ガチャと俺のプライベートプラネット 番狂わせの召喚王 【第1巻発売中!】   作:太陽くん

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コンテニューしますか?

深い深い眠り。眠りすぎて頭が痛い。

 

 

目が覚める。一人の女が、俺の顔を覗き込んでいた。

 

 

「あー、どうも山田さん、こんにちわ〜」

 

「死神か。久しぶりだな」

 

「えぇ、お久しぶりです。もうほんと、冥界は大忙しですよぉ。みんな狩りばかりして魂が冥界に送られ続けるんです。体がいくつあっても足りませんよぉ」

 

「俺の死因は何だ」

 

「ちょっと待ってくださいねぇ…えーーーと、寿命ですね。享年28歳。多分なんですけど、無理やり寿命を削られて、さらに時間を何百倍にも加速させられて寿命に達し死亡。こういう仕組みだと思います。いやぁ、えげつないですね。ステータスとか武術とか、何の役にも立たないハメ技ですよ」

 

 

時間を操るのか。じゃあ、俺の四肢が千切れたのは、どういう仕組みだ…?

 

…そうか、時間を操ってできることは加速だけではない。その逆、時間を巻き戻すことだってできるはずだ。

予想だが、四肢の時間を巻き戻し、それ以外の、俺の体は加速させる。そうすることで、体と四肢がまるで千切れるかのように離れ離れとなる、こういうからくりか?

 

 

 

 

クソ、どう対策する?俺の拙い時空間魔法で相殺できるか?いや、敵は時空間魔法のスペシャリスト。俺の時空間魔法なんて意に介さないだろう。おまけに何十ものレアアイテムで自らのステータスを極限まで上昇させ、俺の寿命を削るなんて言う理不尽極まるハメ技を実現させているはずだ。

 

 

…だが、やることは変わらない。

 

 

「俺を生き返らせろ」

 

「はい、いいですよ。私の力だけだと、流石に一回が限界です」

 

「…マジか。本当にできるのか」

 

「ええ、まあ。腐っても死神、神ですので。しかし大丈夫ですか?このまま蘇っても、精々奇襲で一人潰せる程度。またすぐに寿命で死んでしまいますよ」

 

「それでもいい。一匹でも多く道連れにしてやる。俺の死後、ユニットがどうなるかわからん。なるべく楽をさせないとな」

 

「まあまあ、そう悲観的にならないでください。確かに私だけだと、一回が限界です。でも山田さんには、もっと仲間がいるじゃないですか」

 

「みなさーん!出番ですよ!」

 

 

 

 

●魂を運ぶ死神系ユニットを所持している。

 

●大規模な魂の回収により冥界が一定レベルまで成長している。

 

●生贄の棺より大量のエネルギーを獲得。

 

●神として信仰されている。分類:全能、幸運、運命。死の運命を打破する神性を確認。異常な幸運により、少しだけ世界があなたにとって都合がよくなります。

 

●権能:吉祥天を確認。蘇生の条件緩和。

 

●自らの神話体系に、冥界関連の神を取り込む。冥府の神エリオを確認。

 

●神話体系を検索…ヘルメス神を確認。冥界と現世の案内役の助けを得ることができます。

 

 

 

●条件達成。蘇生可能。蘇生可能回数を算出…蘇生可能回数77回。

 

 

は、運が良いな。欲をいえば7がもう一つ欲しかった。そうすれば777で大当たりだったんだが。

 

 

 

「おい、ナビゲーター、聞こえるか。今ここでガチャを回せるか?確かSSR確定コインがまだ余っていたはずだ。とりあえず、3枚使う」

 

 

●できますよー。

 

「ガチャを回せ」

 

 

SSR『覇天槍』

SSR『魔眼・過去視』

SSR『時間属性耐性』

 

●行ってこい、山田竜。全てを踏み潰せ

●頑張ってください!ファイトー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ。何なんだよ、お前たち⁉やっと終わった、しつこいんだよぉ⁉」

 

 

 

山田竜を殺す。そこまではよかった。でも、そのあとが大変だった。

 

空間的に隔離されたはずのこの場所に突然、機械の兵隊が現れたのだ!

 

《対象確認。生命保険契約履行により、報復活動を開始する》

 

 

私の時空間魔法によって、山田竜と同じように時間加速で老朽化させてオンボロスクラップに変えてやろうとしたのだが、なんとこいつらは時空間魔法に耐性があった!

 

 

《時空間魔法の発動を確認。デバイス起動、時間加速を相殺します》

 

おかげで、私たちは機械の軍勢との肉弾戦をせざるを得なかった!しかもこいつら、強い!機械の軍勢は固く面倒で、おまけに連携も素晴らしく携帯する重火器の威力も高い。疲れた!

 

 

 

一体なんだったのでしょう。持ち帰って調べなければ。

 

 

「念には念のため、山田竜の死体の処理をしましたか?」

 

「もちろんよお姉さま!死体は燃やして骨も残ってないし、魂もぐちゃぐちゃにして消えていった。今ごろ地獄で苦しんでるんじゃない?」

 

 

「十分です。さぁ、帰りますよ。体が汗でべとべとです。あの寿命で殺す技、本当に疲れます。早くベッドで寝ましょう」

 

「はーい、おねぇ様!ご主人様と寝るの楽しみーーーー!」

 

 

ふふふ、愛らしいですね。さあ、時空間魔法を解除して、元の世界にもどりましょう。

 

 

 

 

 

ぐちゃ。

 

 

 

風を感じた。音を聞いた。何かが飛んでくるような音と、肉が潰れるような聞くに堪えない音。

 

 

音の発生源は、妹がいたはずの場所。直感が見たくないと叫んでいる。だが私は見てしまった。

 

 

 

肉片だらけになって、ぐちゃぐちゃになった妹が。

 

 

 

 

 

 

 

「ストライク!!!バッターアウトォ!!!」

 

 

【ガチャコール】ミニ鉄球手で握れる程度。

 

 

スキル、剛速球発動。鉄の雨によりドラゴンメイドはミンチとなった。

 

あとツーアウトでゲームセットだ!

 

 

 

「なぜ、なぜ生きている⁈ついさっきまで灰だけだったはず⁉」

 

「あ?あー、説明が面倒臭い。自分で考えろ」

 

「黙れ!よくも姉様を!お前だけは許さない!私が拷問して、苦しませて殺してやる!死ねぇっ!」

 

 

無口なもう一人の妹が怒りを露わにし殺気を向ける。それに対して、山田は…

 

 

 

 

「自爆!」

 

 

山田竜の体が爆発し、腕や臓器、血があたりに散乱した。首から上は無事らしく、即死はしていないがそれでも致命傷。死は時間の問題だろう。

 

 

「は、はぁ?」

 

 

…何が起きている!

 

 

 

 

 

「契約だ、俺の肉片全てを捧げる。だからこいつらの時空間魔法をどうにかしろ」

 

 

突如として天秤が現れる。天秤の片方には、山田竜の爆散した血や臓器が乗せられている。かつて一回使った時とは比較にならないくらい、大きく天秤が傾き、その力が増していく。

 

 

●生命儀式履行。心臓、脚、骨。重要度【高】の部位を確認。【天秤と契約の神】は喜んでいる。最高レベルの呪詛がドラゴンメイドたちを襲います。

 

 

 

 

「ガチャコール」

 

 

古今東西爆弾貯蔵庫より、全爆弾を召喚。

 

 

空間に爆弾が顕現し、雨となって降り注ぐ。

 

 

「ま、待って!」

 

 

「我慢比べだ、これで終わってくれ頼むから」

 

 

 

 

 

 

 

●道連れ生命保険 〜愛称 君、弱すぎ。そんな雑魚なお前にはこの陰湿な保険がお似合いだ〜が発動します

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●道連れ生命保険 〜愛称 君、弱すぎ。そんな雑魚なお前にはこの陰湿な保険がお似合いだ〜が発動します・・・・・・

 




コンボ説明


山田が自爆または爆発により四散する。

肉片が飛び散る

肉片を【天秤と契約の神】に捧げる。

爆弾による爆発

死亡

生命保険発動

蘇生

以下ループ




コンテニューしますか?

イエスだ。

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