実力見せる前には睡眠を   作:さかなヒロシ

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怒られてみた

部屋に帰ってきた俺は今・・・・

 

「何か言うことがあるんじゃないですか」

 

有栖に怒られてます。人間いいことが起こると都合の悪いことは忘れるんだね。だって部屋の前に有栖がいるのか最初わからなかったもん。

 

「今日もかわいいね」

 

「ありがとうございます、けれど今聞きたいのはそんな言葉ではありません。誤魔化そうとしても無駄です」

 

「ごめんなさい?」

 

「なんで疑問系なんですか。それ以外の言葉はあり得ないでしょうに」

 

「勝手に電話きったことに関しては先生と話があるって説明したでしょ」

 

「一方的に要件だけ言うなんて非常識です!それにあんな紛らわしいこと言ったことにも怒ってるんですからね!」

 

おっと、怒りの矛が増えたぞ

 

「それも誤解は解いたじゃん」

 

「そういう発言をしたこと自体に怒ってるんです」

 

「だからってそこまで怒らなくてもいいじゃんかよ」

 

「怒りますよ、私と一緒にいた神室さんがどんな表情してたかわかりますか?」

 

「神室さん?」

 

「同じクラスの人の名前くらい知っていてくださいよ、と言ってもあなたはすぐ教室から出ていきましたからクラスメイトの顔も覚えてませんか」

 

「そうだな、けど他のクラスには面白そうなやつがいたぞ」

 

「それはよかったです、また今度聞かせてください。今はそれよりも大事な話の最中ですので」

 

「チッ、無理だったか」

 

「あなたの考えてることなんて手に取るように分かりますよ。何年あなたのことを見てきてると思ってるんですか」

 

「これからは気をつけます」

 

「何をですか?」

 

「誤解されない言い方を心がけます」

 

「是非そうしてください。ところで、先生とどんなお話を?」

 

「まずはこれを見てくれ」

 

俺は先生からもらった契約書を有栖に渡した。勝手に有栖を巻き込んだからまた怒られるかもしれないなーなんて思いながら読み終わるのを待つ。俺と先生の契約書と有栖の契約書は少し内容が変わっている。

 

・学校は俺が持っているデータを200万ポイントで買うこと

・俺は有栖の部屋に限って20時以降に滞在しても罰則にならない

・学校は可能な範囲で俺の要望を一つ叶える

・俺はSシステムについて学校が説明するまで一切の公表を禁止する、破れば学校に500万ポイント支払わなければならない

 

対して有栖は

・契約書にサインした場合に限り俺と先生の会話内容を知ることができる

・話の内容は学校が説明するまで公表を禁止する、破れば学校に500万ポイント支払わなければならない

・話を聞かない場合は契約書へのサインせずに先生に提出すること

 

「勝手に私を巻き込まないでください」

 

「悪かったよ。で、どうするんだ?」

 

「とても気になる内容ですが遠慮しておきます。損にしかならない可能性もありますから」

 

「そうか、なら明日先生にそれ渡しといてくれ」

 

「わかりました。さて、ひとまず必要な話は終わりましたね。これからどうしますか?」

 

「学校の話か俺たちの話どっち?」

 

「咲耶くんの好きな方で構いませんよ」

 

「なら学校の話にしようかな」

 

「では先ほど言っていた他のクラスについて教えてもらってもいいですか」

 

「Bクラスは真面目っていうか普通に仲の良いクラスみたいだった。まとめ役してた子は結構スタイルもよかったし可愛かったな」

 

「・・・・そうですか」

 

「不満そうだな」

 

「気にしないでください、残りの2クラスもお願いします」

 

「・・・・・・あぁ。Cクラスはロン毛の男って言っても男子の中ではだけど、そいつがリーダーっぽかったな。Bクラスと違って独裁者って感じで喧嘩も強そうなやつだ。Dクラスははっきり言って無法地帯だな。あそこにいたら有栖の膝枕があっても寝れる気がしない」

 

「別に私でなくともBクラスのスタイルのいい方にやって貰えば良いんじゃないですか」

 

「怒ってる?」

 

「怒ってませんよ。私という人がいながら咲耶くんはスタイルが良いというだけで目移りしてしまう人なんだなと思ってるだけです」

 

「ハァ」

 

「なんですか?」

 

「有栖はバカだなって。はっきり言うぞ、俺が好きなのはお前だ。確かにスタイルのいい有栖か今の有栖を選べって言われたらスタイルのいいお前を選ぶ。けどな、有栖か他の誰かならどんな条件だろうと迷わずお前を選ぶ、絶対だ」

 

「急にそういうこと言わないでください!恥ずかしくなるのは私なんですよ!」

 

顔を真っ赤にしながら怒っているがよく見ると口角が上がっている。端末を構え写真に残しておこう。

 

「有栖、はいチーズ」

 

「なぜ写真を撮ってるんですか」

 

「入学の記念に、かな」

 

勿論、嘘である。ただ有栖の可愛い顔を残しておきたいだけだ。

 

「でしたら私もあなたを撮ります」

 

「俺の写真なんか需要ないだろ」

 

「そんなことありあせんよ。ほら、早くこっちに顔向けてください」

 

「しょうがないな、一枚だけだぞ」

 

互いの写真を撮った俺たちは解散することにした。

 

 

 

 

 

 

 

高度育成高等学校1年Aクラスに所属することになった。有栖が同じクラスにいるのでひとまず安心かな?Sシステムの秘密を知ったことで条件付きだが学校から200万ポイントをもらうことができた。実際は残りの100万に関してはまだ貰ってないけど。この200万を元手に最初は寮以外の住居を手にいれることを目標とする。




咲耶くんの行動原理は質の良い睡眠をとることにつながるかどうかです
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