前世ゲーマーだったヤツが東方の世界にログインしました   作:Lcrcl (エルマル)

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前回の神々の強さ順について質問があったので補足しときます。
月夜見と天照(と素戔嗚)は本来同格ですが、ココでは月夜見の元の力を下げ、成長性を上げてます。なのでいずれ同格になります。…素戔嗚?そのうち出しますよ、多分。


夢幻大戦①

side三雲幻斗

 

そして1週間後、俺は里の住民を引き連れて大和の国の兵士を待ち構えていた。絶対相手を殺さないという作戦は既に伝えてある。

 

大妖精「…幻斗くん、私達勝てるのかな?」

 

幻斗「心配するな、俺達は絶対勝つ。そうだろお前ら!」

 

『オオオッ!』

 

幻斗「…な?」

 

大妖精「うん…心配してゴメン」

 

幻斗「別にいいさ……おっ」

 

月夜見「!」

 

ルーミア「!」

 

大妖精「…!」

 

天也「…?」

 

俺、月夜見、ルーミア、大妖精、天也が何かに気付いた。

他にも辛うじて気付いた人はいるようだ。

 

5人『来る…!』サッ

 

幻斗「今だ!結界を張れ!」

 

ピキィッ!

 

一斉に結界を張ったその瞬間…

 

キラッ

 

「何だアレ…?」

 

「光?」

 

空から何か光った物が見え…

 

ヒュルルッ…!

 

それは矢となって降り注いだ。

 

「うわっ!?」

 

「幻斗さんが結界を張れと言わなかったらくらっていた…」

 

…よし、防げたようだ。

 

「ほう、今のを防ぐか」

 

空から誰かが舞い降りてきた。神々しい雰囲気を醸し出していて、背後から後光が光っている。

 

月夜見「…姉上」

 

天照「あら、月夜見。月の都にいると思ったんだけど…この里の味方をしているのね」

 

月夜見「まあな…姉上に負けるつもりはない」

 

天照「そう…」

 

幻斗「お前が太陽神、天照大神か」

 

天照「その通り。私は大和の神を治める八百万の神の1人、天照大神よ…あなた達はせいぜい足掻くといいわ」スッ

 

天照はそう言って再び宙に浮き…司令を出した。

 

天照「我が兵士達よ、夢幻の里を制圧せよ!」バッ

 

『うおおおおお!』

 

前方に兵士の大軍が見える。

 

幻斗「…お前ら、行くぞ!」

 

『オオッ!』

 

ドドドドド…!

 

こうして戦争…夢幻大戦は始まった。

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

side基山天也

 

天也「ハッ…!」ゴォッ

 

私は鬼としての力を解放し、妖力を拳に纏う。

 

「隙だらけだ!」

 

その間に私は兵士に囲まれたが…問題ない。

 

天也「粉砕撃!」ギュン

 

ドゴォ!

 

地面を殴ると、技名の通り辺りは粉砕され地面には亀裂が走る。

 

「なっ…!?」

 

「うおっ!」

 

兵士達は体勢を崩す…今だ!

 

天也「せいっ!」シュルル

 

妖力で縄を作り、兵士達を縛る。相手を傷付けずに行動不能にするにはコレが一番手っ取り早い。

 

「おわっ!?」

 

「は、離せ!」

 

天也「離すつもりはないさ…じゃ」クルッ

 

「あ、待てー!」

 

side大妖精

 

大妖精「妖精たち、力を合わせるよ!」

 

『うん!』

 

ザッ!

 

「たかが妖精がニンゲンに勝てると思うなよ!」ドッ

 

「やっちまえ!」ダッ

 

私達を侮っている兵士達が突撃してきた。

確かに本来妖精はニンゲンの兵士1人より弱い…でも私達は違う!

 

「やぁっ!」

 

「ぬぅ!?(何だこの強さは!?)」

 

そもそも私達は竜脈の影響で自然が豊かになっているので元々他より強い。

 

「てやぁ!」

 

「ふごっ…!?」

 

「何だ、コイツら…武術を使う妖精なんざ見たことねぇ!」

 

しかも里の住民として鍛えているので力がさらに上がっているんだ。

 

大妖精「今日、君たちが教訓を得るとしたら…」スッ

 

シュバババッ!

 

刀を構え、そよ風のように舞い葉先のように刺す動き(?)で兵士達をなぎ倒す。

 

大妖精「私達妖精を舐めないことだね!」ドン!

 

「グッ…クソッ…!」バタン

 

大妖精「戦いはまだ始まったばかり…油断は禁物だよ!」

 

『おお!』

 

sideルーミア・アビス

 

ルーミア「ナイトバード!」

 

ゴォッ!

 

闇の鳥を生成し、敵兵に飛ばす。

 

「ッ!」サッ

 

しかし避けられたようだ…ま、今のは囮だけど。本命は…敵兵の足元だ。

 

ルーミア「つっかまーえたっ!」ガシッ

 

「なにっ!?」

 

「何だこの黒い物体は!?」

 

ルーミア「闇、と言っても理解してくれないだろうね。うーん…君達を縛るもの、でいい?」

 

「いいワケないだろ!」ブンブン

 

敵兵達は縛りを解くために必死にジタバタしているが…もちろん意味はない。普通の縄じゃあるまいし。

 

ルーミア「あ、そうだ…そこの木の裏に隠れている神様は出て来なよ」

 

「…バレたか」スッ

 

大和の国を治める神々の1人が現れる。

 

「妖怪はニンゲンに恐れられ、滅されるべき存在…そんなヤツらがニンゲンと共存するなど愚の骨頂!成敗してくれよう!」ギュン

 

ドッ!

 

…はぁ、この神はどうやら妖怪を偏見しているタイプのようだね。ニンゲンにも善悪がいるように、妖怪にも善悪がいるという考えに到達できてない。

 

ルーミア(つくづくムカつく相手だね)スッ

 

「覚悟ォ!」シャッ

 

神は剣を振るってきた。しかし私はソレを…

 

ルーミア「よっ」パシッ

 

片手で掴んで止めた。掴まれた剣は動かなくなった。

 

「な…!?」

 

恐らく剣は妖怪特効の聖剣だったのだろう…しかしそんな剣も。

 

ルーミア「神力を纏って止めれば問題ないのさ!」バキッ

 

「妖怪が神力だと!?」

 

実は私、闇に封入する形で幻斗から神力を借りていたのだ。操れるようになるまでは手こずったけど、こうして攻撃を防げるようになったから問題ない。

 

ルーミア「何の神かは知らないけど…」ギュン

 

ドゴォ!

 

「グハッ…」

 

ルーミア「偏見というものは神をも凌駕する仇となるよ」ドン!

 

バタン

 

私の言葉を最後に、神は地面に倒れ気絶した。

借りている神力には限りがあるから、できるだけ丁寧に使わないとね…!

 

side三雲幻斗

 

俺は月夜見と並んで…敵の総大将である2人の神と対立している。月夜見の姉であり太陽神の天照と、戦いの神である戦神…八坂神奈子だ。

 

天照「神奈子、私は月夜見をやるわ」

 

神奈子「…分かった、私は三雲幻斗をやるとしよう」

 

相手は一対一に持ち込もうとしている。

 

2人『そうさせると思ってるのか?』

 

天照「?」

 

幻斗「コレは戦争だぜ?決闘じゃねぇ…」

 

月夜見「お前達の都合で戦況をカンタンに変えられると思うな」

 

神奈子「…ほう?」

 

天照「つまり、私達2人を同時に相手すると?」

 

幻斗「さぁな?もしかしたら…」スッ

 

…ドゴッッ!

 

神奈子の背後に2発の蹴りが入る。

 

『とりゃあーっ!』

 

神奈子「ぐっ…!?」

 

幻斗「俺達全員、対お前らかもな?」




奇襲を仕掛けたのは仲良しコンビです。そろそろ名前を考えようと思ってます。

次回もよろしくおねがいします。
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