オリジナル ホロライブ オルタナティブ 作:かりん糖2525
「どこだここ?」
目覚めるとそこは見知らぬ場所だった。不思議なことに自分が誰なのかどこから来たのかの一切の記憶が失われていた。何故か腰には剣のような物を持っていた。
──物騒だな…とりあえず周りを探索してみよう。何か分かるかもしれない
しかし歩いても歩いても森林しか続かない。もうダメだと思ったその時、人らしき物を発見した。
───やっと見つけた。ロリかな?誰でもいいここがどこなのかを聞いてみよう。
急ぎ足でそのロリへと近ずき尋ねた。
「ここどこか分かる?」
ロリというか少女は若干の困惑をしつつもここがどこなのかを教えてくれた。
「ここは緑園の森ってところだよ。こんな感じの果実とか薬草が取れるんだ。」
そう言い少女はカゴに入ってる果物を見せてくれた。
「ありがとう、最後にこの森をぬけるのっててどうすればいいの?」
そう言い終えた瞬間後ろからガサガサと物音がし振り向くと殺気が溢れまくっている黒い髪でケモ耳の女性が大剣をこちらに振りかざそうとしていた。
何故か反応的に私は腰にあった剣で彼女の攻撃を受けた。しかしそんな咄嗟に受け止めた程度で彼女攻撃を吸収できるわけなく吹っ飛んだ。
「かっ、痛いな。なにすんだよいきなり!!」
しかし私の言葉に耳を貸すことはなくそのまま追撃をしかけてきた。
──やばい、死ぬ。───
大剣を振りかざそうした瞬間
「やめてぇぇーーーーーーーーーーーー!!その人は悪い人じゃないよ」
少女がそういうと黒髪のケモ耳女性は少し冷静さを取り戻したようで、すんでのところで止まった。
「なぜ、止める?!こいつはお前をさらおうとしてたんだぞ!!」
「違うよ、道聞かれて答えただけだよ!!」
そこでようやく状況を掴めたらしい。しばらくの間があったあと
「スー、あの一旦家来ます?」
「あ、はい」
◼️◼️◼️
「すみませんでしたァァァァーー」
家に着くなり勢いよく土下座された。
「いえいえ、あの状況なら仕方………ないですよ。顔を上げてください。」
─────仕方無いわけないだろ。死にかけたんだぞ、こちとら。まぁ言わないけど。
「はいすみません、申し遅れました、私の名前は大神ミオと言います。」
「はい、よろしくお願いします。私の名前は…名前は…」
───あれ、思い出せない。
すんでのとごろで出てこない。何故だ?
「えーと…どうかした?」
不思議そうにミオは聞いてきた。
「何故か思い出せないんですよね。私が何者でどこから来たのかが。」
ドンッッ
勢いよくドアが開き先程の少女とおばあちゃんが出てきた。おばあちゃんは私の前に座り
「すみませんでした、うちの孫が。」
と深々とお辞儀をしてくれた。
「い、いえいえ。大丈夫ですよ。顔を上げてください。」
「では、失礼。そういえばお名前をお聞きしても?」
やはり聞かれたか。正直に答えておこう。
「実は…‥ 」
私は記憶の喪失のことを全て話した。
「なるほどそんなことが…」
ミオやおばあちゃんや少女はみんな同じ反応をしてた。
確かに、いきなり来て記憶喪失でした!!なんて言われても困惑するだけだな。
「じゃあ行く宛もないんだよね?」
「え、まぁ」
確かにこれからどうするか全く考えてなかった。
「じゃあ、記憶戻るまで私の家で泊まっていかない?」
「泊まらせてくれるのはありがたいんですけど、いいんです
かミオさんこんな見ず知らずの私なんか止めちゃっても?」
「おバア、確か部屋1つ空いてたよな?そこ使ってもいい?あ、あと私のことはミオでいいよ!!」
わーお、ちょっと強引だーだけどまぁありがたいことには変わりないし、ここは甘えさせてもらおう。
「分かったよミオ!!」
「じゃあ汚れてるし風呂でも入ってて、その間に部屋の準備しとくから!!」
◼️◼️◼️
───えーと確かこの廊下の先か…
正直展開が急すぎてどうなってんのかさっぱりすぎる。一旦風呂にでも入って落ち着こう。
ドアを開けると鏡がありそこで初めて自分の姿を確認した。
白い髪にキツネの耳が生えており、水色の瞳を持っている。
───これが私か…
正直なとこ全然実感湧かないし、自分とは思えなかった。
風呂から出ると私の部屋の用意は終わり、おばあちゃんとミオが夕食の準備に取り掛かっていた。
「あ、白!!そこ座っててもうすぐできるから」
「ん、白って?」
「あー記憶ないんでしょ。だからしばらくそう呼ぶことにしたんだ。もし嫌だったら私の案の純白のフォックスとかどう?」
「あ、白でいいです。」
やはりこいつ少々強引なとこあるな…
そうして各自席につきご飯を食べ始めた。
「いやー、ほーんとごめんね。」
「いや、いいよ。こうして世話になって訳だし。」
もしミオがいなかったら確実に今頃野宿してただろうし、ホントに良かった。
「ところで明日はどっかに行くの?」
「えーと、もう1回緑園の森に行く予定。ついてくる?」
ここについてまだ知識が浅いし答えはもちろん
「はい、ついてきます!!」
◼️◼️◼️
「おーい!!森にいくぞー!!」
そんなミオの声で目を覚ました。
「はーい今行くー」
朝からテンション高いな。いつもこんな調子で疲れないのか心配になる。
着替え簡単な朝食を済ませ外に出た。
「お待たせー」
「遅いぞー、危うく先行っちまうとこだったよ。」
「ごめーん」
そうして森へと向かっていった。
ここは家が10~16くらいしかない小さな村落ということが分かった。他にも色々なことをおばあちゃんに聞いて見たがやっぱ記憶は戻りそうになかった。
「んーどうしたもんかな」
「どうしたの記憶?」
「そうだよ。ここら辺のこと色々聞いたんだけどやっぱ思い出さなくてね。」
「気長に待てばいいさー…そういえば昨日咄嗟によく剣で防御できたね。完璧に死角からしたと思ったんだけど。それにその剣の形も初めて見たよ。あなた一体何者なんだろ」
「さあ?私が聞きたいよ」
確かにあの件は私もよく分からない。何故あそこで咄嗟に動けたのもこの剣さっぱりだ。
そうして着々とキノコや果物を採集し終えた。
「よしそろそろ帰ろうか、ばあちゃんには昼前に帰るって言ったし。」
「了解」
◼️◼️◼️
帰るとそこには村の住民出ない人とおばあちゃんが言い合いになってた。
「ミオ、あれは誰?」
「チッ、あれは、百夜警団の人だ。まぁ警察みたいなもんだよ。」
睨みながらミオはそう吐き捨てた。
どうやら相当そいつらの事が気に食わないらしい。
「え、あれが警察なの?」
そいつらは持ってる刀でおばあちゃんを恫喝のようなことをしていた。少なくとも私の知っているものとはだいぶ異なっていた。
「でも全員が全員あんな風じゃないから」
「それはともかくなんであんなことしてんの?」
「あいつら、ここは山で遠いからパトロールに行きにくい。迷惑料として金をよこせとせがんでくるんだ。」
「なるほどね」
直後そいつらはとうとうおばあちゃんに手を挙げた。
「白、ダメだよ反抗しちゃ。したら村のみんなが…あれ、白?」
私は最後までミオの話を聞かず百夜警団とやらのとこに飛び込み思いっきりぶん殴った。
「テメー、俺たちが誰か分かってんのか、あぁ?」
そいつらは刀を構え、私に切りかかる。
私も剣を取り出し応戦する。前世は剣士だったのか、やはり剣術を何となく覚えている。が
────2人同時はさすがにキツい。
にしても何か違和感がある。すると
「何やってんの白ォ!!百夜警団に反抗したらみんなが…」
──ミオからそんな言葉が出るなんて…
「ミオこそ何やってんだよ!!お前の強引さはこういう時役にたつんじゃないのか?!うわぁっと」
ミオは黙り込んだ…
──やっぱキツい。向こうも警察?ってだけあってつよい。相手の刀が私に降りかかる。ここまでか…
キィィン
「ミオッ!!」
ミオが大剣を抜いてすんでのところで防いでくれた。
「私分かった、今まで理由を逃げてたけど、今は違う。お前ら今までよくもやってくれたな」
どうやら決心を固めたらしい。
「よし行くぞ!!」
両者一斉に飛出た瞬間、地面から黒いもやもやが出てきてそのモヤによって私とミオを拘束された。そして見知らぬ男がいつの間にかそこに立っていた。
「何事だ。」
「い、いえ。こいつらが!!」
──怯えてる…こいつらの上司か?まずいな、この黒いもやもや全然とれねぇ。
「まぁいい話は基地で聞く。そいつらを連れていこう。」