ひなた「ほいこれ?」
前回ののどかがヘラクレスに襲われた翌日の事である。
今日は休日。のどかとちゆはひなたの姉の営(いとな)むワゴンカフェに足を運び、どこか疲れた様子ののどかとちゆにグミジュースをひなたが差し入れたところだ
連日襲われた事が堪(こた)えたらしい?
ひなた「お疲れって感じだね二人共?」
のどか「うん・・・色々あったからね?」
ちゆ 「正直私も参ってるわ?直接襲われたのもあるけど何せ、ビョウゲンズの時とは状況が違うもの?」
のどか「そうだね?あの人達はビョウゲンズの時と違って私達が狙いだったし、その・・・『殺意』ってやつかな?それをはっきりと感じた」
ちゆ 「それも手段を選ばずにね?しかも組織だって動いているっていうのが尚(なお)質が悪いわ?今の私達にはぺギタン達もいないし、正直次はどうなる事か流石に不安にもなるわね?」
ひなた「あぁ~もぉ~!?やめてよのどかっちもちゆちーも!?二人してそんなネガティブ過ぎな事言わないでよぉ!?大丈夫だって!?今までも何とかなったんだし!?」
ちゆ 「でもそれは」
ひなた「分かってるって?助けてくれたんでしょ?『仮面ライダー』がさ?」
のどか「うん。『仮面ライダーX』・・・前にあゆみちゃんが教えてくれた仮面ライダーの一人だったよね?」
ちゆ 「えぇ。でも世界のどこかで戦っているはずのXライダーがどうして日本にいるのかしら?それだけでも驚きだっていうのに・・・」
ひなた「そいえばさ?仮面ライダーで思い出したけど真さんまだ帰ってきてないの?」
のどか「そういえば・・・真さんってどこに行ってるんだっけ?」
ちゆ 「真さんは休暇をもらって東京のあゆみや前に過去であった結城さんのところに行ってるの。のどかが襲われたって聞いた後すぐに連絡したんだけど、それからまだ戻ってきてないのよ?東京からすこやか市までは距離もあるし・・・」
のどか「その・・・考えすぎかもしれないけど・・・『財団』って組織が関わっているとか?」
ちゆ 「『財団』はゴルゴムの神官が言っていたようにもう壊滅しているんだし、その線は薄いと思うけど?」
ひなた「だあぁっっ~~!!考えても分かんない事で暗くなるの辞め辞め!!あっ!?そうだ!!これから3人で夢ポート行かない?気分転換にさ!?」
少し考えた二人もひなたの押しに根負けに近い形で賛成し、なんやかんやでノリノリで二人もひなたの先導の元、隣町のショッピングモール『夢ポート』へと足を運ぶのであった・・・・・・
のどかの母「やっぱりそうなんですね?」
その頃、のどかの母はすこやか市のとある民家にやってきていた・・・
話し相手はどうやらおばあさんのようだ?
おばあさんから渡された一枚の写真・・・それを見ながらのどかの母はおばあさんとなにやら真面目な話をしていたそうだ?おばあさんはどこか懐かしむように・のどかの母はどこか複雑な気持ちを抱えながら『喫茶店の前で撮られた集合写真』を見つめていたのだった・・・
っと、ひなたの提案により3人は急遽ショッピングモールの『夢ポート』へとやってきた訳だが、バスを降りた3人はひなたを先頭に夢ポートへと入っていき、ひなたはどこから見ようかウキウキしながら思考を巡らせていたようだ?
ひなた「どこから見てまわろっかなぁ~?」
ちゆ 「ひなた?私達の気分転換で来たのよね?」
ひなた「もっちのろんだって?じゃあまずさ?可愛い服見に行こうよ?あたしも丁度チェックしたかったのがあるんだよねぇ~?」
「もぉ~」と呆れるちゆと「あはは」と苦笑いをするのどかであったが、こういうところがいつものひなたなので反(かえ)って安心する事を二人は気付いている。だからこそ、ひなたのペースで今日は折角の休日。ここまで来たら楽しんでいこうと3人はショッピングを開始するのだった
???「君?」
少し進んだところでひなたは呼び止められ、3人は振り返る。ひなたを呼び止めたのは男性のようだ?
男性 「これを落としていたよ?」
ひなた「あっ!?アタシのスマフォ!?ホントだ!?ポケットに無い!?あっぶな!?めっちゃ焦ったぁ~!!ありがとうございます!!」
男性 「よほど大切な物のようだね?」
ひなた「そりゃそうですよ?だってスマフォですもん?」
男性 「すまふぉ?・・・よく分からんが、もう落としちゃいけないよ?」
ひなた「はぁ~い!!」
男性 「ん?あれ?君は確か昨日の?」
のどか「ふぇ?・・・あぁ~!?昨日のお兄さん!?こんにちは」
男性 「あぁこんにちは。また会ったね?」
ちゆ 「のどかこの人は?」
のどか「あぁ昨日、道っていうか公衆電話の事を聞かれてね?えっと・・・」
啓介 「おぉっスマンスマン。そういえばまだ名乗っていなかったね?俺は『神 啓介』」
のどか「『花寺 のどか』です」
ちゆ 「『沢泉 ちゆ』です」
ひなた「『平光 ひなた』です!!」
啓介 「よろしく」
のどか「神さんもお買い物ですか?」
啓介 「まぁそんなところかな?君達は友達と買い物かい?」
ひなた「はい!!最近色々あって気分が落ち込んでる二人の気分転換に来ました!!やっぱかわいい物みて、おいしい物食べて満喫すれば気分もスッキリすると思って?」
のどか「もぉ~ひなたちゃん!?」
ちゆ 「そこまで言わなくてもいいのよ!?神さんだってそんなこと聞かされて何言っていいか困るでしょ!?」
ひなた「あっ!?そっか!?」
啓介 「そうか・・・友達が大事なんだな?」
ひなた「そりゃもちろん!!ね?」
のどか「うん」
ちゆ 「えぇ」
啓介 「ははははっ、友達を大事にな?それじゃ」
のどか「さようなら」
ひなた「スマフォありがとうございました~~!!」
ちゆ 「・・・・・・」
のどか「んっ?ちゆちゃん?」
ひなた「どったの?」
ちゆ 「なんでかしら?神さんの声・・・つい最近どこかで聞いたような気がするのよね?」
のどか「どこかって?」
ちゆ 「それが思い出せないのよね?」
ひなた「それってさ?やっぱ旅館のお客さんってたくさん来るからそのうちの一人でもうほとんど覚えてないだけとか?」
ちゆ 「違うとは言い切らないけど、それは無いと思うんだけどね?」
のどか達が偶然にも啓介と遭遇して別れてから少し・・・
ここは洋服店のようだ?最近の流行のファッションなのか?マネキンにはそれらしいコーディネートを施され存在を主張しているのだが、その内の一体に一人の女性が近寄ると、丁寧に両手を合わせ、軽くお辞儀している
マネキン『余はGOD総司令。サラマンドラよ、命令を伝える。イカルス・ヘラクレスが『ヒーリングっど♡プリキュア』を始末するのに失敗した。いずれヒーリングガーデンの者達が再び現れるのも時間の問題だ。やつらが再びプリキュアの力を取り戻せばXライダー以上に我々の計画の障害になる。やつらとヒーリングアニマルが合流する前にあの3人を始末するのだ。決してXライダーに気づかれてはならん!!』
それだけ言い切るとマネキンは爆発・カセットテープも消滅し、女性が両手を顔の前で交差させるとGODの神話怪人の一人『サラマンドラ』へと真の姿を現す。怪人特有の独特の奇声をあげ、のどか達を襲撃するために移動を開始しようとしたのだが、そこでサラマンドラにとって思わぬ障害が存在したようだ?
サラマンドラ「おぉっ!?苦しぃ!?鏡だ!?こんな大きな鏡が!?ぬぉぉっ~!?くそぉ!?鏡なんぞこうしてくれる!!」
サラマンドラはなぜか鏡が弱点のようで、姿見の鏡に拳を叩きつけて破壊してしまう。鏡の割れた大きな音とサラマンドラを見た店員やたくさんの客達が悲鳴を上げ、一目散に逃げていき、サラマンドラは耳障りだと言わんばかりな態度だ?
光のエレメント「ぅぅぅっ~・・・」
サラマンドラのせいで誰もいなくなった洋服店はシーンとしている・・・そんな中、割れた鏡の中には『光のエレメント』が宿っていたらしい?ということはこの鏡は『ヒーリングっど♡プリキュア』本編の第4話に登場した鏡とエレメントのようだ?サラマンドラによって破壊されたためか苦しそうである・・・
そんなエレメントにゆらゆらと確実に近づいていく影が一つあった事を誰にも気づかれることは無かったのだった・・・・・・
「怪物だぁ~!?」・「にげろぉ~!?」と様々な声が飛び交う中、のどか達には心当たりもあるだけに逃げる選択肢を選ぶ事はなかったらしい?
ひなた「怪物ってことはやっぱメガビョウゲン!?」
ちゆ 「もうメガビョウゲンがめったに現れることはないはずだけど、もしかしたら私とのどかを襲った怪人の一味かも!?」
のどか「とにかく行こう!!どっちにしても放っておけないよ!?」
逃げる人々の波に逆らって進むのどか達。目の前の『怪人』を目視に入れ、咄嗟に物陰に隠れて様子をうかがっていた。相手の姿をよく観察してビョウゲンズというよりイカルスやヘラクレスと同系統の怪人という結論に至ったらしい?
ひなた「あれか・・・確かにネオ生命体とか『暗殺集団ゴブゴブ』のやつらに似てるわ?」
のどか「ひなたちゃん。ゴブゴブじゃなくて『暗黒結社ゴルゴム』ね?」
ちゆ 「あの怪人の狙いが私達なら、私達が出ていけば向かってくるはず?」
のどか「まだ気づいていないっぽいね?」
ちゆ 「今の私達じゃとてもじゃないけど敵わない・・・また『仮面ライダーX』が来るのを待つしかなさそうね?」
のどか「悔しいな・・・変身出来ないと私達何も出来ない・・・」
唇を噛みそうなほど悔しがっているのどかにちゆはのどかの肩に手を乗せ自分も同じ気持ちだと言う事を伝え、今は出来る事を精一杯する事に集中しようと励まされる。次の瞬間ひなたが小声で「あっ!?」叫び、二人に聞かれてしまい、何が見えたのか尋ねると、ひなたの指さす方には逃げ遅れた親子がいたらしい?
ひなた「危ない!?」
咄嗟にひなたが跳び出す。のどかとちゆの制止も聞かずに先行したが、不意打ちでショルダータックルをぶつけ、なんとかサラマンドラを突き飛ばすことに成功する。当然サラマンドラは怒り心頭だ
のどか「大丈夫ですか!?」
ちゆ 「もぉ~ひなた!!無茶し過ぎよ!?」
ひなた「ごめん!!でもなんか体が先に動いちゃって!?二人はそっちお願い!!アタシがあいつ引き受けた!!」
のどか「待って!?一人じゃ!?」
ひなた「へーきへーき何とかするって?夢ポートは庭みたいなもんだし、時間稼ぎなら出来るって?アタシの逃げ足見せてやろうじゃん!!」
そう言って古典的な挑発をサラマンドラに仕掛けるひなた。その狙い通りサラマンドラはひなたにまず狙いを絞り、向かっていく。のどかとちゆも先に親子を逃がすことに専念することにして、今はひなたを信じ・早く戻る事を心の中で誓い、この場を後にするのだった
ひなた「ほらほら!!こっちだし?」
一人逃げるひなた。内心正直なところ不安・恐怖が大半を占めている。余裕そうな笑顔はただの強がりだ
逃げた先で突如蛇(へび)を始めとした爬虫類が行く手を阻む。その度に逃げ道を変えまた爬虫類が行く手を阻む。そんな流れが数回は続いただろう・・・
ひなた「えぇっまた!?」
三度(みたび)爬虫類に道をふさがれつい本音が漏れたが、近づいてくる足音に咄嗟に物陰に隠れ始める。どうやら来た道から戦闘員が追ってきていたらしい?
戦闘員A「向こうだ!!」
ひなたを見失い、他にあった道を指さして進んでいく戦闘員2名・・・物陰からそろりと出てきて来た道を戻るひなたはしばらく進んだ先で待ち伏せしていたサラマンドラ・後方から迫る戦闘員に囲まれ流石にあからさまな焦りを見せている
ひなた「やばっ!?」
後方にいた戦闘員が先に仕掛けてきたので、慌てたひなたは咄嗟にしゃがんで避け、戦闘員に背を向けながらまた逃げる。それを追いかけようとした戦闘員であったが、ひなたと入れ替わるように跳び蹴りを戦闘員に放つ一人の人物に倒されてしまうのだ
???「女の子に何しやがる!?」
サラマンドラ「おぉっ!?貴様『神 啓介』!!」
啓介 「大丈夫かい?」
ひなた「はい!!」
啓介 「友達の二人はどうした?」
ひなた「あぁその今二人は逃げ遅れた親子を逃がしてて、あたしはその時間稼ぎしてて」
啓介 「分かった。こいつらは俺が引き受けた。君も早く逃げるんだ!!」
ひなた「えぇっ!?でも!?」
啓介 「早く!!」
啓介の声に思わず「はい!?」と返事を返し、背を向け駆け出していく。もちろん追おうとした戦闘員は啓介が止め、拳と投げ技で戦闘員を倒し、サラマンドラと対峙するのだ
サラマンドラ「『神 啓介』!!今日こそは我々の邪魔はさせん!!」
啓介 「さっきの子といい、この間のあの二人といい・・・GODは一体何を企んでいやがる!?」
サラマンドラ「貴様が知る必要は無い!!そこをどけ!!」
啓介 「どかん!!こうなったら力づくでも聞き出してやる。来い!!」
構える啓介とサラマンドラ。戦闘開始と思われた直後、地震が起こり二人は転倒しないように体制を整えようともがき次の瞬間、建物の一部が損壊すると同時に「メガァァッ~!!」と雄たけびを上げながら姿を現す巨大な怪物を視界にとらえたのだ
啓介 「なんだアレは!?」
サラマンドラ「おぉっ!?あれはもしやメガビョウゲン!?」
啓介 「『めがびょうげん』?おい!!一体あれは何だ!?GODの仕業か!?」
サラマンドラ「良い事を教えてやろう『神 啓介』?あれを放っておけば我々が手を下すまでもなく地球は滅ぶぞ?」
啓介 「何!?」
サラマンドラ「アレは言わば歩く細菌兵器だ!!奴を放っておけば地球は死の星へと変わる!!」
啓介 「そんな奴を放っておけばお前達も只(ただ)ではすまないんだぞ!?」
サラマンドラ「それがどうした?そんな事よりも、奴を放っておいてもいいのかな?」
サラマンドラの言葉に啓介はメガビョウゲンに視界を移す。周囲の建物や物すべてがどこか異常な事が起こっているのは確かに感じ取れる。GODももちろん放っておけないが、メガビョウゲンも放っておけないのは間違いない。だからこそ啓介は決断した。先にメガビョウゲンと戦うことを
啓介 「・・・大・変・身!!・・・とおっ!!」
『仮面ライダーX』へと変身。そして宙に飛び、着地するとそこはクルーザーの上であった。クルーザーで突撃するようだ?
ひなた「神さんが変身した!?ってかショッピングモールでバイク乗り回してるし!?」
のどか「ひなたちゃん!!」
ひなた「のどかっち!?ちゆちー!?」
ちゆ 「お待たせ。怪我は無い?」
ひなた「アタシは平気。さっきの親子は?」
のどか「無事に逃げたよ?それで私達も急いで戻ってきたんだけど・・・ちゆちゃんあれって?」
ちゆ 「間違いないわ?仮面ライダーX。それに・・・あのメガビョウゲンは」
ひなた「アタシが初めてプリキュアになった時のメガビョウゲンじゃん!?なんでこんな時に出てくんのさ!?」
ちゆ 「仕方が無いわ?ナノビョウゲン自体どこに潜んでいても不思議じゃないから?キングビョーゲンが浄化されても、ビョウゲンズとの戦いがすべて終わった訳では無いもの?」
のどか「大丈夫かなXライダー・・・」
ちゆ 「心配なのはわかるわ?でも今は彼に託すしかないでしょうね?私達は変身できないし、真さんもガイアに変身すれば浄化できるけど今はまだ帰ってきていない・・・彼の勝利を祈るしかないわ?」
のどか「頑張って。Xライダー・・・」
物陰から見ているのどか達に見守られながらクルーザーでメガビョウゲンとの距離を一気に縮めるXライダー・・・
クルーザージャンプで宙に跳び、メガビョウゲンの頭部にクルーザーアタックが命中し、メガビョウゲンは猛烈に頭を痛そうに抱えている
クルーザーを降りたXライダーは頭を抱えるメガビョウゲンに構えを取り、痛みから立ち直ったメガビョウゲンも標的をXライダーへと定め、首に巻いているマフラーを操り、2方向からXライダーに攻撃を仕掛けるが、その場でジャンプしてかわすのだ
ジャンプでかわしたXライダーは空中で一回転してからキックをメガビョウゲンの腕・反転してもう一度キックを脚に叩き込む。痛そうな様子だ?
X 「ライドルスティィッ~ク!!・・・とおっ!!・・・ライドル!!脳天割り!!」
ライドルスティックを取り出し、空中に跳ぶXライダーはメガビョウゲンの頭部に『ライドル・脳天割り』を叩き込む。これも痛そうに頭を抱えているようだ?
X 「やはりそうか?巨体ではあるがキングダークや『岩石大首領』ほどの力は無いらしい?イケるか?」
ひなた「すごいすごい!?めっちゃ強い!?」
ちゆ 「流石は仮面ライダーってところかしら?」
のどか「うん。そうだね?でも・・・」
ちゆ 「Xライダーがエレメントをお手当て出来るかが問題ね?今は押しているようだけど、お手当てが出来なければいずれジリ貧になる」
サラマンドラ「その通り!!」
突如会話に割り込んできたのはサラマンドラだ。どうやらXライダーがメガビョウゲンと戦っている間に隠れているのどか達の居場所を突き止めたらしい?
サラマンドラ「Xライダーにメガビョウゲンを倒す事は出来ん。だがお前達は別だ。再びプリキュアの力を取り戻す前に死んでもらう!!プルルルルルゥゥ~~!!」
ちゆ 「やっぱり私達を狙っていたのは!?」
のどか「私達がプリキュアだって事を知ってたから!?」
ひなた「っていうか何であんたらがその事知ってんのさ!?」
サラマンドラが飛び掛かるが、3人はすぐに動き、避けることに成功する。しかし前門のメガビョウゲン・後門のサラマンドラ。逃げるわけにもいかないが、かといってあらがう手段がない・・・
ひなた「やばいってこれ!?挟まれた!?」
サラマンドラ「石になれ!!」
サラマンドラが指先から放った液体には生物を石にしてしまう成分が入っている。それを浴びれば間違いなく3人は終わりだ。避ける間もない3人であったが、3人とサラマンドラの間にピンクの風が渦を巻きながら割り込んできたのだ。しかもご丁寧にサラマンドラはその風の衝撃で吹き飛んでいったぞ?
ひなた「何この風!?」
ちゆ 「でもこの感じ、どこかで?」
のどか「そうだよ・・・間違いない・・・この風は!?」
風が散ると、そこにはのどかの予想通り、パートナー達と共に『ヒーリングガーデン』へと帰っていった友達と、会いたかったパートナー達が『この世界』に姿を現す。背を向けているが、その後ろ姿を間違うはずもない・・・
のどか「アスミちゃん!!ラビリン!!」
ちゆとひなたもぺギタン・ニャトランの名を叫び、3人とパートナー達は我慢しきれず再会を喜んでいる。その様子に『風鈴 アスミ』もラテも嬉しそうだ
アスミ「メガビョウゲンの気配を追って急いで駆けつけてきたのですが、のどか達もすでに来ていたのですね?」
のどか「いやぁ~その私達は偶然居合わせたっていうか?」
ちゆ 「皆、話は後!!今は・・・」
ちゆの視線の先を一同も視ると、起き上がったサラマンドラが怒り心頭の様子でこちらを見ている。初めて見るアスミは「どちら様でしょうか?」となっているが今はそれどころではない
のどか「皆!!」
『うん!!』
『スタート!!・・・』
『プリキュア!!オペレーション!!』
『ヒーリングレベル上昇!!』
『キュアタッチ!!』
グレース・ラビリン「重なる二つの花!!」
グレース「キュアグレース!!」
ラビリン「ラビィィ!!」
フォンテーヌ・ペギタン「交わる二つの流れ!!」
フォンテーヌ「キュアフォンテーヌ!!」
ペギタン「ペン!!」
スパークル・ニャトラン「融け合う二つの光!!」
スパークル「キュアスパークル!!」
ニャトラン「二ァッー!!」
アース・ラテ「時を経て繋がる二つの風!!」
アース「キュアアース!!」
ラテ 「アンッ!!」
『地球をお手当!!』
『ヒーリングっど♡プリキュア!!』
サラマンドラ「ぐぅっ~!?掛かれ!!」
遂に戦線復帰した『ヒーリングっど♡プリキュア』にサラマンドラは一先ず戦闘員をけしかけ、戦闘員達は槍を構えている。
グレース「実りのエレメント!!」
グレースは『実りのエレメントボトル』のエネルギーを使って剣を生成し、槍を構える戦闘員と戦う。槍をはじき返し、次々と切り捨てていく姿はかっこいいぞ?
フォンテーヌ「氷のエレメント!!」
フォンテーヌは『氷のエレメントボトル』の力を使い、ヒーリングステッキからエネルギーを放出。床から凍り付くと、次第に戦闘員達も凍り付き、動かなくなっていく
スパークル「雷のエレメント!!」
スパークルも『雷のエレメントボトル』の力を使い、電撃を飛ばす。その電流に戦闘員達はしびれ・感電したらしい?じたばたした後電流を浴びた戦闘員は全員倒れたぞ?
アースは突き出される槍をつかみ、振り落とす。戦闘員も転倒し、他の戦闘員には回し蹴り・拳を叩き込み、確実に戦闘員を一人一人倒していく。その様子はまさに圧勝といった感じだ?
サラマンドラ「石になれ!!」
アースの前に現れたサラマンドラは指先から再び石に変えてしまう液体を放出する。戦闘員を咄嗟に壁にしてアースに液体が当たることは無かったが、戦闘員は人の原形も留めないほど形がゆがんだ石へと変わり、異質な相手にアースもつい表情が強張っている
サラマンドラ「キュアアースだな?よくも邪魔をしてくれたな!?」
アース「あなた方はどちら様ですか?ビョウゲンズでは無いようですね?」
サラマンドラ「GODの改造人間サラマンドラ!!これから貴様を殺す相手の名だ!!行くぞ!!プルルルルッ~~!!」
突如体を丸めたと思えば、巨大な玉へと姿が変わり、まるで弾丸のように突進してくるサラマンドラ。その重い衝撃にアースも受け止めきれず転倒してしまい、再びサラマンドラは玉のまま突進してくる
グレース「実りのエレメント!!はあぁっー!!」
今度は花の砲撃として『実りのエレメント』を使用してグレース。側面からの攻撃にサラマンドラは明後日の方へと吹き飛び壁に激突する。その隙にグレースがアースの手を取り、アースも再び立ち上がれたのだ
X 「しまった!?」
一方メガビョウゲンと戦い続けていたXライダーは一瞬の隙を突かれ、メガビョウゲンの特大マフラーに体をからめとられてしまっていた。動きを封じた事でXライダーとの距離を詰め、口から明らかに浴びたらヤバイ瘴気(しょうき)のような物を光線のごとく放たれたのだが、Xライダーの前にフォンテーヌとスパークルが現れヒーリングステッキを構えるのだ。
二人の展開した『プ二シールド』によりXライダーに被害は無く、攻撃がやんだところでXライダーに絡まるマフラーを手刀で切り裂き、救出にも成功したのだ
X 「その姿、君達まさか?」
フォンテーヌ「話は後です。まずはメガビョウゲンを浄化しないと?」
スパークル「こっからはアタシらに任せてください!!」
X 「浄化か・・・分かった。後は頼んだ!!」
フォンテーヌ・スパークル「了解!!」
やけにあっさりと二人に任せたXライダー。どうやらサラマンドラの方へと向かったらしい?メガビョウゲンも二人に標的を変更したらしく、メガビョウゲンは再生したのか?再びマフラーを操り、二人に向けて放つのだ
フォンテーヌ「バイオライダーのエレメント!!」
スパークル「ロボライダーのエレメント!!」
二人は過去の世界・・・『1994年』の世界で地空人から受け取った『バイオライダー』・『ロボライダー』のエレメントボトルを使用し、フォンテーヌはグレースのようにヒーリングステッキを剣として振るっていきマフラーを切り裂く。
スパークルはマフラーにより体を巻かれてしまうが、ロボライダーの『パワー』が付与された今のスパークル相手ではむりやり引きちぎられるだけで終わってしまい、これにはメガビョウゲンは動揺を隠せずオロオロしているようだ?
スパークル「チャンス!!・・・エレメントチャージ!!」
ニャトラン「キュンキュンキュン!!ヒーリングゲージ上昇!!」
スパークル「プリキュア!!ヒーリングゥゥッ~~フラァァッシュ!!」
メガビョウゲン「ヒーリングっバイ・・・」
スパークル・ニャトラン「お大事に?」
無事メガビョウゲンを浄化したスパークル。少し離れた場所ではグレース・アースがサラマンドラと戦っていたが、Xライダーも跳び蹴りから参戦していき、サラマンドラとの最後の戦いが展開されているぞ?
グレース「Xライダー!?」
アース「先ほどからメガビョウゲンと戦ってくださっていた?」
X 「俺も戦うぞ!!」
グレース「はい!!」
サラマンドラ「行くぞ!!」
サラマンドラを迎え撃つために4人は同時に駆け出す。
ライドルスティックを両手に持つXライダーとサラマンドラが初めに対峙し、Xライダーの体を一回転させながら放つ右→左の回し蹴りがサラマンドラに命中。すぐさまライドルスティックをサラマンドラも掴み、一瞬の間だけ力比べが始まるがサラマンドラがライドルを放し、拳が数発Xライダーの頭部・胸部に向かって
叩き込まれその衝撃で数歩下がってしまうXライダー・・・
側面からサラマンドラに飛びつくアースがサラマンドラの数発の拳を避け・受け止め、次に手首を掴むと背負い投げを見事に決め、転倒していくサラマンドラの前にはグレースが待ち構えている
グレース「やぁっ!!」
グレースの左空手チョップがサラマンドラの頭に直撃・・・と思われたが、体勢がよかったのか?一瞬で体を球体に変えており、その状態では固かったのか?グレースは左手を痛め、かばっている
どういう原理なのか?サラマンドラは球体のまま宙に浮かび、グレースの上に落ちていき、グレースはサラマンドラの下敷きだ
サラマンドラ「まずは一人。死ね!!」
と人型に戻ったサラマンドラは腕を突き出し刺殺しようとしたサラマンドラであったが、一瞬視界にグレースの頭のすぐ隣に落ちていたこれまでの騒動により割れた鏡の一部が映り込み、その鏡を見たせいでグレースから離れ、苦しみにより頭を抱えているぞ?
X 「今だ!!」
ライドルを収納し、サラマンドラに飛び掛かるXライダーはサラマンドラの頭部に数発拳を叩き込み、サラマンドラはその激しい連撃に怯(ひる)んでいる
X 「とおっ!!・・・ライダーハンマーシュート!!」
サラマンドラ事、宙を跳び『仮面ライダーX』本編でも1~2回ぐらいしか使われなかった投げ技『ライダーハンマーシュート』でサラマンドラを更に高く投げ飛ばす。サラマンドラは空中で爆死し、これにより夢ポートには爆発による被害は一切出ていないぞ?
のどか「エレメントさん。おかげんはいかがですか?」
変身を解いたのどか達と『神 啓介』は鏡に宿っていた光のエレメントに容体を確認しているところのようだ?メガビョウゲンが浄化された事で破壊された物が元に戻っていったのだが、どういうことなのだろう?メガビョウゲンが現れる前に破壊されたはずの姿見鏡までもが修復されている?
光のエレメント「私はもう大丈夫です」
どうやら鏡も修復されたことで症状も改善されたようで、鏡の中に戻っていったようだ?
光のエレメントの救出・ラテの症状も回復したことで一同は夢ポートのバス停にまで移動しており、のどか達はバスに乗るらしい?
啓介 「それじゃあ後ですこやか市でな?」
のどか「はい。また後で?」
バスの乗り込む前にのどか達は啓介とすこやか市で落ち合う約束を約束を交わし、啓介はのどか達が乗り込んだバスが発進してから自分のオートバイに乗り込み、夢ポートを後にする。
そんな啓介やのどか達を見つめる一人の人物が夢ポートの屋上に一言も発さずに立ち尽くしており、その人物は赤い兜・白いマントに大きな車輪のような盾を構えていたのだった・・・・・・
ひなた「お姉ありがとう!!」
すこやか市のひなたの姉のワゴンカフェへと場所を移した一同はのどか・ちゆ・ひなたのおごりでアスミと啓介にグミ入りジュースをごちそうになっていたらしい?アスミとは久々の再会と言う事もあるが啓介はまた事情が違うらしい?
ちゆ 「私達からのせめてもの気持ちです。なので遠慮なさらずに?」
啓介 「そういう事ならいただこうか?・・・ほぉ~結構美味いもんだな?」
ひなた「でしょ!?お姉のジュースめっちゃおいしいんですから!?グミ入れるアイデアはアタシなんですけど?」
のどか「神さん。改めてお礼を言わせてください。この間も今日も私達や私のお母さんを助けてくれてありがとうございます」
啓介 「気にしないでくれ?君達が無事でなによりだ。しかし君達4人が『ヒーリングっど♡プリキュア』だったとはな?俺も驚いたよ?」
ちゆ 「あの神さん?もしかして私達の事、事前に知っていたんですか?」
啓介 「いや・・・俺が知っていたのはプリキュアに地球の医者として活動する『ヒーリングっど♡プリキュア』ってのがいるってことだけなんだ?君達がその正体だってことはついさっき知った」
ひなた「えっ?どゆこと?」
のどか「そういえば神さんってプリキュアの事、ご存じなんですか?なんだか神さんの話し方って聞いててそんな雰囲気があるような?」
啓介 「あぁ知っているさ?俺は過去で1975年で7人のプリキュア達と一緒に戦った事があるからな?」
のどか「えぇっ!?1975年って!?」
ひなた「何十年も前じゃん!?」
ちゆ 「前に私達が飛んだ過去よりも前!?」
啓介 「ん?・・・君達ももしかして過去に行った事があるのかい?」
のどか「はい。色々あって?」
啓介 「そうか・・・だとすれば今は俺がその立場と言う事か?まぁ『あの子達』や君達とは逆のようだが?」
のどか「逆?」
ちゆ 「神さんはそもそもどこで『ヒーリングっど♡プリキュア』の事を?それにあの怪人達は一体?」
啓介 「そうだな・・・まず君達を襲った奴らのことだが、やつらは『GOD』」
のどか・ちゆ・アスミ「ごっど?」ひなた「コットン?」
ちゆ 「ひなた。間違えてる?」
ひなた「あれ?」
啓介は簡単にGODの事を説明し、かつて自分が壊滅させた組織だと言う事は理解してもらえたらしい?
ちゆ 「それでは、どうして神さんはすこやか市に?やはりGODを追って?」
啓介 「いや・・・『送り込まれた』って言った方が正しいな?」
ちゆ 「『送り込まれた』って・・・いったい誰に?」
この事に関しては啓介の話は少し長くなる・・・
あれはそう。『1975年』で自身を含めた14人の戦士達で戦った『デルザー軍団』との戦いが終わって間もない頃だった・・・
藤兵衛「啓介。お前ももう行くのか?」
啓介 「はい。ただその前に死んだ親父や涼子さん・霧子さんの墓参りをしてからまた旅立とうと?」
藤兵衛「そうか・・・」
茂 「神さんも、その人達に良い報告が出来るって訳ですね?」
のぞむ「涼子さんって確か啓介の恋人だった人よね?」
啓介 「あぁ。霧子さんはその涼子さんの双子の妹さ?」
のぞむ「そうなんだ?」
啓介 「茂とのぞむちゃんもこれから『岬 ユリ子』さんの墓参りかい?」
茂 「えぇ。ユリ子の墓参りはデルザーを壊滅させてからって決めてたんで?」
啓介 「そうか・・・GODやデルザー軍団のような組織は滅んだが、俺達『仮面ライダー』の戦いは終わらない。またどこかで会う事もあるだろう?その時はまた一緒に戦おう」
茂 「はい」
啓介 「それじゃあ!!」
『立花 藤兵衛』・『城 茂』そして平行世界から色々あってやってきたキュアドリームのコピーであるダークドリーム事『夢原 のぞむ』とも別れ、啓介は3人の墓参りを済ませ、海岸沿いの道路をオートバイで走らせ、海風にあたりながらのんびりと空港に向かっていたのだ
啓介 「しばらく日本の海ともお別れか・・・親父・・・また行ってくるよ?・・・ん?・・・アレは!?」
一瞬海に視界を移し、再び前方を見ると、正面から銀色のオーロラが迫り、ブレーキをかけてもぶつかるのは避けられない状況になった啓介は車体を90度傾け、何とか止まろうとしたがやはり無理だったようで、啓介の姿は完全にオーロラの中に消え、啓介を取り込んだからか?銀色のオーロラも消滅したのだった・・・
啓介 「・・・どこなんだここは?」
啓介が次に目を開いた世界は、どこまでも銀色いや灰色?そんな煙だけのような世界が広がっていた・・・しかもオートバイに乗っていたはずなのにいつの間にかバイクもなくなっており、まるで地平線しか存在しない世界のようだ・・・
???「よく来てくれた。『神 啓介』?いや・・・『仮面ライダーX』」
突如啓介の名を呼びながら現れたコートを着た中年男性。しかも仮面ライダーの事まで知っているときて啓介の心境はただ怪しい人物としか恐らく認識していないかもしれない?
啓介 「失礼だがあんたは?」
鳴滝 「私の名は『鳴滝』。すべてのライダーの味方・・・ただ一人を除いては」
啓介 「ただ一人?」
鳴滝 「世界の破壊者『ディケイド』」
啓介 「『でぃけいど』?」
鳴滝 「実は君に頼みがある?」
啓介 「俺に頼み?」
鳴滝 「そうだ。この時代よりも数十年先の未来。そこである組織が再び活動している。君にはその組織と戦ってもらいたい」
啓介 「俺に?何故俺なんだ?それにその組織とはいったい?」
鳴滝 「その組織の名は『GOD』」
啓介 「GOD!?馬鹿な!?GODは俺が壊滅させた!!やつらに生き残りなどいるはずがない!?」
鳴滝 「だがこれは真実だ。GODを倒せるのはXライダー君しかいない」
啓介 「・・・・・・」
鳴滝 「だがXライダー。今回のGODは君だけでは勝つことは出来ない。そして『彼女達』だけでもGODには勝てないだろう?」
啓介 「『彼女達』?」
鳴滝 「地球の医者『ヒーリングっど♡プリキュア』。この世界の君には『プリキュア』の名前は聞き覚えがあるんじゃないかな?」
啓介 「どうしてあんたはそこまで俺の事を知っているんだ!?」
鳴滝 「私は決して君の敵ではない。それだけは信じてくれ?もう時間も無い。君を未来の世界へ送り出そう?」
啓介 「待て!?俺にはまだ聞きたい事が!?」
鳴滝 「GODと戦うには『ヒーリングっど♡プリキュア』の力も必要になる!!彼女達を守ってやってくれ?」
啓介の質問にすべて答える事無く『鳴滝(なるたき)』と名乗る人物が手をかざすと、再び銀色のオーロラが啓介を包み込み、啓介の意識は闇の中へと消えていく・・・
次に目を覚ますとそこは『海の中』・しかも消えたはずのオートバイがクルーザーへと変わっており、自身も『仮面ライダーX』へと変身していたのだ
X 「ここは・・・海の中か?夢・・・だったのだろうか?」
そう思い始めていたところで改造人間特有の聴力で付近で誰かが襲われていると思わしき騒音が耳に入り、その中に聞き覚えのある『ヂィッ!!』と言う声が混ざっており、胸騒ぎを覚えたXライダーはクルーザーのエンジンを掛け、海面に向かって発進したのだ・・・
ちゆ 「その時に私は神さんに助けてもらった訳なんですね?」
啓介 「まぁそういうことだな?」
のどか「それにしてもその鳴滝って人なんなんでしょうね?」
啓介 「分からん。正直未来の世界だということも半信半疑だったが、あの男の言う通りGODは復活していた・・・それなら俺はこの命に代えてもやつらと戦い続けるだけさ?」
のどか「私達も力になります。私達の大切な人達や地球を守るためにも?」
ちゆ 「それに、私達も無関係ではありませんし?」
ひなた「アスミンやニャトラン達も帰ってきてくれたし、もう百人力っしょ!!」
啓介 「そうだな?本音を言えばあまり危険な目には合わせたくはないんだが、心強いよ?これからよろしく!!」
啓介の差し出した手をのどか達は順番に握り返していく。啓介はジュースを飲み干すとどこかへ行くようだ?
啓介 「俺はもうしばらくGODの情報を集めて回るつもりだ。君達はこれからどうするんだ?」
のどか「私達はもう少しアスミちゃんとおしゃべりしてから帰ります」
啓介 「そうか?あまり遅くならないようにな?」
のどか「はい」
ちゆ 「そういえば神さん?今夜は、と言いますかどこで寝泊まりしているんですか?」
啓介 「あ~基本は野宿だが?海外にいる間とかは人里離れた場所に行くことも多かったから慣れててな?」
ちゆ 「もしよかったら私の家の旅館に来てください。出来る限り割り引きさせてもらいますから?」
啓介 「ありがとな?」
ひなた「もぉ~ちゆちーなんかケチ臭くない?そこは若々女将の権限でさ?タダとか?」
ちゆ 「そうしたいのは山々だけど私にそんな権限ないし、従業員の皆さんの生活だってあるもの?そんな簡単には出来ないわよ?」
ひなた「そういうもんなの?」
啓介 「そうだな?今晩泊るところが無ければそうさせてもらおうかな?」
ちゆ 「お待ちしています」
そうして啓介は『ジュースご馳走様』と言い残しのどか達と別れ、しばらく歩道を歩いていた・・・
情報を集めるといっても実際にやる側としては地味で進展も中々起きない作業である。
十分ほどはあるいたのかもしれない?どこかの交差点で啓介は未来に来てからここ数日で3度も会った事がある女性とまた再会したのだ。啓介としては「あれ?また会いましたね?」と軽く挨拶を交わす程度で済むと思っていたのだが、その女性・・・のどかの母『花寺 やすこ』が迷わず喋った一言に思わず足を止めてしまったのだ
のどかの母「『神 啓介』さんですね?」
啓介 「どうして俺の名前を?俺は名乗った覚えはないはずだが?」
のどかの母「聞いたんです。あなたの事を・・・あなたが『仮面ライダーX』と言う事も?」
啓介 「俺の事をそこまで知っている!?あなたは一体?」
のどかの母「私『花寺 やすこ』と言います」
『花寺』という苗字と先のワゴンカフェでのどかの言っていた『お母さん』の単語ですぐにピンときた。この人物がのどかの母だと言う事を。詳しい話を聞くため、のどかの母が啓介を自宅に招き入れ、リビングにてお茶をいただきながら話し合っている。どうやらのどかはまだ帰ってきていないらしい?因みにのどかの父も同席している
のどかの母「神さんや『Xライダー』の事はチコさんからよく話を聞いていたんです」
『チコ』という名前で知り合いは啓介にとって一人しかいない。かつてGODに襲われてから『立花 藤兵衛』が経営していた喫茶店COLでアルバイトしていた二人の女子大生のうちの一人だ
のどかの母はどうやらそのチコと知り合いらしく、のどかの母『やすこ』は小学生の頃まではすこやか市に住んでいた。チコはその当時から東京から引っ越して移住していたため知り合いだったらしい?
因みにチコとマコは引っ越したころから仕方がないとはいえ疎遠になっていたらしい?たまに連絡は取りあっていたらしいが・・・
のどかの母「昔、よくチコさんのところに遊びに行ってはよく神さんの事を話してくれてたんです。仮面ライダーXの事も懐かしそうに話していました。正直面白い作り話だと思っていたんですけど、
今ならわかります。それがすべて本当の事だってことが?」
『やすこ』が啓介にゆっくりと差し出した写真を見ると、啓介にとっても懐かしい写真である。喫茶店COLで撮った記念写真だったからだ
啓介 「懐かしい写真だ・・・」
のどかの母「神さん。率直に聞きます。のどかやちゆちゃんが襲われたのはひょっとして、『怪物と戦える力を持っていた』からでしょうか?」
啓介 「えっ?」
のどかの父「実はのどか達には秘密にしているのですが、あの子達が怪物と戦っていた事は私達はすでに知っているんです」
啓介 「怪物?・・・ビョウゲンズの事か・・・」
のどかの父「びょうげんず?」
啓介 「俺も詳しい事は知りませんが、実はさっきのどかちゃん達から色々聞きましてね?俺がXライダーだと言う事も話したばかりなんです」
のどかの父「そうでしたか」
のどかの母「それで神さん、あなたはこれからどうするんですか?」
啓介 「えぇ。俺はこれからGODと戦うつもりです。のどかちゃん達が狙われている事もありますが、奴らを放っておけば大変な事になる。俺は仮面ライダーとして平和のためにもやつらと戦わなければ
ならない」
啓介の言葉を聞き、肝心な話も大体終わったため二人は啓介に素朴な疑問の一つとしてのどか達同様住んでいる場所を聞いたが、家は無いらしい?
啓介 「信じられないと思いますが俺は数十年前の過去から突然この時代に飛ばされてきたんです。まぁ野宿は世界中を旅してきたことで慣れていますし、そこまで困っている訳でも
ないですから?」
のどかの母「それなら神さん、いっそのこと此処に住んでみますか?」
啓介 「えっ?いやしかし・・・」
のどかの父「私も構いません。妻からも聞いてますが、神さんはのどかだけでなく妻にとっても命の恩人です。それでしたら私にとっても恩人なんです。もし神さんがよろしければ恩返しも兼ねて家に住んでもらっても構いません」
啓介 「しかし、俺は見返りが欲しくて皆さんを助けた訳ではないですし?」
のどかの父「その・・・恥ずかしい話ですが私達ではのどか達になにかあったとしても何もしてやれないんです」
のどかの母「私達がのどか達の事を知るのはあの子達にとってもとても困ることだと思いますし、それに相手が怪物では守ってあげられない・・・でも神さんがそばにいてくれたらあの子達にとっても支えになってもらえると思うんです」
二人が椅子に腰かけたまま頭を下げる様子を見て啓介も少し悩んだ末に二人の言うことも一理あったこともあってか好意に甘える事にしたようだ?
啓介 「お世話になります。そのかわり約束します。のどかちゃん達は必ず俺がGODから守ります」
のどかの父の「よろしくお願いします」の後、のどかがカギを開けて家に入ってきたところだったらしい?リビングに入室すると早速一緒に来たアスミとラテの事を伝えるつもりであったが、まさかの『神 啓介』の登場で逆に驚く結果になったようだ?
のどかの母「ちょうどよかったわ?のどか、こちら『神 啓介』さん。今日からしばらく家にお泊りすることになったの?仲良くしてね?」
啓介 「今日からよろしくのどかちゃん・アスミさん?」
のどかは困惑気味に啓介が差し出してきた手を握り返し、アスミとラテもまた居候することになったことを話したことで、今日はお祝いということで何かご馳走を食べようということになりのどかの母は張り切って用意を始める。そこにはのどかの父の姿もあり、恐らくのどかが啓介と話をするための口実を作ったのであろう?二人がそばにいない方が話しやすいであろうから?
のどか「どういうことですか?」
啓介 「色々あってな?」
のどか「はぁ~・・・」
アスミ「これからラテや私ともよろしくお願いいたします」
啓介 「改めてこちらこそよろしくアスミさん」
アスミとももう一度握手し、アスミに抱きかかえられているラテともその小さい手を優しく握り握手する。正直微笑ましい光景だ
『花寺 のどか』達3名を狙ったGODの作戦は駆けつけてきた『風鈴 アスミ』の加勢とXライダーの活躍により失敗に終わった。だがGODはいつ・どこで『ヒーリングっど♡プリキュア』と『メガビョウゲン』の事を知ったのであろうか?そして謎の怪人の正体とは?・・・・・・
再び集結した『ヒーリングっど♡プリキュア』。そしてデルザー軍団との戦いを終えて過去からやってきた『仮面ライダーX』。5人を狙う次なる強敵は怪人『マッハアキレス』。単身アキレスと戦う事となったキュアアースはGODの恐ろしさをまだ理解していなかった・・・
『クレヨンしんちゃん』か『まんがタイムきらら』の『きんいろモザイク』のキャラ達も登場予定だよ?
次回『GOD秘密警察 アポロガイスト』にご期待ください
前回同様おまけにプロットも投稿致します
3話「ヒーリングっど♡プリキュア(仮)」
2話から数日後→ひなたの家のワゴンカフェにて、GODとXライダーについて相談→変身できないことと、明らかに自分たちの命を狙っている事に不安が顔に出る→直接GODと接触がないひなたは二人に気分転換としてショッピングモール(夢ポート)に買い物→
その頃のどかの自宅ではのどかの母が一枚の写真を探し当て、啓介の事を思い出す→
ショッピングモールに着いた3にんはひなたのおすすめ巡りに従い、楽しんでいくことに・・・→ひなた財布落とす→啓介拾う。ひなたに声をかけて財布届ける→のどか前に会った事を思い出し自己紹介→買い物かい?→ひなた「二人の気分転換に来ました!!やっぱかわいい物みて、おいしい物食べて満喫すれば気分もスッキリすると思って?」→「そうか・・・友達が大事なんだな?」→「はい!!」→友達を大事にな?それじゃ。→別れる→
服屋にて、マネキンの前に一人の女性→マネキンから声→『余はGOD総司令。サラマンドラよ、命令を伝える。イカルス・ヘラクレスがヒーリングっど♡プリキュアを始末するのに失敗した。いずれヒーリングガーデンの者達が再び現れるのも時間の問題だ。やつらとヒーリングアニマルが合流する前にあの3人を始末するのだ。決してXライダーに気づかれてはならん!!』→マネキン消える→テープも消える→女性動こうとした直後、姿見鏡を見て突如苦しむ→サラマンドラ→鏡割る→服屋にいた人達が叫ぶ・逃げる→騒ぎになる→鏡の中から苦しむエレメント→エレメントに忍び寄る影→
騒ぎの中「怪物だ!?」と聞こえメガビョウゲンまたはGODを疑う→GODだとしても、狙いがのどか達なら他のお客さんたちが逃げる時間を稼げる→急行するとサラマンドラがあばている→逃げ遅れた子供と母親助けるために跳びだす3人→ひなたが囮として最初に跳びだす「夢ポートは庭みたいなもんだし?」→のどかとちゆが子供と母親逃がす→逃げるが逃げた先で蛇等が足止め→てんぱるひなた→蛇が戦闘員に代わる→取り押さえようとした戦闘員の隙間を慌てながら潜り抜け、そのまま正面に逃げる→追いかける戦闘員だが入れ替わるように啓介が戦闘員に蹴りを入れる→女の子に何しやがる!?(ひなたをかばいながら)→神啓介!?→逃げるんだ!!→えっ!?でも!?→行くんだ!!→あぁっはい!?→GODはここで何を企んでいる!?→馬鹿め。そうやすやすと秘密を話すものか?掛かれ!!→戦闘員とサラマンドラと戦闘→地震→現れる4話目のメガビョウゲン→なんだかわからんが、あれを止めなくては・・・・・・大変身!!→Xライダー→X対メガビョウゲン+サラマンドラ→流石に苦戦→この状況にのどか達はせめてメガビョウゲンを引き付けようと動き出す→
『ヒーリングっど♡プリキュア』とのコラボ
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キュアコーラル
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スプラッシュスター