前世ゲーマーだったヤツが東方の世界にログインしました 作:Lcrcl (エルマル)
月の都のトップは月夜見。
敬語で話す永琳っていいよね。
side三雲幻斗
銀髪の少女…永琳に案内され、俺は都に入った。
俺が見る限り都の文明は前世の文明より少し進んだ状態なのだろう。
幻斗「永琳、俺達は今どこに向かってるんだ?」
永琳「都のトップ、月夜見様の所です」
…ファ!?いきなりトップかよ!?
幻斗「どうしてそんな所に…」
永琳「実は、都の外で1人のニンゲンが暮らしていることは既に知られていたのです」
幻斗「…え、マジで?」
永琳「はい。そしていい機会なので月夜見様に会わせておこうかと」
幻斗「なるほどな…」
それにしても、ずっと気付かれてたとはな…
しばらく歩くと、俺達は大きな建物にたどり着いた。
「何者だ」
門番は尋ねる。
永琳「八意永琳です。お客さんを連れてきました」
「…入ってよし」
ガシャン…
門が開かれる。道の奥には階段が見える。
なんつーか、コレがゲームだったらセーブした方がいい雰囲気だな。
スタスタ…
道を進み階段を上がると、そこには大きめの部屋があり、玉座に神々しい雰囲気の女性が座っていた。
「お前が都の外で暮らす者か。名前は?」
幻斗「三雲幻斗です」
月夜見「幻斗か。私は月夜見、この都の都長だ…いくつか質問があるがいいかね?」
質問?…まぁ都の外に人がいたらそりゃ気になるだろうな。
幻斗「いいですよ「それとタメ口でいい」…分かった」
月夜見「まず最初の質問だ…お前はどこから来た?」
早速ヤバい質問が来たな。どうしたことか…転生したとバカ正直に答えたらヤバいだろうし…よし。
幻斗「遠方の地から来た」
月夜見「ふむ…(私たちはこの都から遠方に出たことがない。まぁありえることか…)次の質問だ。お前はニンゲンなのか?数十年前からいるようだが、老けている様子がない」
幻斗「一応ニンゲンだな。ワケあって不老長寿だが」
不死身なのかは死なないと分からないが、試す気は無いしな。
月夜見「やはりか…一応聞くが私たちと敵対する気は?」
幻斗「ない」
月夜見「そうか。(あったとしてもそう答えるハズがないだろうな)最後の質問だ…私と手合せしないかね?私は都のトップなだけあって、力には自信がある…だが慢心はいけないのでな、お前の力をみたい」
自信はあるが慢心はしない、いいリーダーのようだ。
幻斗「いいぞ」
月夜見「感謝する。では早速移動しよう」
ー移動ー
手合わせをする場所は…建物の地下だった。戦闘訓練をするための場所らしい。
俺は装備を付けて戦闘の準備をする。
幻斗「…よし」
刀、よし。鎧もよし。
ぶっちゃけ鎧は重いから素早く動く場合はない方がいいんだよな…軽量化の方法がないか後できいてみるか。
月夜見「準備はいいな?」
幻斗「ああ」
月夜見「では永琳、審判を頼む。時間は5分だ」
永琳「はい」
ギュン
全身と刀に霊力を纏わせる。
永琳「…始め!」
月夜見「……!」ザッ
ドッ!
月夜見がこちらに突撃してきた。
…人は見かけによらないんだな、弾幕で戦うタイプだと思ったが。
幻斗「ッ!」シャッ
キィン!
拳と刀がぶつかり合う。
月夜見「…小手調べでパンチをしたが、その必要はなさそうだな!」バッ
ドドドッ!
今度はラッシュかよ!
幻斗「ッ!」
ギッ、キィン!
月夜見の拳を1つ1つ止めていくが、正直きつい。動き速いなおい…!
幻斗「(そろそろ一発入れたいな!)…ハッ!」ギュン
バッ!
刀に霊力を纏わせながら月夜見から距離を取る。
そして強く踏み込み月夜見に刀を振りかぶる。
幻斗「斬ッ!」
月夜見「結界!」ピキッ!
キィン!
幻斗「チッ…」
結界を張れるのか…俺はまだ習得してないからな…
幻斗「(結界を割るか、範囲外にいくか…)…せいっ!」ドゴッ!
範囲外に出てもすぐ張られるのが目に見えてるので、結界を割ることにした。
月夜見「ほう、割ろうとするのか?させないぞ!」ギュン
シュバッ!
月夜見から結界越しに弾幕を撃たれる。
幻斗「(相殺するか)とうっ!」シュバッ
シュゥゥゥ…
弾幕を霊力弾で相殺し、再び結界を割ろうとする。
幻斗「うおらぁぁぁ!」ギュン!
ピキッ!
結界にヒビが入った…このままいけば割れる!
月夜見「(まずい、このままだと割られる…)フン」スッ
シュッ
幻斗「!?」ヨロッ
何故か月夜見は結界を解除し、俺は勢い余って体勢を崩した…まずい!
月夜見「フンッ!」バッ
…ドゴォ!
幻斗「ガハッ…!」ヒュン
バゴッ!
月夜見の拳が俺の腹に命中する。その衝撃で俺は数メートル先に吹っ飛んだ。
幻斗「ッ、凄いパワーだな…」
鬼達ぐらい…いや、鬼を超える力だ…!
月夜見「神力を纏わせて攻撃したから、攻撃力が上乗せされたのさ」
幻斗「へッ、だと思ったぜ…!」スクッ
起き上がり、攻撃の構えを取る。
幻斗「スゥ…」キッ
月夜見「(その構え、さては技だな?)…結界」ピキッ
…その結界、ぶっ壊して攻撃を当ててやる。
俺は足や腕、刀に霊力を集中させ…
幻斗「……!」ドッ!
超スピードで月夜見に突っ込んだ。
月夜見「な…(速い!)」
幻斗「三雲斬り!」ズバッ
…パリィン!
結界は割れ…
ザシュッ!
月夜見「グゥッ…!」
月夜見に大ダメージを与えた。
幻斗「…どうだ?」
月夜見「ッ…いい技だな」
ピーッ、ピーッ…
その時、アラームが鳴った。
永琳「…5分が経ちました。結果は引き分けとします」
どうやら時間切れのようだ。それにしても…やっぱり俺はまだまだだな。
月夜見「いい勝負だった、幻斗よ」
永琳「月夜見様の結界を割るとは、中々の力を持っていますね」
幻斗「まぁな…月夜見もありがとな、おかげで向上心ができた」
月夜見「それはよかった」
その後俺はお土産として強化ダイヤモンドを月夜見に渡し、お礼として結界の張り方を教えて貰った。
戦闘描写のクオリティはスミマセン。
次回もよろしくおねがいします。