前世ゲーマーだったヤツが東方の世界にログインしました 作:Lcrcl (エルマル)
side三雲幻斗
数日間歩き、俺達はついに夢幻の里に帰還した。
幻斗「ふぃ~…」
朱美「やっと帰って来れましたね!」
…ビュゥゥン!
ルーミア「おかえりなのだ~!」
前方からルーミアが圧倒的スピードで飛んできた。
幻斗「うおっ!?」ドゴッ
ドサッ
流石に俺は突進(?)に対応できず、ルーミアは俺にぶつかって押し倒した。
逆床ドンかぁ…
朱美「ちょっ!?何してるの!?」
ルーミア「あっ、ゴメン」パッ
幻斗「はぁ~、お前どうやって俺達に気付いたんだ?」
ルーミア「気配を感じたの」
だろうな。
幻斗「んじゃ、家に帰るか」
スタスタ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
数分後、俺は家に着いた。
着いたんだが…
大妖精「…………」じーっ!
幻斗「ど、どうしたんだ…?」
ドアを開けて『おかえりなさい!』と言われてから、ずっとこうだ。
ルーミア「あー…なんかね」
幻斗「?」
ルーミア「ここ数日、大妖精がずっと『私、そろそろ名前が欲しいです』とか言ってるんだ」
幻斗「名前?」
そういえばなかったな。
幻斗「…なぁ、大妖精」チラッ
大妖精「……!」わくわく
うおっ…めちゃくちゃワクワクしてやがる。
幻斗「名前が、欲しいのか?」
まぁ、朱美に対して名前を付けてるしソレで羨ましくなったんだろうな。
幻斗「分かった、お前に名前を付けてやる」
大妖精「………」じっ
大妖精と言えば…そよ風と共に現れ、生い茂った葉のように生き生きとしている。
(中二病か)
幻斗「お前の名前は…
リーファ・ブリーズ
…どうだ?」
ルーミア「おお…」
朱美(凄いネーミングセンスですね)
リーファ「リーファ……リーファ!」にこっ
ギュッ!
幻斗「うおっ」ドサッ
大妖精改めリーファが俺を抱きしめ、押し倒した。
…また逆床ドンかぁ。
リーファ「ありがとう、幻斗くん!」にこにこ
幻斗「どういたしまして」
パッ
リーファは俺から離れ、俺は床から起き上がる。
…ん?
幻斗「リーファ、お前…」
リーファ「?」
幻斗「ちょっと身長が伸びてないか?ざっと…10センチって所だな」
リーファ「えっ?……ホントだ!」
朱美「名前が付いたから、ですかね?」
幻斗「多分そうだな。妖精はそういうものに影響を受けやすいし」
というか。
幻斗「どうしていきなり名前なんかを?」
朱美の事が羨ましくなってたなら、もっと早くに頼んでるハズだ。
リーファ「ソレはね…?」
幻斗「………?」ゴクリ
なんとなく、リーファの背後から『ゴゴゴ』とジョジョのような文字が見える。
リーファ「…そういえば私も名無しだったなって、思ったの!それだけ!」どーん
幻斗「」ずこっ
それだけかい!
はい、ということで大妖精の名前はリーファ・ブリーズです。
元ネタ解説
リーファ:葉っぱ(leaf)を少し弄った。
ブリーズ:そよ風(breeze)をそのまま。
次回もよろしくおねがいします。