前世ゲーマーだったヤツが東方の世界にログインしました   作:Lcrcl (エルマル)

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一旦、ココまで時系列は決めてます。
今→諏訪大戦→聖徳太子→かぐや姫→西行妖→命蓮寺→第一次月面戦争


都と村の貿易

side三雲幻斗

 

『レベル103 次のレベルまで18万4792』

 

村ができてから10年が経ち、規模は段々大きくなっていた。そんなある日、村長である天也が家に訪ねてきた。

 

天也「幻斗さん、ココから少し離れた所に大きな窪みがあったんですが…」

 

幻斗「窪み?」

 

天也「はい、まるで大きな爆発が起こった後のような」

 

幻斗「…ああ、ソレか。都、って知ってるか?」

 

天也「都?私達と比べると天と地の差ほどの文明を誇る、あの都ですか?」

 

えっ、都ってそんな風に言われてたの?初めて知った。

 

幻斗「その都であってる。実はな…」

 

俺はあの窪み…クレーターがどうやって発生したかを教えた。一通り話し終えると、天也は目をキラキラさせていた。

 

天也「おお…!」キラキラ

 

幻斗「…どうした?」

 

天也「まさか幻斗さんが都長と友達だったとは!感激です!」キラキラ

 

…何かお前俺のガチファンみたいになってね?

 

天也「しかもあの転送装置が都の技術で作られたモノだったとは…あっ、ところで今でも連絡を取っているんですよね?」

 

幻斗「まぁな。都が月に遷都してから15年程経っているが、どうやら復旧作業は完全に終わったらしい」

 

天也「へぇ~」

 

その後も天也が質問しまくってきたので、終わった頃には日が暮れていた。特訓場であの仲良しコンビを鍛えたかったのに解せぬ…

 

ー数時間後ー

 

ウィィィン…ゴトゴトッ!

 

幻斗「ん?…ファ!?」

 

ちょうど夕食の片付けが終わったところで転送装置から手紙…と大量のエンダライトが送り込まれた。

 

幻斗「なんだこの量!?読むか…」

 

幻斗達へ

私達月の都はお前達の村と貿易をすることにした。これからこの量のエンダライトを毎月を送ることにした。代わりに強化鉄や強化ダイヤを送ってくれないか?これは貿易だからな、対等でないと困る。貿易用で別の転送装置が欲しければ言ってくれ、それではな。

 

…おう。

 

幻斗「貿易か…」

 

それで機械を送らない辺りちゃんとしてるな…ふむ。

 

幻斗「村のヤツらに言わないとな」

 

ー----

ー---

ー--

ー-

 

次の日、俺は仲良しコンビを鍛え終えた後村人達を招集した。

 

天也「幻斗さん、一体どういった要件で招集を?」

 

幻斗「今回お前らを呼んだのは…コイツを提供したかったからだ」スッ

 

俺が出したのは…エンダライトの鉱石。

 

「…見たことのない鉱石ですね」

 

幻斗「そりゃそうだ。コイツはエンダライト、月で取れる鉱物だ」

 

「何と!?」

 

ざわざわ

 

幻斗「採掘隊、前に出てくれ」

 

『はい!』ザッ

 

採掘隊が前に出ると、俺は鉱石を渡した。

 

「…!凄く軽い…!」

 

「金属なのにこの軽さですか…!」

 

幻斗「エンダライトは軽い上にネザライトと同等の硬さだから農具や武器の軽量化が図れる。しかも強化エンダライトにすればさらにパワーアップだ」

 

「ソレは便利ですね!」

 

「しかし、何故月の代物を幻斗さんが?」

 

ざわざわ

 

幻斗「俺が月の都の都長、月夜見と友達なのは知ってるだろ?昨日アイツが『貿易しよう』って言ってきてな、イイ考えだと思ったワケだ」

 

「なるほど…」

 

天也「…ん?ちょっと待ってください。貿易ってことは私達からも何かを送らなければならないんですよね?」

 

幻斗「おっ、よく気付いたな。送るものは強化鉄や強化ダイヤだ」

 

「あっ、強化素材か」

 

「なら俺達でもできるな」

 

幻斗「素材自体は今前にいる採掘隊に集めさせる、それが仕事だからな。それで強化だが…」じっ

 

「?」

 

俺がじっと見ているのは…妖精達だ。妖精の一部は村に住むようになったのだ。

 

幻斗「自然の権化である妖精達に頼みたい。給料として…そうだな、おやつはどうだ?」

 

妖精達『やる!!』

 

大妖精「あはは…」

 

…実に扱いやすいな。

 

幻斗「エンダライトが送り込まれる転送装置は後日村の指定場所に置くつもりだ。その時から貿易は始まるからよろしくな」

 

『はい!』

 

うん、いい返事だ。

 

ー数日後ー

 

そして貿易が始まった。

転送装置は倉庫の近くに置き、送られたらすぐ収納できるようにした。

 

シュッ

 

「うわっ、一気に来た!」

 

「こうやって来るんですか!?」

 

幻斗「おう、毎月こうやって来るぞ」

 

「えっと、どうやって強化素材を送りこむんですか?」

 

幻斗「素材を装置のココに置いてから、このボタンを押せ」

 

「了解です!」ポチッ

 

シュッ

 

幻斗「これからは毎月コレを繰り返す。量の増減とか必要だったら教えてくれ」

 

「はい!」

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

『レベル110 次のレベルまであと130万1728』

 

…あれから100年経った。

強化エンダライトも作れたし、貿易業は繁盛している。そして村とその一帯はこう呼ばれるようになった…『夢幻の里』と。

幻想郷と似たような響きの名前だが、俺はこれを結構気に入っている。

…そんなある日。

 

大妖精「幻斗くん、凄いものを見つけたよ!」ビュン

 

大妖精が少し焦ったような嬉しいような表情で訪ねてきた。どうやら洞窟の奥深くにある竜脈に何かがあるらしい。

 

幻斗「…行ってみるか」

 

しかし俺はこの時知らなかった。

大妖精が見つけたものが究極の暇つぶしになることを。




天也の一人称が『私』だと書いてて気付いた(笑)

豆知識:幻斗はドラゴンボールのかめはめ波を元にしてブルーインパクトを作った。

次回もよろしくおねがいします。
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