前世ゲーマーだったヤツが東方の世界にログインしました   作:LCRCL (エルマル)

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レベルは時間が飛んだ時だけ出すことにしました。
それと、これからのノルマは千数百字にしようと思ってます。


えっ、もうそんな時代!?

side三雲幻斗

 

手合わせが終わり、俺は幽香を家に招いた。ルーミア達は朱美や紫の強化に戻ったらしい。

 

幻斗「…んで、お前が来た理由は手合わせだけなのか?」

 

幽香「手合わせが一番の目的よ…でも、実はココに移住しようか考えてるの」

 

…え?

 

幻斗「お前、ココに住む予定なのか?」

 

幽香「ええ。貴方より弱くても戦いがいのある相手はそこそこいそうだし、退屈しないと思うわ」

 

幻斗「ほーん…」

 

幽香がココに移住したら、パワーバランスが崩れ…んな事最初から考えてないな。別に悪影響は出ないだろうな…むしろ幽香が言う『戦いがいのある相手』が増え、夢幻の里全体のパワーアップにつながるかもだから、メリットしかないだろう。

 

幻斗「ま、来る時は言ってくれ。歓迎するから」

 

幽香「そう…ありがと」スッ

 

ズズッ…コトン

 

幽香「ところで…貴方は里の外の動向をどれくらい知ってるのかしら?」

 

幻斗「動向?そうだな…大和の国の神々が天界に移住したりしたのは知ってるが」

 

その時神奈子が守矢神社に引っ越して、そこで諏訪子に会ったな。

 

幽香「それっていつの話よ…私が言ってるのはココ数年の話」

 

幻斗「………スマン、全く分からん」

 

そもそもいつぐらいの時代なんだ?卑弥呼辺りはもう過ぎてるだろうし。

 

幽香「ココ数年で、都…大和で聖徳太子ってヤツが色々とやってるらしいわよ?」

 

………ん!?

 

幻斗「今、聖徳太子って言ったか?」

 

幽香「ええ」

 

……おう、マジか。つまり脇神子こと豊聡耳神子に会えるじゃん。時代は飛鳥時代か。

 

幻斗「なるほどな…で、その色々ってなんだ?」

 

幽香「貴族に位を与えたり、仏教を広めたりね」

 

教科書通りの活躍のようだ…よし。

 

幻斗「ソイツに会いにいくか」ガタン

 

幽香「は?」ポカーン

 

俺がいきなり会いに行くと言ったからか、幽香はぽかんとした表情だった…そりゃそうだな。

 

幻斗「貴重な情報をありがとな、幽香」

 

幽香「…ちょっと待ちなさい、私が言った瞬間に何よいきなり会うって」

 

幻斗「前に俺の前世云々について話したじゃねーか。聖徳太子って結構有名人なんだよ」

 

俺は前世について今までに月夜見、ルーミア、大妖精、天也、朱美、紫、幽香に話している。

 

幽香「…そう、それなら少し納得できるわね」

 

幻斗「じゃあな幽香、里に来た時はよろしくな」

 

幽香「ええ、また会いましょう」

 

ガチャッ

 

ー----

ー---

ー--

ー-

 

朱美「幻斗様、都って何処にあるんですか?」

 

里をしばらく出るとルーミア達に言ったら、朱美がついてくることになった。

 

幻斗「そうだな…元々大和の国があった場所だから道は分かる。強いて言うなら、それ程遠くないって所か?」

 

朱美「なるほど…」

 

スタスタ

 

朱美「それにしても、幻斗様の前世って凄いですよね。今の時代から1500年後の世界って、想像ができません」

 

幻斗「だろうな…だが、ソレが事実だ」

 

俺が転生してこの世界に来れたのは奇跡だとしか言いようがない。本来なら某病気で死んで、それで終わりだ。

 

幻斗「朱美、お前がもし前世の記憶を持って転生したら、どうする?」

 

朱美「うーん…分かりませんね。もし今と同じように朱美として生まれ変わったなら、のんびり生きるぐらいですかね?」

 

幻斗「そうか…」

 

まあ、転生なんて滅多にないことだし、想像もつかないのは当たり前か。

…こんな感じの雑談をしながら、俺達は都へと移動したのだった。




実は、ココまでの大まかなストーリーは決めてたけど、これからがまだ決まってないです(笑)
つまり、ココから完全アドリブで行かせてもらいますのでよろしく。

次回もよろしくおねがいします。

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