前世ゲーマーだったヤツが東方の世界にログインしました 作:Lcrcl (エルマル)
やっぱり初対面って大事だと思うんですよね。
side三雲幻斗
幻斗「うーん…」
俺は悩んでいる、モーレツに。
輝夜と妹紅をどうやって会わせるかを。
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輝夜の所に訪問した夜のこと、俺は月夜見から貰った情報を一通り伝えた。
輝夜「ふーん…じゃあ1ヶ月で帰れるの?流刑にしてはショボい気がするわね」
そう、輝夜の流刑は精々半年程度…そして既に5ヶ月地球にいたらしい。つまり月夜見に頼まれて夢幻の里を出た1週間前の時点で既に刑期をほとんど終えている。
…その間に竹取の翁に会って、その美貌で一躍有名になって、平安京に住むようになって…マジでテンポ速くないか?竹取物語作れるのかコレ?
芳香「確かに」
幻斗「おいそこ、共感するな…ちゃんと理由があるんだよ。まず、お前が飲んじゃった薬はほぼ完成とはいえ試作品の一部だけだった、だから大した被害は無かったという事で刑は軽めらしいぞ?」
じゃあそんなショボいなら何で刑に処したのかは…謎だな、うん。
輝夜「なるほど。でも、せっかくココに来たんだし友達の1人2人は作りたいわね…幻斗さん、紹介できそうな子とかいる?」
幻斗「紹介ってお前、俺を誰だと思ってるんだ…?」
輝夜「女を2人連れて女に会いにきてるハーレム系浮気者?」どーん
ファッ!?
幻斗「WHY THE F*CK WOULD I DO THAT !?」
(訳:俺がそんな事するかよ!?)
思わず英語(ちょっとできる程度)が出てしまう。無論、輝夜は英語なんて多分まだ存在しないものを知ってるハズもないので…
輝夜「……もしかして、怒ってる?」
当たり前だが理解していない。
幻斗「はぁ…俺は月夜見一途だ。浮気なんてしないし、朱美は俺の部下だ」
朱美「………///(私は幻斗様のことそういう意味でも大好きですけどね♪)」
幻斗「…それで紹介の件だが、一応1人いる。お前が追い返した藤原さんの娘だ」
輝夜「藤原?ああ、玉の枝の…娘さんは何歳なの?」
幻斗「十何歳ぐらいだ。お前とは仲良くなれると思う」
原作では敵というか殺し愛をする仲だがな。
輝夜「ふーん…じゃあ明日連れてきてよ」
芳香「明日!?」
輝夜「会えるなら早い方がいいじゃん?」
確かにそうではある。
幻斗「じゃあアポとるから、その時よろしくな」
輝夜「オッケー♪」
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…とりあえず、藤原さんに事情を説明した。
藤原「私の目的に気付いていたとはね…くぅ…」
藤原さんはかなり気分が悪いようだ。一応俺の前世知識や身につけた技術を使って病状を抑えられているが、所詮延命にしかならないだろう。
幻斗「妹紅に説明した方がいいと思うんですが…」
藤原「…すまないね、君まで巻き込んで。でも妹紅に私の病状を伝えるのはもう少し後にしてくれないかい?」
幻斗「ッ…分かりました」
俺ならエネルギーとか与えて藤原さんの病気を無理矢理治すこともできた…前にそれを説明したが、拒否された。
自分のような老人が生きてても意味はないとのことだ。
藤原「かぐや姫の件だが…妹紅を会わせてやってくれ。姫が会いたいと言うなら尚更、ね」
こうして俺は藤原さんから承認を受けた。
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その次の日。
屋敷の門番に追い返されかけたが、アポを取ってると伝えると通してくれた。…もちろん「アポ」と直接言ったワケじゃないぞ?
妹紅「貴女がかぐや姫?」
輝夜「そうよ。私は蓬莱山輝夜、よろしくね?」
妹紅「私は藤原妹紅、よろしく!」
わいわい
幻斗「………フッ」
仲良くできそうで良かった。
原作でもこうして会えたのなら、敵対せずに済んだのか?
…前提から違うこの世界だし、考えない方がいいんだろうな。
かぐや姫編は後数話で終わらせるつもりです。
次回もよろしくおねがいします。