その言葉、忘れないでくださいね。では行きましょうか」

 

そうして有栖たちが部屋から出ていった。さて、明日は何を話すべきだろうか・・・・。




今回稼いだポイントはなるべく使い切るように調整します。このポイントを使って無双は絶対しません
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