前世ゲーマーだったヤツが東方の世界にログインしました   作:Lcrcl (エルマル)

53 / 69
溶けたモチベが気温の低下で再結晶しました。今回から最低でも西行妖編完結まで毎週投稿します。


法ーりー師っと

side三雲幻斗

 

「アレは…!」

 

『………』

 

幽々子に似た服装から察して、ほぼ間違いなく西行法師だな。

 

「お父、さんっ!」

 

「(…確定だな)アレは恐らく幻影か何かなんだろうが、紫は何か知ってるか?」

 

「いや、何も…こんな現象初めてだわ」

 

「法師様…」

 

西行法師はハイライトの無い瞳でこちらを見つめ、口を開く。

 

 

 

『───私の娘をよこせ』

 

 

 

「っ!?」

 

直接脳内に法師の声が響く。

 

『こちらに来たがっているだろう?何故無理に引き留める』

 

「そうよ!お父さんの所に行かせてっ!」ぐぐっ

 

法師の発言に強い共感を示し暴れだす幽々子…その間に俺は西行法師の霊力感知を試みた。

 

「…なぁ紫、お前も気付いてるか?」

 

「えぇ…西行法師のあの幻影…」

 

『アレは偽物」

 

「……ぇっ?」

 

「どういうことです?」

 

俺達の発言に幽々子とついでに妹紅も困惑するが、理由は単純だ。

 

「自殺者を取り込む妖怪桜が出す幻影だぞ?本物を出すワケないだろ」

 

「出すとしてもう少し感知する妖力が強いハズよ」

 

「なるほど…」

 

西行法師が自殺した理由は教えられなかったから分からないが、少なくとも周りを巻き込もうとは思ってないハズだしな。そのつもりなら自殺する際に幽々子も巻き込んでるだろうし。

 

『…想定よりバレるのが早かったな。如何にも、私はただ西行法師の姿をしたこの桜の意志だ』

 

やっぱりか。

 

「すぐ種明かしするとはな。隠し玉でも持ってるのか?」

 

『そんなものはない。だが…私はまだ本気を出してなかった、と言ったら?』

 

「何…──ッ!?」

 

 

ゴォッッ!

 

 

木が薄紫色に光りだし、背筋がひやりとした。

 

「死の気配が強まった!?」

 

「ぬぅ、コレは…!」

 

先程まで死の気配に耐え切れていた妖忌の顔色が悪くなる。

 

「妹紅は「大丈夫!」…そりゃありがたい──幽々子?」

 

「………」ガクッ

 

俯いたまま動かないな…気絶して──

 

「うぉっ!?」ぐぃっ

 

気絶しても抵抗してるな、妖忌が気絶しても意味はないって言ってたのも納得だぜ…!

 

「紫!妖忌と幽々子を夢幻の里にぶち込め!」

 

「分かったわ!」スッ

 

シュッ

 

…さて。

 

「おい西行妖、お前に2つの選択肢をやる」

 

『…言ってみろ』

 

「そのクソ濃密な死の気配を引っ込めるか、俺達に伐採されるk『舐めるな!』…聞く必要もないか」スタッ

 

スキマから出て、西行妖と相対する。続いて紫と妹紅も背後に俺の立った。

 

『貴様らのそのタマシイ、さぞ強大な力を秘めている事だろう…私にそれを寄越してもらうぞ!』

 

「へっ、その前にテメェを消し炭にしてやるよ!」

 

コイツの木材で家でも建ててやるぜ!




Q.幻影なのに本物って何?
A.吸収した西行法師の魂を具現化した場合、本物。

次回もよろしくおねがいします。

月面戦争編で出してほしいキャラ

  • 幻斗の弟(採用した場合投稿が遅れます)
  • MIXTALEから
  • MULAストーリーから
  • コラボ?(できるかはさておき)
  • 新キャラ
  • その他
  • 結果だけ見る
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。