前世ゲーマーだったヤツが東方の世界にログインしました 作:Lcrcl (エルマル)
side寅丸星
しばらく法界の中を歩くと、やがて広い空間に辿り着いた。そしてその中心に…胡坐をかいて瞑想している、あの人がいた。
「聖…!」
「?」パッ
『聖~!』
「え?…ちょっ!?」
ギュゥゥゥ
皆一斉に聖へと駆け寄り、抱きしめた。本人は何が何だか分かってないようだった。
「村紗、一輪、星…どうしてココに?」
「貴女が言った通り、夢幻の里の主に頼みまして」
「…なるほど、彼ですか。この法界の構造上恐らく外で待っているのでしょう?」
「そうですけど…何故分かったんです?」
「本来なら貴女たちが来ただけでは、私は出られないのです…その程度で出られると法界が法界である意味を成さないので」
「封印の構造、という事かい?」
「えぇ、その認識が正しいでしょう。…とにかく、彼にはお礼をしたいですね」
「じゃあ行きましょう、聖!」
「ふふっ…はい」
ーーー
入口で聖が弾かれると思っていたが、既にそこは対処されていたようで一緒に出ることができた…しかし、その向こう側は予想外の光景だった。
「疑似ガスターブラスター」
「デビルバスター!」
ズドォォン!
法界の門のある部屋ではなく開けた空間で、しかも見たことのない神社が建っていた。そこで三雲幻斗さんと神綺…様が戦っていた。
「ど、何処ですかココは!?」
「…あら?戻って来たのね」スタッ
「神綺様?」
私達に気付いた神綺…様が下りてくる。
「無事解放されたようね。危うく貴女が出れるように弄るの、忘れそうになってたわ」
「そこは忘れないで欲しいですね…」
聖が何処か慣れたような表情をしているが、まさか前にも似たような事があったのですかね?そんな事を考えていると、幻斗さんがこちらに来た。
「お前が聖白蓮か。俺は三雲幻斗、よろしくな」
「えぇ、よろしくお願いいたします…幻斗さん。私を解放して下さり、本当にありがとうございます」
「頭は下げなくていい、俺がやりたかった事をやっただけだしな」
「そうですか、でもどうお礼すれば…」
「あー…思いついたら頼むでいいか?」
「?良いですが…」
「………」
そろそろこの光景について説明をしてほしいのですが…
「あ、忘れてた。神綺、解除しろ」
「え?…あ、うん」
シュッ
一瞬で風景が元の部屋に戻る。一体どんな魔術を…?
「恐らく神眼解放を使ったのでしょう」
「良く分かったな。もしや神綺のを見たのか?」
「えぇ。どうも一定以上の力を持つ強者だけが使える空間魔法だと」
そんなものがあるんですね。
「ところで、拠点はどうするの?姐さんの指示通り船の素材は寺の建築に使ってるけど」
「もう建てているんですか?早いですね…幻斗さん、もしかして何か手を回して…」
「特にしてないぞ。コイツらが里に来てると知ったのも今日だしな…特に悪事を働いてないなら俺は基本的に放任主義だ」
「なるほど…」
「お前らは間違いなく穏健派だろうし、今後も里で暮らしていいぜ。仏教の教えを説くのも特に問題はない」
「良いんですか、何から何まで…」
「いいんだ」
ココまで来ると、少しお人よしが過ぎる気がしますね?
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
side三雲幻斗
聖も無事救出されたので、俺達は魔界から夢幻の里に戻って来た。寺(工事中)で聖たちとは別れ、俺も
んだが、約一名余計なヤツもついてきた。
「なんでお前も来てんだよ、神綺」
「えへへ、来ちゃった♡」
「帰れ」
魔界神としての仕事はどうした。
「え~っ、私だって月夜見と同じように幻斗くんと一緒に過ごしたいのに」
「月夜見は妻だから一緒に過ごすのは当然だろうがッ!」
「その通りだ…私の愛夫に何をしている、神綺」
ちょうど店から出て買い物袋を持った月夜見がいた…あ、青筋立ってる…怖っ。
「月夜見」
「…何だ、言い訳か?内容次第では貴様を宇宙の彼方までブチ飛ばすぞ」パキポキ
袋を地面に置き、月夜見は骨を鳴らす。ヤバいヤバい…今の内に距離取るか。
「二番目の席って、空いてるかな?」
「フン…そんなもの」
ヴォン
「初めからないッ!」
一瞬で拳が神綺の顔面に突き刺さり、次の瞬間彼女の姿はなかった。
「…ふぅ、スッキリした。帰るぞ幻斗」
「あ、あぁ…」
俺の奥さん、怖ぇぇ…!
ーーー
「」←地面に突き刺さる神綺
「ど、どうしてこんな所に魔界神が…?」←ソレを見て困惑する天照
※ちなみにココは神界である。
月夜見のパンチは空間をも超える。奥さんを怒らせてはいけないってハッキリ分かんだね。
次回もよろしくおねがいします。
月面戦争編で出してほしいキャラ
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幻斗の弟(採用した場合投稿が遅れます)
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コラボ?(できるかはさておき)
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