前世ゲーマーだったヤツが東方の世界にログインしました   作:Lcrcl (エルマル)

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古代の都編最終回。


移住と防衛

side三雲幻斗

 

『レベル101 次のレベルまであと13万1647』

 

月への移住計画は着実に進み、約20年経つ頃には移住用のロケットや転送装置が完成していた。ロケットは人々の移住、転送装置は物品の移動に使うらしい。

今日は俺とルーミアが都に来て月夜見と話している。

 

ルーミア「…月夜見」

 

月夜見「どうしたんだ、ルーミアよ?」

 

ルーミア「この辺りに妖怪が集まり始めてるの」

 

幻斗「…そういえば集まってたな。もしかして都を襲撃するつもりなのか?」

 

ルーミア「恐らくそう」

 

そうか…

 

月夜見「ふむ…襲撃の目的は恐らく技術を盗むことと移住を邪魔することだろうな」

 

幻斗「かもな…」

 

前世で呼んでた二次創作で、そういう展開がよくあったな…

 

ルーミア「どう対策するの?」

 

月夜見「技術を盗む方は、移住完了した直後に都を跡形もなく消し飛ばすつもりだから問題ない」

 

幻斗「何を使うんだ?」

 

月夜見「コイツだ」ピッ

 

月夜見は映像を見せてくる。

実験結果によると半径5キロは跡形もなく爆発するらしい。

都の大きさが確か半径15キロの円形だから…4、5個あれば範囲全体をカバーできるな。

…でも1つ気になる。

 

幻斗「一体どこで実験したんだ?」

 

月夜見「結構離れた場所でやったぞ?確かココから50キロぐらい離れた場所だ。見るとかなり驚くだろうな」

 

幻斗「ふーん…んで、問題の邪魔はどうやって止めるんだ?」

 

月夜見「…………」じっ

 

…ん?こっちを見て喋らなくなったぞ?

 

幻斗「…まさか」

 

月夜見「…お前に頼めないか?」

 

幻斗「予想はしたが…なんでだ?一応転送装置は人も転送できるんだろ?しかもみんなが移住する前に予め数人が月に行って転送先を設置するようだし、大丈夫なんじゃないか?」

 

月夜見「一応その手も考えた。だが…そうすると爆破が問題になるのだ。爆弾は時限式だし、転送装置が転送中に爆破でもしたら…」

 

幻斗「はぁ…分かった。俺が妖怪達を阻止してやるよ。…ただし」

 

月夜見「?」

 

幻斗「お前とは今後も関わりたいからな…転送装置を家に設置してくれ」

 

月夜見「…フッ。そんな事、私が自ら設置するさ。お前は私にとって初めての友達だからな」

 

幻斗「…そうか」

 

ルーミア「…むぅ、私の事も忘れないで」

 

月夜見「すまない、お前も友達だぞルーミア」

 

こうして俺とルーミアは都の移住を邪魔する妖怪達を阻止することになった。

 

ー----

ー---

ー--

ー-

 

作戦はこうだ。

最初から俺とルーミアは妖怪達を足止めし、その間に都の人々はロケットに乗り移住する。

そして爆弾が爆発する1分前ぐらいに簡易転移装置ことエンダーパールでその場から離れる。…エンダーパールはただのニックネーム、実際はガラスの玉に転移装置が組み込まれてるだけの代物だ。効果は同じだが。

 

カチッ

 

月夜見「…よし。転送装置の設置が完了したぞ」

 

幻斗「おっ、ありがとな」

 

月夜見「…幻斗」じっ

 

幻斗「?」

 

月夜見はこちらをじっと見つめている。

 

月夜見「お前とルーミアは……絶対死ぬなよ?」

 

幻斗「…フッ、もちろんだ。じゃないと二度と会えないからな」

 

ガシッ

 

俺達は握手をした。

…絶対、守ってやるよ。

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

そして…移住する日が来た。

月夜見や永琳に別れを告げた俺はルーミアと一緒に都の外で待ち構えている。

 

ルーミア「……来た!」

 

ドドドッ…!

 

百、千…数万にもなる妖怪の大軍が押し寄せてきた。

 

「…おう?迎え撃つのは2人だけかぁ?」

 

「お頭、こんなヤツらすぐに蹴散らしちゃいませぃ!」

 

「だな。やれお前ら!」

 

『うおおおおおっ!』

 

幻斗「…行くぞルーミア!」キッ

 

ルーミア「…うん!」ゴォッ

 

俺達の防衛戦が、始まった…。

 

side月夜見

 

永琳「月夜見様、ロケットに…月夜見様?」

 

月夜見「………」

 

私をは都の入り口…幻斗とルーミアがいる方向をみていた。

 

月夜見「永琳よ、2人にはまた会えると思うか?」

 

永琳「…会えると思いますよ?それこそ月夜見様が1番知っているのではないでしょうか?」

 

月夜見「…フッ、そうだな」

 

また会おう…友よ。

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

side三雲幻斗

 

幻斗「ハァ、ハァ…!」

 

ルーミア「多すぎる、のだ…!」

 

俺達は次々と妖怪を倒していたが数十分して息が上がっていた。全員瞬殺しているがやはり数が多すぎる!

 

「そろそろバテてきたようだな!」

 

「死ねえっ!」バッ

 

幻斗「ていっ!」ズバッ

 

「グォッ…」バタン

 

…だが、やりようはある。

 

『レベル101 次のレベルまであと4774』

 

後何体か妖怪を倒せば、レベルアップして強くなれる…コレに賭けるしかない!

 

幻斗「ルーミア、下がっててくれ!」

 

ルーミア「ッ、何を?」

 

幻斗「考えがあるんだ…ハッ!」ギュン

 

刀…ではなく手に霊力を集中させる。

 

「んなボロボロの状態で技を使うつもりか?バカめ!」ドッ

 

幻斗「くらえ…ブルーインパクト!」

 

…バゴォ!

 

「なっ…グワァ!」

 

『ギャァァァ!』

 

一定範囲を攻撃し妖怪を一気に蹴散らす。

 

幻斗「…グゥッ!」ドサッ

 

ルーミア「幻斗!」

 

ルーミアが駆け寄ってきた。流石に無理したしな…

 

幻斗「だい、じゅうぶだ…コレで…!」

 

ルーミア「何が大丈夫なのよ!無理して技を…!」

 

『レベルアップ! 101→102 体力の上限が解放された! 次のレベルまであと106万1208』

 

…!

 

幻斗「よっしゃぁっ!」ドッ

 

ルーミア「うわっ!?」ドサッ

 

「…なんだ?いきなりピンピンしだしたぞ?」

 

「頭がおかしくなったのか?」

 

幻斗「ルーミア、心配させてスマンな。さっき丁度レベルアップしたんだ」

 

ルーミア「…そうだったのね。でももう無理しないでよ?」

 

幻斗「ああ…」ギュン

 

「まぁいい…いくぞお前ら!」

 

『おらぁぁぁ!』ドドド

 

ー数分後ー

 

体力が回復してから再び無双を始めた俺達だったが…妖怪に囲まれた。

 

「くひひ…もう逃げられないぜ?」

 

…その時だった。

 

ピッ…

 

電子音が辺りに鳴り響く。

 

「あ?」

 

「…なんだぁ今の?」

 

ピッ、ピッ…

 

「また鳴ったぞ!」

 

「どこから来てんだ?」

 

…もうすぐか。

 

幻斗「ルーミア、準備はいいか」

 

ルーミア「うん」

 

2人『とうっ!!』ヒュン

 

「なっ、飛んだだと!?」

 

この時代の妖怪達は鳥の妖怪以外飛べないのが当たり前だからな…追ってはいないようだ。

 

ルーミア「よっ」ドサッ

 

ルーミアは俺の背中におぶさる。

 

幻斗「よし…うおりゃぁっ!」

 

俺達の家の方向にエンダーパールを思いっきり投げる。

 

…シュバッ!

 

すると俺達はエンダーパールを投げた方向…さっきまで戦っていた所からだいぶ離れた場所に転移した。

 

…そして。

 

ドガァァァァン…!

 

俺達の背後で、都は大爆発を起こした。

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

次は恐らく諏訪大戦辺りになるんだろうが、多分数万年後だろうな。原作と違って今は現代の数十万年前だし、間の期間が広いものは狭くされてる可能性がある。

それまでは…そうだな。

 

幻斗「ゆっくりするか」

 

ルーミア「そうだね〜」




ブルーインパクト
手に霊力を集中させ放つ波動系の技。名前は幻斗の霊力が青いからである。

…ってことで、古代の都編終了です。
永琳がほとんど出ませんでしたね(汗)
かぐや姫編でもうちょっと活躍させたいです。

次回もよろしくおねがいします。
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