異世界猟奇者〜プレデターは新種のオーク!?獲物を求めてどこまでも!〜 作:青もんた
「妊婦や、足腰の弱い老婆、女性多数がオークの集落から保護されました。」
「身体に血の模様が入ったオークが音もなく集落に侵入して次々と他のオークを倒して、最後はキングと決闘して倒したそうなんです。生存者が間違いないと、、、、、」
「集落のオークは全て首を落とされて、運ばれて行きました。」
冒険者ギルドのマスターは危険な兆候を感じ取っていた。
「・・・・行動から見て、明らかに上位の存在が統率したオークだ。これまで人類が経験して来たオークキングや、魔族に率いられた魔物の集団とは違う。これ以上そのオーク達が強くなり続ければ、騎士団でも討伐不可能な集団になるやもしれない。」
冒険者ギルドには次々と情報が入る。
「どうやら、集落からオークの住処を探索していた冒険者パーティがそのオーク達にやられたそうです。遺体の首が切断されていて武器が持ち去られています。」
「通常、オークは女性を拐いますが、集落で女性を解放し、一方で冒険者の女性は殺しています。どういう事でしょうか?」
遂に冒険者に犠牲が出てしまった。
「・・・・もはや事態は一刻を争う。王都に伝令の早馬を出せ!馬を潰してでもだ!」
冷や汗をかくギルドマスター。
紋様の入ったオーク達をギルドでは『デュエル・オーク』と名付け、最優先討伐対象との通達を出した。
〜〜〜〜〜〜〜
俺は巨大な鳥型の怪物を仕留めた。
久方ぶりに楽しい狩りだった。
嘴で突かれた生物が石化するという特徴を光学迷彩で隠れながら観察した時は驚いた。
まさしく歯応えのある獲物だ。
尾も鞭の様になっており先端には生命体の頭部があり、俺達が狩りの為にかつて養殖していた『サーペント』を思い出した。
あれからサーペントも戦士達の細胞を取り込んで強力な獲物になったと聞くが、戦士と新たな人間の戦士が倒したとも聞いた事がある。。。
この手で殺して、その頭蓋を飾り付け出来ないのが悔しいが、通信が来た頃には別の惑星で狩りをしていたからな。
何はともあれ、俺はこの獲物を真正面から倒した。
あの嘴に触れないように倒すのはスリルがあった。
何度か
髄液から取り込んだ遺伝子で、石化させる能力と毒を生成する能力を得た。
嘴に試しで生肉を押し付けたが、死骸の嘴では石化はしない様だ。
羽根や尾の素材でアクセサリーを作り、蛮族達に見せ付ける。
今や蛮族達も立派に戦士をやって獲物を獲ってくる。
驚いた事に、この地にも人間が生息している事が分かった。
髄液からはこの星に由来するエネルギーを強く感じた。
地元の戦士達に殺されている以上、それ程強い獲物では無い。
他の集落の蛮族達は屠られ、集落の入り口に、内臓を抉られ、皮を剥いで吊るされていた。
肉は胃袋へ、頭蓋骨は戦士達の名誉ある闘いの栄光として身に付けられている。
俺は鳥型生命体の頭蓋骨をセパレートポッド内に飾り付け、眺める。
次も良い狩りにしたいものだ。