前世ゲーマーだったヤツが東方の世界にログインしました   作:Lcrcl (エルマル)

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今回から土曜週一投稿に戻して、命蓮寺編と少しまで書いたら一旦投稿を止めます。
幻斗の弟達の小説を書きたいんですよね…その辺を揃えたいです。


封印されし尼僧

side三雲幻斗

 

映姫の訪問から時間が飛び、12世紀。そろそろ平氏と源氏が激突しそうな時代になった。

平安と鎌倉の間らへんで起きる出来事と言えば、聖白蓮の封印。つい最近その情報を入手した時、俺は案の定少し責任を感じてしまっていた。

…俺が行動しなくても一応原作通り星蓮船が始まると思うが、スタンスを変えるつもりはない。

 

「お前と近い思想を持ってる尼僧だな」

 

「そうだな、まぁ俺にとって人妖魔神が平等ってワケじゃないが」

 

それぞれの種族、人物に一長一短も差もあるけど、生物として当たり前だし、個性的でいいじゃないか…ってのが俺の考えだ。

 

「それで彼女を助けたいと?」

 

「あぁ、幸い彼女の部下というか弟子は里の郊外にいるらしいな」

 

元々寺だったものを船にしたらしいが、陰陽師どもが白蓮を封印する際に損傷してしまったらしい。現在ソレを修理中とのことだ。

 

「早速行って話をしてみるよ」

 

「行ってらっしゃい。晩飯までには帰ってきな」

 

「おう」

 

ガチャッ

 

 

 

 

 

「………法界、だったか。アレは確か魔界を経由するのではなかったか?だとしたら少し……マズいな、ヤツがいる。幻斗なら大丈夫だと思うが…」

 

ーーーーー

 

ーーーー

 

ーーー

 

ーー

 

 

町を抜けて、里の郊外に向かう。途中で妖精や妖怪、人間のじゃれ合い(手合わせ)にも遭遇するが、互いが心底楽しそうにやっている。平和だな。

 

「アレだな…お?」

 

船を改修してるって聞いたんだが…何故か寺の土台が出来上がっていた。

近付いてみるとネズミの耳を持った妖怪に話しかけられる。

 

「む?…君は確か、里の長だったか?」

 

「長は俺じゃなくて天也だが、里の神ではあるな」

 

「神、か。通りでその神力を…(毘沙門天様以上の力だ、コイツは…!)」

 

俺が一応神である事を察した妖怪…ナズーリンは冷や汗を流す。いや別に威圧はしてないんだがな?

 

「それで、そんな里の神が私らに何の用だい?」

 

「単刀直入に言うぞ……聖白蓮を解放したい」

 

「…何?」

 

何言ってんだコイツ、と言いたげな顔をするナズーリン。そんな顔されても困る。

どう説明しようかと悩んでると、工事現場の方から2人やって来た…いや正確には3人だな。船幽霊と、入道使いと、元見こし入道。

 

「ナズーリン、誰と喋ってるのーって、えぇ!?三雲幻斗!?」

 

「どうしてココに…もしかして、私達を追い出しに来たんじゃ…!」

 

「そんな事しないから大丈夫だ。むしろお前らの師匠を助けに行こうと思ってる」

 

『…へっ?』

 

またしても何言ってんだコイツ、と言いたげな顔で見られる。またかよ。

 

「だって、姐さんを助けるっていきなり言われても怪しさ満点だし…」

 

「聖をダシに私達にとんでもない事をさせるつもりじゃないの?」

 

「…!」こくっ

 

船幽霊の村紗水蜜と入道使いの雲居一輪がそう言うと、入道の雲山がそうだそうだと頷く。足し蟹、盲点だったな。怪しさしかない。

 

「ソレはだな…」

 

この後一先ずそれっぽい理由を並べ、説得には成功したのだった。




月夜見の言うヤツとは一体…?

次回もよろしくおねがいします。

月面戦争編で出してほしいキャラ

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