もしかしたら今までの投稿との矛盾点があるかも・・・・そうなったらごめんなさいってことで
無人島での特別試験が終わり船に戻った俺に早速次の試練がやってきた。
「・・・・・うっぷ」
船酔いである。無人島で1週間過ごしたせいですっかり忘れてしまっていた。死にそうな顔で周りを見ると
「ワハハッ!雪上死んでらぁ!」
「・・・大丈夫か?」
「お願いだから吐かないでよ」
大笑いする橋本、普通に心配してくれる鬼頭と神室がいる。橋本のやつ最近俺のこと舐めてるだろ・・・・今度しばくことにしよう。頼みの綱の有栖はというと
「ふふ、ここまで弱った咲夜くんは貴重ですからね」
なんて言いながら端末をこちらに向けている、絶対動画撮ってるよあの子。何、そんなに人をいじめて楽しいの?
「有栖も助けてくれない・・・・もうやだ帰りたい・・・・」
「あんまり拗ねないでください。あとで目一杯甘やかしてあげますから」
「やっぱお前らってそういう関係だったの?」
「相思相愛ではありますが違いますよ。真澄さん、予め言っておきますが彼を好きにならないでくださいね」
「ならないわよ、そもそもこいつだって私に興味ないだろし」
「そんなことないぞ」
「「「「えっ?」」」」
何でそんな驚くんだ?有栖の顔が過去一で怖い顔してるし、可愛い笑顔だけど目が笑ってないよ。
「咲夜くんは私より真澄さんみたいな人がいいんですか?確かに私と違ってスタイルもいいですから、やっぱり咲夜くんも男の子ですもんね」
ここで普通ならそんなことないって言うべきなんだろうけどちょっとイタズラしてみようかな。
「そうだな、やはりスタイルのいい女性には目移りもするかもな」
途端、夏なのに一気に気温が下がった気がした。寒波の発生源の方を恐る恐る見ると・・・・
「咲夜くん?あなたをここに連れてきたのは誰ですか?」
「学校」
「そんな意味じゃありませんよ、あなたに道を示したのは誰かと聞いているんです」
「それはまぁ、有栖だな」
「今まであなたを養ってあげたのは?」
「有栖の両親」
「金銭面ではそうでしょう。けれどあなたの心の傷を癒したのは私です。あの日の約束を忘れたわけじゃありませんよね?」
「約束?」
「覚えてないんですか?それなら・・・・・・・一緒に死ぬしかありませんね」
「死!?あんた達どんな約束したのよ!」
「本当なら二人だけの秘密にしたいですけど3人には特別に聞いていてもいいですよ。咲夜くんは思い出してくださいね、早くしないと本当に死ぬことになりますよ」
「あの日と言われても有栖とは数えきれないほど約束を交わしてきたからな、正直どれのことを言ってるかわからん」
「ノーヒントで答えて欲しかったですが船酔いの激しい今のあなたではまともに考えることは難しそうですね。仕方ないのでヒントを差し上げます・・・・・・・・・わたしたちの関係が本当の意味で始まった日、これだけ言えばわかりますよね?」
始まりの日か、本当の意味というあたり出会った日とは別なんだろうな。心当たりはあるにはあるがもしそれが間違ってたら俺は、いや、俺たちはマジで死ぬことになりそうだ。
「咲夜くんの予想通り間違えたら一緒にあの世に行きましょうね。苦しまないように一瞬で送ってすぐに後を追いますから心配しないでください」
「そんなことにはならないさ。もう答えは出てる」
俺たちの始まり、二人だけの秘密であり今では当たり前になってる約束は一つしかない
「ふぅ・・・・・・『俺たちは何があってもずっと一緒だ、どちらも欠けることなく人生を歩み続けよう』」
「はい、満点です!ちなみに死ぬ云々の話は全部嘘ですから安心してください」
「ほっ・・・」
「ただし次はないと思ってくださいね。真澄さんがいなくなるのは私としても嫌ですので」
「ちょっと、なんで私がいなくなる必要があるわけ!?」
「あなたがいると私の咲夜くんが目移りしてしまうみたいなので」
「有栖、さっきのは嘘だぞ。まぁ気になるってのは強ち間違いというわけでもないがな」
「そうでした、咲夜くんにはきちんと説明してもらわないといけませんね。それで?」
「いや、なんで神室が有栖と一緒にいるか聞いてなかったなーってだけだ。どうせ弱みを握られたとかだけど4月の時点で従者してるから細かいところまで推察できないんだよ」
「咲夜くん、女性の秘密は詮索しない方が紳士的ですよ」
「確かにそうだ、聞かなかったことにしといてくれ・・・・・・・・・・やば、また酔いが」
話が一区切りついたからなのかさっきまで意識しなかった船酔いが襲ってきた。
「行きと同じように寝ますか?」
「た・・・のむ」
俺は気絶するように有栖の膝で眠りについた。このまま早く学校に着いてほしいな
本編に関わるプチ情報
咲夜くんは中学3年の時少しの間坂柳家にいました
次回は船上試験に入ります。有栖と一緒に龍グループか綾小路との関わりを増やすために兎グループどっちに入れようかな