異世界猟奇者〜プレデターは新種のオーク!?獲物を求めてどこまでも!〜   作:青もんた

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豚の巣窟

そして目が覚めた。

 

セパレートポッドのモニターに表示された時間はスリープの期間だ。

 

実に231年もの歳月が過ぎていた。

 

遺伝子を改造し続けた俺達には事故や戦闘による死以外に寿命は無いに等しい。

 

「ここがどこにせよ、似たような星は幾らでもあった。張り合いのある獲物が居れば良いが。」

 

ポッド内のラウンチ機能、通信機、データは生きている。

自律飛行も可能だ。

 

「「ブモッ!!ブモォォォォォ!」」

 

謎の生命体が棍棒を持ってポッドの周りに集まってきた。

 

「フン。地元の蛮族か何かか?体格は良いようだ。狩らせてもらおう。」

 

ポッドが減圧し、俺は謎の星に降り立った。

 

俺達に必須のメタンガスが無いようだが、何故か呼吸に問題は無い。

 

原住民らしき生命体が俺を取り囲むが、恐れているのか近付かない。

 

俺も遺伝子交配によって生み出された戦士の1人だ。

 

3m30cm、体重200キロ。

 

武器であるリストブレイドはより強い戦士を殺して、採取した脊髄から自身の細胞を進化させる事が出来る。

 

更に強い戦士を生み出す事も可能だ。

 

 

さて、こうバレバレになると、クローキング・デバイスで姿を消してコソコソ隠れるのも野暮というものだ。

 

「グォオオォ!!!!」

 

俺は雄叫びを上げると目の前にいる蛮族の頭を掴み、脊椎ごと引き抜いてこれ見よがしに掲げた。

 

「グォオオォォォオオ!!!」

 

生暖かい血液が俺を濡らして気分が高揚した。

 

剣が、槍が、斧が俺を襲うが、そんなチャチなオモチャは効かない。

 

「ブモッ!!??」

 

避けるまでもないが、鬱陶しいし、くすぐったいのも嫌いだ。

 

全てを交わしてリストブレイドで首を斬り、心臓を付き、投げ飛ばして首を圧し折る。

 

プラズマブラスターやスピアを使うまでも無く、この身体が最強だ。

 

そしてやはり、この星は銃器を使うような高度な文明では無さそうだ。

 

(人間、、、やつら人間は面白い獲物だった。。。銃器は中々の威力だったが、俺の皮膚に傷を付ける事が出来なかったな。だが他にも色々な武器を持っていて、良い狩りが出来た。危険な技術も多数持っていたし、戦士も何人か殺された。)

 

そんな感想を抱きながら闘っていると、一際デカい蛮族が出てきた。

 

この群れの頭目の様だ。

 

「ブモッブモッ!!ブモォ!!」

 

左腕に装着しているデバイスがヘルムから音声を拾い、翻訳している。

 

「なるほど、一対一で闘うか。だが、一瞬で終わる。」

 

俺と体格は同じだが俊敏さもパワーも足りない。

 

喉にリストブレイドを突き立てて、一撃で葬ってしまった。

 

「グォオオォ!!!」

 

俺が頭目の首を引き千切り蛮族達に見せ付けると、平伏し始める。

 

俺はこの群れのアルファとなった。

 

倒した頭蓋骨をこの狩りのトロフィーとして肩当てにするとともに髄液から新たな力を得た。

 

しかも、取り込んだ遺伝子情報を解析して判明したが、この星には身体に作用するさまざまなエネルギーで満たされている。

 

自己治癒力や攻撃力も上がっている。

 

狩りが益々楽しみになってきた。

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